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レビー小体型認知症の治療 注意点(1)

レビー小体型認知症の最大の問題点、「薬剤過敏性」(薬、殊に向精神薬悪化しやすいという特徴)については、繰り返し書いてきました。(→危険な薬一覧
今回は、その具体的な注意点医師の本から抜き書きします。

ここ(この本)に書かれた内容を多くの医師は、知りません
アリセプトは、規定に従ってどんどん増量され、パーキンソン症状幻視(幻覚)妄想に対しても各薬(向精神薬等)が通常量処方され、すぐ増量されます。

すると、一気に歩けなくなる話せなくなるよだれを垂らすなど重症化します
ご家族が慌ててネットで調べ、相談を寄せられる例が、後を絶ちません
すぐに薬を減量したり止めたりすれば、完全に回復する場合があります。
認知症が進行した」と医師が言い、家族もそれを信じれば、2度と回復しません。

レビーの治療は、医師にも家族にも知識がなければ、常に危険と隣合わせです。
逆に、ほんの少し薬の種類や量を減らすだけで、大きく改善する場合も多々あります。
増量ではなく減量良くなることが圧倒的に多いことを忘れないで下さい。)
レビーは無知に殺され、知識で復活する、怖いけれど、その分希望も大きい病気です。


以下、青字部分は、詳しい医療情報を得られる「新しい認知症ケア 医療編」(河野和彦著。2012年講談社発行)P.194〜198からの一部抜粋、一部要約です。
(→この本の解説と「コウノメソッド」についての私、しばの考え方


脳内の神経伝達物質、「アセチルコリン」が低下するのが、アルツハイマー型認知症。
「ドーパミン」が低下して歩行障害を起こしているのが、パーキンソン病
レビー小体型認知症は、その「両方」が、低下する。
しかしレビーには、「薬剤過敏性」があるため、その補充は、半分程度で我慢する

レビーの症状に対応するそれぞれのは、互いの機能を阻害する関係にある。

アリセプト(認知症薬)は、副作用で歩行障害を起こす。(通常の3分の1の量でよい。)
メネシット等(抗パーキンソン病薬)は、副作用で幻視を悪化させる
セレネース等(抗精神病薬。幻視の改善薬)は、認知機能と歩行を悪化させる

そのため、レビー小体型認知症の治療では、知能、歩行、幻視をどれも完璧に改善しようと考えてはいけないどれかを後回しにするか、ごく少量づつにとどめる勇気が必要。

さらにレビーでは、良くなったり悪くなったり、変動が大きいという、他の認知症では見られない特徴があるため、症状を見ながら常に処方を見直していかなければならない

レビーでもアリセプト5mg以上服用できる患者はいるが、薬剤感受性が低いためである。
そのような患者は、あまり改善しない
副作用が出やすいレビー患者の方が、劇的に改善する可能性をもっている
薬剤過敏性の強い患者には、アリセプトは、1mgや1.67mgを処方し、2.5mgや5mgを処方してはいけない

(P.199には、推奨される薬剤名や処方量が、症状別に詳しく書かれています。)

(2)「治療で悪化の3例」に続く。

追記:是非コメント欄もお読み下さい

<関連記事>
*「レビー小体型認知症は薬で悪化する(朝日新聞)
*「アリセプトを製造販売するエーザイ発表の”レビー小体型認知症へのアリセプトの効果と副作用”
*「レビー小体型認知症体験記集」(T.H.さんの御主人の例をお読み下さい。)
*「若年性レビー小体型認知症の治療例」(薬の増量についての医師の説明あり)
*「河野和彦医師による認知症セミナーの内容

28241.png
講談社発行
関連記事

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レビーの原因は?

レビーの症状は。脳幹部(中脳を中心に)のアセチルコリンとドパミンが減少していることは間違いないと考えられます。
アセチルコリンの減少で大脳全体の働きに悪影響が出ています。
ドパミンの減少で、パーキンソン症状と前頭前野の機能低下が起こります。
前頭前野は、短期記憶などの記憶の管理に重要な働きをしています。大脳の機能は、前頭前野の指示によって動いていますので、大脳の機能障害が起こると考えられます。

