異変に気づく時(レビー小体型認知症体験談)

レビー小体型認知症の場合、認知障害に気づくきっかけが、突然の「事件」である例は、介護家族の方々から度々聞いています。

レビーの妄想は、幻視(幻覚)によって引き起こされることが多いと言われています。
本物にしか見えない幻視を見て、「大変だ!何とかしなくては!」と本人は、真剣に対処しているのですが、周囲からは異常としか見えません。周囲の反応によって、本人は増々追い詰められ、興奮し、錯乱状態になっていきます。(参考記事

以下は、このブログの読者の「ねこやま」さんが、提供して下さった貴重な体験記です。
(一部省略しましたが、ほぼ、ねこやまさんの原文通りです。入院時は73歳でした。)


    < 警察からの突然の電話と措置入院で気づいた異変 >

母(73歳)は、弟と2人暮らし。私(長女)は、実家から1時間程の所に住んでいます。
母は2年程前に妹に連れられて病院に行き、うつ病と診断。通院治療をしていました。

「事件」の数日前、妹から「電話の母の様子がおかしい」と連絡がありました。
私が実家に行ってみると母は興奮状態で、怒ったように言いました。
「銀行の頭取が私に会いたがっている。約束もしてあるから会わなくちゃいけない」
銀行に行き、事実でないと判明。しかし母は、銀行に行ったことで満足した様子でした。

その翌日、警察から「お母さんを保護しています」と電話がありました。
母に代わってもらうと、第1声は「○○ちゃん、パーティー行った?」でした。
今となれば笑い話ですが、その時は、頭が真っ白になってしまいました。

「店に人が閉じ込められている!助けてあげて!」と母は、通行人に頼んだそうです。
ガラスを割って入ると無人。警察が呼ばれ、興奮状態の母は、精神科に連行されました。

医師「認知症だと思われます。長くて3ヶ月前後の措置入院(強制的入院)になります」

今思えば、予兆は多々ありましたが、私も弟も歳のせいだと思っていました。 
待ち合わせの時間や場所を間違えることが、1年半位前から度々ありました。 
たまにトイレを失敗したり 物事をうまく説明できないこともありました。
へびがいる」と窓際で線香をたいていたこともあったと弟から聞きました。  
 
入院当初は、救急病棟の個室。食事も薬も拒否。拘束され、点滴をしていました。
母は、自分がなぜここにいるか、説明してもずっと理解できませんでした。
「私はどこも悪くない。間違ってここに連れてこられてしまった」の一点張りでした。
家族のことはわかるのですが、訳のわからないことをぶつぶつ口走っていました。

医師「レビー小体型認知症か精神の病のどちらかです。どちらにせよ、薬は同じです。
   レビーかどうかは専門の病院で検査すればはっきりしますが、わかったところで、
   家族が病名を知ることができたという安心程度のことですよ」
(注byしば:レビーにはレビーの治療法があり、向精神薬は、量や種類に要注意

人の幻視も幻聴もある様子で、変なことを口走りますが、日常会話は、普通でした。
変なことを言った時、「何?何か聞こえるの?」と尋ねると「ううん。何でもない。こっちの話」とはぐらかし、自分の症状については、あまり話してくれませんでした。
体にも問題はなく、歩行、トイレ、食事、入浴なども介助なく普通にしていました。
母は、時間と共に徐々に落ち着いていきました。

 続き→こちら

<関連記事>
*「レビーに多い嫉妬妄想の治療(向精神薬)で劇的に悪化した体験談
*「最初にうつ病と誤診されやすいレビー小体型認知症
*「レビー小体型認知症の妄想や精神症状の多様さ」朝日新聞記事
*「向精神薬など薬で悪化しやすいレビー小体型認知症の特徴
*「多くの医師は、レビー小体型認知症を知らない(新聞記事)
「治療法はない」「どんどん進行してすぐ寝たきりになる」「幻聴があればレビーではない」等、医師から間違ったこと言われた介護家族の話は数え切れません。

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サザンカ(山茶花)の変種
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レビーの幻聴

しばさん、おじゃまします。

レビーの「幻視」のことは、他の方の経験談などから知識が得られましたので、ある程度理解した上での対応が出来るかな?と思えるようになりました。

最近 症状が見られる「幻聴」に関して、知識がなく 理解と対応に少々困っています。
薬などで症状を緩和してあげられるものでしょうか?

