計算ドリルと認知症

追記:コメント欄を是非お読み下さい。

    < 計算ドリルは、効果があるか >

一昔前、計算ドリルを活性化すると言われ、流行になったことがありました。
その後、その効果は、疑問視され、流行はえました。
しかし今でも、認知症と診断された家族のために、必死で計算ドリルをさせるご家族
のお話は、時々聞きます。

もしご本人が、計算が大好きで、計算することが楽しくて楽しくてたまらないのなら、
それは脳にも良い効果があるはずです。

しかし計算が苦手で、苦痛でしかないなら、それは、ストレスにしかなりません。
悪いストレスは、脳にダメージを与えます。逆効果になってしまいます。

    < レビー小体型認知症は、なぜ計算ができなくなるのか >

特に、レビー小体型認知症では、まず計算ができなくなると言われています。

記憶のテストが満点でも「100-7、更に-7、更に−7」という計算ができなくなります。
それは判断力や理性といった知能が下がったからでも、計算能力が下がったからでもなく、注意力を司る部分が上手く働かなくなるからだそうです。

「なぜそんな簡単な計算ができない時があるのか、自分でもわからない
(できる時もある。自分では頭も体も良い状態と思っていてもできない時がある。)
10の位と1の位の両方同時注意を向けることが難しいからかも知れない」

(若年性レビー小体型認知症本人の言葉)→本人の語る体験談

    < できないことに深く傷ついている本人 >

レビー小体型認知症の場合、記憶力理性判断力もそのまま長く残っていますから、
自分ができないこと、失敗したことを記憶自覚し、深く傷ついています
(注:アルツハイマー型のように記憶力から低下していくタイプもあります。)

「自分が、こんなこともできない、あんなこともできないと思うと、どんどん落ち込んでいくから、できないことを無理にしようすることは止めた。
自分には、まだこんなこともできるあんなこともできると、できることに目を向ける
その方が、気持ちも明るく、前向きになれるし、元気に生活できる」

(若年性レビー小体型認知症本人の言葉)

繰り返し記事に書いてきましたが、私のレビー小体型認知症の母は、この病気になってから人の心を見抜く感覚が研ぎすまされました。
言葉にしなくても本心が、みな伝わってしまいます。

え?こんなこともできなくなったの?』と思った瞬間、その否定的な感情(失望・悲しみ等)が、そのまま全部、或は、増幅して伝わっています。
それは、母にとって、とても辛く悲しく、大きなストレスダメージになります。

難しいことではありますが、できることに目を向けて、一緒に楽しめることを楽しんで、一緒に大笑いしていれば、困った症状(暴言等のBPSD)は、きっと治まっていくと、私は(自分の経験から)信じています

追記:浦上克哉(鳥取大学教授)著「新版 認知症 よい対応・わるい対応」
「(計算・ドリルなどは)『なぜ今さら勉強しなければいけないのか』と負担になったり、苦痛を感じるかも知れません。(略)むしろ効果的なことはたくさんあるので、それらを楽しくおこなったほうが有効だと思います」
「(認知症になりにくい生活習慣について)いろいろ述べてきましたが、結論としては、楽しいと感じたり楽しみながらできることが、脳を一番活性化させます
P141
2014年8月にこの本を読んで『やっぱり!』と思いました。

追記:計算ドリルを若年性アルツハイマー病の妻にさせた方の言葉→こちら
   妻の言葉→動画「一番嫌い。もう絶対やらない」

<関連記事>
4大認知症の種類別 長谷川式スケール(知能テスト)の答え方
幻視(幻覚)への具体的 対応方法(対応の仕方1つで悪化も改善も)
*「パーキンソン病とレビー小体型認知症は、ほぼ同じ病気」(この記事のリンク集を)
*「5種類の認知症別 本人と家族の体験談集」(役立つ情報満載)
*「とても役立つ認知症 無料動画集
*「レビー小体型認知症がわかる重要リンク集」(特集されたテレビの全内容)
*「認知症Q&A 」(認知症を疑ったらまず何をどうすればいいのか)
*「各種認知症 早期発見のためのチェックリスト」(誤診を見抜く知識)
 
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紫蘭(シラン)
白い種類があります。

レビー小体型認知症の映画完成!

