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フジTV「とくダネ!」”幻が見える認知症”番組の全内容掲載

2014年4月1日フジテレビ「とくダネ!」でレビー小体型認知症について放送。

番組予告記事を書き直し、番組内容の全てを一番下に書き足しました

gatten.jpg
2013年放送「ためしてガッテン」レビー小体型認知症特集の一場面。→番組関連リンク集

両番組共「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国ネットワークの家族会)が取材協力しています。私も情報提供しました。(→その他の家族会や相談窓口


レビー小体型でも幻覚のまったくないもいらっしゃいます
        アルツハイマー型の幻視(幻覚)との違いはこちら
       (追記:幻視があっても気づかない理由をコメント欄に書きました。)

番組中の介護職員研修会講師の言葉「レビー小体型認知症は医師選びで人生が変わる」。
理由:誤診や誤った治療(通常量の認知症薬パーキンソン治療薬抗精神病薬)で劇的に悪化するという特徴(薬剤過敏性がレビー小体型にはあるからです。

幻が見える」こと以上に深刻な症状は、他にもたくさんあります。下のリンク集を!
…………………………………………………………………………………………………………

    この病気は、圧倒的多数の患者が、正しく診断されていません
      (この病気の発見者で番組に出演の小阪憲司著「第二の認知症」P.206)
 
 <こんな病気に誤診されやすい!>(誤診されやすい理由

アルツハイマー型認知症/うつ病/統合失調症/老年期精神病/進行性核上性麻痺
大脳皮質基底核変性症/前頭側頭型認知症(ピック病)

パーキンソン病もだが、厳密な意味では誤診とは言えない。
理由)(「第二の認知症」P.120〜121)
自律神経症状から始まり、シャイ・ドレーガー症候群と診断される例も少なくない。
(小阪憲司・羽田野政治著「レビー小体型認知症の介護がわかるガイドブック」P.67)


    < わかる!助かる! リンク集 >

レビーかも?!  3種類のチックリストで確認 →こちら(小阪医師作成リスト他)

薬の副作用悪化している方多数! →「危険な薬一覧」全ての高齢者にリスク!

★レビー小体型の症状が正確に描かれたほのぼの漫画シリーズこちら

幻覚”本人”はどう感じているのか?(当事者体験談こちら

症状と気づかず混乱している家族多!多様な症状 →こちら (家族会のサイト)
(失神、体温調節困難、原因なく痛がる等、知らないと危険な症状も!)

★レビー小体型と気づかないと起こる特有の悲劇こちら(関連記事に病院選びも)

★4大認知症別 とても分かりやすく、すぐに役に立つ解説動画 →こちら

★知識ゼロの方でも速習できるレビー小体型講座 →「こちら(家族会サイト)

★レビーと生きる方、介護家族の体験記 多数 →こちら (家族会サイト)  

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「とくダネ!」の一場面。実際には合併型も多い→根拠

     ここから番組の全内容です(時間の流れ通りに再現)


75歳男性の自宅での映像。床から水が出てくると言う。床を踏みつけ「殺したから」。

認知症の内訳。アルツハイマー型認知症は、50%。
次に多い20%が、レビー小体型認知症。90万人が患っていると推定される
実際にないものが見えること(幻視)が特徴
(小阪憲司医師)

介護家族2人が、幻視に関する体験談を語る。
部屋の隅にうずくまり「兵隊さんが来た」、入院中「牛が天井から落ちて来た」と言う。
今日15人位居るけど、おかず足りる?」と言う。


4年前発症した村松さん(75歳)の日常生活の映像。何かが見えている様子。
机の上を強くこする。こたつ布団を爪で強くつまんで割いてしまう。
誰もいない所に、会話をするかのように話し掛ける。「重いぞ〜、それは」
妻「誰か居たんですか?」村松さん「男の子だ、もちろん

夜中、布団から起き出し、クローゼットの中を見つめる村松さん。

妻「寝たなと思ってると急に立ち上がったり、”誰か居る!来るか!”と喧嘩を始める。
止めるとその相手と間違って襲ってくる。そういうときは逃げるしかない。そのうち落ち着く」(注byしば:レム睡眠行動障害かと思います)

