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レビー小体型認知症の治療 注意点(2)

レビー小体型認知症の最大の問題は、幻覚(幻視)でも妄想や歩行困難でもありません。
医師の処方する薬で悪化するという特徴です。「薬剤過敏性」と呼びます。


 〜〜〜〜〜< レビー小体型認知症 薬で悪化した実際の例 >〜〜〜〜〜〜

T.H.さんの夫)向精神薬(リスパダール)で、会話・意思疎通できず一日中眠る
       歩けない失禁失便。死を待つだけの廃人のようになっていった。

     ●主治医は、薬の副作用と気づかず、救急医が、偶然気づくまで服用。
うめのははさんの父)向精神薬(リスパダール/セロクエル)の1度の服用で体が硬直
          直後に薬を止めても体の傾き、歩行困難が残った
  
     ●主治医は、家族が副作用を強く訴えても処方を変更しなかった。
Kさん)抗うつ剤で重度低血圧。立つと失神。手の震え。激しい不安発作。一日中横に。
    ●主治医は、最初の診断(うつ病)を疑わず、薬(パキシル)も変えなかった。


*アリセプト怒りっぽくなる首が垂れる体が傾く歩きにくくなる等の副作用も
介護家族からは、よく聞きます。医師に訴えると増量された方も少なくありません。


*脳内には、様々な神経伝達物質バランス良く存在し、(「心」、知的活動、運動機能、知覚など)を正常に働かせています。
レビー小体型認知症は、(理由はよくわかっていませんが)脳の血流神経伝達物質
常に不安定で、危うい状態になっています。

状態の良い時には、まったく正常に話し、高い理解力思考力を示しますが、次の瞬間には、それが一転する可能性が、常にあります。そしてまた回復するのです。
脳(認知機能、精神状態、知覚、運動能力)の状態(病状)には、常に波があります。

処方薬は、種類や量によって、この不安定な脳内伝達物質のバランスを簡単に崩し、病状を劇的に悪化させる危険があります危険性の高い薬一覧


*レビー小体型認知症の「薬剤過敏性」は、「お酒にとても弱い人」に似ています。

赤ワインが脳に良くても、「お酒の弱い人」が飲めば、吐いてしまうかも知れません。
更に飲めば、意識がもうろうとしたり、眠り続けてしまいます。
一般の人にとっては薬効のあるものが、レビーには「毒」になるのです。

程度は、個人差があります。一杯なら大丈夫な方もいれば、一口で倒れる方もいます。
そのためは、一人ひとりに合う量微調整しながら探していかなければいけません
未成年者の一気飲みが命に関わるように、レビーへの処方も危険と隣合わせなのです。

しかしこのことを多くの医師は、まだ知りません
(急激に変わっていると思いたいですが)レビーをよく知らない医師の方が多いのです。

「薬を増やせば効く」という「常識」をレビーにもそのまま当てはめて廃人にしてしまう悲劇が、後を絶ちません。その原因に医師も家族も気づかないまま衰弱していきます。

パーキンソン病、うつ病、アルツハイマー病、統合失調症という誤った病名で、
治療を始めた途端に悪化し、飲み込みも難しくなり(嚥下—えんげ—障害)、「誤嚥性(ごえんせい)肺炎」を繰り返して亡くなられた方が、数多くいらっしゃると思います。

<関連記事>
*「レビー小体型認知症の治療 注意点(1)(医師の語る具体的方法)
*「レビー小体型認知症 アリセプトの効果と副作用」(具体的な注意点)
*「レビー小体型認知症 早期発見チェックリスト(3種)
*「レビーを疑ったら/分かったら まずここから読もう

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山茶花(サザンカ)

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ふと、思ったのですが・・

私も若い頃から薬剤過敏性があります。
市販の風邪薬は成人量の1/2で、眠気の副作用で丸1日、目が開かなくなります。風邪で医師処方の薬を飲んだら吐き気や目眩、手の震えがして、それでも飲み続けたら4日目には薬疹が出ました。

そもそも成人の1回量って誰を基準にしているのか?
体重200kgの人と40kgの人が、年齢だけで同量飲めると考える方が変ですよね。

しかし、これはデメリットばかりではないと思います。
沢山飲んでも全く効果ない人もいるのですから、薬が効き易いというのは合った量を見つければ自分でコントロール出来るということです。

他人(医師)任せではなく、自分で薬の効果をモニタして、合った薬と量を見つければ良いと思います。良い医師は「これは副作用がキツすぎる」「この薬が効いたので、これを出して下さい」という患者の声に耳を傾けます。

本人が「いらない」という薬を処方するのは、押し売りですよね〜
本当に効果に自信があるのなら、患者を説得くらい出来なきゃね。

確かに190cm100kgのラグビーの選手、46kgの痩せた女性、143cm32kgのおばあちゃんが、同じ風邪薬を飲むというのは、常識で考えても無理がありますよね。

病院に行くと、「じゃ、解熱剤とのどの炎症を抑える薬と咳止めと・・、一応胃薬も出しときますね」と、山のような薬を出すようになったのは、いつからなんでしょうか?

それを全てきっちり飲まなければいけない、自分で減らしたり、止めたりしてはいけないという「教育」は、いつ始まったんでしょう?

抗がん剤にしても胃ろうにしても、何だか、極端だなぁと思う意見が多いような気がします。
100%良いこととか、100%悪いことって、そんなに多くないと思うんですが、どちらかに決めないとダメでしょうか?

薬の副作用のことを書くと、「薬は怖い!もう飲ませない!」と言う方が現われるので、今まであまり具体的なことを書かないようにしてきました。

でも、状況が何も変わらないので、ショックを受ける方がいらっしゃると思いながらも、ストレートに書きました。

冷静さを保って頂きたいです。
薬について、知って欲しいです。
薬の作用、副作用をよく観察し、医師に報告・相談し、一番良い薬とその量を探っていって頂きたいです。

そうすればレビーは、良い状態をずっと保てる病気ですから。
どんどん進行していく(悪くなっていく一方の)病気では、決してないですから。
希望を持って、穏やかな日々を大切に過ごして頂きたいと心の底から願っています。

プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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