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「きょうの健康」認知症特集/見逃されるレビー小体型認知症

今週のEテレ「きょうの健康」は、「正しく向き合う 認知症」。(→番組公式サイト

「認知症」というと、大抵はアルツハイマー型認知症の話中心になります。
この特集の内容は、確認していませんのでわかりません。
追記:番組を見ました。齋藤氏の話はわかりやすく、とても良い内容だと思います。

   講師 東京都立松沢病院院長 齋藤正彦氏

  「早めの受診がかぎ」
     2013年8月5日(月)午後8:30~午後8:45

  「進行を遅らせる治療」
      2013年8月6日(火)午後8:30~午後8:45

  「周囲と一緒に 生活を維持」
      2013年8月7日(水)午後8:30~午後8:45

  「介護の負担を減らすために」
      2013年8月8日(木)午後8:30~午後8:45

*再放送は、8月12日〜15日 午後 1:35分〜(昼過ぎ)


  <見逃されるレビー小体型認知症の具体例集>

昨日、ブログの読者からご連絡を頂きました。偶然会った方が言われたそうです。
「私の母も認知症。でも身の回りのことは、何でも自分でできるんです。
薬の管理も自分でしてます。だから何を飲んでいるのか、私は、知りません。
しっかりしているんですけど・・ただ、変なものが見えたり(幻視、幻覚)変なことを言う(妄想)のだけがひどくて・・」

薬の管理ができる(=記憶障害が軽い)ことも含めて、レビー小体型認知症の可能性を疑うべきケースだと思います。他にもよく聞くこんな誤診例もあります。
すべてレビー小体型認知症の可能性が高い例です。

うつ病と言われて何年も薬を飲んでいたが良くならず、その内にボケまで出てきた
パーキンソン病だが、最近、会話をすると、なんだか理解力が落ちてきた気がする」
「アルツハイマーと言われて薬(アリセプト)を飲んだら怒りっぽくなって、
 体も動かなくなってきた」
「急に訳のわからないことを言ったり、騒いだり、暴れたりするようになったので
 薬(向精神薬)を処方してもらったら、認知症が急に進んで寝たきりになった
認知症と言われたが、運動不足で筋力が落ちたのか、歩き方までヨチヨチに」
認知症だけど普通の(しっかりしている)時もある。そうかと思うと寝てばかりいる」
結構しっかりしているのに、(大小便を)もらすことがよくあって本人も困っている」
認知症だが、歩いていて転んだり、立った途端に倒れたり意識を失う時がある」
認知症だが、怒りっぽかったと思ったらっぽくて、元気がない声も小さい

<関連カテゴリ・記事>
*記事「レビー小体型認知症の早期発見チェックリスト(3種)
*カテゴリ「各種認知症早期発見のための知識とチェックリスト
*記事「各種認知症のチェックリスト集
*記事「完全版:レビー小体型認知症の全症状
*「レビー小体型認知症の体験記集」(家族会サイト)
*記事「名古屋フォレストクリニック河野和彦院長の認知症セミナー」(種類別特徴を解説)

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「ブットレア」だそうです。
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No title

臨床的に、レビーを合併したアルツハイマーは、レビーとして取り扱うとすると、九州の久山町のデータは、レビーを「合併していないアルツハイマー=純粋なアルツハイマー」と「レビー小体型認知症」は
ほとんど同じと言う結論になります。
一応確定診断ですから、誰も異論をはさめないでしょう。
この集団を臨床的に診断したデータが有りますが、レビーはその他の項目にまとめられており、頻度はせいぜい数%しか有りません。
この二つのデータの解離を放置している、認知症関連学会は、何をしているのでしょうか?
河野先生も先日の名古屋講演では、「僕の外来では純粋なアルツハイマーはほとんどいない」と言っています。
その理由は、アルツハイマーからレビーへ移行するケースが多いからです。病理学的には、アルツハイマーとレビーは軽度の変化を含めるとほとんど合併しています。臨床的にも、アルツハイマーからレビーへ移行するケースが多いと思われます。
私の勤務先に入院してくる方々も、アルツハイマーよりのレビーはせいぜい10%で、後はレビーとLPCです。最近LPCが非常に多く成っています。
パートで、訪問診療を行っていますが、多くはレビーかLPCです。
1例典型的なアルツハイマーと言えるケースが有りましたが、この方もパーキンソニズムが始まっており、レビーへ移行しつつあると考えられました。
前頭葉症状主体のケースも多いです。
アルツハイマーはどこに行けば会えるのでしょうか?