それに対して側頭葉の大脳辺縁系と呼ばれる領域の機能が更新していると考えられます。統合失調症と同様ドパミンの過剰が原因と考えられます。
大脳辺縁系の活動が更新しているため、妄想赤穂分の原因となります。
シャルルボネ症候群の幻視の発生メカニズムを考えると、レビーの幻視もこの大の辺縁系の働きの亢進が原因のひとつではないかと思われます。REM睡眠障害も大脳辺縁系の働きの亢進が誘引になっている可能性が高いです。
このように、同じ方の中にドパミン過剰で起こる症状とドパミン不足で起こる症状があるため、治療が難しくなります。
精神科医は、ドパミンを減少させる治療を優先します。
神経内科医はドパミンを増やす治療を優先します。
どちらの科の医師も、薬を増やすことに疑問を感じず、副作用を軽視する傾向が強いのです。
このことを理解している医師は多くはありません。

脳内では、ドパミンとアセチルコリン、ドパミンとセロトニン、セロトニンとメラトニンと言った拮抗関係にある神経伝達物質の存在があります。
これも、レビーの治療を難しくしている原因です。

アリセプトは、アセチルコリンの働きを強力に増やします。そのためドパミンの働きを低下させます。
投与初期は、脳幹部のアセチルコリン不足と大脳辺縁系のドパミン過剰を抑えてくれますので、症状の多くが改善します。
私の義母は、パーキンソン症状が無く妄想型のレビーだったので、アリセプト5mgが効果があり、長期投与も可能でした。
一般にレビーの場合、アリセプトの多量投与を長期続けると、脳幹のドパミン不足が起き、急にパーキンソン症状の悪化と、前頭葉の機能障害により前頭葉症状が出てくることが問題となります。

ですから、レビーの場合、アリセプとに限らず神経伝達物質に影響を与える薬剤の使用は、細心の注意が必要になります。

hokehoke先生  

貴重なコメント、ありがとうございました。

色々わからないことがあります。
お忙しい中、恐縮ですが、質問にお答え頂けると大変助かります。

ウィキペディアで見ると、メラトニンとセロトニンの働きは、次のように書いてありました。

メラトニンは、日中起きて夜眠るという睡眠のリズム
セロトニンは、生体リズム・神経内分泌・睡眠体温調節などの生理機能と、気分障害などの病態に関与。
ドーパミンやノルアドレナリンなどの感情的な情報をコントロールし、精神を安定させる働きがある。
ホルモンとしても働き、消化器系や気分、睡眠覚醒周期、心血管系、痛みの認知、食欲などを制御している。

こうした様々な神経伝達物質が、レビー小体型認知症の場合、安定せず、常に変動している(減ったり増えたりしている)のでしょうか?
それによって様々な症状が、出たり消えたりするのですか?
それは、脳の血流の悪さや不安定さから来るものですか?

前頭葉症状とは、ピック病(前頭側頭型認知症)のような人格変化の症状でしょうか?

「神経伝達物質に影響を与える薬剤」は、認知症薬、向精神薬(抗うつ剤、抗不安薬、精神安定剤など)、睡眠導入剤、鎮痛剤、抗パーキンソン薬といったものと理解してよろしいでしょうか?

No title

レビーの場合
神経伝達物質のバランスの乱れが症状発現に大きく関与していると考えたほうが良いでしょう。
症状が短時間で大きく変動するのは、器質的障害では説明しずらく、神経伝達物質の変動が関与していると考えたほうが自然です。
その原因のひとつとして、脳幹部・前大脳動脈領域・視床近傍・大脳基底核領域の血流の不安定さが大きな要因だと私は考えています。
レビーの方を中心に、認知症の方は動脈硬化が強いです。生活習慣病が認知症のリスクファクターとして唯一確認されていることからも、明らかだと思います。
前期の領域の血流の不安定さから、一過性脳虚血発作を起こしやすいと言えると思います。もっとも脳梗塞のような巣症状が出るのは、気温差が大きい地域だけかも知れません。
私の経験では、一日の気温差が10度を越えると出て来やすく成るようです。
15度前後に成ると非常に起こしやすいです。山梨で訪問をしていたときは、このような日にはレビーの方の2~3割一過性能虚血発作を起こしていました。
私が父の病院で認知症の治療に携わった後も、脳幹部を中心とした一過性脳虚血発作が多いのが悩みの種でした。
現在の勤務地っである西多摩地域も内陸性の気候で、寒暖の差が大きく、この一過性脳虚血発作が悩みの種です。この発作でも時に致命的な発作になるケースもありますので・・・。
あと最近気がついたのですが、このような発作の後前頭葉症状であるアパシーになるケースが多いのです。