幻視は、夕方から夜にかけて見えやすいという。詳しい原因はわかっていない。

レビー小体型には、認知症のイメージからは、遠い特徴がある。(体験談

77歳の女性。4年前に幻視が始まった。幻聴(歌など)もある。
旗、ねずみ、、サムライ、子供などが次々と見え、その度に夫に「居る」と訴える。
しかし幻視を幻視と自覚している。本人の言葉。

「”バカみたい”と言われ、考えてみればおかしいと思うけど、しょうがないね。
”そんなものあるわけない”って。・・やっぱりそうかなと思う。早く治らないかな」

アルツハイマー型は、記憶を司る脳の海馬が萎縮し、そのために物忘れが出る。
レビー小体型では、海馬ではなく、主に視覚を司る後頭葉に異常が生じる。
そのため初期から中期には記憶や理解力がしっかりしており、幻視を自覚している
ケースが多い
という。

50代の若年性レビー小体型認知症の女性の言葉。

ものすごくリアルに見えるんです。
自分では、わからないんですね。それが本物かどうかというのは・・。
判断力も理性も、すべてなくなったって見られる部分は、凄くあると思います。
でも考える力は、落ちていないんです。」(→若年性レビー小体型認知症幻覚体験談

今、介護士たちは、この病気についての勉強会を各地で開いている。
岐阜県グループホーム協議会職員キャリアアップ研修会の映像。
そこでレビー小体型の父親の介護について講演した加畑裕美子さんの言葉。

「先生方にとにかく勉強してもらいたい。出会う医師で人生変わっちゃうんですよね。
家族も勉強してないから、知らないと諦めてしまう
でもレビーは、薬剤の微調整適切なケアがあれば、穏やかな時間を絶対作れるので」

レビー小体型認知症は、脳の萎縮が少なく診断が難しい。
医師によって誤った薬を処方されることもあるという。
まずは、正しく知ること。それが自分を、家族を守る第一歩のようだ。

90万人が患っていると言われているが、きちんと診断されていない
レビー小体(不要なたんぱく質)は、CTやMRIなどには写らない
脳の萎縮もないので、医師でも診断が、非常に難しい。(詳しい情報
そのため誤診が多く、苦しんでいる本人、ご家族がたくさんいる。体験談集

「お嫁さんが(財布を)盗った」というのは、アルツハイマー型認知症の特徴。
「(そこに存在しない)知らない人が入って来て盗って行った」がレビー小体型。

幻視は家族は動揺するが、否定するとパニックになったり、症状がひどくなることも。
「そうなの?見えるの?」と寄り添ってあげることが大切。

ゲスト「薬で緩和できないのか?」
間違った薬を処方されると悪化してしまう。(危険な薬一覧
村松さんは、2年間5カ所の病院をまわって、やっと診断された。

ゲスト
医師の処方が当てにならないということになると、自分である程度守るしかない。
アルツハイマーと違って、自分で認識できるので、レビーの知識を持っておく事が大切」
自覚がある患者本人が、一番辛いですよね」

インタビューに答えた人は、物忘れもないし、はっきり話せる
普段しっかりしているお年寄りが、こういうこと(幻視)を言い出すケースもある
ただ、中には、アルツハイマー型と症状がかぶっている方もいる。
そのため専門家の判断を仰ぐしかない。

このタイプの認知症があると知ることが大切。 (番組内容は以上)

追記:番組中「ふと冷静になった時、幻視だったことを自覚する」という説明がありましたが、幻視は、まったく正気の(意識も正常、冷静で判断力のある)状態でも見えます
怖い幻視を見た場合は、(本物にしか見えないために)恐怖から怯えて興奮する場合も
ありますが、興奮しているから、異常な精神状態だから見えた訳ではありません。 

追記:コメント欄の後半に診断基準幻視に気づきにくい理由が書かれています。

<関連カテゴリ>
*「レビー小体型認知症


02.jpg
幻視再現画(幻視には個人差あり。幽霊に見える方も本物の人間にしか見えない方も)
「ためしてガッテン」公式サイトより。→番組関連リンク集
関連記事

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おひさしぶりです

去年の8月にコメントさせて頂いた者です。

いつも有益な情報の発信、ありがとうございます。
ずっと読ませて頂いております。

今日は記事の内容に関係のない件で、お邪魔します。申し訳ありません。
実は私のブログの記事から、しばさんの記事にリンクを張らせていただきました。
もし、差し支えがありましたら外しますので、おっしゃって下さいませ。