『病気の症状だから、他の人には聞こえていないことだよ。』と話すことしか出来ていません。

No title

レビーに対して、抗精神病薬は必要なケースが少なくありません。
特にLPCの場合、抗精神病薬を使用しないと陽性症状がコントロール出来ません。
この場合、昔からある定型抗精神病薬(セレネース・ウィンタミンなど)の方が安全なのです。
精神科では、リスパダール以後の非定形抗精神病薬が、錐体外路症状(広い意味でのパーキンソン症状)が少なく、安全で効果が高いと評価され、若手の医師は定型抗精神病薬の使用経験が無いようです。

レビーの本体は、脳幹部の神経伝達物質の減少が、症状発現の大きな原因と考えられます。
アセチルコリンの減少で、記憶・学習の障害や大脳全体の働きの低下が起こります(大脳辺縁系は除く)。
中脳のドパミンの減少で、
1.パーキンソン病(固縮主体):黒質線条体系
2.前頭葉の機能低下:中脳皮質系
3.大脳辺縁系の制御の障害:中脳辺縁系
が起こっていると考えられます。
脳全体のアセチルコリンの減少で、脳幹部以外の大脳辺縁系のドパミンが相対的に過剰に成ります。

大脳辺縁系のドパミン過剰で、幻覚(幻聴を含む)・妄想などが生じると考えられています。統合失調症では大脳辺縁系のドパミン過剰があることは間違いないようです。統合失調症では、中脳辺縁系のドパミン過剰も加わり、大脳辺縁系の活動の更新が強いようです。
レビーの一部でも、統合失調症と同様に、この大脳辺縁系のドパミン過剰が強いケースもあるようです。この場合、統合失調症と同様妄想や幻聴・異常な興奮が目立つケースがあり、精神科医に統合失調症と誤診される原因となっています。

レビーーと統合失調症の区別は、中脳のドパミン減少の有無で判断します。パーキンソン症状の有無で判断します。
精神科医は、パーキンソン症状の有無は、目で見てわかる振顫以外判らないようです(神経学的な診察しないため)。

レビーの治療の難しさは、同じ方の中にドパミン不足で起こる症状とドパミン過剰で起こる症状があるからです。
精神科医は、ドパミンを減少させる治優先します。
神経内科医はドパミンを増やす治療を優先します。
どちらの医師も、副作用に無頓着でひたすら薬を増やします。

リスパダールは、大脳辺縁系のドパミンを減少させることで効果を発揮します。服用を続けると中脳のドパミン不足を悪化させますので、副作用が強く出てくるのです。

せん妄は、脳幹部の機能障害で、アセチルコリンによる脳幹網様体~大脳賦活系の障害と、ドパミンによる中脳皮質系の障害により
起こると考えられます。
前頭葉の機能障害により大脳辺縁系の制御がうまくいかないことと、中脳減塩系の障害により、大脳辺縁系の暴走が起こってると考えられます。
治療としては、ニコリンによる脳幹部の機能改善と、抗精神病薬による大脳辺縁系の抑制が有効です。この目的でセレネースを使用することがあります。セレネースは、中脳のドパミンに対する効果が少ないようで、少量なら比較的安全に使用できます。




hokehoke先生へ

以下のように捉えて良いのでしょうか?
レビーと統合失調症との類似点=大脳辺縁系に於けるドーパミン過剰。
相違点=中脳辺縁系に於けるドーパミン量(前者は不足し、後者は過剰)。

できましたら、中脳辺縁系の主な働きと、そこのドーパミンの過寡による具体的な影響を教えて下さい。

知り合いに、現役の統合失調症の方がおります。その人は一切薬に頼らずに、常人の数倍の運動量と食事と睡眠2時間というエキセントリックな生活で自分をコントロールしています。その人に言うには、視界によく光が見えるとのことです。多分、神経伝達の異常から来るのだと思いますが、ドーパミンと関連がありますか?幻聴は常に複数の声を聞いているみたいです。

また、甘い物への嗜好が極端に強いのも認知症と似ていると感じましたが、これも大脳辺縁系のドーパミン過剰の影響なのでしょうか?

