足湯で血流改善

最近、温泉が認知症に効いた例血流が重要という記事を書きました。
とはいえ、現実には、そうそう温泉旅行なんて行けないですよね。

自宅の居間やベッドの上で簡単に同じ効果を得られるという記事があったのでご紹介。
(でもベッドの上は、やっぱり大変そう。座ってもらえばベッドサイドでできます。)
介護家族ご自身も心身の健康のために是非試してみて下さい。
私自身は、自分や家族が、風邪のひき始めで寒気のする時によく足湯をしていました。
免疫力が上がると聞いて。これは、本当に効きますよ。体が、すーっと楽になります。

追記:レビー小体型認知症では、特有の自律神経障害(交感神経の障害等)があり、健康な人(ストレスが溜まって不調になっている人を含む。)とは、自律神経のバランスが異なります。詳しくは、コメント欄を。

以下、2014年3月2日の日本経済新聞に掲載の特集記事から抜粋。


    < 足湯でリラックス 血流が改善 寝付きもよく >

ぬるめの湯で足湯をすると副交感神経の働きが高まり、リラックス効果が得られる
 炭酸入浴剤入りの湯を使うとリラックス効果が高まることも分かった」
                       帝京平成大学上馬場和夫教授

「足が温まり交感神経の働きが弱まると、胴など体幹の温度が下がり寝付きやすくなる
 就寝前に足湯をし、よく拭いて寝ること。」
20分の足湯でナチュラルキラー(NK)細胞の活性化も認められる。
 血流の改善と副交感神経の働きが高まったせいではないか」
                    京都看護大学(4月開設)豊田久美子学長

10分の足湯で関節や軟骨、筋肉の柔軟性が増し、可動域が広がる。
 高齢者の転倒防止に役立つ」              藍野大学本田容子教授

「少し大きめのバケツ(容量15L)に38〜42度の湯(高齢者は41度以下)を入れ、
 7〜20分程つける。ばんできたら終える。
 リラックスや寝付きを目的の人はぬるめに。血行促進目的の人は熱めに。」
                           仏教大学新田紀枝教授

差し湯をすれば温度は保てる。
バケツを足ごとビニール袋で包むと保温効果が増す。
入浴剤アロマセラピー用エッセンシャルオイルを入れても良い。
足湯専用バケツやフットバス(足湯器)と呼ぶ家電製品もある。

高齢者でもビニール袋を使えば寝たままで足湯ができる
ただし熱めの湯は心臓に負担がかかるので、ドキドキしたり、気分が悪くなったらすぐ中止すること。

新聞に載っていたサイト:温泉医科学研究所 公式サイト


追記:熱めの足湯(風呂、シャワー)は交感神経を刺激し、レビー小体型認知症に
   効果があったという体験談が寄せられました。→記事

<関連記事>
*「認知症とアロマセラピー」(効果のある香り。眠気を消す香り等)
*「血流を改善する薬で認知症の進行を遅らせる
*「認知症、パーキンソン病に効果のある鍼灸のツボ

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仏の座(ホトケノザ)
2月の半ばから咲いていました。
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レビーの自律神経障害は

レビーの自律神経障害は、交感神経が障害されるため起こっています。言い換えると、副交感神経の働きが過剰に成っていますので、注意していたほうが良いでしょう。

No title

hokehoke先生
コメントありがとうございます。

レビー小体型認知症の交感神経と副交感神経が、それぞれどうなっているのかを知りたいとずっと思っていました。

先日の記事でご紹介した自律神経の本
http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-entry-1205.html
でも、一般人に向けて副交感神経を上げる方法が色々書かれているんですが、
(ストレスによって交感神経優位になり、病気になる人が多いため)
レビー小体型認知症は、どうしたらバランスを少しでも回復できるのかと。

本の中では、副交感神経が過剰に優位になっている例として、うつ病があげられていました。
レビー小体型認知症の症状でもありますね。

健康であれば、交感神経と副交感神経は、昼から夜に向けて、優位が入れ替わりますね。

レビー小体型認知症の副交感神経は、どうなるのでしょう?