これからも、いろいろ勉強させて頂きたいと思っております。
どうぞよろしくお願い致します。

リンクフリーです

cocoさん

コメントありがとうございました。
大変うれしく読ませて頂きました。

ご主人様、その後、いかがでしょうか?
「アルツハイマー型の診断だけれどもレビー小体型かも」ということでしたが、診断は、変わったのでしょうか?
H&Mさんのようにご旅行は、できましたでしょうか?

リンクを貼って下さったとのこと、本当にありがとうございました。
cocoさんのブログ、よろしかったら教えて下さい。

サイトのプロフィールの所にも書いてあるのですが、
このブログは、無断でリンクを貼って頂いても全く構いません。
(貼りましたとご連絡頂けたら、なお嬉しいですが。)

「このブログから」と書いて下されば、
コピーして配って下さっても、転記しても、
どう使って下さってもOKです。

利用して頂けたら頂けるほど嬉しいです。
ただ漫画に関しては、simsimさんの作品で、私のものではありませんので、利用する前にご一報頂きたいです。

このブログのリンク集ですが、
リンク集に入れる前に、一通り読まないと無責任だという思いが、ずっとありました。
でもそんなことを言っていると大変で、結局、リンク集は、何年もほぼ放置状態になっています。
『この人、排他的な人だなぁ』と思われているだろうなと、胸がチクチクするのですが・・・。

リンクさせていただきます

早速お返事ありがとうございます。

私の書き方がうまくなくて、誤解を招いてしまったようですが、今回は、私の記事の文中にしばさんの記事に飛べるようなリンクを張らして頂いています。

ブログ自体のリンクは、私もブログを始めた当初、わざわざメッセージでお知らせ頂いた上で読者登録(Amebaではリンクの意味)をして下さった方達数人のみリンクを張らせて頂きました。
その後、どうも商品などの宣伝じゃないかと思われる読者登録があったりして、リンクを張る基準に悩みつつ、ついそのままになっています。
それ以外の方達にリンクすればいいかと思いましたが、もしかして、宣伝じゃなく、本当に読んで下さっているのかも知れず、なにか選別するようなのも嫌だしと..。

コメントを下さったり、なにか交流がある方達にしようかと思ったりはしていますが、なかなかそこまで手が回っていません。
よく読ませていただくブログは、パソコン自体のお気に入りにいれてあるので、差し支えないですしね。(笑


でも折角ご許可頂いたので、改めて、しばさんのブログにリンクを張らせて頂きます。
どうぞよろしくお願い致します。

それから、私のブログのURLは、このコメントの下に出る名前の脇のURLから飛べませんか?
飛べないようでしたら、再度コメントでお知らせしたいと思います。

旅行の件、最新の記事に書いてありますので、お時間があれば読んでやって下さいませ。
また、できたら、ブログの記事一覧の中から、「念願の1.5mg」というタイトルの記事、更に、もっとお時間があれば、「たぶん無謀」「湯治1〜7」を読んで頂ければ、前回の旅行の記事が載っています。

これからもよろしくお願い致します。

「どくダネ」観ました。

しばさん、情報ありがとうございました。

お陰さまで 番組を観ることが出来ました。

NHK「ためしてガッテン」で扱って下さった以上に 
短時間ながら、深く・バランスよく・まとめられた内容という印象を持ちました。

また何かありましたら 教えてください。
宜しくお願いします。

レビー小体型認知症の悲劇

cocoさん

ブログ、読ませて頂きました。
御主人がスキューバダイビングできるようにサポートして下さる方々が現われたという記事に感動しました。

あちこち拾い読みさせて頂くと、レビー小体型認知症の症状に見える部分が多々あり、気になりました。

頭がしっかりしている時(ほぼ正常な時、反応が良い時)と
全然ダメな時(目を開いて寝ているような感じで反応がにぶい)
があるのは、レビー小体型認知症の特徴です。

こうした波(変動)は、「アルツハイマー型では起こらない」と言われています。

医師が「アルツハイマーからレビー小体型になることはありえない」と
言われたようですが、河野和彦医師は、あると言っています。
http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-entry-1054.html