前頭葉症状とは、前頭葉の眼窩面の損傷により起こる諸症状の事を指します。
食行動の異常・清潔の保持への無関心(着替えや入浴拒否)・極端なマイペース(介護拒否)・自分の関心があることへの極端な執着(異常な収集癖)・周囲への無関心さなどさまざまな症状があります。第一次世界大戦で銃創で前頭葉を損傷し奇跡的に一命を取り留めた方々の分析で解明してきた症状です。
アパシー(何もしなくなる)も前頭葉症状の代表です。アパシーを起こす領域を手術で壊すことで、統合失調症の症状を抑えるロボトミー手術は、このような知見を元に考案されたものです。
統合失調症は大脳辺縁系のドパミン過剰が症状発現の大きな要因であることは間違いありません。前頭葉のある領域を壊すことでアパシーにすると、大脳辺縁系が起こしている異常な行動が影を潜めることから、大脳辺縁系が前頭葉のこの領域に影響を与えて、いろいろな行動を取らせていると考えられます。

レビーも、大脳辺縁系の活動亢進が症状発現におおきな影響を与えていることは、間違いないと私は考えています。
妄想や特定のことへのこだわりだけでなく、REM睡眠障害や幻視も大脳辺縁系の活動の亢進が原因ではないかと私は考えています。
レビーや前頭葉症状を主体とする前頭側頭型認知症(ピック病)は、前頭葉の機能障害と大脳辺縁系の活動の亢進(前頭葉が押さえきれないケースを含む)が症状発現の大きな要因だろうと推定されます。

神経伝達物質へ影響を与える薬剤はいろいろあります。
抗認知症薬(アリセプト・レミニール・メマリー・リバスタッチなど)
抗精神病薬(セレネースやコントミンなどの定型抗精神病薬・リスパダールやセロクエルなどの非定型抗精神病薬など)
抗うつ剤(SSRIetc)
抗ヒスタミン薬(風邪薬・かゆみ止めなど
ヒスタミンH2ブロッカー(ガスター(ファモチジン))も高齢者・特にレビーの方には、脳内のヒスタミンに影響を与えますので注意が必要になります。
パーキンソン病の治療薬
などが代表です。
マイナートランキライザイー(抗不安薬・睡眠薬・安定剤など)も影響があると思います。
後は、サアミオンも神経伝達物質への作用があります。
グラマリールやドグマチールも神経伝達物質に影響することで、効果を発揮しています。
これ以外にも、抗コリン作用がある薬剤(頻尿の治療薬やブスコパンなどの腸の動きを抑える薬剤などいろいろあります)なども影響があるかも知れません。

血流を改善することで症状を改善できるか

hokehoke先生
大変詳しくお答え頂き、本当にありがとうございました。
お陰様で理解が進みました。

以前、パーキンソン病とレビー小体型認知症の違いを調べた時、
違いは、薬剤過敏性の有無でした。(小阪憲司著「第二の認知症」P.92)
(頻度に違いはあっても、この2つの病気の症状は、それ以外、ほぼ同じ。)

つまりレビー小体型認知症の唯一最大の特徴は、脳内の状態(血流や神経伝達物質の量など)が、極めて不安定だということですね。

そのために微量の薬でも脳の神経伝達物質のバランスが、致命的に崩れて、脳が正常に機能しなくなるということですね。(薬剤過敏性

河野和彦医師は、パーキンソン病よりレビーの方の方が、立った時の足の開きが大きいとブログに書かれています。
http://dr-kono.blogzine.jp/ninchi/2012/09/
これも「脳の不安定さ」=「歩行の不安定さ」ではないかと想像しますが、違うでしょうか?

あまりにも多種多様な症状が、次々と出たり消えたりする。
1日の間にも(別人のように)常に状態が変わり続ける
(うつ、無気力になったり、怒ったり、目を開けて眠っているようになったり、こだわったり、興奮したり、うわ言のように妄想を言い続けたり、眠り続けたり・・、
そうかと思うとまったく正常に戻って普通に会話ができる。)

こうしたレビーの特徴も「脳内の不安定さ」が引き起こしているものなのですね。

もしこの不安定さに血流が深く関わっているのなら、血流を改善することで症状が改善する可能性があると素人の私は考えますが、そんなに単純なものではないのでしょうか。

私自身は、母を自宅介護した期間がとても短いのでよくわかりませんが、
入浴・足湯・カイロ・湯たんぽ・ヘアドライヤーなどで温めること、
血流を改善するツボ(経絡)を刺激すること、鍼灸、
漢方薬
運動
などが、レビー小体型認知症には(他の認知症と比べて)特に効果が出るという仮説が立てられないでしょうか。

