レビー小体型認知症を知らないと起こる悲劇

パーキンソン病うつ病アルツハイマー病統合失調症(旧:精神分裂病)などと診断されても、レビー小体型認知症の可能性を常に心にとめて、注意深く薬の作用を観察しなければいけません。(→レビー小体型認知症チェックリスト

  < なぜなら レビー小体型認知症には >

薬剤過敏性」(医師が通常通り処方する薬でも強い副作用が出やすい)と呼ばれる
命にも関わる非常に危険な特徴があるからです。(→実例 →参考記事1 →2

  < レビー小体型認知症だった場合 >  (→詳しくは、文末の関連記事を)

パーキンソン病の薬を増やし続けると、幻視妄想等がひどくなったり、異常に見える
           行動が増え、自宅での介護が困難な状態に追い詰められます。
抗うつ剤を飲ませると、眠り続けたり、ぐったりして動けなくなったりします。
認知症薬アリセプトを飲むと、少量で効きますが、怒りっぽくなる・興奮して暴れ
         徘徊を始めることもあります。規定通りに増やしていくと、
         首が垂れたり、ぐったりして動けなくなったりする方がいます。
統合失調症の薬リスパダール等)を飲ませると、体が固まって寝たきりになります。

何より恐ろしいのは、一旦こうした副作用が出ると、薬を止めても中々(或は、永遠に)元の状態に戻らないことです。誤診や誤った治療は、取り返しがつかないのです。
(私の母は、リスパダールの副作用で、71才から車いす生活になりました。)

医師の多くは(大学病院でも)レビーの薬剤過敏性についてよく知りません。(実例
パーキンソン病などと診断されてもレビーの可能性を常に頭に置いて気を付けましょう。

家族が学び、医師と話し合い、の作用を観察し、医師に報告します。(関連記事参照)
医師に言って薬は少量から試し、徐々に増やしてもらいます。
少しでも異変を感じたら、迷わずすぐ医師と相談して止めるなり、減らします。

もし取り越し苦労だったら「あぁ、良かったね」と笑い合えば良いだけのことです。
起こりうる危険に備えるのは、恥でも心配性でも神経質でも何でもありません。
レビーでなくても高齢者が、薬で悪化することは多いのです。(→朝日新聞

ただ、同じレビー小体型認知症でも薬剤過敏性程度は、一人一人異なります
私は、アリセプト0.3mgでもダメだった例を介護家族から聞いていますが、10mgでも何ともないという方も知っています。
また、薬剤過敏性の強い方は、良い反応も強く出るので、ごく少量の薬で劇的に良くなったり、効果の出にくい薬でも良く効いたりということも起こります。(→実例
薬の調整さえ上手くいけば、ある意味では幸運とも言える特性なのです。

<関連記事>
*「レビー小体型認知症を悪化させる薬一覧」(特定の抗パーキンソン病薬含む)
*「誤診を見抜いて自衛するためのチェックリスト
*「レビー小体型認知症 治療の注意点」抗パーキンソン病薬の使い方
*「レビー小体型認知症 体験談集(副作用に苦しんだ方多数)

*「レビー小体型認知症 初めの一歩 まずここから読もう!
*「小阪憲司医師のすすめるレビー小体型認知症を診断・治療できる医師一覧
*「名古屋フォレストクリニック(河野和彦医師)のHP・コウノメソッド実践医一覧
注)介護家族のお話を伺うと上記2つのサイトに紹介された医師が、全員レビーの名医
  ということはない
そうです。以下を参考にして下さい。
*「病院は何科へ?

P1020966_convert_20140205191524.jpg
蠟梅(ロウバイ)
花びらが、ろう細工に見えるため。
関連記事

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR