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レビー漫画(8)レム睡眠行動障害

このブログの読者のSimsimさん(お母様がレビー小体型認知症)の作品です。
(幻視3部作→その1  その2 その3 転倒→その4 妄想→その5 アルツハイマー型との違い→その6 人物誤認→その7 レム睡眠行動障害→その8 異変の始まり→その9 夜中の転倒→その10
症状の描写が正確ですので、介護・福祉・医療関係の方々にも是非読んで頂きたいです。

注:著作権はSimsimさんにありますので、勉強会の資料などで利用されたい方は、
  コメント(公開/非公開)でご一報下さい。
  既に医学部やケアマネの研修、家族会の勉強会などで利用して頂いています。
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レム睡眠行動障害_convert_20140127130035
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 < 解説 by しば>
夜中に寝言大きな声で言う/悪夢を見て叫ぶ手足をバタバタ激しく動かす/隣に寝ている人に殴り掛かる/起き上がって壁に激突する・・。
寝ぼけにも見えるこうした行動は、「レム睡眠行動障害」という症状です。

最初に現れる症状(前駆症状)と言われ、診断される何十年も前から現れる方もいます。
出典
介護家族のお話を伺うと、程度・頻度には、かなり個人差があります。
若年性レビーのHさんは、毎晩のように激しく叫ぶのでホテルには泊まれないそうです。
私の母は、ベッドに立って頭から床に飛び込みました。まだしっかりしていた頃です。
その後、母は、毎晩自分でベッドと手をヒモで結びつけて寝ていました。
逆に、「叫んだだけで、動いたことはなかった」という方もいます。夢の内容を聞くと
「いつも同じ殺される夢。恐怖で体が固まって逃げたくても動けない夢」だそうです。

この症状は「パーキンソン病でも見られるが、レビーでは極めて多い。多系統萎縮症(オリーブ橋小脳萎縮症・シャイ・ドレーガー症候群・線条体黒質変性症)では更に多い」と2013年のレビー小体型認知症研究会(代表世話人:小阪憲司医師)で聞きました。
(追記:出現の割合は、コメント欄に書きました。)
レビーでも中期以降では見られなくなると小阪憲司医師は書いています。(出典

悪夢を見ていることが多く、夢の通りに実際に叫んだり、動いたりしています。
目が覚めてから叫んだり、暴れることはありません。夢だという自覚もあり、夢の内容は「襲って来る強盗と闘っていた」などと説明できる例が多いようです。

寝言が大きい、悪夢を見て叫ぶことは、健康な人にも稀に起こるそうです。(出典

追記:この記事のコメント欄に、楽しい夢の例やパーキンソン病とレビーの違い・
   悪化させる薬等が紹介されています。

<関連記事>
*「激しい寝言があればレビーになるのか?朝日新聞レビー特集(2013年1月)
*「4大認知症動画集」斎藤正彦医師のレビーの説明は12分ながら中身が濃いです。必見
*「レビーを理解するために、まずここから読もう!」(リンク集)
関連記事

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No title

しばさん、こんにちは!
主人はパーキンソンになる少し前から、
かなりのレム睡眠障害がありました。

主な症状は大声で叫ぶことと、大声の寝言です。
叫びはすさまじく、夫は一階で寝ているのですが、二階で寝ている子供も起きてしまうほど。
事件か!というほどのすさまじい叫びです。

昼寝のとき、寝ながら15分ほど、しゃべり続けることもしばしば。楽しそうに笑いながら話すときもあります。

飛行機に乗った時、睡眠中に大きな叫び声をあげ、
男性のキャビンアテンダントが飛んできたこともありました。(テロとおもったのでしょうね。)

パーキンソン発症時頃に現れたのが、失神のように急に寝てしまう症状。食事中、手を洗っている最中、冷蔵庫を開けている途中、がくっと寝てしまうことがありました。ナルコレプシーという病気を疑い、一泊入院して寝ている様子をビデオで撮影する等の検査や、せき髄液を採取する検査も受けました。

結局、ナルコレプシーではなく、睡眠時無呼吸症候群という診断となり、もう10年ほど、シーパップという器具を付けて寝ています。ちなみに、ナルコレプシーでもリアルな幻視が見えるそうです。

もしかすると、ナルコレプシーではなく、レビーの症状だったのかな、と感じています。


10年経った今、夜中に叫ぶことはほとんどなくなりましたが、未だにホテルに泊まるとき、私は落ち着きません。



楽しいレム睡眠行動障害

MKさん いつも貴重な情報をありがとうございます。

楽しそうに笑いながら話す」レム睡眠行動障害というのは、初めて聞きました。
ご主人は、レビーではほとんどの方に出るという「うつ」もないというお話でしたよね。
そんな明るく前向きな性格も関係があるのかなぁとも思いました。

失神のように寝てしまう」というのは、レビーの介護家族の方からはよく伺います。

私は、詳しく知らないのですが、血圧や血流の不安定さから起こる意識障害の1種なのだろうと思っていました。
若年性レビーのKさんも「突然、熱が出たようにだるく、しんどくなった時に横になると、次の瞬間にはストンと眠りに落ち、何時間も眠ってしまっていた」と言っています。
これを主治医は、意識障害の1種と説明したそうです。

睡眠時無呼吸は、レビーでは多いと聞いています。
「寝ている時に、胸が苦しくなる」という方もいます。
呼吸が止まって胸が苦しくなるから、殺される夢などの悪夢を見るんでしょうか???