読者の皆さんから経験談を寄せて頂けたら大変嬉しいです。

<参考記事>
*認知症に効くツボ
http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-entry-859.html
*自宅でできるツボ療法
http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-entry-1071.html
*漢方薬治療の例
http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-entry-1114.html
*カテゴリ:運動と健康効果について書いています。
http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-category-21.html

No title

しばさん、Hokehoke先生、こんにちは。

レビーとパーキンソンに関する詳しい情報をありがとうございました。

63歳の夫は、10年ほど前にパーキンソンと診断され、
今年の春に、レビーと診断されました。

『脳内の神経伝達物質、「アセチルコリン」が低下するのが、アルツハイマー型認知症。「ドーパミン」が低下して歩行障害を起こしているのが、パーキンソン病。
レビー小体型認知症は、その「両方」が、低下する。』

うーん、しばさん、こういうことだったのですね~。
とても分かりやすい説明をありがとうございます。

『このように、同じ方の中にドパミン過剰で起こる症状とドパミン不足で起こる症状があるため、治療が難しくなります。
精神科医は、ドパミンを減少させる治療を優先します。
神経内科医はドパミンを増やす治療を優先します。 』

Hokehoke先生、そういうことだったんですね~
納得しました。

『前期の領域の血流の不安定さから、一過性脳虚血発作を起こしやすいと言えると思います。もっとも脳梗塞のような巣症状が出るのは、気温差が大きい地域だけかも知れません。
私の経験では、一日の気温差が10度を越えると出て来やすく成るようです。 』

5年ほど前の五月の連休に、沖縄旅行で海水浴をしました。その時に、夫が一時的に記憶喪失になりました。
ここがどこで、今がいつか、なぜ、自分が今、海にいるのかがまったく分かりませんでした。自分がだれか、家族はだれか、といった人の判別はわかりましたが、さっき、何を食べたかもわかりませんでした。夕方には症状は消え、自然と回復しました。

帰宅後に、昔の主治医に訪ねたところ、心配ないとのことでした。「そういうこともある」という事でした。

5月の沖縄の海はかなり冷たく、Hokehoke先生の「気温差」に相当していたのかもしれないです。

今まではメネシットとコムタンを中心にしていましたが、レビーと診断されてからは、リバスタッチが加わりました。それで、一日中うとうとした状態から解放されました。体の動きもよくなりました。

今は、ジスキネジアに苦しんでいるので、メネシットを減らす方向にして、秋からニュープロパッチを始めました。

しばさんとHokehoke先生の今回の書き込みを拝見し、なぜ、今の主治医の先生が、リバスタッチを増やさないのかが良く分かりました。(現在は9ミリの四分の三を使用しています。)

最近、二回転倒したので、注意したいと思います。







セロトニンについて

セロトニンについてですが、作用が複雑であり動物と人間では作用が違うことも多いようで、良く判っていない部分が多いようです。
セロトニンは、メラトニンと拮抗作用があり、覚醒と睡眠に強い影響を与えているようです。過剰になると意識レベルの低下(覚醒不良)を起こすこともあるようです。
軽度増加では、ハイテンションや特定のことに強くこだわる(衝動性?)事も考えられます。欝の治療でセロトニンを増やすと「自殺」が増えると言う説がありますが、セロトニンの増加で「希死念慮」に対する強いこだわり・衝動の高まりがひとつの原因かもしれません。
セロトニンが過剰だと、日中は意識レベルが低下している(覚醒不良)事がおきやすく、メラトニンの働きでセロトニン過剰が是正されると覚醒レベルが上がりハイテンションになると言うことが起きていると考えたほうが良いケースもあります。
この場合、夜間せん妄との区別が難しくなます。セロトニン過剰によると考えられるケースでは、ニコリンがまったく効きません。
セロトニン過剰は前頭葉症状の発生にも関与しているようです。
セロトニンは、低レベルで活動性低下(うつ病のため)となり、浄書意に伴い活動性の亢進が起こるようです。軽度増加で活動性が増加しすぎ前頭葉症状で見られるような興奮性・衝動性の高まりが見られると考えてよいと思います。さらに増加すると覚醒レベルの低下(意識障害のため)が起こると言う釣鐘状の効果があるようです。