そんな研究はないのだろうと思いますが、もし何かご存知でしたら教えて下さい。

No title

レビーノ場合、交感神経系が大きく障害されてきます。
MIBG心筋シンチは、心臓に分布する交感神経にMIBGが取りこまれまるのを、確認する検査です。
レビーやパーキンソン病の場合、交感神経の障害を反映して、MIBGの取り込み低下が起こります。
副交感神経は、障害されませんので、相対的に副交感神経の働きが亢進している状態になります。
一般に副交感神経は、体を休める方向に作用しますので、ストレス緩和に副交感神経の働きを高めることは、良い事となります、
ただ副交感神経が過剰に亢進すると、いろいろ問題を起こします。
胃酸分泌過多による胃炎・胃潰瘍や、消化管の機能亢進による下痢・腹痛などや気管支喘息の悪化などが挙げられます。
心臓の働きが低下しすぎる事があり」、心臓の機能低下=心不全などを起こす事もあります。
あと午前中覚醒が悪い・立ちくらみなどの起立性低活圧なども起こしやすくなります。
異常な発汗も、末梢の皮下の血流が良くなりすぎるためと考えられています。

アリセプトなどのコリンエステラーゼ阻害薬は、副交感神経の神経伝達物質であるアセチルコリンの働きを高めます。したがって副交感神経の働きを過剰に高めるため、前記のような症状の悪化が起こります。
アリセプトの場合、巨大な胃潰瘍を作るようで、救急専門医の間では、アリセプト潰瘍と呼ばれているようです。

No title

ありがとうございます。

しかしまだ私には、理解ができません。
レビー小体型認知症の自律神経については、様々な記述があります。

1.交感神経が障害されるというもの
 (そのためにMIBG心筋シンチグラフィ検査で心臓が写らない)

2.交感神経に加え、副交感神経も障害されるというもの
 http://yoriaispace.blog.fc2.com/blog-entry-23.html

3.様々な自律神経障害をどの神経の障害とは限定しないもの
(レビー小体型認知症研究会での織茂智之医師の意見)
(ただし、3は、私の理解の範囲でです。)

他に安保徹医師は、パーキンソン病患者は、交感神経優位と書いています。
http://toru-abo.com/index.php?免疫相談室:パーキンソン病

パーキンソン病患者とレビー小体型認知症患者の自律神経症状は同じですから原因も同じだと考えます。

レビー小体型認知症に多いという頻脈や便秘は、交感神経優位で起こりやすい症状ではありませんか?

交感神経と副交感神経は、通常、シーソーのように、片方が上がれば、片方が下がるという働きをするようですが、それがレビー小体型認知症においてどういう曲線を描いているのか、想像ができません。

レビー小体型認知症研究会で出している「レビー小体型認知症研究の最前線5th.Anniversary」の中で織茂医師は、以下のように書かれています。

レビー小体型認知症ではパーキンソン病と同様に脳・脊髄の自律神経系のみならず心臓、腸管、膀胱などを支配する末梢自律神経系にもレビー小体やレビー神経突起が認められ、このためさまざまな自律神経症状が高率に出現する。
29例の研究では、尿失禁97%、便秘83%、低血圧66%、失神発28%。


素人には、悲しいかなレビー小体とレビー神経突起なるものが、末梢自律神経系で、交感神経と副交感神経にどういう働き(悪さ)をするのか、全くわかりません。

レビーの自律神経障害は

レビーの場合、交感神経の障害が主体のようです。
副交感神経の障害については、私は良く知りません。
ただ便秘が交感神経の障害で起こる理由が、判りません。

自律神経の障害が、胸椎レベルで強く影響を受けているとすると、
交感神経のほとんどと、仙骨レベルで末梢に分布する副交感神経が障害されきます。
副交感神経は、脳幹部から分布する迷走神経(Ⅹ脳神経ともいう)が主要な末梢繊維です。このため迷走神経は、自律神経障害を免れている可能性があります。
仙骨部から分布する副交感神経は、直腸や膀胱などに分布しています。これが障害されると大腸下部・主に直腸の運動機能に障害が起こり便秘になるのかもしれません。
ただ、副交感神経の大部分は、迷走神経です。胸椎レベルで自律神経障害が起こっているとすると、迷走神経は障害をまぬがっれているだけと言えるかもしれません。




自律神経

hokehoke先生
度々、大変詳しくご説明頂き、本当にありがとうございました。
『神経とは何か』というところから勉強しないといけないなと思いました。

話を一番最初に戻して、
なぜ自律神経(交感神経・副交感神経)にこだわっているかというと、
レビーの自律神経症状は、本人や家族にとっては、かなり深刻で、みなさんとても苦しんでいらっしゃるからです。

便秘、発汗異常、頻尿、尿失禁、低血圧、起立性低血圧、めまい、失神等は
「生活の質(QOL)」を著しく下げる(行動範囲も制限する)のですが
医師には、軽視される傾向があると思います。

「そんなものは、症状だから、我慢するしか仕方がない」というのが、
多くの医師の考え方ではないでしょうか?