MKさんのように「わが家では、こんな症状があります。本人は、こんな風に言っています」という情報を皆さんからコメントで寄せて頂けると多くの介護家族、介護職員、医療従事者の方々にも役に立つと思うんです。
ぜひ、皆さん、よろしくお願いします

No title

うちの母もレビーと診断される10年前から、大声で寝言を言ったり、寝ぼけて動作していました。

当時、同居していた人から聞いたのですが、ある夜、寝ながら「ハイっ!」と叫んで、枕を天井に放り投げたそうです。本人は「バレーボールをしている夢を見た」と言っていました。そういえば、その人も母の事を「よく夢を見て、暴れる」と言っていました。今から思うと、その頃から発病していたのかもしれませんね。

レム睡眠行動障害でバレーをする

kimiさん、ありがとうございます。

バレーボール・・!
感動してしまいました。面白い!!

小阪先生も「悪夢を見て暴れる」と説明されますし、今まで伺った話も悪夢ばかりだったので、悪夢限定なのかと思っていましたが、そうでもないんですね。
う〜ん。勉強になります。

若年性レビー小体型認知症のominaeshiさんは、夢遊病のようにあちこち歩き回って、物を移動させる等、色々するのだそうです。(本人に記憶はなし。)
でも斎藤正彦先生は、講義動画の中で「夢遊病のように歩き回ることはない」と話されているので、かなり特殊な例なのだと思います。

ominaeshiさんは、現実と何も変わらないリアル過ぎる夢を毎晩見るので、眠った(休んだ)という実感がまったくなく(睡眠時間ゼロのような感覚)、毎朝ぐったり疲れていると話されていました。

これも他の方からは、聞いたことのない症状です。

夢は、脳が見せるという意味では幻視と同じで、そういう意味では、「普通ではない夢」を見るということが、レビーの場合はあるのかも知れないと想像しています。

No title

悪夢とはかぎらないかもしれませんね。
レム睡眠行動障害はレム睡眠中にαーシヌクレインなどの物質の障害でスイッチが切り替わらない状態で夢をみて、その内容に伴って異常行動?するわけで、、また、記憶も比較的ある。夢遊病はノンレム睡眠下で起きて、記憶がない、子供が多いので、成長するにしたがって、発症しなくなるけど、大人でも残る人もいる、、レム睡眠行動障害を気が付くのが、多くはパートナーを殴っちゃったとか、ものを投げたとか、そういうのなので、悪夢とか暴力行為とか、悪いほうにとられることが多いのかもしれませんね。

私は当時レビー情報に、レム睡眠行動障害、という言葉をみなかったから、ぜんぶせん妄だと思ってました。
小さいタンス、大きいタンスをならべて、そのうえにのぼってたり、
工具を持ってきて、サッシを直したと言ったり、
夜中の行動は昼間とくらべてすばらしい??ものでした~~
夜中に叫んでたり、怒ってたりしてたのは、父が50代か60代のころ
らしい。
当時のレビー仲間と、「夜中にタンスでダンス」という合言葉をつかってました。みんなよなかに同じ行動してたので~~

ygraciaさん

「夜中にタンスでダンス」も凄いですね!
それは、夢に伴う行動なんですか?!

レビーって症状(状態)が、あまりにも多彩で、家族でも(医師でもですが)『これはいったい何という症状(状態)なの?』という所が多々ありますよね?

認知の変動」という症状は、「しっかりしている時とボーっとしている時がある」と説明されますが、その2種類じゃないですよね?

母を見ていても、もっと数え切れない程沢山の状態があります。

頭も表情もものすごくしっかりしていて、とんでもないことを言い続ける(多くは幻視について語る)時もありますし、表情もおかしくて、目も死んだような目をしていて、せん妄にしか見えないのに、突然、全く正常なことを言って驚くこともよくあります。

最近では、急に眉間にシワを寄せて、ガーっと怒り出したんですが、怒っている途中で突然
母「ほら。また始まった。私、こうなるの。怒り出して止まらないの。私、おかしいよ。頭がおかしくなっちゃったんだよ。止まらないんだもの。私、みんなから嫌われてるよ」
と悲痛な顔で言ったんです。

