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客観的に考えるということ

母は、今日は久しぶりにとても調子が良く、
「こんな状態じゃ、まだ退院は無理だよね」
などとまったく正常なことを言ったという。
そんな言葉を聞くと、家族は、退院したら家に連れて帰ろうと思う。

今日、認知症の父親の遠距離介護をしている女性と話をした。
状況を説明し、看護師からもケアマネからも「自宅介護は無理」と言われているが、なんとかやっていけないだろうかと父も妹も悩んでいると話した。
「今と全く同じ話を、もし他人が貴方に相談したら、貴方なら何て言う?」
それが彼女の答えだった。
愕然とした。

母の状態が激変して以来、私は、とにかく冷静に、客観的に現状を受け止めようとしてきた。
泣いていても何も解決はしない。
何が問題なのか、どう解決すればいいのか、冷静に考えることが、遠距離に住む私にできる数少ないことだと思った。

でも彼女の一言でわかった。
私は、全く冷静でも客観的でもない。論理的でもない。
家族のことを客観的に考えるということは、こんなに難しいのだ。
私は、彼女の問いをこれからもずっと自分に問い続けなくはいけないだろう。

父のことも、彼女は、
「どれだけ今、元気でも、やる気があっても、いつ何が起こるかわからない年齢だよ」
と言った。
老老介護(老人が老人を介護する)は、綱渡りのようなものだ。
明日、介護者が病や骨折で倒れてもおかしくない。
父が、病気知らずの活動的な人だから、そんなことすらすっかり頭から抜け落ちていた。


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プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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