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レビー漫画(7)家族がわからない?!

このブログの読者のSimsimさん(お母様がレビー小体型認知症)の作品です。
(幻視3部作→その1  その2 その3 転倒→その4 妄想→その5 アルツハイマー型との違い→その6 人物誤認→その7 レム睡眠行動障害→その8 異変の始まり→その9 夜中の転倒→その10
症状の描写が正確ですので、介護・福祉・医療関係の方々にも是非読んで頂きたいです。

注:著作権はSimsimさんにありますので、勉強会の資料などで利用されたい方は、
  コメント(公開/非公開)でご一報下さい。
追記:既に医学部やケアマネの研修、家族会の勉強会などで利用して頂いています。
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 < 解説 by しば>
レビー小体型認知症には、特徴的な(共通する)誤認(誤った認識)が様々あります。
「妻が2人いる」など奇想天外なことを言うため、家族は、『ボケて訳がわからなくなった(ただの妄想)』と思いがちですが、そうではありません。
誤認については、各種、いくつもの実例をあげてご紹介できるのですが、それは別の機会にして、今回は、新聞記事のご紹介に留めますね。

2013年1月15日の朝日新聞に 笠間睦 医師が書いた記事 から抜粋。(→記事全文

誤認」もDLB(レビー小体型認知症)の代表的な兆候です。
家族の誤認は、レビー小体型認知症で最も多いことが指摘されています。
特に、怒った後で「人物誤認」は起こりやすいことが指摘されています。

滋賀県立成人病センターの松田実部長は、「自分を注意叱責する配偶者や息子のみが別人になる例がある」ことを紹介し、患者さんに、怒られている相手を家族以外の別人にしたいという心理的機序が働き、誤認が起きやすくなるのではないかと推察しています。

人物誤認に関しては、知人を知らない人だと訴える単純な人物誤認だけでなく、「私の夫が別の人に入れ替わった」と訴えるカプグラ症候群も稀ではありません。

また、人物や場所が複数存在すると訴える重複記憶錯誤が認められることもあり、「私の夫がもう一人いる」、「私の家がもう一つ別の場所に建っている」などと訴えます。

テレビに映った怖い場面を現実のものと誤認する兆候は「TV(テレビ)妄想」と呼ばれます。

熊本大学医学部附属病院の橋本衛講師らは、レビー小体型認知症の「替え玉妄想」「わが家ではない妄想」「テレビ妄想」は、「誤認妄想」に分類されると述べております。


<関連記事>
*「幻視を起こす脳のしくみ」(必見動画2本。カプグラ症候群を起こす仕組みも解説)
*「レビーの幻視・誤認の種類と特徴」(変形視、人の気配、「幻の同居人」等も)
*「金子夫妻の「替え玉妄想」体験」(「ためしてガッテン」で紹介されたご夫婦です)
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No title

こんにちわ!
simsimです。
稚拙な漫画を
しばさんに励まされながら
描いています。
思いのほか反響があるようで、
「ふふふ」と小さく笑っては
達成感を味わっています。

昨年夏に、
母の老化と異常を感じ、介護休暇を取って
半年間母と暮らしてみました。
東京では仕事を持ち、夫と二人暮らしです。
被災地・岩手の沿岸部での介護生活では、
モバイルPCだけが情報源で
その中で、本当に助けていただいたのが
しばさんのブログでした。

何度も怒り、何度も泣き、
何度も迷いに迷いましたが、
でも、大好きな母と輝くような日々を過ごせたと
今では思っています。

現在、
母はグループホーム的(?)老人ホームに入居し、
優しいスタッフに囲まれ過ごしています。

漫画を描きながら
母のエピソードをどこまで描いて
皆さんが理解できるだろうかと、
不安だったのですが、
思いのほか、共感していただき
ほっとしています。

仕事帰りに喫茶店により、少しずつ描いているので
なかなか進みませんが、
気張らず、続けていきたいと思います。

それにしても、何のコメントもつけずに
漫画だけを送りつけているのに、
しばさんが解説をつけてくださると、
私の漫画がもっともらしくなるのが、
すごいです!

見てくださったみなさん、
教材に使ってくださった方々、
そして、励ましてくださったおしゃべり会のみなさん、
ありがとうございます。
          simsim

取材をして描かれたものではなく、娘さんが直に体験して描かれたものだからこそ貴重なのですよね。
又絵が描けないと表現も出来ませんから、才能を活かして続けて頂きたいと思います。
ありがとうございます。

simsimさん karaさん

simsimさん

本当に素晴らしい作品を描いて下さって、私は、本当にうれしくて・・!
ありがとうございます!

友人知人からも「あのマンガ、わかりやすて、凄くいいね」「インパクトがあるね。印象に残るよね」と言われています。

あらためて『活字って、弱者なんだなぁ』と、ちょっと思い知らされますが、一人でも多くの方に読んで頂いて、レビー小体型認知症を正しく知って頂けるなら万々歳です。

これもsimsimさんの素晴らしい才能と努力のお陰です。

simsimさんのマンガを読んで、『救われた』と思う介護家族の方も大勢いらっしゃると思います。

simsimさんご自身もマンガを描かれる作業を通して、お辛かったことも、悲しかったことも、熟して実になるような、すべてがよきものへと変容していくような感覚があるのではないでしょうか。
私も書くことで救われる部分が大きいといつも感じています。

simsimさん、これからもよろしくお願いします!


karaさん、応援コメントありがとうございました!

みなさん、あんまりコメント、書かれませんが、一行でも書いて頂けるととてもとてもうれしいものです。励みにもなります。
遠慮されずに、コメント頂けたらと思います。

プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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