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介護に役立つ良書

「完全図解 新しい認知症ケア 介護編」 →アマゾン →楽天
(三好春樹 著 編集協力: 東田勉 講談社 2012年発行)

介護の本は一時期たくさん読みましたが、実践で役に立つ本はあまりありませんでした。
この本は、そうした多くの介護本とは、基本となる考え方が、少し違っています。
認知症とともに生きる方の言動の<意味>と具体的な対応を示す実践的な本です。
介護サービス利用法や施設の選び方についても1章を割いて詳しく書かれています。

中の作りは、医療編とほぼ同じですので、本の特徴はこちらをお読み下さい。→医療編

著者の認知症に向き合う姿勢は、私が理想と考えているものです。
著者が書いたように、私たちは、「認知症から<かけがえのない多くのことを>学び
味わう」ことができる・・、そうした機会(チャンス)を与えられたのだと思います。

以下、青字部分は、本からの抜粋です。著者の想いが書かれているので、少し難しく感じられるかもしれませんが、本全体は、易しい文章で大変わかりやすく書かれています。
生まれて初めての介護に苦労されている方にも、介護・医療・福祉の仕事をされている方にもおすすめします。


「どこに行くんですか」と尋ねると「ロシアに行って来る」。
この”ロシア”っていったい何のことだろう、と考え始めたのが、私が「認知症」と呼ばれるようになった老人たちに関わるきっかけでした。
「認知症は脳の病気なんだから、訳の判らないことを言っているだけだ」と周りの人たちは言いました。
しかし例えばこの男性の場合は、その生活史をたどっていけば、”ロシア”が”象徴”や
”隠喩”であることが判ってくる
のです。
認知症老人の表現は、言語とは何かという問題にまで関わる人間的なものであるらしいと考え始めました。(略)

認知症とは何か、認知症にどう関わればいいのかは、その認知症老人たちの精神の世界
そのものと向き合うより他にない
のです。
その世界は「見当識障害」なんていうひとことで言い表せる世界ではありません。
まして「異常」と断定される世界でもありません
そこから私たちが学び、味わうのです

(P.2  「はじめに—医学より人間学へ—」から)

<その他の推薦本>
レビー小体型認知症の介護がわかるガイドブック(小阪憲司・羽田野政治著)
*関連記事:「認知症を患う人とつながる
*関連記事「認知症とともに生きる方が必要としているもの
*関連カテゴリ:「認知症とは/ケア・介護

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プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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