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レビー小体型認知症 早期発見チェックリスト(3種)

毎日新聞(2011年12月11日)に掲載された河野和彦医師作成のチェックリストを基に
多様な症状をまとめ、より分かりやすいチェックリストを試作してみました。
症状のほとんどは、レビー小体型認知症の発見者小阪憲司著「第二の認知症」から引用

介護家族の方々や私自身の介護体験も参考にしました。
(例:物忘れは、目立たない方もいるので省略。河野氏の項目にある「趣味もないほど真面目」も外しました。幻視も初期には目の錯覚、その後は現実(或は幽霊など)と信じ、
幻視と思わない方が多いので、敢えて「目の錯覚」という言葉を入れました。)

皆さんのご経験とお知恵をお借りして、より分かりやすいリストにしたい望んでいます。コメント(公開/非公開)でご意見を頂けますと幸せです。どうぞよろしくお願い致します。

注)これは、医療関係者ではない、一介護家族である私が、小阪憲司医師の本に書かれた多くの症状を短くまとめたものです。これによって診断をすることはできません
症状には、非常に大きな個人差があり、現れる症状現われない症状現れる順番も一人ひとり違いますレビー小体型認知症以外の病気で現れる症状や健康でも現れる症状が含まれていますので、素人判断はせず、専門医にご相談下さい



                       (作成:しば 2014年12月6日改訂) 
   < レビー小体型認知症の症状 自己チェックリスト > 


a 寝言を頻繁に大声で言う。悪夢を見ては叫ぶ、或は暴れる、或は両方が繰り返しある。

b 気力が出ず、何事もおっくうに感じる。うつっぽい。イライラしたり、不安になる。 

c 風邪薬・鎮痛剤・抗うつ剤等の薬が効き過ぎ、もうろうとしたり体調が悪くなった。

d 人・子供・動物・虫や不思議な物が見えた。目の錯覚がある。物が人の顔に見える。
 (*家族から見て:見えない何かをつまもうとしたり、話し掛ける。独り言を言う。
   ありえない妙なこと、変なことを言ったことがある。)

e 立ちくらみ、便秘、頻尿、だるさ、頭痛、不眠、微熱、失神等のどれかがある。

f 頭がうまく回転しない時がある。日中ひどく眠くなる。すぐ横になり寝てばかりいる。
(*家族から見て:正常に見える時と全くダメな時があり、差が激しい。)

g 転びやすくなった。何をするにも以前より時間がかかる。手足がこわばる、震える。
  (*家族から見て:小さな歩幅でヨチヨチすり足で歩く。体が傾く。体が固まる。)

h 力を抜いた腕を人が持って動かすとガクガクする。/最初に1回だけガクっと感じる。



症状補足と詳細情報(上記項目のアルファベットに対応。順番に意味はなし。)
                          —下をクリック
a 発症前(10〜20年前)から出る症状と言われる。 レム睡眠行動障害.詳細
b 初期には7割の人に出、うつ病と誤診も多   →うつ・認知障害の特徴と詳細
c 特に抗精神病薬抗認知症薬でも副作用が出やすい薬剤過敏性・詳細
d 8割の人見られる壁が歪むなど特殊な幻視も多数ある。幻視の種類と特徴
e 汗・血圧の異常、冷え、耳鳴り、動悸、背痛など多様な自律神経症状がある。詳細
f「認知の変動」は周期がバラバラ(1時間〜数ヶ月)で気付かない家族も。詳細
g パーキンソン症状は、出ない人もいる。      パーキンソン症状・詳細
h 歯車現象。家族でも簡単に確認できる。     方法共和病院公式サイト

参考医師が診断で重視する症状(優先順位)←1つでもあればレビーを疑う症状一覧

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   <小阪憲司医師作成のチェックリスト>

(小阪憲司・羽田野政治著「レビー小体型認知症の介護がわかるガイドブック」 P.11
 のチェックリスト。全文原文通り)

