スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

若年性レビー小体型認知症 Kさんの治療 その後(1)

若年性レビー小体型認知症を患うKさん(50代)ご本から伺った治療についての報告。
「同じ病気の方のお役に少しでも立てるなら」と、大変詳しい内容です。
(今までの経過→「初めから」「治療を始めたところから」)
注)治療に対する考え方は、医師により異なります。

Kさんの症状:自律神経症状が主。パーキンソン症状なし。記憶障害もほとんどない。

主治医を大病院の医師から認知症治療に詳しい開業医に変えた。
自宅により近く、待ち時間も短く、悪化した時にもすぐ診てもらえる利点もある。

前の病院で希望して処方してもらった認知症薬リバスタッチパッチを貼り始めてから
幻視はまったく見なくなったが、体調が安定せず、自律神経症状に苦しんでいた。

   <初めての病院で。治療についての質問と主治医の回答

●リバスタッチパッチは、自分の判断で6mg強まで増やして効果が上がった。
 9mgまで増量すべきか、それとも将来、打つ手がなくなり困ることになるのか。

薬で100%良い状態(完璧な状態)に戻そうとは、考えない方がいい
増量すれば、もっと良くなるのではと考える人は多いが、増量して失敗する例は多い
一気に副作用が出る。元の量に戻しても、元の状態に簡単に戻すことはできない。
比較的効いていると思える状態で(増量せずに)止めておいた方が良いと思う」


●日中、発作のように急に具合が悪くなって(高熱が出たような感覚)横になった瞬間
ストンと眠りに落ち、何時間も眠るという症状は改善できないか。

意識障害と思われる。ニコリン注射を毎日打つのが、最も効果が高い。
しかしたまに打っても効果が出ない。(1回の注射だけで効いたという人も中にはいる。)
脳の血流を良くする飲み薬(サアミオン)等もあるが、注射と比べると効果は出にくい」

●夜の不眠、朝からの締め付けられるような頭痛、倦怠感などは、改善できないか。
(一昨年から睡眠導入剤は効かなくなった。)

「夜眠ることは大切。漢方薬の抑肝散加味帰脾湯(ツムラ)等を試してみる方法も。
抑肝散は、元々幻視やイライラを治める薬ではなく、眠るための薬
ただ効く人、効かない人にはっきり分かれるので、1〜2週間飲んでみて効果が感じられなかったら止めて、違う漢方薬を試した方がいい。
辛い自立神経症状を緩和できる漢方薬は、色々ある。2つがもしダメでも他がある。
(自宅でのお灸が効いていると話すと)そういう東洋医学的な方法で症状を和らげるというのは良い方法だし、効果もあると思う」


(Kさんが選択した治療法とその結果は次回に続く→こちら

参考:「認知症薬物療法マニュアル コウノメソッド2013
(素人でも十分理解可能。認知症治療についての詳しい知識を得られ参考になる)

高齢者の漢方治療 岡部哲郎」「老年医学update2006-07」P.65

追記(’13.11.3);
加味帰脾湯はアルツハイマー型認知症に効果があるという研究→こちら
抑肝散が脳血管性認知症にも有効とする研究も→こちら

<関連記事・カテゴリ>
*「認知症に鍼(はり)治療」効果のあるツボを紹介
*「認知症、うつ病を予防する食事(栄養素)
*「若年性レビー小体型認知症Hさん一家の車いすでの沖縄旅行
*「レビー小体型認知症の診断基準/自己チェクリスト/他
*「完全版:レビー小体型認知症の全症状 詳細解説リンク集
*カテゴリ:「レビー小体型認知症

P1020539_convert_20130821154257.jpg
木槿(ムクゲ)
関連記事

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

No title

頭痛は、サプリのマグネシウム、効くかも、です。
お腹ゆるくなるかもしれないけど。
うちはアメリカのでかい錠剤サプリ使ってます。
夫も娘も頭痛持ちなんですけど、頭痛始まってから
飲んでも効いてます。
コムラがえりとかにも効きます。
だるいのも消える。
自律神経症状もビタミン、ミネラル不足が関わっているので、
そこを大きく補給するのもひとつの手かと。
アメリカでは、治療の前にビタミンの大量投与する
こともあるそう(又聞きです〜)

マグネシウム

マグネシウムですかぁ!
調べると「神経の興奮を治める」と出てました。
納豆とか海藻に多いんですね。↓
http://www.eiyoukeisan.com/calorie/nut_list/magnesium.html

鎮痛剤の飲み過ぎは、頭痛を悪化させたり、思わぬ副作用が出るそうですね。
製薬会社は、そういうリスクもきちんと伝えて欲しいです。

ココナッツオイル

本屋で 見つけた本です。

題名 「アルツハイマー病が劇的に改善した!」
米国医師が見つけた ココナッツオイル 驚異の効能
著者 メアリー・T.・ニューポート
順天堂大学大学院 加齢制御医学講座 白澤卓二教授 推薦
ソフトバンク クリエイティブ発行

若年性アルツハイマーの夫を持つ小児科医の書いた本です。
ご参考までに お知らせします。
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。