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幻覚を起こす脳の仕組み

幻覚(幻視、幻聴、体感幻覚、カプグラ症候群など)が、なぜ起こるかについて語るTED(ネットで公開している演説集)の動画2本をご紹介します。

レビー小体型認知症について勉強されている方から教えて頂いたのですが、非常に興味深く、レビー小体型認知症の幻覚に対する見方が広く、深くなります。


一般に幻覚(レビー小体型認知症の幻視など)を人は、極端に異常視します。
「気が触れた」「狂人」「精神異常」というレッテルを無条件に貼ります。

しかし脳内の仕組みを知ると、それが、的外れな理解であることがわかります。

幻覚は、珍しいことではなく「気」も「精神」も正常で、ただ単に神経の回線に若干の不具合が起きているだけだというのです。

以前にも記事に書きましたが、レビー小体型認知症は、症状の幻視のために認知機能を実際よりもずっと低く見られたり、異常者扱いされることがよくあります

本人には、紛れもない現実として見え、それに適切に対応しようとしている懸命の努力が
周囲には「訳のわからないことを言い張り、訳のわからない行動を止めない異常さ」にしか見えないという所にレビーの悲劇の1つがあります。

もし本人が、それを自分の病気の症状として早期から理解、納得さえしていれば
(レビーには、記憶力も理解力もあり、早期から指摘されれば、十分に理解可能です。)
もし家族が現実とまったく同じに見える症状なのだと初期から理解し、受け入れられたら、幻視が、妄想、せん妄、錯乱状態に発展することを押さえられるかも知れません。

お互いに神経を高ぶらせて怒鳴り合うことなく、穏やかに「そうか。これは、私にしか見えない幻なんだな」と治めることができる可能性は、必ずあると思います。
レビー小体型認知症の方には、考える力があるのですから。

知ることが、問題を打開します。知識が、冷静で、適切な対応を生みます。


オリバー・サックス:神経学者。映画化された「レナードの朝」の著者。
 自身も見えるという幻視について語る →講義動画

(シャルルボネ症候群の幻視等、語った内容を全て書き出したもの→日本語文章) 

ヴィラヤヌル・ラマチャンドラン:神経科医、心理学・神経科学者。
 自分の患者の幻覚について書いた「脳の中の幽霊」の著者。
 
 レビー小体型認知症の症状にもあるカプグラ症候群(「ここに居るのは、妻と同じ
 顔をした別人」等と考える症状)の仕組みについて語る。 →講義動画

<関連記事>
*必読:レビー小体型認知症の幻視の種類と特徴
*「幻視はどう見え、どう感じているのか疑似体験しよう

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向日葵(ヒマワリ)
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プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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