パーキンソン病治療に一酸化窒素が効果(新聞記事)

全国に14万人いるという「パーキンソン病患者の治療に光」という新聞記事です。
レビー小体型認知症(推定患者数64万人)のパーキンソン症状にも効果があるはずです。

「パーキンソン病の新薬・認知障害」の記事の中でも詳しく書きましたが、現在、
パーキンソン病とレビー小体型認知症の症状は、(認知機能低下も含めて)「同じ」ということになっています。

この2つの病気を「同じ病気」と見る医師と「違う病気」と見る医師がいます。

レビー小体型認知症の発見者・小坂憲司医師は、
薬剤過敏性(薬物、特に抗精神病薬に対して悪い影響が現われやすい特徴)は、レビー小体型認知症特有のものでパーキンソン病やアルツハイマー型など他の認知症にはあまり見られない」と著書「第二の認知症」P.92に書いています。

名古屋フォレストクリニックの河野和彦医師は、立った時の左右の足の開き方が、パーキンソン病では狭くレビー小体型認知症・正常圧水頭症・脳血管性認知症では広い患者が多いと説明しています。→こちら

私は、母が、幻視(幻覚)から起こった妄想せん妄(意識障害)に苦しめられてもパーキンソン病の診断を押し通され悩んだ経験があり、両者は違うという立場です。
そしてこうした記事には、「パーキンソン病」と並べて「レビー小体型認知症(LBD)のパーキンソン症状」と必ず書いて欲しいと願っています。

以下、2013年7月16日日経新聞の記事全文。原文通り。(→日本経済新聞公式サイト


< パーキンソン病治療に光 一酸化窒素、役立つ可能性 >

手が震え、体がこわばる難病「パーキンソン病」の治療に、体内にある一酸化窒素(NO)が役立つ可能性があることを奈良県立医大や京都大、三重大のチームが突き止め、16日付の英科学誌サイエンティフィック・リポーツ電子版に発表した。

パーキンソン病は、不要な物質を分解するタンパク質「パーキン」が働かなくなり、神経細胞が不要物質により傷つけられ発症すると考えられている。
NOはパーキンをよく働くようにし、神経細胞を保護することが分かり、チームは「NOを増やす薬剤を開発できれば、新たな治療薬となり得る」としている。

奈良県立医大の小沢健太郎准教授らは、ヒトの神経細胞から培養した細胞にNOを加えると、細胞内にある特定の不要物質の分解が、加えない場合の約2倍促進されることを解明。
パーキンソン病を防げる可能性があることを明らかにした。

一方、NOを長時間加え続けるとパーキンの働きが低下。これはNOが別の物質に変化し、パーキンを働かなくするためだと分かった。

小沢准教授は「NOの細胞保護の作用だけを利用できる薬剤を造れれば、多くの患者の症状を緩和できる可能性がある」と話している。


<関連記事>
*「パーキンソン病とレビー小体型認知症の関係(違い)
*「完全版:レビー小体型認知症の全症状
*「レビー小体型認知症を理解する動画」(この病気の発見者の講義)
*カテゴリ:「レビーと各種認知症の症状と早期発見チェックリスト)
*家族会のサイトに私が書いている→<レビー小体型認知症 体験談集>
*「神経内科医はレビー小体型認知症とパーキンソン病の症状は同じとしている
2013年6月の記事

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サボテン
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<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

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認知症に関連するビジネスもしていません。
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’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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