しばさんへ、
ちょっと主題とは逸れますが、大変興味深いので、横レスさせてください。

No title

脳の働きはブラックボックスで良く分からない部分のほうが多いと思います。
脳の疾患を考えるには、脳の機能を無視することは大きな誤りを犯す原因だと思います。
中脳辺縁系の働きは良く分かっていませんが、私は大脳辺縁系のコントロールを行っていると考えています。ドパミンを報酬に大脳辺縁系をコントロールしていると考えています。
大脳辺縁系は、ドパミンを欲しがる領域です。ドパミンにより満足(快楽)を得ているようです。覚せい剤は、ドパミンを増やす働きがあるようです。一度過剰なドパミンを得た大脳辺縁系は、ドパミンを求めて暴走すると言われています(ドパミンを得るためには、手段を選ばなくなると考えられます)。
統合失調症の場合、中脳辺縁系からのドパミン供給が過剰に成っているという説が有力なようです。言いかえると、中脳レベルのドパミンは豊富だと言う事です。ですから、リスパダールなどの抗精神病薬で中脳のドパミンを抑制しても、運動系の障害が起こらないと思われます。
夢や幻視は、大脳辺縁系が過去の記憶に基づいた映像を、後頭葉の視覚野に送り、それが認識される事で起こると考えられます。レビーの幻視やREM睡眠障害は、大脳辺縁系由来の症状と私は考えています。
また中脳皮質系(中脳前頭葉賦活系)のドパミン過剰は、前頭葉の機能障害の原因に成るようです。この事で、前頭葉症状が見られるのかも知れません。
甘いもの好きは前頭葉症状の代表です。脳の神経細胞は、活動のためにかなりのエネルギーを消費します。活動エネルギーはブドウ糖の形で供給されます。そのため、ブドウ糖を増やす甘いものを必要とするのかもしれません。

糖分の過剰摂取とレビー

最初に、
hokehoke先生 アドバイスありがとうございました。
 
レビーであっても、定型抗精神薬(セレネースなど)の適量服用であれば、幻聴を含めた幻覚の対処が副作用少なめで望めるとのお話、勉強になりました。

幻聴に記憶の混乱も加わり(本人は終末期ではないかと)大変不安になるようです。

幻覚(幻視・幻聴)は、今のところは継続してあるものではなく、起きる前に脳の中が爆発?する予兆のようなものがあると言っています。
ただ、その感覚を理解するのは 難しいです。

レビーの母にも 甘味を貪り食するような糖分の過剰摂取がしばしば見られます。
脳が欲しているとしても 大丈夫なのかと 心配になる程です。
病に関連したものだと解りました。
 
  



くろまめさんへ

甘いものを異常に欲しがるようなら、前頭葉症状があると考えられます。
興奮・易怒他の陽性症状が目立つなら、ウィンタミンの使用が必要になる場合もあります」。
陽性症状を抑えるためには、抗精神病薬の力を借りないと難しい場合も少なくありません。この場合、程度の差はあれパーキンソン症状が出る事が少なくありません。両者のバランスを考えながら、治療を進めていくしかありません。
介護者と認知症の本人とどちらを優先するかは、難しい問題ですが、コウノメソッドでは介護者優先で対応していきます。介護者がまいってしまえば、認知症の方のお世話は出来なくなりますから・・・・。
認知症、特にレビーノ場合、拮抗関係にある症状があるため、最終的にはどちらを優先するかと言う問題が付いてきます。
フェルガード類は、このバランスを高いレベルで可能にしてくれるケースが多いです。

みなさん

遅くなりました。みなさん、大変貴重なコメントをありがとうございました。

くろまめさん
幻視幻聴の件。
多くのご家族は、ぎょっとして、なんとか薬で消したいと思われるのですが、
本人が、それによって怖がったり苦しんだりしていないなら消す必要はない」というのが、多くの医師の意見です。

若年性レビーの方々に伺うと
「幻聴は、幻視同様、本物なのか幻なのかは、自分ではわからない。音のするはずのない部屋から音がすれば、多分幻聴なのだろうと推測する」というお話です。