足湯でも鍼灸のツボでも何でもいいのですが、
少しでも自律神経障害が改善される方法を見つけられないかと考えています。

読者で、こんな方法が効果があったというものがあれば教えて頂きたいです。
よろしくお願いします。

しばさん、こんにちは。

全く見当違いかもしれませんが、レビーは、うつ病と似ていてダウン系症状なような気がしました。それは、hokehoke先生の交感神経障害との説明と合致する気がします。と言って、アッパー薬は幻覚が出やすいでしょう。
ただ、世間でよく言われる自律神経改善とはヨガとか瞑想とか、ダウンさせる(イライラを鎮める)方向が多いように感じます。

そこで提案です。
本人が嫌がらない程度の元気の出る曲、ビートの利いたダンス系、ロック系、熱血アニメ系を流すというのはいかがでしょうか?その手の曲は、聴くだけで血圧が上がる気がします。
手法としては、最初からガンガンかけず、ゆったりしたアダージョから始めて、アンダンテ、アレグロ、プレストと徐々にテンポをアップさせます。最後はバスドラムのハッキリしたものがいいと思います。
脳の覚醒を誘導するのに、音楽は効果的かもしれません。
私の高校時代のお目覚めソングは、I was born to love you でした。
20歳年上の邦楽系の方に話したら、彼は カルメン序曲だったそうです。
スポーツ選手も試合前は、アッパー系の曲を聴く人が多いみたいです。
と言うことで、ロッキーのテーマとか、ジャーニーのセパレイト・ウェイズとかを試してみてほしいな〜(効果の程は保証できませんが・・)

あと、青い光は鎮静効果があるそうなので、蛍光灯を暖色系のLEDに変えてみるとか、ファッションやファブリックをビタミンカラーに明るくイメチェンするとか・・・

つまらないアイデアを書いてすみません。
因みに、私は気分がダウンすると、ホラー系の映画や小説、ヘビメタが欲しくなります。どれも交感神経を刺激するアドレナリンを出させるものではないかな?

kimiさん

はい。交感神経が低く、副交感神経が高いというバランスの崩れ方は、うつ病などメンタルな病気の患者の特徴だそうです。
(小林弘幸著『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』P.32)

交感神経も副交感神経も低い人は、非常に疲れやすく体力もないが、バランスは悪くないので、健康状態はそれほど悪くない 」P.63

非常に疲れやすく体力もなく、うつ病患者に近いレビー小体型認知症は、交感神経が低く、副交感神経はアップダウンする???(なんだかよくわかりません。)

とにかくレビー小体型認知症が、「うつっぽく、元気が出ない」のは、確かですね。

音楽を聴くだけで歩行が良くなるというのは、以前記事に書きましたね。
http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-entry-1047.html

確かにテンポの良い、元気の出る音楽を聴くというのは、かなり効果がありそうな気がします。
音楽って、気分に与える影響が大きいですもんね。

最初はゆっくりというのもミソですね。
うつっぽい時に、いきなりガンガンは、キツいですから。
音楽に合わせてちょっと体を動かしたら(ゆする/気が乗れば踊る)更に効きそう。

明るい色の効果っていうのも大きいと思います。
昔、元気が出なくて、赤い服をよく着ていた時がありました。
赤を見ると元気が出るんです。

落合恵子が介護について書いた体験本を読んだとき、認知症の母親に毎日色鮮やかな靴下をはかせるというエピソードがあって、良いアイデアだなと思いました。
はいている本人も介護する人も元気な色を見て、元気が出ますから。

私も母に、身につけるものを買う時は、「わ〜きれい!」と母が声を上げるようなものを選ぶようにしています。
暗く地味な色のものは、見ている私も気が滅入りますしね。

ところで先日、BSで「フライド・グリーン・トマト」という映画を見ました。
中年女性や弱者(DV被害者や差別のひどかった時代の黒人他)への応援歌でもあり、すごく面白くて、元気が出ました。

そうそう「クール・ランニング」というのも偶然見て、ゲラゲラ笑って、最後は感動して、happyな気分になりました。

そんなに沢山映画を見る方じゃないんですが、最近、「当たり」にばっかり出会ってます。
「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」とか。
どれも幸せになれますから、みなさんもどうぞ!

フライド・グリーン・トマト

あれは、私の中でもベストな映画です!

脚本も映像も良く、女性ものに多い甘ったるさに流れずに、ハードボイルドで上質な映画に仕上がっています。
キャシー・ベイツの中年女性の変化、過去の時代の逞しく生きる女性達、素敵でパワーを貰えます。
中でも、「ドライビング・ミス・デイジー」でも演技の光ったジェシカ・タンディは、最高! 理想のお婆さんです。あんな風に美しく年を重ねたいと思います。

元気を出したいときは「トワンダー!」って叫びましょう!
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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