「親の認知症 気づいて」(新聞記事)

年末年始の長い帰省は、親の異変気づく好機です。同居家族より気づきやすい場合も多いです。「こんな人じゃなかったのにな」という違和感は、認知症早期発見の重要なになります。母の主治医他、何人もの医師から聞いたり読んだりした言葉をご紹介します。
家族がおかしいと思えば、その人は、認知症ですよ。それは医師より正確です

以下、青字部分は、2013年12月29日の日本経済新聞の記事からの抜粋。

 < 親の認知症 気づいて   久々に会ったけど、なんか変・・・ >

 認知症の疑いが強まる例として:

話をしても、以前は「仕事の調子はどうか」と聞いてきたり、孫には「元気だったか」などと話しかけていたりしたが、そんな様子もなくなる。

外見に無関心になり、女性は化粧をしなくなる。風呂に入る回数も減る」
(国立長寿医療研究センターの鳥羽研ニ院長)

昔はおしゃれだったのに、冬に夏服を重ね着したり、古くなった服を着続けたりする。

家事も苦手になってくる。特に料理買い物
段取りが悪くなり、冷蔵庫の中が賞味期限切れの食品ばかりになる。
得意だったメニューも作らなくなり、惣菜を買って済ますことが増える。
また日頃服用していた薬の管理がいい加減になりやすい。

その他の初期の兆候:失敗が多くなり言い訳をする。物事への関心がなくなり、趣味もやらなくなる。イライラ焦り不安を感じる。

家族は、高価な物を買っていたり、変な契約をしていないかに気を付けよう。

最もつらいのは患者本人だ」都立松沢病院斎藤正彦院長
本人もこれまでできていたことがうまくできなくなったことで不安を感じている
子や孫からあれこれ指摘されると、責めれたらように感じ、否定したりったりする人も多いので注意したい。

普段から電話やメールなどでコミュニケーションをマメにとるよう心掛けるとよい。

「自分の親が認知症だと認めたがらない家族も多い」上川病院吉岡充理事長
年のせいだからぼちぼちやればいい」などと安易に考えていると初期症状を見落とす

親の異変に気づいたら、まずは病院(物忘れ外来など)に連れて行く。
「いつまでも元気でいてほしいから」などとうまく誘導したい。だまして連れて行かない信頼感が損なわれないように注意を払いながら受診を促そう。

しかし初期ほど診断は難しい。(特に見逃されやすいレビー小体型認知症 その理由
認知症と診断されたら地域包括支援センターなどを訪ねてみよう。

<関連記事>
*「認知症早期発見のチェック項目20
3大認知症+ピック病 早期発見のためのチェックリストと必要知識
*カテゴリ「認知症の種類別 早期発見のために
*「遠距離介護のコツ(何をすればいいのか)

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柏葉紫陽花(カシワバアジサイ)
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No title

しばさん、こんにちは!

年末のお忙しい中、更新をありがとうございます。

夫は、幻覚は余りでない(出ても現実との区別が付く)のですが、ごく最近、幻臭と思われる症状が出てきました。

最近までリハビリ入院していたのですが、
そこで、理髪店帰りの方のポマードの強いにおいのために、アレルギーになってしまった、と言っています。

そして、退院後、電車の中や自宅で
「ポマードの強いにおいがする!」と言います。
しかし、家族は誰も何も感じません。

実際にくしゃみや鼻水が出るので、
確かに本人には匂いが感じられるのでしょうね。

不思議です。

一過性だといいな。

幻臭

幻臭は、レビー小体型認知症では、あまり聞いたことがないのですが、若年性レビー小体型認知症のKさんは、幻視、幻聴、体感幻覚に加えて、幻臭もあるそうです。
http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-entry-1085.html

良い匂いの幻臭はなく、大抵悪臭だと言います。

でも幻視や幻聴が、本物と区別がつかないように(こんな所にこんなものが居るはずがないから幻視だろうと推測する/こんな時間にこんな音がするはずがないので幻聴だろうと推測する等)幻臭は、更に、現実なのか幻なのか、わかりにくいそうです。

臭いそうな所で、臭いそうな臭いが(自分には現実として)臭うので、まったくの幻臭なのか、臭覚が一瞬異常に敏感になっているのか、自分では、わからないと言います。

認知症では、比較的早期から嗅覚が衰えることがよくあると言われています。

Kさんは、最近、臭覚の衰えも感じているそうですが、この確認もとても難しいそうです。
(醤油とか酢とかに鼻を近づければ匂いは、ちゃんとわかると言います。)

自分が感じない(=存在しない)もの(匂い/臭い)が、現実にあるか、ないかを確認することは、本人には無理だろうと思います。

幻臭が、症状として話題にならないのは、ご本人が、幻臭を幻臭と自覚できず、周囲も気が付かないということも多いのではないかと想像したりもします。

幻視も同様で、幻視を医師に訴える方が少ないという最大の原因は、本人が、それを本物と思っていて、幻視とは自覚していないからだと、私は想像しています。

No title

しばさん、ありがとうございます。

『自分が感じない(=存在しない)もの(匂い/臭い)が、現実にあるか、ないかを確認することは、本人には無理だろうと思います。』

『幻臭が、症状として話題にならないのは、ご本人が、幻臭を幻臭と自覚できず、周囲も気が付かないということも多いのではないかと想像したりもします。』

確かにそうですよね~! なるほど~~!

そういえば、入院前も、「焦げ臭い!」と言ってました。
台所を使っていないときに。

本当に多彩な症状があるのですね。
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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