何度もこのブログで書いていることですが、幻視も幻聴も(幻臭も体感幻覚も)
本人にとっては、まったく本物(現実)として見えたり聞こえたりしていることを理解して差し上げて下さい。

気のせいでも、妄想でも、夢と現実を混同している訳でも、ボケたのでもなく、本人には「現実に」見え、聞こえています

「そうなんだ〜。そういうものが聞こえ(見える)るんだね〜。
でもね。私には、聞こえ(見え)ないの。病気のせいで聞こえ(見え)ちゃうんだよね。
嫌だね〜。でも幻だから、何も悪いことも怖いことも起こらないから大丈夫だよ」
という風に、あたたかく受け入れてあげると安心して、落ち着いてくると思います。

でも(とても珍しいですが)「殺してやる」などと聞こえて本人が恐怖で錯乱状態になってしまうようなら、主治医と薬についてご相談下さい

kimiさん
私も統合失調症とレビーの違いには、非常に興味があります。

レビー小体型認知症で最も困ることの1つは、妄想に取り憑かれて暴走することですから、もし脳のメカニズムが明確にわかれば、それを予防したり、治療することができるようになるはずです。

若年性レビーの方々は、幻視を幻視と理解しています
(「本物に見えるので、本物との区別は、見た目では、つかない」と言いますが、症状として見えるものだと理解しています。)

そこから変わって、「幻視を症状と理解できなくなり、振り回される状態」になるには、脳の中で何がどう変わるのか、是非とも知りたいです。

統合失調症に関しては、私は詳しくないですが、が聞こえる幻聴が多いとよく書かれています。
それも「死ね!」とか「殺せ!」とか、怖い声が多い印象がありますが、楽しい話の例もあるのでしょうか?

レビー小体型認知症の幻聴は、人の声は少ない印象があります。
が多く、(少ないですが)声の場合は、はっきり聞き取れないような声が聞こえるというのを何人かの方から伺いました。

妄想も統合失調症とは、内容が少し異なる印象があります。
(なぜ統合失調症に共通の妄想があるのかもとても興味深いです。)

hokehokes先生
色々詳しいお話、ありがとうございます。

LPCは、レビー小体型認知症と前頭側頭型認知症(ピック病)の合併ですね。(わからない方も少なくないと思いますので・・)

先日、「レビー小体型認知症おしゃべり会」の方とお話しした時、
「以前は、レビーは、穏やかな方が多く、怒ったり、暴れたりして自宅介護が困難になる方というのは、あまり聞いたことがなかった。
ところが、どんどん変わってきて、穏やかな方は少なくなってきた」
というお話を伺いました。

(おしゃべり会に関わった方々に限ったお話ですから、別に全国的な調査の結果ではありません。)

LPCっぽい方が増えたということかと思うのですが、その原因について何かご存知でしょうか?

甘い物中毒

甘い物を異様に欲しがるというのは、認知症全般によく聞く話ですよね。
孫のおやつを取ったとか、家族中のおまんじゅうを一人で食べてしまったとか・・どこかの制御機能が壊れてしまっているみたいです。依存症の患者に近いのではないかとも思います。糖はれっきとした嗜好品ですから。脳は糖を摂取したときの快感を決して忘れないのだそうです。

義母は、甘い物を欲しがるのもありますが、最初の脳梗塞から、目の前の食事を我慢できなくなりました。「全員の分が揃うまでは待たなくてはいけないのは自分でも分かっている」と言いながらも、2歳児のように勝手に食べ出しました。理屈が理解できないのではなくて、欲求を制御できなくなるみたいです。ピック病と似た部分の前頭葉に梗塞が起こったのかもしれませんね。

しばさん、
統合失調症の知り合いは、怖い声ばかりではないみたいですよ。
時々、一人で吹き出してたりします。声が冗談を言ったそうです。何人もいて、頭の中で互いに議論したり、喧嘩したり、賑やかなのだそう。だからか、一人暮らしでも全然寂しくないみたいです。
その方も砂糖中毒です。生クリームをホイップして、一人でボウル一杯平らげたり、想像しただけで吐き気がしそうな食生活ですが、ガリガリに痩せています。