レビー小体型認知症に関しては、有名な大病院の医師でも正しくないことを言う例を介護家族から多々伺っています。
気を付けて下さい。(しっかり知識を身に付けて自衛を

くろまめさん

見られて良かったです。
フジテレビから電話があったのが昨日だったので、私もあまり周知できず、
「見られなかった」という声がいくつも聞こえてきたので、思い切って
全内容を掲載しました。

私も、NHKと比べると、縛りがゆるいんだな(規制が少ない)と感じました。

本人や家族が、常識ではありえない苦労をここまで背負わされる病気は、他にあるでしょうか?

誰も知らない。医師も知らない。誤診されて、薬で劇的に悪化する。
正しく診断されても、処方された薬で、劇的に悪化する。
それが副作用だと、医師も看護師も薬剤師も気づかず
「認知症が、進みましたね」
「大人しくなって(動けなくなって)良かったですね」と言われる。


本人や家族が、死に物狂いで情報を集め、薬の知識を仕入れ、自衛しなければ、
寝たきりにさせられてしまう、嚥下障害で殺されてしまう
そんなバカな病気が、他にあるでしょうか?

<追記:薬剤過敏性(薬の副作用が強く出るレビー小体型の特徴)には個人差が大きいので、比較的副作用の出にくい方もいます。>

こんな悪夢のような状況を一日も早く変えて欲しいです。

そのためには、介護家族の皆さんも周囲に理解者を一人、また一人と増やしていって下さい。

悪化は薬の副作用だと気づくこと、
医師にそれを伝えることが大事です。

聞く耳を持たない医師には、根拠を示せば大丈夫です。
このブログで出典を掲載している本(小阪憲司医師の本は信頼される。)
や論文記事のコピー等を持って行って見せて下さい。
論文↓
http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-entry-1223.html

危険な薬一覧(「しば記者デスク」の「まず処方箋をチェック」)↓
http://lewyoshaberikai-yuruyurugumi.jimdo.com/2013/08/30/家族と医療-1-まず処方箋をチェック/

アリセプトの副作用について↓
http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-entry-1128.html

レビーの症状は

小坂先生は、自分の体験から「幻視」について重点を置いていますが、それがかえってレビーの理解を阻害していると私は考えています。
しばさんが、このブログに乗せていただいている本人の言葉をみれば、本人が幻視の存在を他人に知られないように最大限の努力をしている事が判ります。
このようなケースに幻視については知ってもらうい事は確かに重要だと思います。
ただそのために「レビー=特有の幻視のある認知症」と言う点が独り歩きしていると言う印象が強いです。
確かに幻視があればレビーと言えるほど特徴的な症状ですが、頻度は小坂先生が言うほど多くはありません。
むしろ多いのは、錐体外路症状(広い意味でのパーキンソン症状)なのです。
あとは表情に生気が乏しく能面のような表情も特徴と言えるかもしれません。
街を歩いていても、このパーキンソン様歩行と能面のような無表情で歩いている方が結構目に付きます。

能面のような無表情さから、精神科医は「うつ病」を考えます。
パーキンソン症状は、パーキンソン病と同じ場合も少なくなく神経内科医は、パーキンソン病と診断します。
この二つを多くの方に理解してもらう必要があると思います。
慣れると一目で判ると言えます。
街の中を見渡すと、能面のような無表情さで、パーキンソン様歩行の方が、少なくない事に気がつくはずです。

あとは、症状の同様の一因である「せん妄」もレビーの特徴の一つだと思います。せん妄がレビーの方の介護を大変にしている大きな要因です。せん妄はニコリンの注射で制圧可能です。
私が、コウノメソッドなしでも認知症専門医としてやってこれたのは、ニコリン注射があったからです。

