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抗認知症薬(貼り薬)のかぶれ対策

シール型の認知症薬、リバスタッチパッチ/イクセロンパッチ(成分同じ)。
レビー小体型認知症では、使用し始めて「幻視が減った/体調が安定した/うつが改善」
アリセプトから変更後「歩行が良くなった」「イライラしなくなった」などの良い効果
介護家族・ご本人から多数伺っています。(私の母も怒りっぽさが消えました。)

(追記:パーキンソン病認知症を発症した方も同様です。同類の病気です詳細

欠点は、汗ではがれやすいこと、かぶれる(赤く、かゆくなる)方がいることです。
最初は大丈夫でも、増量すると急にかぶれるようになる方もいます。
(「87人対象の調査では、約35%の患者にかぶれが見られた」川畑信也医師)

最近、読者から質問を頂き、使用中の3人の方に質問。夫々の情報が違い、驚きました。
そこで、色々調べ、正しいと思われる情報を掲載します。

かぶれは、皮膚が乾燥していると起こりやすい。保湿予防になる。
保湿効果の最も高いヒルドイドソフト軟膏0.3%を処方する。
朝と風呂上がり(10分以内)の日に2回、白く見えるほどベッタリと厚塗りする。
25gのチュープを1週間で1本使い切る。広く厚く塗ることがポイント

これは、皮膚科の医師に使用方法を確認したという精神科医(A医師)の言葉です。

これだけでかぶれなくなった方がいます。
ただ「上に何か着るとベタベタになってしまうので難しい」と言う方もいました。

それでも赤くなるようならリンデロン-V軟膏0.12%(ステロイド剤)を薄く塗る。
効かなければフルメタローション0.1%(ステロイド剤。液体。即乾性)に代え、
1滴指にとって塗る。飲み薬ではないので、心配するような副作用はない
」(A医師)

フルメタローション1滴を丸く塗って乾いた上に貼るとかぶれなくなる患者がいる
(川畑信也著「事例で解決!もう迷わない 抗認知症薬・向精神薬のつかいかた」2014)


この貼り薬は、かぶれの有無に関係なく、をかくと簡単にはがれます。
薄くヒルドイドクリームを塗った上から貼ってもはがれます。(パッチの効果は同じ。)
市販の医療用紙テープ(つきが良い)で固定している方々がいます。

貼る場所は、上腕か上半身(背中や胸部)と説明書には書いてあります。
それ以外の所に貼っても効果がないことはない。効果が多少落ちる可能性はあるかも。
ただ脂肪のかなり厚い部分は、吸収が悪い場合があるかも知れない
」(A医師)

(追記:→体の部位別 経皮吸収率 他。「maruho ぬり薬の蘊蓄」から)

こうしたかぶれ対策を知らない医師、指導が面倒なのか飲み薬を勧める医師、「認知症薬は、皆同じで変わりはない」と言った医師の例も介護家族から伺っています。

どの薬にしても増量は、慎重に。(→医師のアドバイス)注意深い観察が必須です。
貼り薬の良い点は、おかしい(副作用が出た)と思ったら、すぐに剥がせることです。

他にも何か良い情報があれば、是非教えて下さい。よろしくお願いします。

追記:コメント欄に追加情報があります。

追記:ではかぶれるが、背中ではかぶれないという経験談が寄せられました。若年性などしっかりした方は、ご自分で胸や腕に貼られますが、家族の手を借りて背中に貼ってみる手もあります。

追記:足の裏に貼っている(足の裏ならかぶれない)というお話も聞きました。
メーカーも医師も薦めないはずですが、それで良い効果を得られているそうです。

追記:貼った後のかゆみ刺激(熱い蒸しタオル/湯入りペットボトル/棒灸等)が効果的という体験談を頂きました。お試しを。

追記:風呂上がりにすぐヒルロイドクリームを塗った上からワセリンを塗るようにしたら保湿効果が上がり、かぶれやかゆみが少なくなったという体験談を伺いました。

<関連記事>
*「レビー小体型認知症の治療 具体的な注意点」(必須の知識)
*「アリセプトの効果と副作用」(権威も少量処方をしている)
*「レビー小体型認知症は処方薬で悪化しやすい」(朝日新聞)
*「処方箋をチェック!高齢者に危険な処方薬一覧」(レビー小体型に禁忌の薬も)
*「認知症に処方される薬別の副作用」(認知症セミナー内容)

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ライラック(リラ。紫丁香花)
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リバスタッチのかぶれ予防

文中に記載があるように、ヒルドイドによる予防が一番効果が高いようです。
数日十分ヒルドイドを塗布した後、左右に交互に貼り(胸でも背中でも良い)、剥したら十分ヒルドイドを塗ると、かぶれが予防できるケースが多いです。同じ領域に翌日貼りますが、貼る前には塗らないようにしないとテープがう剥がれてしまうようです。
リバスタッチの場合は、薬の成分ではなくテープの基材の影響のようです。テープの後だけ赤くなるのは直接作用ですが、前記のヒルドイド塗布でかなり抑制できます。
テープの跡が赤くなる場合は、ステロイドを使用すると回復が早いようです。
イクセロンとリバスタッチは、基材まで同じかわかりませんので、イクセロンでは確認していません。あとイクセロンはメーカーが増量規定を遵守するように、医師を指導しているようなのでレビーの方にはお勧めしていません。
カットしての用量調節も、イクセロンは不可とメーカーでは言っていますので、個々のケースに合わせた用量調節が困難となる事が、イクセロンを推奨しない理由です。
私は、イクセロンパッチを使用している医師は、信用できないと相談に回答しています。

