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若年性レビー小体型認知症 Kさん自身が語る症状

幻覚と自律神経症状が主な50代のKさんにインタビューをしてまとめた症状です。

   < 幻 覚 > (幻視・幻聴・体感幻覚・幻臭)解説記事

幻視(幻覚)を人に知られないようにするのは、神経もエネルギーも使う。

テレビ等で見る幻視のように透き通っていたり、ぼやけていたり、ゆらめいていれば、わかる。しかし実際の幻視は、本物にしか見えないし、自分の脳が「本物」と認識しているものを自分の推理で打ち消すのは、大変で、時間もかかる。幻視と分からず失敗もする。

レストランで運ばれて来た料理の上をはう虫が、幻視であると確信するには、一緒にいる人の反応を黙って観察するしかない。(→関連記事
(→ 幻覚の苦しさ。どう感じているのか

幻聴もたまに。音楽や音や聞き取れない人の声。人の声をはっきり聞いたことはない。
テレビの音が、テレビとは違う方向から聞こえてきたりするので、時折キョロキョロして家族から不審がられる。
出張中の夫のとてもリアルな寝息が、夜中に何度も聞こえて驚いたこともある。

体感幻覚は、足の裏が切れているような痛み。腕に煙草の火を近付けたような熱さ
両方とも現実のようにリアルで、足の裏は、数日間頻繁に鋭い痛みを感じた。


追記:1年程前のある時期、幻臭を度々感じたが、その後はないと思う。広い店の中で悪臭(殺虫剤のような臭い、汗の臭い、強過ぎる食品の臭い)を強烈に感じた。とてもリアルだが、本当なら騒ぎになるはずなのに誰もが平静でいるので幻臭だと気付いた。


   < 認 知 の 変 動 > →解説記事

自分の体調の波(主治医は意識障害と説明)は、レビーの「認知の変動」という症状なのだと確信するようになった。(前の主治医に質問したが「わからない」と言った。)

頭が、ぼんやりするだけではない。
軽度から重度まで状態は様々だが、高い熱があるような身体感覚があり、何もしたくないし、何も考えたくない。(本当の微熱も頻繁に出るが、平熱の時でも起こる。)

気分も良くないうつっぽくもあり、人と会ったり話すのもひどく億劫に感じる。
ただただ横になっていたい(或は眠りたい)。

状態は、常に波打っていて、微熱感覚の時もあれば39度位の感覚の時もある。
微熱感覚位なら毎日あるので、家事もするし、必要なら車を運転して買い物にも行く。

40度位の感覚の時は、そのまま倒れるように横になって、次の瞬間には眠っている。
そういう状態でも周囲で起こっていることは、完全に理解も記憶もしている
自分に話し掛けられる内容も全部理解しているが、会話する気力が出ない

波の法則性を見つけようと体温、血圧、心拍数、睡眠時間等を調べてみたが関連はないよう。(肉体疲労/精神疲労時、ストレスを感じた時、昼食後は起こりやすい。)

不調はふいにやって来る。。私の場合は、不調時に特に幻覚が増えるとは感じない。
人と会って楽しく話をしている間は(脳の血流が良くなるのか)起こらないが、時間が長くて疲れてきた時や、その人と別れた後にどっと出て、道ばたにうずくまりそうになる。

そういう不調の波がない時は、自分をまったく正常で健康な人間のように感じられる
気力も意欲も十分で、将来も楽観視できる。(この状態でも幻覚は起こる。)
しかし低調の波が来ると、気力も意欲も失せ、『どんどん進行していくのでは?』と不安になり、将来も悲観的にしか考えられなくなる。

先日、38度位の感覚の時、家事をする気になれないので、横になって映画のDVDを見た。
字幕と映像の両方を一緒に見ることができず、字幕しか読めないので途中で止めた。
数時間後、調子が良くなって再び見ると、今まで通り、苦もなく両方を自然に見ていた。

「認知の変動」は、ただぼんやりしているだけではなく、私には、かなり辛いものだ。

<関連記事>
*「レビー小体型認知症 早期発見チェックリスト3種
*「完全版:レビー小体型認知症の全症状 詳細解説リンク集
*「若年性レビー小体型認知症Kさん本人の語る体験談(1)
*「Kさんの受けた治療とその経過(1)
*「幻視はどう見え、どう感じているのか疑似体験してみよう
<若年性認知症関連記事>
*「若年性認知症 普通の人として普通に暮らす
*「認知症のわたし(朝日新聞連載記事)
*「NHKある夫婦の記録「隠したって何もないもん」
*「車いすで沖縄へ家族旅行」若年性レビー小体型認知症のHさん一家
*「認知症の方本人はどう接して欲しいと思っているのか
*「若年(性)認知症の方とその家族が直面している経済的問題と対策
*「認知症と生きる人のためのサイト」(「3つの会@web」)

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ムクゲ
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プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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