追記:映画を見た感想は→こちらのコメント欄に
………………………………………………………………………………………
レビー小体型認知症をテーマにした映画初上映があります。

      2014年7月5日(土)日比谷にて

< ドキュメンタリー映画監督 伊勢真一さんの映画を2本上映するイベント >

  ●レビー小体型認知症の15年に及ぶ”いのち”を巡る愛の物語。

  「妻の病—レビー小体型認知症—」(2014年)

  ●3人の医師の小児がん医療への取り組みを描いたドキュメンタリー。
  「風のかたち ドクター編」 

  医師(若年性レビー小体型認知症の女性の夫)と監督のトークライブあり。

  上記の映画の紹介文・詳細・問い合わせは→こちら(いせFILM)


追記:これは、小児がん専門医・石本浩市氏(1951年生)とその妻弥生さん(若年性レビー小体型認知症)のドキュメンタリーです。(情報は→ここから

追記:入場希望者多数の場合、電話予約をした方を優先するそうです。
…………………………………………………………………………………………………………

先日、「わが母の記」(役所広司・樹木希林主演)で描かれた認知症は、
レビー小体型認知症ではないかと記事に書きました。→こちら

アルツハイマー型認知症と診断された方の体験記や記事を読んでいても、実は誤診
レビー小体型認知症特有症状が、ズラズラ書かれていることが、時々あります。

(多いのは、睡眠中に叫ぶ暴れる/リアルな幻視便秘・頻尿・めまい等の自律神経症状/記憶障害が軽く、しっかりしている時は大変しっかりしている等)→主な症状一覧

レビー小体型認知症は、この病気の発見者・小阪憲司医師のいわれる通り、
認知症患者の5人に1人が罹っている非常に患者数の多い認知症だと思います。

(テレビの認知症特集に出演される認知症専門医が、「認知症=アルツハイマー型」として話されることは、依然として少なくありませんが。)

小阪医師の著書にある通り、圧倒的多数は、誤診されています。→出典

追記:コメント欄に介護経験の良い面、利点について書いています。

<関連記事>
*「パーキンソン病とレビー小体型認知症は、ほぼ同じ病気」(この記事のリンク集を)
*「5種類の認知症別 本人と家族の体験談集」(役立つ情報満載)
*「とても役立つ認知症 無料動画集
*「レビー小体型認知症がわかる重要リンク集」(特集されたテレビの全内容)
*「認知症Q&A 」(認知症を疑ったらまず何をどうすればいいのか)
*「各種認知症 早期発見のためのチェックリスト」(誤診を見抜く知識)
 
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若年性レビー小体型認知症 本人が語る体験談(2014年5月) 

50代で若年性レビー小体型認知症と診断されているKさん(女性)自身が語る体験談。
パーキンソン症状はなく、自律神経症状幻覚、軽度認知障害(計算のみ出来ない)他。
「発症は10年以上前」と医師に言われたそうですが、長年うつ病誤診されていました。
今までの経過や症状は、記事の一番下のリンク集を。

(追記:症状進行速度には非常に大きな個人差があります→理由
………………………………………………………………………………
   < 体調が悪化する春先 >

毎年、(3〜4月)は、体調がとても悪くなり、ぐったりしていることが多い。
精神科の主治医は、(他の病気でも)春は悪化する患者がとても多いと言っていた。
気温が安定し、カラリとした晴天が続くと、一転して体調も良くなり元気が出てくる。

   < 友人との旅行中、症状が出ず、自信を回復する >

最近、ごく親しい友人達と電車で一泊温泉旅行に行った。
誘われた時は、迷った。2日間ずっと元気でいられる自分は、想像できなかった。
しかし私の病気を理解してくれている友人達なので、具合が悪くなったら別行動をさせてもらえばいいのだと考え、勇気を振り絞って参加した。
旅行は、本当に楽しく、皆で終始大笑いしていた。
夜、寝付けないという問題はあったが、意識障害も起こさず、普段より元気に過ごせた。

これは、とても大きな自信になった。
自分の可能性行動範囲が、どんどん小さくなっていた中で、
『まだまだ大丈夫なんだ!旅行にだって行ける!まだまだ楽しい未来がある!』
信じられるようになったことは、涙が出るほど嬉しかったし、気持ちが変わった。

楽しく、たくさん笑って過ごすことが、以上に症状を抑えるのだと知った

   < 起こらなくなっている様々な症状 >

それ以後、気持ちも軽くなり、ちょっとしたことにも、よく笑えるようになった。
その後も、意識障害は、ほぼ毎日起こるし、去年より疲れやすくもなっている。
しかし幻聴幻臭は何ヶ月もまったくないし、幻視もほとんど見ない。
(飛ぶ虫は、時々見るが、目の前で消えないので本物か幻視かは分からない)

方向感覚が急に失われたりして、混乱不安になることもずっと起こっていない。
道路で信号を見落としてヒヤリとすることも半年以上ない。
一時期ひどく時間のかかっていた料理も、なぜかあまり問題なくできるようになった。
(以前は、献立・段取りが思い浮かばず、1度に2つの作業ができない等の問題あり)

匂いが分からなくなった時、もわからなくなった時期があったが、今は味はわかる。
料理の味付けができなくて困るということもなくなった。
臭覚は低下したままだが、最近、ふっと匂いがする時もあり、自分で驚く。
(確証はないが、幻臭ではないと思う。例:珈琲店で珈琲の匂いが漂う。)

結局、すべての症状は、固定化されるわけではないのだと分かった
『これから一生この症状まされ続けるのだ』と何度も思ったが、間違いだった

   < 治療 >

認知症薬(リバスタッチパッチ)治療を始めて1年近くなるが、体調は治療をしなかった頃より良いし、記憶力が落ちているとは思わない。思考力は、落ちていない。

脳の血流を良くする薬(サアミオン)は、効果を感じなくなったので止め、自分から主治医に相談し、同類の他の薬(プレタール=シロスタゾール)を試したが、量を減らしても頭痛の副作用が強いので止めた。

漢方薬真武湯牡蠣(ボレイ)苓桂朮甘湯)は効果を感じ、続けている。
(注:体質・症状により処方は変わります。一般的に使われるのは抑肝散です。
   →漢方治療詳細 →体験談

   < 意識がはっきりするツボ >

最近、鍼灸の 意識障害・脳血流改善のツボより効くツボを自分で偶然見つけた。
(痛みを感じる部分)を揉むと意識障害が改善する。(場所は下に)
意識障害も色々な種類があり、急に起こる脳貧血のような状態(ひどくだるく、気分も悪く、頭が働かない状態)には良く効くが、突然、眠気に襲われるタイプには効かない。

耳のツボの場所→こちら (その場所を検索したら出てきました)
(追記:ここ以外でも、耳やその周囲で、押す/引っ張っると痛みを感じる部分を揉みほぐすと楽になるそうです。)

 <Kさんの今までの経過・治療・気持ち>(記事の古い順から)
経過治療漢方治療症状認知症の苦しみ空間認知能力幻覚をどう感じるか
臭覚低下など新しい症状/その治療(漢方治療)認知症に見えないと言われる気持ち
(これらの記事のリンクから他の方の体験談や若年性認知症関連記事に)

<関連記事>
レビー小体型認知症自己チェックリスト(症状一覧)  
うつ病チェックリスト(うつは、レビー小体型認知症の症状の1つ。誤診多し)
「幻視が見える認知症」テレビ放送の全内容(重要リンク集含む)
病気を打ち明けて良かったこと(若年性認知症 体験談)カミングアウトの効用
レビー小体型認知症は「認知症」なのか? 記憶障害が目立たず理性も保持
知性を持ち続けるレビー小体型認知症/「認知症」という症状を出させる意識障害


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鈴蘭(スズラン)
5月初めに満開でした。

漢方医学セミナー(難病と漢方薬)

2014年5月18日東京大学で行われた漢方医学講座(2時間)に行きました。

題:漢方病理学に基づく、癌・膠原病・神経変性疾患がどこまで治療できるか?
講師:岡部哲郎医師(去年まで東大医学部で漢方医学を教えた特任教授)
(追記:「病気を治せない医者」の著者)

講演を聴き、漢方医学の考え方は、私たちに希望を与えると私は、感じました。
茂木健一郎氏も「体に良いことは、脳にも良い」と著書に書いていますが、
難病認知症にとっても健康的な生活が重要であることをあらためて感じました。

ただ良質な漢方治療をする病院の探し方は、岡部氏もわからないと回答し、
岡部氏の説く治療が安価に受けられるものではないことも普及を妨げていると思います。

以下、この講座、講師の著書、講師への質問の回答から一部抜粋してお伝えします。

     < 西洋医学とはまったく異なる漢方医学の考え方>

西洋医学では、病気を部品(臓器)の故障ととらえるが、
漢方医学では、五臓の働きの乱れ・バランスの崩れが、症状を出していると考える。

西洋医学では治療法がないといわれる難病は、漢方医学の得意分野である。
(パーキンソン病等の神経難病や各種認知症、遺伝病、進行がんへの効果も論文に)

漢方医学の五臓は、西洋医学的な臓器よりも幅広い、心身の働きを含む機能を意味する。
例えば「肝」は、肝臓ではなく、「血(けつ)を貯蔵し栄養を供給する機能。神経活動を司り精神を安定させる機能」等も表す。

     < 東洋医学の「五臓」とその主な機能 >

 肝=神経系(自律神経、大脳辺縁系、静脈等の血液循環、免疫等)

