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レビー小体型認知症に多い誤解(トモさんへ)

1月11日に非公開コメントでご質問下さったトモさん。回答をお送りしましたが、メールアドレスが正しくないようでエラーになります。
他の方の参考にもなると思いますので、簡単にまとめてここに書かせて頂きます。

MRI(画像)で正常(脳の萎縮もない)なので認知症ではない」は間違っています
  MRIでは、レビー小体型認知症は、異常なしと出ることが多いです。
 レビーの検査誤診の多い理由についてはこちらを

頻尿失禁便秘もレビー小体型認知症の症状です。(症状一覧
 (4大認知症を早期発見するための知識とチェックリスト

*色々なものが顔に見えるという現象は、レビーの特徴と言われます。(→参考記事
 レビーの幻視は、人、子供、小動物、虫が多。幻視についての詳細→こちら
 アルツハイマー型でも幻視はあるが、今、目の前にリアルに見えている幻視を詳しく
 説明できたり(「髪の長い30才位の女性で青いワンピースを着ている」等)
 過去に見た幻視について説明できるのは、レビー小体型認知症の特徴。 

*レビー小体型認知症は、向精神薬(リスパダール等)(認知症薬アリセプトでも)
 パーキンソン症状が悪化し、歩きにくくなったり、体が硬直したりすることがありま
 す。(レビー小体型認知症を悪化させる薬こちら必読

*急激に悪化し、家族が衝撃を受けるようなことをする場合、せん妄を疑って下さい。(→具体的症状
 レビーは、せん妄を起こしやすく「急に認知症がひどくなった」と感じますが、これは
 一時的なもので、せん妄が消えれば元に戻ります

反社会的と呼ばれる異常行動は、レビー小体型認知症の症状にはありません。
 前頭側頭型認知症(ピック病)で起こる場合があると言われています。(→詳細
 河野和彦医師は、レビーとピック病の合併例(LPC)を多数紹介。(→こちら

買い物の「異常」については、買ったことを忘れてまた買ってくるのか、判断力が低下
 して買ってしまうのか、必要のないものを大量に買うのか等、様々な種類があります。
「異常」の一言でくくらず、本人はなぜ、どういう気持ちでそうしているのかを懸命に
 考えることが、とても大切だと思います。解決の糸口が見えてくるからです。

*「レビー小体型認知症は、薬による劇的な回復の可能がある」とどこかで
 読まれたそうですが、「薬による」は、「ある薬を飲んだら」という意味では
 なく「ある薬を止めたら(或は減らしたら)」という意味だと私は思います。
 レビー小体型認知症は、薬(特に向精神薬)で劇的に悪化をすることがよく
 あるので、そういう方が、薬を止めたり、薬を減らすと「劇的に回復する」
 ことが多いです。

追記:レビーの特徴である「薬剤過敏性」は良い方向にも悪い方向にも出ますので、(通常量と比べて)少量の認知症薬(アリセプトやリバスタッチパッチ・イクセロンパッチ等)が「非常に良く効いた」抑肝散(漢方薬。医師処方)で幻視が消えた」という体験談は複数聞いています。(全く効かなかった/副作用の方がひどかったという例も)
ただ、「最初は劇的に効いたけれど、その後、効果が薄れた」とか、「アリセプトを続ける内に急に体の動きが悪くなった」という例もあります。

*「レビー小体型認知症は、進行が早い」と多くのサイトに書かれています。
 しかし介護家族の方々のお話を伺うと、そうでない方が大勢いらっしゃいます。

 進行を早める(劇的に悪化させる)のは、向精神薬などの薬です。
 せん妄で一時的に劇的に悪化したようにも見えます。
 そういうことを避けられれば、長く穏やかに過ごされる方もいらっしゃいます

 レビーの状態(症状)は、不安定で、よく変わります。
 急に悪くなったり、急に良くなったり、良くなったと思ったらまた悪くなったりを不規
 則に繰り返す
方が多いのが、レビーです。
 右肩下がりで徐々に、或は急激に進行していくということはないと思います。

*レビーを疑った時の病院選び→「病院は何科へ?

*検査のこと、薬のこと等は、こちらを一通り読んで頂けば、安心です。(→こちら)  

<関連記事>
*「レビー小体型認知症 初めの一歩 まずここから読もう!
*「小阪憲司医師のすすめるレビー小体型認知症を診断・治療できる医師一覧
*「名古屋フォレストクリニック(河野和彦医師)のHP・コウノメソッド実践医一覧
注)介護家族のお話を伺うと上記2つのサイトに紹介された医師が、全員レビーの名医
  ということはない
そうです。以下を参考にして下さい。
*「病院は何科へ?
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プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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