このように、作用する部位により作用がまったく逆になったり、増加に伴い、効果の増強→作用の減弱と言った二相性の作用などが特徴です。
このためセロトニンを増加する薬剤(抗うつ剤など)の作用を予測することが難しいくなっています。
レビーに対して抗うつ剤の使用で、興奮するケースや逆に抑うつ症状が悪化することがあるのは、このようなセロトニンの作用の複雑さが関与していると思われます。

後は痛みの感じ方に大きな影響を与えています。
抹消では、セロトニンは痛みを抑制しています。うつなどでセロトニン下減少すると、抹消で慢性の疼痛を抑えることが不十分になり、痛みが増強することがあるようです。腰痛や頭痛などがうつ病で良く見られるのは、このためと考えられています。
セロトニン過剰は、抹消で痛みを強く抑制するようです。認知症の方が痛みを感じなくなるのは、このためかも知れません。骨折してもほとんど痛みを感じないケースが珍しくありません。
中枢側では抹消と逆で、セロトニン減少で痛みを抑制し、中枢では増幅すると言われています。
認知症の方の場合、セロトニン過剰になりやすいようです。このため強い痛みを生じることが多い疾患で、ほとんど痛みを感じることが無く、逆に痛みを感じる原因が無い場合でも激しい痛みを訴える事が起きていると考えられるケースが少なくありません。
実際の痛みは、抹消で強く抑制され感じることが無く、中枢側でノイズを増幅し強い痛みと感じることがあると考えたほうが良いのです。

MKさん hokehoke先生

MKさん

リバスタッチパッチ(イクセロンパッチ)の増量については、Kさんの主治医の言葉が参考になると思います。
http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-entry-1083.html

薬で100%良い状態(完璧な状態)に戻そうとは、考えない方がいい。
増量すれば、もっと良くなるのではと考える人は多いが、増量して失敗する例は多い。
一気に副作用が出る。
元の量に戻しても、元の状態に簡単に戻すことはできない
比較的効いていると思える状態で(増量せずに)止めておいた方が良いと思う」


血流と記憶障害に関しては、「ためしてガッテン」で、「不整脈で脈が飛んだ時、脳血流が瞬間的に止まり、その時の記憶は消える。失神する場合もある」と説明していました。
http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20131120.html

若年性レビーの方々が、「何でも忘れる訳ではないが、時々スコーンと記憶が抜け落ちる」と話されているのは、この脳血流による記憶障害なのだろうかと思いました。

最後になってしまいましたが、転倒は、頭部打撲(顔面も)が怖いので、家具等にお気を付け下さい。
(レビーでは、転ぶ時に手が前に出ないので、頭部から突っ込みます。)

hokehoke先生

色々詳しくありがとうございます。大変興味深いです。

痛みに関しては、納得します。
母も圧迫骨折しながら痛みをまったく訴えなかったり(整形外科医は、骨折によって神経が過度に圧迫されて麻痺したというような説明をしました。)
そうかと思うと、何もないのにあちこち「痛い!痛い!」と大騒ぎしたりします。

レビーでは、「体感幻覚」もあり、幻の痛みを感じると小阪憲司医師の本にもありますね。

以前、「レビーの親が、頭の皮膚が痛いと激しく訴えるので、鎮痛剤を飲ませたら、おかしくなった。どうしたらいいか」という相談を受けたことがあります。

長く介護されていらっしゃる方でも体感幻覚薬剤過敏性についてご存じない場合が多々あるので、是非知って欲しいと思います。

No title

記憶障害に関してですが、私は若い頃に柔道やアメフトの選手に接していました。あのような格闘技では、絞め技で落ちた時とか、ぶつけて脳震盪を起こした時に、その直前から1週間くらい前の記憶が全部なくなることもよくあります。

そのうちに、だんだん思い出すのですが、体重100kgの猛者でも泣き出すのですから、不安と恐怖に駆られるのは無理からぬ事。まずは、周囲の人が慌てずに「大丈夫ですよ。ちょっと休んでましょうね」と落ち着かせてあげてくださいね!

ホルモンバランスは、ストレスで敏感に変動します。うつ病経験者は実感があると思います。
認知症の方は、計算ドリルで焦って集中してアドレナリンを増やしてβ波を出すよりも、大好きな音楽を聴いて、面白いコメディで笑った方がずっと具合も良くなる気がします。

実際、血糖値も影響されるそうですよ。
ホルモンバランスが崩れると、インスリン抵抗性が高まって、いくらインスリンを補充しても糖を脂肪に変えられなくなるんです。私なんてgleeのフィン役のコリーが、オーバードゥースで急死したショックで、1週間血糖値が跳ね上がりましたよ!

