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幻覚をどう感じているか(若年性レビー小体型認知症体験談)

レビー小体型認知症に特有のリアルな幻覚(幻視・幻聴・幻臭・体感幻覚)。→詳細
「幻覚を見ている人は、どんな気持ちでいるのでしょうか?」と質問を頂きました。

可愛い幻視(小動物や子供など)に喜んだり、美しい幻視(光、風景など)に見とれる場合も少なくありませんが、恐怖を伴う幻視体験も多々聞いています。

夜中に目が覚めて、周囲に何人もの男が居たら、皆さんならどうしますか?→体験談
幻視だと気づかないレビー小体型認知症の高齢の方は、家族や警察を呼んだり、棒を振り回してったり、錯乱状態になったりする場合があります。→体験談
本人には本当に見えている」とは知らない家族と大喧嘩になり、夜中に大変な騒動となることもあります。

幻視に現れる人は、無表情だと言う方が多い印象があります。血まみれだったり、顔がつぶれていたり、包丁を持って向かってきたりする場合もあります。(3つとも実例です。)
突然、目の前に現実としてそんな人が現われた時、皆さんは、平静でいられますか?


最近、店のコーヒーにミミズが入っていたとクレームをつけた例を読みました。
レビー小体型認知症なら十分起こりうる話だと思いました。

若年性レビー小体型認知症のKさんは、家族でレストランに行った時、出て来た料理の上に50匹位のウジ虫が這い回っているのを見ました。Kさんは、普段から『有り得ないものの場合は、幻視だろう』と自分で判断し、周囲に気づかれないように気をつけています。

Kさん「消えないし、どうしても本物にしか見えないので、思わず家族の顔を見た。
家族には見えていないと分かったので、黙っていたが、食欲は、完全に失せてしまった。
なぜこんなものを見なければいけないのかと思うと、やり切れず、涙が出て来た」

「休もうと寝室の扉を開けて、知らない男が寝ているので、心臓が止まりそうになったり、運転中に突然、巨大な毒グモのような虫が、目の前に現われたりする。
いつ、どこで、何が現われるか、わからないことが、恐ろしいし、不安になる。
常に本物にしか見えないので、幻視だろうと思っても怖くて触れない
幻視を見やすい夜は、絶対に運転をしないし、人を見るのが怖いので外出したくない」


若年性レビー小体型認知症では、幻聴で玄関の扉を誰かがこじ開けようとしている音や無人の部屋から物音が聞こえる方々、悪臭の幻臭に悩まされる方々がいます。

Kさん(幻視)も不審な音(幻聴)も悪臭(幻臭)も、それが本物かどうかを自分で確認する方法がないのが辛い。台所でガスの臭いがしても、幻臭なのか、ガス漏れなのか、人に訊く以外に確かめようがないのが困るし、情けない
そんなことが、毎日続くと、自分が嫌になってくるし、精神的に疲れてしまう

”虫の幻視くらい怖くないだろう”と言われるが、小さな虫の幻視を見ても、『病気がどんどん進行しているのか?次はか?いつどこに現われるのか?毎日様々な幻覚に振り回されるようになっていくのか?』と不安が膨らむ。将来を悲観的に考えてしまう。
一々気にしないように努めているが、できることなら虫一匹も見たくない

幻覚の中で幻視だけは、認知症治療薬リバスタッチパッチ)を使うようになってからは、それ以前よりも見える頻度は、減っているそうです。

追記:(Kさんから)
「幻覚が全くない日が続くこともあり、毎日悩んでいるわけではない」ということです。
私の知る若年性レビーの方々は、前向きで明るく、お話ししてもレビーと分かりません
Kさん「言わなければ誰にもわからないことだから、敢えて伝えなければと思いました」

は、(認知症の中では)レビー小体型に特徴的な幻視といわれます。
「目の前で消えた時、初めて幻視とわかる」とK さんや私の母は語ります。

 <Kさんの今までの経過・治療・気持ち>(クリックして下さい)
体験談治療と経過漢方治療本人が語る症状認知症の苦しみ空間認知能力
「認知症には見えない」と言われて感じること

<関連記事>
*「レビー小体型認知症の幻視の種類と特徴」(小阪憲司医師の著書から)
*「幻視を疑似体験しよう」(幻視と自覚している場合と自覚していない場合)
*「幻視を起こす脳の仕組み(必見動画)」(世界的に著名な学者による説明)
*「若年性レビー小体型認知症 Kさん本人の語る症状と治療」(2014年2月現在)
*「高齢のレビー小体型認知症 私の母は、幻視をどう考えていたか
02.jpg
若年性レビー小体型認知症 ominaeshiさんもこんな風に見えるという幻視再現画。
「ためしてガッテン」公式サイトより。→番組関連リンク集
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プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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