くろまめさんの仰られた「脳の中が爆発する予兆」というのは、その方の見える光と似ているのかもしれません。景色のあちこちがピカピカ光って見えるそうです。私は「きっと中枢神経の電気信号が混線してスパークでも起きているんだろう」と考えます。(いかにも物理屋っぽい解釈でしょ!?)
そういえば、偏頭痛も「来るぞ!」っていう予兆があるし、光が見えることもありますね。

「LPC」とは?

hokehoke先生、kimiさん、しばさん、
いろいろ教えて頂き ありがとうございました。

確か 異様な甘味嗜好が見られた時に 幻聴・被害妄想(背後から焼殺される)・記憶の混乱で興奮・錯乱状態にあり、甘味を食べて落ち着かせているかのようにも思えました。

レミニールを増量(4mgx2)し 数ヵ月後 ようやっと その状態が落ち着き 暫くした頃 抑うつ症状も収まり おだやかな母になりました。
ところが、先日『身体が軽く感じられたから』と 自力で行動しようとして車椅子から転倒するという出来事に繋がりました。  
そして、また別のタイプの幻聴に悩み出しています。

やはり、「LPC」へ変化をしていると考えられるのでしょうか?
「LPC」の症状、経過・変化など 知識が有りませんので 興味があります。

よろしくお願いします。 

No title

「頭の中が爆発する予兆」は聞いた事がないですが、「意識障害を起こす予兆を感じる時がある」というのは、若年性レビーと生きる方から伺ったことがあります。

脳も体ですから変調をきたす前には、何かしら変な感じがあるのではないかと思います。
でも感じ方は、お一人お一人微妙に違っているようにも思います。


LPCですが、これは正式な医学用語ではなく、名古屋フォレストクリニック河野和彦院長の作った言葉(概念)だと私は理解しています。

レビー小体型認知症だが前頭側頭型認知症(ピック病)のような脳の萎縮があり、ピック病のように怒りっぽい(感情のコントロールができない)衝動的(我慢ができない)などの症状が出ると、私は理解しています。

「ドクターコウノの認知症ブログ」には、LPCの症例が多数あります。
ご興味のある方は、読まれると理解が早いと思います。
http://dr-kono.blogzine.jp/

kimiさん
統合失調症の情報、ありがとうございました。
やはり本などに書かれた症状と本人から直接聞く症状には、少しギャップがありますね。

脳の病気の場合、本人の語る言葉(症状)に、殆ど注目しない傾向があるのではないかと感じているのですが、(そういうものを見た事がないので。)もっと本人から学ぶ姿勢が必要なのではないかと思います。

医師だけでなく、家族も、「認知症」のレッテルを貼ってしまうと本当の姿が見えなくなってしまいます。
レビー小体型認知症と生きている方は、自分の症状を話せます
「教えを請う」姿勢で尋ね、じっと耳を傾ければ、たくさんのことを教えてくれると思います。

遅ればせながら・・・

しばさん
遅ればせながら・・・

私の身近にもかつて統合失調症の人がいました。
もう、数十年前の話です。

薬を飲むと、副作用でだるくてとてもつらいのだそうです。

結局は40代前半で胆管癌に。
このような若さで胆管癌は珍しいようでした。
長年飲んでいた薬の副作用だったのかもしれないですね。

でも、薬を飲まないとやはり病気そのものの症状が辛そうでした。


そういえば、猫背の感じ、ゆっくりとした歩き方が
パーキンソンの初期の症状とそっくりでした。


当事者の声

MKさん
貴重なお話、ありがとうございました。
統合失調症と生きる方が、薬の副作用でそんなに苦しまれた(現在は、改善されていることを望みます。)ということを私は、今まで知りませんでした。教えて頂いたことに感謝します。