レビーの予後を大きく左右するのは、錐体外路症状です。
時に急速に進行します。前頭葉症状をみる事も少なくないのです。
グルタチオンの注射の効果をみると、これは脳の血流が不安定になるため起きていると思われます。
そういう意味では、レビー=脳血管性認知症(多発高速性認知症)とも言えると思います。
レビーの方にMRI検査をすると、多発脳梗塞が認めらるケースが少なくありません。このためレビーはMRI検査で脳血管性認知症と誤診される事が良くあります。

九州大学の久山町の剖検結果では、脳血管性認知症が非常に多かったのですが、この多くがレビーだとすると、日本で一番多い認知症はレビーと言う事になります。
私の担当する患者のほとんどが、レビーやLPCと言うのも当たり前かも知れません。

幻視に気づかない場合は多い

コメント、ありがとうございました。

幻視は、本当に確認しにくい症状だと思います。(何度も記事に書いてきましたが)

本人からすると
●すぐ消えれば、「目の錯覚」だと信じている。
●ずっと見えていれば、「本物」だと信じている。
●半透明に見える場合は、「幽霊」だと信じている。
幻視と自覚すると精神の病と思いたくも、思われたくもないため隠す

家族からすると
●「ボケて、訳の分からないことを言っている」としか思わない。
●しっかりしていれば、「目が悪くて見間違えた」としか思わない。
●「しぐさ」(つまむ/こする等)にも、気を止めない。
●幻視への話しかけも「ブツブツ独り言を言っている」としか思わない。

以前、テレビで見ましたが、医師と80代女性(幻視がひどい)の会話でこんなものがありました。
「何か、変なものが、見えることは、ありませんか?」
「いいえ。見えません。そんなものが、見える人もいるんですかねぇ」

私の母も入院中に同じような対応をしました。
「このカーテンが、人に見えたりしませんか?
いいえ!」(きっぱりと)
常にカーテンが、人に見えていたにも関わらずです。

本人や家族が、幻視に気づくよりも、医師が、幻視を確認する方が、更に難しいと思います。

「記憶障害から始まらないタイプ」の方々の最初の診断(誤診)は、
うつ病(不眠、頭痛、倦怠感、意欲・気力低下など)

パーキンソン病(小股すり足、姿勢の悪さ、震えなど)

が、圧倒的に多い印象があります。

精神科の医師、神経内科(パーキンソン病が専門)の医師が、
しっかりレビー小体型認知症を熟知して下さっていればいいですが、
現実には、違いますから、やはり
家族が、この病気を熟知していることは、本当に重要だと思います。

そこで「幸せな介護生活」と「地獄の介護生活」に分かれます。

hokehoke先生に質問です

「幻視」をレビーの診断基準の拠り所としないと、何を以てレビーと診断するのでしょうか?

パーキンソン症状(錐体外路症状)は、パーキンソン症との差別化ができませんよね?

能面様表情も、パーキンソン症にも見られませんか?(確かな知識でなく、医療マンガからですが・・)

幻視とパーキンソン症状と認知の悪化のないレビーだと、どこでレビーと見極めるのか?

確たる証拠(原因菌や物質の特定)が検出できない病気は、複数の症状のうち該当するものが◯個以上の場合に病名を診断するというのが、現在の医療現場の常識と記憶しておりますが・・・・

このブログから読み取れるレビーの症状
1、幻視
2、パーキンソン症状
3、認知の乱れ(変動と悪化を含め)
4、うつ的傾向
5、自律神経疾患
6、薬剤過敏性

このうち、1、統合失調症、2、パーキンソン症、3、他の認知症、4、うつ病、5、更年期障害・・との誤診の可能性がある。
しかし、複合的にこれら全てを内包する症状なら、レビーの可能性がある。

1の幻視と、2のパーキンソン症状もなければ、他の認知症とうつ病と自律神経の乱れの合併症との診断は、あながち間違いではないですよね。差別化は、6の薬剤過敏性にかかっている?