□もの忘れがある □頭がはっきりしているときと、そうでないときの差が激しい □実際にはないものが見える □妄想がみられる □うつ的である □動作が緩慢になった □筋肉がこわばる □小股で歩く □睡眠時に異常な言動をとる □転倒や失神を繰り返す 
5個以上該当すればレビー小体型認知症の可能性あり


(追記:5個以上該当しなかった例も介護家族から複数伺っています。)

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2011年に毎日新聞に載ったリストに代わり、最新のリストを転記します。↓
<河野和彦医師作成のチェックリスト>(「コウノメソッド2014」から全文原文通り)

1 薬剤過敏性(風邪薬などが効きすぎたこと) 2点
2 幻視 2点 / 妄想(人がいるような気がする)1点
3 意識消失発作(明らかなてんかんは除く)   1点
4 夜中の寝言 1点 /  叫び 2点
5 嚥下障害(食事中にむせるか)1点
6 趣味もない病的まじめさ   1点
7 日中の嗜眠、1時間以上の昼寝 2点
8 安静時振戦          1点
9 (診察)歯車現象 2点 / ファーストリジッド 1点
10 体が傾斜することがあるか 2点 /  軽度 1点
判定: 3 点以上なら90%レビー小体型認知症。

(追記:レビーでなくても3点以上になる方が、私の周囲には時々います。)

追記 2014年10月:医師の診断基準こちら(簡潔で分かりやすい)

高い確率で他の認知症と識別するという写真を使ったテストの実物はこちら
*それに似たもっと大きな写真は→こちら(実際の患者の反応も)



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*「5種類の認知症 種類別患者本人と家族の体験談集
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*「具体例などを加筆した症状リンク集」(家族会のサイト。ネット上で最も詳しい)
*「悪化した家族を今、救う方法」(リスクの高い薬一覧。処方箋をチェックしよう!)
*「その他の種類の認知症 早期発見のための知識とチェックリスト
*カテゴリ「レビー小体型認知症について


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No title

多くの医師は、これの症状がいくつもそろわないと、レビーを考えないのでしょう。
河野先生のレビースコアで、一つでも2点の項目があれば、それだけで強くレビーを疑うべきでしょう。他に1点の項目を満たせば臨床的にレビーで確定ですから・・・。


しばさんが作成したチェックリストのどれか一つ満たせば、私はアルツハイマーではなくレビーを考え治療を進めていきます。
LPCの中には、稀に進行性格上性麻痺や大脳基底核変性症などの難病の方がいますが、基本的な治療法には大きな差はありません。
私が重要視しているのは、パーキンソン症状です。レビーの場合は振戦などの不随運動があまりないため、気が疲れづらいのです。
あと固縮は、静止時は強いのですが、自分の意思で動かすと、固縮が消失するケースも多く、成れないと確認が難しいです。
レビーの場合、固縮も体幹~下肢が強く、上肢で軽い傾向が強いです。
体幹~下肢の固縮のため、転倒しやすくなり大腿骨頚部骨折を起こしやすいです。
通常の診察では、固縮の有無を上肢で確認するケースが大部分だと思います。そうしますとファーストリジットを感じるにう力のない医師には、パーキンソン症状の存在は判らないと思います。
ファーストリジットを確認するには、患者の気をそらし患者に気が付けらえないように、上肢を持ち最初の1回目の曲げの時に抵抗の有無全神経を集中してやっとわかるケースもあります。何度かやると再現性があるケースが多いので、私はこのわずかな抵抗の有無に注意が必要です。
あと寝返りも困難な寝たきりに方は、ほとんどレビーと考えてよいかも知れません。介護保険施設や介護療養型療養病床に入院している方の、多くはレビーだと私は考えています。
そうしますとレビーの患者は膨大な数に成ると言うことです。
大腿骨頚部骨折を起こした方の中にも、レビーの方は非常に多いと考えた方が良いでしょう。私の知っている医師は、大腿骨頚部骨折の手術を、全身麻酔でなく脊椎麻酔で行っている医療機関を知っています。この病院の医師は、大腿骨軽微骨折を起こした方は、認知症の方が多いと言っています。レビーの患者へ全身麻酔をかけるリスクを経験的に感じていたのかも知れません。
大腿骨頚部骨折で、立ち上がることすら困難になった方は、パーキンソン症状があると考えてよいでしょう。

