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空間認知能力(若年性レビー小体型認知症体験談)

最近、若年性レビー小体型認知症と共に生きるominaeshiさん(50代女性)を取材させて頂きました。電話での会話の中で認知機能の低下を感じることは、まったくありません。
ご自分の症状を的確に説明され、知的で前向きな方という印象と深い感銘を受けました。

しかしご本人は「時間の感覚がよくわからない。出来事の記憶はあるし、理解もしているが、昨日も昔も同じように感じる。すべてが平らな感じ」と言います。
料理をするには、まずシュミレーションをして、作り方、段取りのメモを用意し、見ながらでないと上手くできない

同じく認知機能の低下を感じさせない若年性レビー(50代女性)のKさんの言葉。
一昨日の出来事だと思っていると10日前のことだったり、数日前の出来事だと思っていると昨日のことだったりして、混乱する時がある
料理の献立も段取りもパッと思い浮かばない。同時に2つの作業ができない(注意を分散できない)ので1品づつ作り、時間がかかる。途中で疲れてしまい何品も作れない

ご本人だけが自覚しているこうした現象は、脳のどういう機能の低下なのでしょうか。

林成之(医師)著「脳に悪い7つの習慣」(P.138〜151)にその説明と(健康な人向けの)改善方法がありました。以下、青字部分は、その要約です。

注)この本で「空間認知能」と呼ばれているものは、認知症によって低下していく能力といわれています。特にレビー小体型認知症では、視覚空間認知能力(視空間機能)が低下するといわれています。


空間認知能(空間の中で位置や形を認識する知能)には、時空を把握する能力も含まれる。
「明日の10時」と言われたときに、そこまでの時間の長さをイメージする力だ。

空間認知能は、空間認知中枢がその機能を担うほか、言語中枢など脳のさまざまな部位に空間認知能をもった細胞が存在して働いている。
物を見て絵を描く、本を読みイメージを膨らませる、バランスをとって自転車に乗るなどは、空間認知能の働き。

空間認知能は、物事の認識判断思考記憶、また物事の手順を考えるときも重要な役割を果たす。
さらに空間認知能が低い人は、数字に弱い傾向がある。それぞれを担う脳の部位が、隣り合っているためだ。

(注byしば:レビー小体型認知症の計算能力低下は、注意力低下が原因と言われる。)

空間認知能は、意識的に鍛える事が可能なので悲観することはない。
日常の習慣によって、その機能が殺されている場合も多々ある。

<空間認知能を向上させる方法>
1. 常に姿勢を良くする。「いつでも真上に飛び上がれる状態」を意識する。
2. スポーツをする。チャッチボールは特に有効。
3. ものを見てを描く。
4. は、常にしっかり丁寧に書く。(雑な字を書かない。)
5. 自分がのれるリズムの音楽を聴く。
6. よくしゃべる。おしゃべりを楽しむ。


<関連記事>
*「認知症の視空間機能障害(朝日新聞)
(若年性認知症のクリスティーン・ブライデンさんの本からの引用多数)
*Kさんの体験談治療と経過(漢方薬も含む)/本人が語る症状(幻覚と意識障害)
*「若年性レビーと生きるHさん(60代男性)の体験談(リンク多数)

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コスモス
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プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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