というのは、私は生まれつき、6の薬剤過敏性があります。
では、上記の症状があれば、1、2がなくてもレビーとの診断をされるかもしれないということでしょうか? 4、5は既にあり、最近物忘れが・・・(^^;)




レビー小体型認知症の診断基準

kimiさん、コメントありがとうございました。
横からすみません。hokehoke先生がゼロから解説されるのは、大変と思いまして、少し書かせて下さい。

私も診断に関しては、とても興味を持ち続けて来ました。
現在の診断基準は、この記事に全部書きました。
http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-entry-1019.html

ここで1つでもあればレビー小体型を疑うべきと小阪先生が書かれているのは
疑いであって、診断は、真上のリンクの記事を読んで下さい。)

1. 幻視 
2. レム睡眠行動障害 (寝ぼけて叫んだり、起き上がって暴れたりする)
3. 抗精神病薬に対する過敏性
4. うつ症状 + 認知障害
5. パーキンソン症状 + 認知障害
6. パーキンソン症状 + 幻視 

しかし病気の発症前から起こると言われているレム睡眠行動障害は、
パーキンソン病でも起こります。

では、パーキンソン病とレビー小体型認知症を見分ける手段はというと
薬剤過敏性の1点のみのようです。(小阪先生の著書から)
http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-entry-701.html

(以前は、パーキンソン病には、認知障害幻視などの症状は出ないと言われていたのが、ここ数年で変わり、症状は、限りなく同じになっています。)

hokehoke先生、これが私の理解ですが、ここまで、正しいでしょうか?

繰り返す幻視、軽度認知障害、認知の変動、向精神薬に対する薬剤過敏性、
うつ、自律神経障害があるにもかかわらず
MIBG心筋シンチグラフィ
http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-entry-848.html
で心臓が写り(レビー小体型では9割が映らない)
後頭葉の血流低下も見られなかったため、すぐには、診断も治療もされなかったKさんの例があります。

心筋シンチグラフィでシロと出たというレビー小体型の方のお話を複数伺っていますが、有名な大病院でも
「心臓が映っているからレビー小体型ではない」と断定しています。

いったい何をもってレビー小体型と診断するのか/できるのか、私もいまだに疑問に思っています。

しばさん

分かり易い解説、ありがとうございました。

しかし、小阪先生の書かれている基準と、もう一つのガイドラインでは、違いがありますね。

私の薬剤過敏性が抗精神病薬にまで及ぶとなると、ガイドラインでは該当せずとも、小阪先生の基準だとレビーの可能性ありとなります。

しかし、ここで疑問です!
精神病症状(幻覚、せん妄、異常行動、暴力)がなければ、医師は抗精神病薬は処方しないでしょう。ということは、その他の症状が全くない患者で、この基準一つだけに該当する人は、そもそも存在しないのではないかと思います。なので、「一つでも該当したら」という条件の中に入るべきではないのでは?

法律の世界では、最高裁判例は日本中の下位裁判所を拘束する統一判断となります。アメリカの精神医学に於いては、DMSという基準がありますよね。
日本の医学会には、のような統一基準が存在しないのでしょうか? 

レビーの診断

学界の診断基準では、
1、特有の幻視
2、症状の動揺
3、パーキンソン症状
のうち一つあれば、レビーを疑い必要があるとされています。
二つあれば、レビーが強く疑われるとされています。
私は、一つあればレビーと考えるべきだと思います。
二つあれば臨床的には確定として良いと思います。
レビーを他の疾患と誤診すると、薬剤過敏性の大きな問題を起こす事があります。時に致命的な副作用を起こす事もあり得ます。
レビーのパーキンソン症状を確認するのは、難しいケースもありますが、きちんと診察を行えばある程度確認可能な症状です。
患者や家族から得られた情報は、時に重要な事を隠して居ることがあり、パーキンソン症状以外の症状を確認できないケースもあります。
75歳以上の高齢者の場合、パーキンソン症状が初めて確認できた場合、レビーと考えて対応する必要があると考えています。
80歳を過ぎると、認知症の方が増えてきます。
認知症+パーキンソン症状はレビーと考えて大きな問題がないと思います。
コウノメソッドは、パーキンソン症状に対して有効な治療法を確立してきています。
現在神経内科医は、レビーのパーキンソン症状はパーキンソン病として取りあつかっている医師が多いようです。そのためパーキンソン病の症状とレビーの症状は全く同じに成っています。
この差を明らかにするのが、神経内科医の仕事だと思いますが、そのような行動をしている神経内科医はほとんどいません。
神経内科医は「剖検してから、発言してくれ。剖検しないと何も判らない」と何かにつけて言います。現在レビーに関しては剖検した結果はほとんど公表されていません。
大規模な物としては、九州大学の久山町の剖検結果しか有りません。この結果は、日本の認知症関連の学界は、発表後5年ほどたっていますが、いまだに無視されています。
剖検の根拠がない神経内科医の発言は無視すべきでしょう。
これは神経内科自身の主張に基づいた判断になります。
久山町の結果を私流に解析すると、日本で一番多い認知症はレビーと言えると思います。私は現在、認知症治療病棟で仕事をしていますが、入院してくる患者のほとんどが、レビーやLPCです。数字でいえば、90%以上がレビーと言う事にありますが、久山町の結果から当然と言えると思います。
九州大学の判断を優先しても、脳血管性認知症・レビー小体型認知症・アルツハイマーの順です。
アルツハイマーが全体の70%と言う数字は、著しい誤診がされていると言う事実を示していると考えられます。