確認出来れば診断的価値が高いのが幻視ですが、一番確認が難しい症状です。最近は、聞きだし方で多少幻視を語ってくれる方が出てきましたが、初診の時には不可能だと思います。
小坂先生が、80%の方に幻視が見られると言っていますが、私にはどうやって確認したのか疑問が残ります。
幻視の確認し方など、具体的な対応法の公開を、小坂先生には望みます。



私の勤務先の院長は、系列病院で某大学の神経内科で治療を受けていた方で、末期に成った方の入院を引き受けています。そこで診た患者と、今の病院で診る患者に大きな差は感じられないと言っています。これは、レビーの方の多くは、パーキンソン病や多系統萎縮症などの神経難病の末期とく大きな差がないと言うことだと思います。
レビーの場合、パーキンソン症状が急速に進行し、あっという間に寝たきりになるケースが珍しくありません。
これが認知機能の低下より、大きな問題になるケースも多いと思います。

hokehoke先生

コメント、どうもありがとうございました。

リストが、レビー小体型認知症の可能性を考えるヒントになるのでしたら、とても嬉しいです。

ある方から「”家庭の医学”を読む時のように、そうかも知れないと思い始めると、そう思えてしまうものなので、誤解のないように気をつけなければいけない」というあたたかいアドバイスを頂きました。
全くその通りで、私も必要のない恐怖や心配を与えるのは真意ではありません。

悪夢を見て「ワー!」と大声を出したことのない人はいないでしょうし、うつっぽくなることも立ちくらみも頭がぼんやりすることも誰にでもあるでしょう。

ただ私は、そうした諸々の症状からレビー小体型認知症を思い浮かべる人が、医師にすら少なく、一般の人に至ってはほとんどいない(レビー小体型認知症という病名すら知らない)という今の状態をとても恐ろしいことだと思っています。

そのために「圧倒的多数の患者が誤診され、過った治療で沢山の方が悪化している」(小阪憲司著「第二の認知症)からです。

話がそれてしまい申し訳ありません。
先生に質問があります。

東洋医学の本を読んでいた時、「パーキンソン病の固縮は、背中の最上部中央(首のすぐ下辺り)から始まり、そこにあるツボがパーキンソン症状に効く」と読みました。

レビーの症状にも「背中の痛み」「肩こり」とありましたが、患者の方々は、「首の付け根」に痛みやこりを訴えるのでしょうか?
それとも痛みやこりは、背中全体、肩全体に起こるのでしょうか?

細かいことですが、もし痛みやこりの場所が決まっているのなら、先生も仰っている「わかりにくい」パーキンソン症状の初期症状を発見できるのではないかと思いました。

幻視は、「幻視の自覚がない」ために確認が難しいのではないかと考えています。(消えれば「目の錯覚」、消えなければ「本物」と思う。)

ある医師は、”レビー患者は「妻が幻視だというものが見えます」と言ったりする”と話していました。
「私には本物にしか見えないし、本物だと思うが、妻が幻視だというので幻視なのだろうと推測するしかないもの」という意味ではないでしょうか。
http://dementia.or.jp/library/1011/ 

介護家族は、「殺虫剤をまき散らしていた」とか
「何かブツブツ独り言を言っていた。誰かに話し掛けているような、そうでもないような感じだった」
「変な動きをしていた(つまむ/つぶす/追い払う/なでる等)」
と言われますが、独居だったり、配偶者も高齢だと気が付きませんし・・。