No title

hokehoke先生
新たな情報をありがとうございました。

私が直接伺ったお二人は、「医師から言われた訳ではなく、経験からだが
ヒルドイドを薄く塗った上にパッチを貼った方が、かぶれが少ない」と。

「ただ、その場合、はがれてしまうので、市販の医療用紙テープでとめる」
そうです。

お一人は、「パッチを貼る前には、何も塗ってはいけない。効果がなくなる」
と指導されたそうですが、私が調べた限り、塗っても問題はないようです。

紙テープが良いのは、よれたり、はがれたりしないからだそうです。
伸縮性のテープを使った時、よれたり、寝ている間に掻いて、はがれてしまったそう。

レビー小体型認知症の薬剤過敏性をよくご存じない方は、「増量に注意」と
言っても、意味がわからないと思います。
(記事下の関連記事を是非お読み下さい!

認知症の薬には(アリセプトでも貼り薬でも)製薬会社が決めた増量のルールがあります。
当然ながら、ほとんどの医師は、ルール通りにどんどん増量していきます。
大きな総合病院、大学病院でもそうです。

しかしレビー小体型認知症の場合、これで悪化してしまうことが少なくありません。

まだ元気だった人が、歩けなくなり、話せなくなり、よだれをたらして、死んだように横になっているだけ、という状態になったりします。

全員ではありません
薬剤過敏性(薬の副作用が激しく出やすい特徴)は、非常に強い人から弱い人
まで様々です。
ただ、そうなってからでは遅いので「気を付けて!」と訴え続けています。

多くの医師は、そうなると「認知症が悪化した」と言って、更に薬を増やします。
(介護家族の方々から伺いました。)

すると、悪くすれば、嚥下障害(飲み込みの問題)を起こして、
あっという間に誤嚥性肺炎で亡くなります。
(認知症治療を始めて、急逝された方々を知っています。)

「ありえない、信じられない、嘘だ」と思うでしょう。
でも、そうしたご家族からのご相談は、後を絶ちません。

私は、こんなバカな状況が、一日も早く変わり、
こんなブログなど必要なくなる日が来ることだけが望みです。

私は、信奉する医師はいませんし、何派でもありません。
(そういう考え方自体が、おかしいと思います。)

介護家族が、薬のこと、副作用のことを何も知らないまま、
「専門医の所に連れて行きさえすれば、すべての問題が解決する」
という考えは、幻想でしかないと私は、思います。

逆に介護家族が、薬のことを知りさえすれば、
自分の住む地域の、勉強熱心で、誠実な医師と、
よく話し合いながら、良い状態にもっていくことが、可能です。

レビー小体型認知症の「薬剤過敏性」という特徴は、
激しい副作用が出て、劇的に悪化しやすいというリスクでもありますが
ごく少量の薬が、非常に(劇的に)よく効く、
今飲んでいる薬の種類や量を少し減らしただけで、大きく改善するという
利点でもあります

最近も、「少し落ち着くように」と飲まされていた抗精神病薬を止めたら
急に歩けるようになって、車いすが要らなくなったという
非公開コメントを頂いたばかりです。

だらだらと長くなってすみません。
ただ、たったこれだけのことを知らなかったために、
本人も家族も、地獄のような思いをした私自身の失敗が、
何年経っても、何も変わらずに繰り返されているということが、
私には、耐えられません。

皮膚について

人間の皮膚は同じ厚さではありません。
薄い人はかぶれ易いのかもしれませんね。
比較的皮膚が厚く丈夫なのは、体の外側です。
同じ上腕や上半身でも内側は止めた方がいいかもね。

それと、汗でかぶれるのでしたら、汗腺の数の多少も関係してくるでしょう。
汗をかき易い場所は避けた方がいいですよね。

「脂肪が多いと吸収が遅れる」これは本当でしょうか?