当事者と家族は、もっともっと声を上げて、現状を知らせなければいけないのだと思いました。

医学は、薬の良い面だけに注目し、「こんなに治るようになったのだから、多少の副作用くらい我慢しろ」というのが基本的な考え方だと思います。

抗がん剤で毛が抜けようが、一日中吐こうが、「がんが治るんだからいいじゃないか」という時代が長く、長く続いたことを思い出してみて下さい。

でも、今、「それではマズい」という考え方に変わってきています。
その陰には、数え切れない程の当事者や家族の声があったと思います。

脳の病気に関しては、当事者が、自力で声を上げることが難しかったり、家族が病気(病名)を隠さなければならない社会的偏見があったりして、声が上がらず、増々その苦しみは、誰にも届かず、医学の世界からも無視されてしまっていると思います。

レビー小体型認知症が薬で悪化し、自宅介護が地獄になってしまうということも当事者の私たちは、体験して知っていますが、日本中のほとんどの医師は、知らないままです。

薬で悪化しても「認知症が進んだ」と言うだけです。

そのため、何%のレビー患者にひどい副作用が出るのかといった研究調査を見た事がありません。(探しているところです。)

そもそもレビー小体型認知症と正しく診断されるという最初の段階から難しいのですから。

ひどい副作用が出るのは、(薬剤過敏性の強さには個人差がありますから)もしかしたら半数、或は、30〜10%と小数派なのかも知れません。

けれども、もし、例え1割だったとしても「9割は大丈夫だからどんどん薬を使っていい」ということには、絶対にならないはずです。

子供への予防接種の副作用を見て下さい。
1万人に1人に重い副作用が出ても大騒ぎ、大問題になり、緊急に何らかの措置が取られるはずです。

なのにレビーの場合は、問題として取り上げられることもなく、何の措置も取られず放置されているのです。

治療がうまくいき、問題のない方は、このブログにも来ないかも知れませんし、相談する必要もないでしょう。
私が、このブログを通して知り合った(非公開コメントなどで連絡して下さった)大勢の方は、9割以上が、薬の副作用に苦しまれています。

ぜひ体験記を読んで下さい。(家族会の方からのご紹介でインタビューした方が主ですが)
http://lewyoshaberikai-yuruyurugumi.jimdo.com/体験記/

長くなってしまいましたが・・

抗精神業薬で「だるい」という人は多いですよ。
猫背、メリハリのない丸い体型は、あの薬を飲んでいる人の共通点ですので、もしかしたら副作用かもしれませんね。  顔も丸顔になるみたいです。 体型の変化で、通院中の服薬がきちんとなされているか、判断できるくらいです。

別の知り合いは、目が半分くらいしか開かず、話し方もゆっくりとろれつが回らなくなりました。  これも薬の副作用です。  それが辛くて薬を飲まなくなると、また妄想が始まるので、医師も難しい判断ですよね。  妄想や幻覚の辛さと、副作用の辛さの兼ね合いになると思います。

「ビューティフル・マインド」という映画には、ノーベル経済学賞を受賞した数学者の患者の実話が描かれています。  彼も薬を中断た時、秘密組織の妄想に再度取り付かれました。  家族は常に、薬を切らさないように飲ませる事に神経を使わなくてはいけないみたいです。あの映画を見ると、レビーのように実体のありそうな人間の幻視が複数見えるみたいですね。

向精神薬

そうなんですか。

目が半分しか開かないというのは、若年性レビー小体型認知症の方々から聞いています。
http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-entry-1127.html
症状か、抗うつ剤の副作用かは不明です。

Kさんは、薬の影響でなく、強い意識障害を起こした時、鏡を見ると目が半分しか開かず、生気のない病的な目になっているそうです。
http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-entry-1085.html

酔った人も目は半分閉じて、焦点が合わない感じになります。
アルコールの脳のへ作用と似た仕組みがあるのでしょうか?

「目は、心の窓」と言いますが、本当にキラキラと輝いたり、濁ったりするのは、どういう作用なのか、昔から不思議に思ってきました。
脳の中の何かの物質が、目の何かの働きを変えるのでしょうね。


「ビューティフル・マインド」は、ずっと見たくてまだ見ていない映画の1つです。今度、見ます!

そうそう。kimi さんから教えて頂いた「ものすごくうるさくて、ありえないいほど近い」も本当に素晴らしい映画でした。
ヒューマン・ドラマがお好きな皆さんには、おすすめです。
911で父親(トム・ハンクス)を亡くした少年(アスペルガーの疑い)と家族の再生の話です。
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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