誰よりも辛いのは、本人なんだなとよくわかる瞬間でした。

幻視も可愛い犬とか子供ばっかり見てニコニコしているという方もいらっしゃれば、刃物を持って向かって来る男など身も凍るような幻視ばかり見る方もいらっしゃり、原因は何だろうとずっと考えています。

何かで悪夢を見るメカニズムを読んだことがあり、悪夢を見るのと恐ろしい幻視を見るのは、同じメカニズムなのかなぁと思ったり・・。
(ストレスで脳のある部分が刺激されると悪夢を見るということだっと思いますが、詳しいことは忘れました。すみません。)

それからレム睡眠行動障害の起こる割合ですが、レビー小体型認知症研究会でメモしたものは、2種類のデータです。

パーキンソン病   15〜34%
レビー小体型認知症 極めて多い
多系統萎縮症    殆どの症例

パーキンソン病   33〜60%
レビー小体型認知症 50〜80%
多系統萎縮症    80〜95%

この時、
「レム睡眠行動障害を伴うパーキンソン病は、レビー小体型認知症に近い。
固縮(体が固まる)が多く、振震(ふるえ)は少ない
認知症が多く、自律神経症状も多い
とメモしています。
(発表した医師の名前がわかりません。メモなので100%正確かと言われれば、Yesとは言い切れません。)

パーキンソン病とレビー小体型認知症は、どちらもレビー小体(たんぱく質)が溜まることによって起こるほぼ同じ病気」という小阪憲司先生の説明は、腑に落ちるんですが、上記のように違う病気として分けられると腑に落ちません。
明確に違いを説明して欲しいと思ってしまいます。

小阪憲司・織繁智之著『「パーキンソン病」「レビー小体型認知症」がわかるQAブック』2011年発行(P.8〜9)では、
レビー小体型認知症にあってパーキンソン病にないものとして、
認知障害(記憶障害、見当識障害、実行機能障害、認知の変動)、
幻視、誤認、錯視、妄想幻聴
薬剤に対する過敏性

となっています。

でも、最近では、認知症害も幻視もパーキンソン病の症状だとパーキンソン病の専門医(神経内科医)たちが言っていますしね。

すみません。つい長くなってしまいました。
このことは、また改めて記事にします。

No title

しばさん、またまたこんにちは!

レビーとパーキンソンの関連、とても関心があります。

以前かかっていた大学病院には幻視のことも夜中に叫ぶことも伝えてあったのですが、レビーという言葉は一言も出ませんでした。

今、お世話になっている神経内科クリニックの先生は、「パーキンソンがレビーに”移行”しつつある」という説明をしてくださいました。

確かに主人には以前からパーキンソン特有の「震せん」が無く、不思議だなぁと思っていました。むしろ、固縮。あと、左側に傾く症状です。今はジスキネジアが出つつあります。

若年性の場合、シンチではわからないと言われました。

今はリバスタッチとニュープロパッチを貼っています。両方とも互いに「相反する」?薬だそうです。量を少なめにして両方貼っています。今のところ、よく効いているようで、ありがたいです。



レビーに禁忌のパーキンソン病薬

MKさん

御主人、薬の調整が上手くいって、本当に良かったですね!

「シンチ」は、MIBG心筋シンチグラフィ(9割の精度でレビー小体型認知症とその他の認知症の区別をつけられる。)ですね。詳細↓
http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-entry-848.html

今月のEテレ「きょうの健康」でパーキンソン病特集を放送しますが、テキストを見るとレビー小体型認知症の文字はありません。
パーキンソン病に似た病気一覧の中にも入っていません。

パーキンソン病を診る多くの神経内科医の頭の中には、レビー小体型認知症という病気が欠落しているのが現状です。

小阪憲司先生(レビー小体型認知症の発見者)は、著書の中で、「パーキンソン病には薬剤過敏性がなく、レビー小体型認知症にはある(=通常量の薬の処方で激しい副作用が出る。微量の薬がよく効く等)」と説明しています。

パーキンソン病と診断されているレビー小体型認知症患者の何が問題になるかと言えば、この薬の副作用です。

レビー小体型認知症では、ある種のパーキンソン病治療薬で悪化します。

<該当する薬剤名一覧>
http://dictionary.goo.ne.jp/srch/yakusai/抗コリン系パーキンソン病治療剤/m0p1u/
(クリックしても飛ばないので、アドレスをコピーして使って下さい)

レビー小体型認知症の薬剤過敏性をよく知らない医師は大変多いので、禁忌の薬(リスパダール等)を処方する医師は、後を絶ちません。

家族が、自分で処方箋を調べて、自衛するしかないという信じ難い状況になっています。

その他、危険な薬一覧
http://lewyoshaberikai-yuruyurugumi.jimdo.com/2013/08/30/家族と医療-1-まず処方箋をチェック/
(クリックしてもダメなので、アドレスをコピーしてPC画面左上の細い窓に入れて下さい)
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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