その花は

ブットレアではないでしょうか?

番組は15分間なのですね。
出来たら見てみようと思います。

No title

hokehoke先生

コメント、ありがとうございます。
今日、図書館でたまたま見つけた雑誌(婦人公論2013年5月22日号)に認知症特集があり、白澤卓二順天堂大学大学院教授が色々書かれていました。

「認知症は、アルツハイマー病と脳血管性認知症が、9割を占め、ほぼ同数。その他にレビー小体型認知症や前頭側頭型認知症などがある」

と書かれています。

この割合は、医師や研究者によって全く違うのですが(レビー小体型認知症の発見者、小阪憲司氏はアルツハイマー型が50%、レビー小体型認知症が20%と発表されています。)
アルツハイマー型と脳血管性で9割というのは、初めて見ました。

既にそんな基本的な所から医師や研究者の間には、共通認識はないのだと思い知りました。

介護施設などでも「レビー患者って、いないですから」と言われます。

車いすで、傾いて、よだれが出ている方は、河野和彦医師によるとレビー小体型認知症とセミナーで言われていましたが、レビーと診断されている方は、ほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか?


kimiさん

ブットレアでした。本当によくご存知ですね!
ありがとうございました。

No title

うちの義母も「車いすで、傾いて、よだれが出ている」ですが、レビーらしさは微塵もないですよ。というか、半身麻痺だと上記の状態になり易いのでは?

25年前に脳梗塞、その後認知の障害はありましたが、どうも前頭葉が冒されたみたいで感情制御が出来ず、ピック病様の症状(キレる、怒鳴る、小動物を蹴る、時間割通りの行動、盗む)がありましたが、今は脳全体が萎縮してアルツハイマーに似てきました(短期の記憶がどんどんなくなる、箸が転んでもケタケタ笑う)。
でも、幻視も妄想もありませんよ。毎日幸せそうです。

kimiさん

そうですね。多くの高齢者は、脳の萎縮も血管の破損も多かれ少なかれあるわけで、認知症の型の分類は、(医師でもわからないくらいですから)素人には、お手上げですね。

hokehoke先生の書かれた「LPC」は、レビー小体型認知症とピック病(前頭側頭型認知症)の混合型。

私の母も最近受診した病院では、そう診断されました。かつ脳血管性も混じっていると。

ここ数年、母が、人が変わったように怒鳴るのは、対応が悪いせいなのかと悩んだりしていましたが、LPCや脳血管性認知症を合併すると脳の変化によって怒りっぽくなったり、怒鳴ったりということがあるんですよね。
家族が悪いわけではなく・・。

kimiさんの義母様は、毎日お幸せそうとのことで、何よりですね。

No title

レビー小体型認知症と診断されているケースは、レビーの10%程度でしょう。
九州の久山町の剖検結果でレビーは30%強と言うエビデンスが有りますが、同じ集団で臨床診断では、レビーは3~4%とされていますので、私の経験と同じだと思います。
なお、脳血管障害の方は、レビーを合併しやすい印象が有ります。これは、レビーの増悪因子として動脈硬化が有るためと考えられます。レビーの方をMRI検査をすると、大脳基底核領域を中心に多発脳梗塞を認める事が多いです。このため脳血管性認知症と診断されているケースが多いようです。
脳の動脈硬化とレビーの関係が強い事を裏付ける事実として、最近2例脳出血の症例が、LPC化したケースに遭遇しました。
二人とも若く、60歳と42歳で、被殻出血と呼ばれるタイプである事と、左の片麻痺と言う事が共通していました。二人とも回復期リハビリ病院で3ヶ月~半年で前頭葉症状を認めるようになり、錐体外路症状のため急にADLが低下しています。LPC化するまでは、リハビリの効果が十分出てきてADLの改善が目立った症例でした。1例は嚥下障害のため胃ろう造設と成っていました。

私は、レビーの症状の多くは、変性のためだけでなく、動脈硬化による脳の血流の不安定さが大きな原因だと考えています。そういう意味では、レビーは脳血管性認知症でもあると言えるのかも知れません。
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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