アルツハイマー病の新たな原因発見

横浜市立大学のサイトから一部転記(青字部分)。(→記事全文
内容は、『Neuroscience Research』に掲載(米国2013年8月29日オンライン掲載)。
  

   アルツハイマー型認知症を発症する新たなメカニズムを発見 (2013年9月6日)

横浜市立大学学術院医学群 山下直也助教、中村史雄准教授、磯野俊成、五嶋良郎教授らは、アルツハイマー型認知症の原因分子であるタンパク質が、別のタンパク質のリン酸化を引き起こし脳内に蓄積することで認知機能が低下する、認知症発症のメカニズムを発見しました。

      <研究成果のポイント>

●アルツハイマー型認知症の原因分子であるアミロイドベータというタンパク質が、
 クリンプというタンパク質のリン酸化修飾を起こすことを発見した。

●遺伝子改変によって、クリンプのリン酸化修飾を受けないマウスを作製し、
 アミロイドベータの効果を検討したところ、アミロイドベータの持つ学習記憶を
 抑制する効果が全く見られなくなった


●アルツハイマー病脳においては、リン酸化修飾を受けたクリンプが蓄積していることが
 報告されているため、本知見は、リン酸化クリンプの抑制がアルツハイマー病の発症や
 進行の阻止に有効である
ことを示唆する。

これらは動物での結果ですが、ヒトのアルツハイマー病でもクリンプのリン酸化を抑えるという方法が認知機能の低下をおさえるのに有効かもしれないことを示しています。

注)クリンプは、脳内で神経回路を形成するときに必要なタンパク質。
  神経細胞の形や向きを決める重要な働きがある。類似の機能を持っている分子が
  10種類あるため、これらの仲間が協働して働いていると考えられる。

<関連記事>
*「記憶力低下の原因たんぱく質特定」2013年8月29日NHKニュース
*「アルツハイマー病の根本治療薬開発途中」2013年7月8日朝日新聞
*カテゴリ「認知症の予防・診断・治療

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<しば>

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私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

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’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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