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レビー小体型認知症と知的能力

母が今月受けた長谷川式簡易知能評価スケール(テスト)の点数は、4点。(→記事)
(参考記事→「自分の症状を語る母」
レビー小体型認知症には「認知の変動」という特徴的な症状がある。
「調子の悪い時」(ぼんやりして反応もにぶくなる時)が不規則にやって来るので、その時にテストを受ければ、点数は著しく低くなる。

しかし母の低得点の理由は、「認知の変動」だけでは説明がつかない。
確かにあまり良い状態ではなかったが、直前まで私と問題なく会話ができた。

テストが終わった後、テストを実施した看護師と母の病状について話した。
私は、このテストの2時間前に母が言った言葉を伝えた。
頭を治したい。頭が回るようにしたい」(母の発言通り)
どんどんボケていくのがわかるから、時々すごく恐くなる」(母の発言通り)

看護師は驚いて、感情がないかのように車いすに座っている母に尋ねた。
どうして、そう、思いますか?
・・だって・・さっきも・・、自分の歳も間違えて・・・

一般的にレビー小体型認知症の人は、自分が忘れたこと、失敗したことを覚えている
自分の能力の低下を理解し、苦しんでいる。家族に迷惑を掛けていると言う人もいる。

母は、「認知の変動」の自覚もあり、やはりテストの2時間程前にこう説明した。
悪い時は、嫌なことばっかり考える。眠くなる。誰とも話したくない」
「体が重くて、何もしたくないし、考えたくないし。
 良い時は、気持ちも明るくなるよ
」(母の発言通り)

母は、ストレスがかかると急に悪化する。
忘れたから、理解できないから答えられないのではなく、自分の歳も今がいつなのかも答えられない自分に強いストレスを感じて、記憶したり、考えたりする力(気力)を一気に失ってしまったのではないだろうか。

母は、テストが進むにつれてどんどん表情を失い、反応もにぶくなっていった。

「もう止めて下さい。このテストで母の能力は測れません」
テストの途中、何度もこの言葉を飲み込んだ。
家族の1人が、テストを受けることを希望していたからだが、母にとっては、辛い体験でしかなかった。

続く

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ドクダミ
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プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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