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人生の特別な一瞬

今年は、家族全員が、それぞれに式と呼ばれるものを控えているせいか、
それとも単に歳をとったせいか、昔のことが、次々と思い出されます。
(今まで、昔の思い出に浸るということは、なかったのですが・・)

母と生活していた頃のことも、一緒に笑った日々のことばかり、ふっと蘇ってきます。

不思議なことに、それは、どこかに旅行に行った日のことでも、
レストランで御馳走を食べた日のことでも、何かのお祝いをした日のことでもなく、
なぜか、何でもない日常のことばかりです。

特別に何があったわけでもない、
ただ小さなことを、家族みんなで、くったくなく笑い合っていた
(でも、今、思い出せば、胸が打ち震えるような)記憶のかけらです。

しあわせというのは、その時には、気がつかないものなんだなと、今、思います。
長い年月を経て(或は、一瞬で)2度と手の届かないものになる日まで・・。

母と老人ホームで交わす会話も、そんなしあわせの1つだったと
いつか、思う日が、来るのだなと思います。


長田弘著「人生の特別な一瞬」の中に、まったく同じ感覚を見つけたのでご紹介します。

 人生の特別な一瞬というのは、本当は、ごくありふれた、なにげない、あるときの、ある一瞬の光景に過ぎないだろう。そのときはすこしも気づかない。けれども、あるとき、ふっと、あのときがそうだったのだということに気づいて、思わずふりむく。
  ほとんど、なにげなく、あたりまえのように、そうと意識されないままに過ぎていったのに、ある一瞬の光景が、そこだけ切りぬかれたかのように、ずっと後になってから、人生の特別な一瞬として、ありありとした記憶となってもどってくる。

(P.123)

追記:家族は全員健在で、関係も良好で、式は、おめでたいことだけです。
思い出すのは、子供が幼かった頃のこと、母が若くて元気だった頃のことなどです。

P1020186_convert_20130411120525.jpg
蒲公英(タンポポ)
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No title

しばさん、こんにちは!

遅ればせのコメントで失礼します。

ごくありふれた、なにげない、ある時の一瞬、
とてもよく、わかります。

以前、子どもに「小さい頃で一番幸せだった思い出は?」と聞いたら、「ケンタッキーでチキンを食べていた時、お母さんがにこにこしながら見ていたこと」と答えました。

そこ?

と、思いました。

でも、自分のことを思い返してみても
何か自分なりに成し遂げた時とか、
成功した時とかではなく、
こどもと春の陽だまりの中で、一緒にしゃがんでありんこを見ていた時とか・・・

そんなです。

「胸が打ち震えるような」という表現、よくわかります。

いつか自分が千の風になったら、
きっとそういう場面に帰ってくるんだろうな
って、思います。

素敵な記事をありがとうございました。

MKさん 

コメントありがとうございました。
どなたもコメントされないので、『あれ?そう思うのは私だけ?』と思ったりしていました。
私が思うことや考えることは、人とズレていることが多いので・・。

>「ケンタッキーでチキンを食べていた時、
>お母さんがにこにこしながら見ていたこと」

いいですね。
これだけで何だか心の底からほこほことあたたかくなってきますね。

人は、愛する人の笑顔を見るとき、一番しあわせなのかも知れませんね。
それも、興奮して、飛び上がって喜んでいるときより、穏やかにリラックスして(なんの心配も不安も疑いも迷いもなく)笑っている笑顔を。
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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