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退院後はどうすればいいのか(レビー小体型認知症体験談)

ねこやまさんの体験談「異変に気づく時」の続きです。
入院、「せん妄」を経験した多くの家族(私も)が直面し、苦悩する/した問題です。

医療・介護職員と家族に対しては言動が違う、環境が変わった(自宅に戻った)途端にせん妄を起こす、発言がコロコロ変わる、自宅に帰りたがるのは、私の母と全く同じです。

「異常な早食い/途中で帰る」は、レビーの症状としては、あまり聞きません。
「すぐ横になる」「寝てばかりいる」のは、レビーでは自律神経症状意識障害、過眠(日中の異常な眠気。小阪憲司著「第二の認知症」P.85-86)という症状です。

以下、文章は、ほぼねこやまさんが書いて下さった通りです。
***************************************

措置入院解除の日が近づき、退院後の生活について考えなくてはいけなくなりました。

母は、身の回りのことは、ほぼ一人で出来ます。看護師や介護職員との会話も正常です。
家族に対してのみ、有名人が来ると言ったり、宙に向かって「うるさい!黙ってろ!」等、妄想のようなことを言い続けています。 

集中力はなくなりました。散歩に出ても景色などには興味を示さなくなりました。
食事は、異常な早食い。外食先で待ちきれず「帰ろう」と途中で出てしまったりします。

退院後は、安全を考えて母の貯えで有料老人ホームに入居してもらうことにしました。
要介護1の母では、特別養護老人ホームは、申し込んでも順番が回ってきません。)
「退院したけど、まだリハビリが必要だからリハビリ施設に少しいてね」と説明。
罪悪感しか感じられませんでしたが、この選択は誤りだとは思いませんでした。

ホームでは、軽い体操くらいが唯一の運動で 外出家族の同伴で出掛けるのみです。 
母は、1時間位歩けるので、私が出来る限り頻繁にホームを訪ね、一緒に散歩しました。
会う度に母は「家に帰りたい」と言い、私は、どうすればいいかと考え続けました。

介護職員「妄想は、聞いた事がない。何でも一人でされる。夜も眠り,問題ない」
それなら私の家で介護できる、介護しようと決め、自宅に母と荷物を取りに戻りました。
すると母は「私はここ(自宅)にいる。あなたの家には行かない」と言い出しました。
その夜は眠らず訳のわからないことを言い続け、私は、介護の困難を思い知りました。
その後、何日経っても母は、ホームに戻ることを頑として拒み続けました。

母は 以前うつ病と誤診され通院していた病院に行きたいと自分から言い出しました。
その医師には入院した病院から連絡があり、受診時、専門の大学病院を紹介されました。
私達家族は、誤診を謝罪されました。〔2年前にいち早く異変を感じた妹が、認知症ではないかと訴えた時も「違います。うつ病です」と言われた経緯がありました。〕   

紹介された大学病院の精神科で、時計描画テストMRI、SPECT等の検査を受けました。
問診の時点で、レビー小体型認知症と言われ、検査で診断が確定しました。 

母がホームに戻ることを拒否し、私は自分の家に帰れず、1ヶ月を共に過ごしました。
母は、横になったり、近くの商店に私と買い物に行ったり、散歩したりしていました。
掃除はしますがで〔もともときれい好き。)日に何度もトイレを掃除したりしました。 
料理好きだったのに、料理を作ることを億劫がり、はやり雑でした。 
しかし徘徊など困る症状はなく、見守る人さえ居れば、家で生活できそうでした。

最終的に叔父に来てもらい、どうにかなだめて車で母をホームに送ってもらいました。
その後も「家に帰りたい」と言い続け、私は小規模多機能等を検討し始めました。 
しかし最近になって「家には帰らないと思う」と言い出し、月に1度の通院も拒否
ホームを訪ねると、母は、目を開けてベッドで横になっています。
「昔の同僚が、洗濯物を洗ってくれる」「子供に見捨てられた」等と話します。


<関連記事>
*「最初にうつ病と誤診されることの多いレビー小体型認知症
*「料理を作る苦労(若年性レビー小体型認知症 本人の体験談)
*「レビー小体型認知症が起こしやすいせん妄の種類・具体例・治療薬による悪化」必読
*カテゴリ「介護施設の費用・選び方など

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木瓜(ボケ)
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プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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