しばさん、Kimiさん

しばさん
Kさんの情報をありがとうございます。
リバスタッチとうまく付き合っていきたいです。

『何でも忘れる訳ではないが、時々スコーンと記憶が抜け落ちる』

これもよくわかります。
自宅に人を招いて、主人も交えて楽しく飲食したあと、数日して主人にその時のことを訪ねてみると、その体験自体がすっぽり抜けていました!

『レビーでは、転ぶ時に手が前に出ないので、頭部から突っ込みます。』

おおおおお、恐ろしいです!主人は80キロ近くあります。


Kimiさん

情報をありがとうございます。

『記憶障害に関してですが、私は若い頃に柔道やアメフトの選手に接していました。あのような格闘技では、絞め技で落ちた時とか、ぶつけて脳震盪を起こした時に、その直前から1週間くらい前の記憶が全部なくなることもよくあります。』

脳って本当に不思議ですね!

『そのうちに、だんだん思い出すのですが、体重100kgの猛者でも泣き出すのですから、不安と恐怖に駆られるのは無理からぬ事。まずは、周囲の人が慌てずに「大丈夫ですよ。ちょっと休んでましょうね」と落ち着かせてあげてくださいね!』

ありがとうございます。自分がビックリしすぎて、主人が記憶喪失になった時は、え~~~、うっそ~~~、と、パニックになってしまいました。まずは本人を落ち着かせることですね。貴重なアドバイス、ありがとうございました。

MK


kimiさん MKさん

スポーツで記憶がなくなるというのは、知りませんでした。
ふと、警察の方に伺ったら「そうですよ。首を絞められた被害者は、その前後のことも犯人の顔も覚えていませんよ」とか、当たり前のように言うのかなぁと想像してしまいました。

何かの本に「計算ドリルは、計算が好きな人がすれば効果が出るが、計算がストレスになるなら逆効果」と書いてありました。

別の本には「美しい花や景色を見て、”あぁ、美しい!”と感動するだけで自律神経の正常化を助ける」とも。
(すみません。本の名前は、忘れました。)

作り笑い(口角を上げる。)をするだけで脳は、幸せなことが起こったと勘違いして、良い物質(神経伝達物質)を出すというのも何年も前から言われていますね。

私は、うれしい、楽しい、気持ちがいい、といった「快」の刺激が、脳には、何よりも効く(脳に良い物質をたくさん出す。)のだと思っています。

運動の脳への効果科学的に証明されてきていますね。
レイティ著「脳を鍛えるには運動しかない」とか、久保田競・田中宏暁共著「仕事に効く、脳を鍛える、スロージョギング」を読むと、その日から運動せずにはいられなくなりますよ。

介護中のみなさんにも心身の健康を守るために、スロージョギングは、おすすめです。家の中でもできます。(カテゴリの中にありますので、どうぞ)
http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-category-21.html

身体は、ロボットの部品とは違うので、ストレスが脳に与える影響は、五臓六腑に強く影響するのでしょうね。
いくつもの持病を抱える方というのは、偶然ではなく、やはりストレスが原因で、あちこちを一斉に悪くされてしまうのかなぁと思います。

最近見た小阪憲司医師の講演動画の中で、「レビー小体型認知症は、真面目な人がなる。いい加減な人は、絶対ならない。いい加減になることが、予防法」と半分冗談で話されていました。
http://dementia.or.jp/library/4422/

この動画の56分目には、「ためしてガッテン」に出ていらした方と思われる方の症例を説明されています。
有名な大学病院の精神科でレビーと診断され、治療によって悪化。
よだれ、姿勢異常などが出た
が、小阪医師の所で治療を変えて改善した」と話されています。

MKさん

レビーの介護家族は、鍛えられます。
人間、何でも慣れていくものですから、段々何が起こっても動じなくなっていくと思います。

こうして症状をあらかじめ頭で理解しておくと、一々「一体これは、何なんだ〜?!」とパニックにならずにすみますよね。

若年性レビーのominaeshiさんが言われていましたが、
「え?!忘れちゃったの?!」という言葉が、とても堪えるそうです。

笑顔で「そんなこと、忘れたって大丈夫!全然問題ないよ。
大事なことは、みんな私がちゃんと覚えておくから、大丈夫。
何の心配もないよ。安心して!
」と言ってあげて下さいね。
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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