薬剤過敏性(副作用の出やすさ)

詳しいコメントありがとうございました。

kimiさんが疑問を持っていらっしゃる薬剤過敏性ですが、以前、hokehoke先生は、コメントで
「レビー小体型認知症でなくても、薬剤過敏性はある」
と書かれていらっしゃいましたね。

薬の副作用の出やすい人一覧(千葉県薬剤師会のサイト)
http://www.c-yaku.or.jp/drug100/data/022.htm

では、これらの条件で出る副作用とレビー小体型の副作用に
違いがあるのかという新たな疑問がわきます。

今、レム睡眠行動障害(寝ぼけて叫ぶ・暴れる)や薬剤過敏性などがある
といる理由で、将来レビー小体型認知症になるのではないか
心配している方が、多数いらっしゃる印象があります。

そうした疑問に対して、医学会からの納得できる回答が欲しいと思います。

脳の病気について

認知症に限らず中枢神経系の疾患は、脳のどの領域にどういう変化が起こっているかと言う病理学的な変化によって診断を確定しています。
認知症の原因となるアルツハイマー性変化・レビー小体・脳血管性変化は多くのケースで混在しており、病理学的に一つの疾患に絞れないと言われて来ています。
そういう意味で今までの疾患分類は実用的では無くなって来ています。
病理学的な疾患にこだわっている研究者は多いのですが、その場合最終的に剖検した結果に基づいて最終的な結論を出す必要が出てきます。しかし現在そのような研究はほとんどされていません。
九州大学の久山町の剖検結果が、日本で唯一最大級の結果となっています。
この研究も、生前の認知症の症状と照らし合わせが出来ていないなど、不十分な研究となっています。生前レビーと診断されているケースが、3~4%程度しかいないと言うデータは、公表されていますが・・・。
最近厚労省が認知症の方の実態調査を行ったようですが、その結果でもアルツハイマーが69%と言う結果ですから、診断が出来ない医師が大半と考えた方が良いデータです。
このため、コウノメソッドでは病理学的な診断ではなく、臨床的な診断(症状から分類)を主体にしています。
病理学的な診断と区別するため、アルツハイマータイプ・レビータイプ・ピックタイプなどと呼んでいます。
なお前頭側頭変性症・前頭側頭型認知症などの呼び方は、臨床症状から分類した名称です。
このように分類が必要なのは、タイプにより(症状により)治療法が大きく違うからです。

なおREM睡眠障害や薬剤過敏性のある方の場合、高齢に成り認知症を起してくるとレビータイプになる方が多いと考えられます。
現在日本では、アルツハイマータイプが20~30%程度・レビータイプが少なくとも50%近くいると思います。LPCを含むピックタイプにケースが20~30%と言うのが、妥当な数字ではないかと考えています。
今後レビーの方が増えていくと言うのが現実です。
認知症の方も長寿の方が増えているためもあり、爆発的に増えています。
85歳を過ぎて認知症に成らずにいる事が難しいと考えた方が良いでしょう。
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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