何か、レビー小体型認知症を発見しやすくする良い手段がないかと考える日々です。

No title

義母はパーキンソン病と診断されましたが、パーキンソン病では
説明のつかない症状がいくつもあって、何か腑に落ちないという
感じをずっと持っていました。
最初に義母が倒れたときにしばさんや河野先生のチェックリストを
見ていたら、真っ先にレビーを疑っただろうと思うほど、症状が
当てはまっているのに。。。
パーキンソン病と診断された際パーキンソン病の説明資料を
もらいましたが、そこにレビーに関しての情報も載せておいて
もらえたら、パーキンソン病からレビーにたどり着きやすく
なるのではないかなと思います。
おそらくそれは認知症の説明資料などでも同じなのではないかと
思うのですが、まだそこまでレビーは広く認知されているわけ
ではないのでしょうかね。

しいさん 

コメントありがとうございます。

私もしいさんと全く同じことを考えています。
パーキンソン病の診断と同時にレビー小体型認知症の情報を与えるべきです。
そうすればレビーを発症した時、すぐ速やかに対応し、薬で劇的に悪化するなどというとんでもない事態を避けることができるじゃないですか。

しかし現実には、医師自身が、レビー小体型認知症という病気の存在そのものを否定するかのような言動を取ることがあります。

そんなことがあるはずがないと誰もが思いますが、母のパーキンソン病の主治医もそうでしたし、その後も同様の話を介護家族から聞いています。
それは、小さな地方都市の小さな病院だけで起こるのではなく、大都市の大学病院でも起こっています。



No title

神経内科医は「レビー小体型認知症」と言う疾患の存在を認めていません。
レビーのパーキンソン症状は、ある点だけパーキンソン病と同じなのです。それは、歯車様固縮なのです。
神経内科の教科書では、歯車様固縮はパーキンソン病の決め手の一つになります。
ですから、パーキンソン症状の目立つレビーは、パーキンソン病+アルツハイマー型認知症と言う診断になってしまうようです。

私の担当している患者の70~80%はパーキンソン症状を認めます。神経内科領域の疾患では、これほど多くの患者を診ることは無いはずですが、彼らは認めません。
私も河野先生も、レビーの方は神経内科も精神科も受診を避けるように言っている理由の一つです。

No title

hokehoke先生へ
こんにちは

レビーの場合、パーキンソン症状が急速に進行し、あっという間に寝たきりになるケースが珍しくありません。
これが認知機能の低下より、大きな問題になるケースも多いと思います。
とありますが、これはアリセプトの適量を飲んでいないために
パーキンソン症状が急速に悪化するのでしょうか?
それともレビーの方はパーキンソン症状があった場合、薬をのんでも飲まなくても自然に急速悪化するということでしょうか?
悪化症状を少しでも和らげる方法はあるのでしょうか?

Sさんへ

レビーに限らず認知症の原因は、変性と言って神経細胞が何らかの原因でダメージを受け死滅することで起こります。
レビーの場合、神経細胞の変性とそれに伴う機能的な障害がありっます。機能的な障害は、神経伝達物質のバランスの乱れが原因ですから、薬剤でバランスをとることができれば、改善することが多いです。アリセプトも、バランスの乱れを補正してくれますが、過剰投与だとバランスが崩れますので、返って悪化する場合も多いです。

変性による神経回路の破壊によるパーキンソン症状は、有る程度以上進行すれば改善すさせる事は困難になります。
フェルガード類には、神経細胞の変性・死滅を抑制する効果があると考えられています。現在パーキンソン症状の進行を抑える事が出来るのは、NewフェルガードLAだけでないかと思われます。それでもどこまで抑えられるか、十分なデータが無いので良く判っていません。
なお症状の強さと脳の変性の程度は、必ずしも一致しません。ただ変性が進行し、脳の機能障害が起こった場合は、回復させることは非常に難しくなります。
これは神経内科領域の運動機能障害を主体とした多くの疾患で、治療法が無いと言われている難病が多い理由でもあります。
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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