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若年性レビー小体型認知症 Hさんの体験談

レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」の公式サイトに連載している
患者と家族の貴重な体験記集。
6番目は、車いすで沖縄へ家族旅行に行かれたHさんご自身が語る体験談です。

Hさんは、若い頃からスポーツマン。いつもエネルギッシュで活動的な方でした。
53才でパーキンソン病と診断。大学病院のパーキンソン病専門医にかかっていました。
10年後の今年、妻のMさんが診断の誤りに気付き、主治医を変え、
初めて若年性レビー小体型認知症という診断に辿り着くことができました。
治療によって様々な症状は改善されています。

Hさんご自身の語る体験談を是非お読み下さい。→<体験記

Hさんのお話で、珍しいと思ったのは:
1. うつっぽくなった経験がない。(レビーのうつ→詳細
2. 幻視(錯視)が、ぼやけて二重に見える場合がある。(→幻視(幻覚)

Hさんは、視力のせいで普段から周囲が、ぼやけて二重に見えているそうです。
幻視や錯視(木を人、箱を猫などに見間違えること)も普段通りに見えると言います。

初期に見え始めた錯視は、目が悪いせいだと思い、単調な散歩の良い刺激だと考え、楽しみながら見ていたそうです。
後には、「夜中にトイレに起きると、部屋に3人の人がいるので話し掛ける」「夜中に天井から黒い虫が沢山襲いかかってきて恐怖を覚える」といった(多くの方から聞く)幻視体験もされています。

「駐車場の車の屋根に人が乗っているのが見える」というお話も少し驚きました。
屋根ではなく、車の中に人がいる幻視は、多くの方から聞いています。

現在は、デイサービスに通われていますが、良くなりたいというお気持ちが大変強く、
「お遊びはいらないから、目標を設定してリハビリに励める内容なら・・」と言います。
都心などでは、徐々に増えて来ているとはいえ、若年性認知症の方を対象としているサービスは、極端に少ないのが現状です。

追記:アルツハイマー型とレビー小体型の幻視(幻覚)の違いは→こちら

<関連記事>
*「Hさんご一家の車いすでの沖縄旅行ガイド」(これを読めばあなたも行ける!)
*うつ病と診断された10年後に若年性レビーと診断されたKさん(50代女性)の体験
 体験談治療と経過本人が語る症状
*「若年性認知症 普通の人として普通に暮らす
*「認知症のわたし(朝日新聞連載記事)
*「NHKある夫婦の記録「隠したって何もないもん」
*「認知症の方本人はどう接して欲しいと思っているのか
*「若年(性)認知症の方とその家族が直面している経済的問題と対策
<関連カテゴリ>
*「完全版:レビー小体型認知症の全症状 詳細解説リンク集
*「レビー小体型認知症

追記:この記事のコメント欄に若年性レビーKさんの体験された珍しい幻視の例をご紹介。

 h-m夫妻-沖縄旅行にて
素敵なH&M夫妻(沖縄の離島にて)
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レビーの視覚障害

>二重に見える場合がある
これは、複視と言いますが、一般に眼球を調節する運動神経系の異常の場合が原因となります。
ただレビーの場合、視覚野の障害で出来る映像の狂いから左右の像が一致せず、二重に見える事があるようです。
また、網膜に出来た映像の一部が構成されず、見えているものが見えなくなる現象や視野の異常(通常は視神経の異常で起こる)などの多彩な視覚障害が起こるようです。

レビー小体型認知症と視覚

コメントありがとうございました。

Hさんの場合は、生まれつきの目のトラブルや乱視など複数の問題があり、普段からぼやけて二重に見えるとのことでした。
しかし眼鏡などによってクリアーに見える場合もあるそうで、幻視もクリアーに見える場合もあるようです。

若年性レビーのKさんの場合は、幻視で見た虫が、(老眼が始まっているのに)「あまりにも細部まで鮮明に見え過ぎる」ので幻視と気付いたと語っています。

いずれ記事にしようと思っていましたが、Kさんが見た幻視は、他にも様々なものがあります。

*店に居た時、大きな窓の外の景色が(電車が発車した時のように)ゆっくり数メートル流れる。

*窓の外の景色が、大粒の雨が激しく当たった時のような状態に入れ替わる。(外の景色は、まったく見えなくなる。)

*壁の一部が、風船を膨らませたように半球状に盛り上がる。

*自宅の部屋の扉が、小刻みにゆらゆら揺れる。

*PCの画面の中のシンプルな円が大きくなったり小さくなったりする。

*絨毯の模様が、動く。

*停まっている車が、50cmほど前に進む。

壁が盛り上がる等、ありえないことは、すぐに幻視だと自分で気が付くそうですが、それ以外の時は、「一体これは何?!」とあらゆる可能性を考え、色々考えた末に「幻視としか考えられない」という結論になるのだそうです。
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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