医師は薬の使用説明書を鵜呑みにしている可能性もあります。
「ご自分で貼ってみた事はありますか?」と尋ねてみてください。
私の主治医も看護師も、インスリンの代わりに生理食塩水を使って、痛くない場所を探すためにあちこち自分で注射を打ってみたと言っています。
だから、私が腹は痛いし内出血すると訴えたら、ちゃんと他の場所を指導してくれました。前の病院では「6mmで血管に当たる事はない」と取り合ってくれませんでした。私は「こっちの腹は、お前のと厚さが違う!」と怒鳴りたかったです。

効くか効かないか、かぶれやすいかどうか、いろんな場所で試してみるのもいいですね。

No title

kimiさん、ありがとうございます。

確かに、医師といっても、そんな細かいことまで
何から何まで知っているはずはないし、それは無理というものですよね。

リバスタッチパッチを試しに貼るというのも危険ですし。

河野和彦医師のセミナーでは、はがれたパッチが、はう赤ちゃんにくっついたために死亡した事例があると説明されていました。
赤ちゃんが、はっているような環境で、使ってはいけないと。

自分で効果・副作用を確認するというのは、私も重要な姿勢だと思います。

なんだかよく分からないけど「一応出しておきますね」と処方された薬を
漫然と飲んで、効果も何も感じないけど、長年飲み続けるということは
もう止めなければいけないと思います。

今日、友人から聞いた話です。
お父様に持病があり、何年もの間、何種類もの薬を飲んでいたそうです。

お父様は、海外移住を決意し、主治医に「移住先でも同じ薬を処方してもらえるだろうか」と相談したそうです。
すると医師が
「これ(1種類)は、飲んだ方がいいが、他のは、別に飲んでも飲まなくても大丈夫だから」。

「飲む必要もない何種類もの薬を何年も飲まされていたのか!」
とお父様は、激怒されたそうです。

しかしそんな例は、日本中、無数にありそうですし、
何でも有り難がって、何も考えずに、
飲み続ける私たち自身にも責任の一端はあります。

最後になりましたが、汗ではがれやすいとは聞きましたが、
汗でかぶれやすいとは聞いていません。
でも大規模調査をしたわけではないので、もしかしたら
汗でかぶれる方がいらっしゃるかも。

リバスタッチとニュープロパッチ

こんにちは!

夫はリバスタッチを4・5ミリから始めて、現在、約7ミリ(9ミリの四分の三)を貼っています。

それ以上貼ると、具合が悪くなる可能性があるという指摘を医師からいただき、そこでストップしています。

なぜ、背中や上腕に貼るように指示があるのか、ずっと不思議に思っていましたら、皮膚が薄いからなのですね。納得しました。

主治医の先生のお話だと、レビーの人は、不思議とリバスタッチにかぶれるけれど、パーキンソンの人はかぶれないそうです。原因は不明だけれど、汗のせいかも、とおっしゃっていました。

夫もやはりかぶれました。ヒルドイドクリームを塗ってから貼り、その上を市販の紙テープで補強して使用しています。使用上の注意では、14日間のローテーションで、場所を変えて張ることになっていますが、混乱してしまいがちなので、最近では時計回りにずらして貼っています。胸より背中や腕の方がかぶれない印象があります。

ニュープロパッチはパーキンソンの新しい貼り薬です。
こちらは新しい貼り薬で、夫にはよく効きました。
ただ、眠くなる副作用が強く、9ミリから増やしたら副作用の方が心配になったので、9ミリに戻しました。

こちらのほうがリバスタッチより面積が広いですが、かぶれません。

汗かきが激しい夫は、夏になるとかぶれが酷くなります。これからの季節、ちょっと心配です。

No title

MKさん
いつも具体的な情報をありがとうございます!助かってます。

パーキンソンの貼り薬は、かぶれないんですね!
確かに、リバスタッチパッチでかぶれるのは、認知症薬の成分ではなく
「のり(粘着)」の成分のせいだとネットで読みました。
早急に「のり」の成分を改善して欲しいですね。

リバスタッチパッチ・イクセロンパッチは、
実際に使ったレビー小体型認知症の方々から評判が良いので、
使いたいと言う声を多く聞くようになりましたが、
やはり、かぶれで諦める方もいらっしゃるようです。

医師も皮膚科の専門医ではないので、
「かぶれる」と伝えると、対策のための指導はあまりせずに、
「じゃあ、止めましょう」とすぐ言うことがあるようです。

私の母は、幸い全くかぶれません。
リバスタッチパッチに替えて、怒って怒鳴ることもすっかりなくなり、
明るくなり、会話もよりしっかりしました。
本人も「イライラしたり、気分が沈むことが減ったよ」と言いました。

ちなみに母は、自分が発作的に怒り出して、止まらなくなる
(自分では、怒りを鎮めることができない)
ということをしっかり自覚も記憶もしていて、そういう自分を
「頭がおかしい。どうかしている。どうしても止められない」
と悩んで、「迷惑をかけている」と苦しんでいました。

母も7mgでとても改善したので、効果が落ちるまでは、増量しないようにお願いしました。
ここに辿り着くまでは、いくつもの障害と長い長い道のりがありました。


多汗(その逆に汗が出ない方も)の症状で困っている方は、多いので、
汗とかぶれも気になる所ですね。

かぶれたら、フルメタローションを塗ってから貼る
というのも試してみて下さい。
誰にでも効く訳ではないみたいですが、何をやってもダメだった方に
劇的に効いたようです。

お礼

ニュープロパッチをかゆがる母の為に検索してたどり着きました。
書いてくださっている方法をいろいろ試しましたが、後期高齢者で乾燥しているのでなかなかうまくいかず、結局足の裏に貼ると嫌がらずに貼らせてくれるようになりました。
本当に助かりました。
ありがとうございました。
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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