 心=循環器および中枢神経系(情動、意識、睡眠リズムの調整等)

 脾=消化器系(消化・吸収・エネルギー供給等)

 肺=呼吸器系および皮膚(呼吸作用、体表の免疫機能等)

 腎=内分泌系(水分代謝、ホルモン分泌、生命力、骨格形成)

    (出典:岡部哲郎著「漢方で治す気になる不調」P.176〜178)

は、孤立したものではなく、五臓の働きの中に含まれている。
脳の病気も、脳が単独で病んでいるわけではない。
五臓の働き・バランスを正常化することで、完治はしなくても、多くの症状は治まる。

    < 日本で「漢方薬が効かない」といわれる理由 >

①東大医学部でも6年で講義は、3時間のみ。医師に十分な知識がない。
②漢方薬は品質の差が大きい。品質が悪ければ、十分な効果は出ない。

基本的に漢方薬は、空腹時(食事と食事の中間時)に飲まなければ十分な効果が出ない
食前や食後では、食べ物の影響を受け、正しく作用しない。

    < 質問に対する回答 >

保険適用の漢方エキス剤だけで効くかは、病気による。効く病気もある。
例えば、高血圧でも原因は全員違うので、オーダーメード処方になる。

漢方薬により体質が変わるので、飲むのは一時期(数ヶ月〜1年)
(難病のため、しばらくして症状が再発したら、再び一定期間飲む、を繰り返す。)
西洋薬のように一生同じ薬を飲み続けることは、漢方では有り得ない。

中国には5年間漢方医学を学ぶ国立大学が50カ所以上あり、正式な漢方医がいる。
韓国、台湾にも同様の漢方医がいる。
しかし日本には、そんな制度がないため(同じ意味で)漢方医と呼べる医師はいない。
日本で漢方治療をする各医師の実力は、私(岡部氏)にもわからない。調べ方もない。
神戸中医研には優れた医師がいる。

ある臓器にトラブルがあると、その異常は経絡(五臓六腑の作用で生産されたエネルギーが循環するルート)により他の臓器に伝わり経絡上のツボに情報として現われたりする。
そのツボを介して病気を治すアプローチが、鍼灸、あんま等の外治であり、漢方薬を用いた内治とともに重要な漢方医学の治療法となっている。
この2つの方法は、病気の症状に応じて選択または併用される。
   (出典:岡部哲郎著「漢方で治す気になる不調」P.179)


追記:漢方治療の受けられる大学病院は全国にあります。
   名称は、漢方外来/漢方内科/和漢診療科/東洋医学科/漢方医学科など病院に
   よって違います。

*症状に合う漢方薬を紹介する良いサイト→漢方ビュー 
 注:漢方薬の選択は体質(証)によっても変わり、実際はより複雑です。

追記:朝日新聞出版 別冊ムック「正しく付き合う漢方2014(完全ガイド)」は、全国の漢方治療医ガイドなど役に立つ記事が多いです。

<関連記事>
認知症に鍼灸治療(読売新聞)認知症、パーキンソン病に効果のあるツボ一覧
若年性レビー小体型認知症の漢方薬治療の実例  精神科医の説明
自律神経障害・自律神経失調症に効くツボ一覧と刺激の仕方
老年医学 論文集2006−07岡部氏の高齢者の漢方治療。小阪憲司氏、朝田隆氏の論文も

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多くの医師が、レビー小体型認知症の幻視に処方するツムラの漢方薬。
保険適用なので、高価ではない。効く人、効かない人に分かれるという。
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フードに取り付けた棒灸(もぐさを棒状に固め紙で包んだもの)。皮膚とは接触しない。
本格的なお灸が、自宅で気持ち良くでき、効果も高い。(画像は、ここからのコピー)

難聴の高齢者とのコミュニケーション技

随分ご無沙汰してしまい、すみませんでした。
記事の更新ができない間もコメント欄にだけは書いていました。
記事と同じくらい力を入れて書いていますので、是非お読み下さいね。

最近、目から鱗が落ちたのが、朝日新聞に紹介されていた
難聴(耳の遠い)高齢者とのコミュニケーション方法です。

(青字部分が、2014年5月13日の朝日新聞の内容)記事全文

補聴器は、「つければ聞こえる」というものではなく、
まず医師の診察を受け、購入後は、度々細かく調整してもらわなければ、
快適には聞く事ができません。(→参考
それができず/知らず/面倒で、途中で挫折する方が多いようです。

   高価な補聴器よりもずっと効果的なものは何か?
   それは、百円ショップメガホン

   これを使えば、話し手は、普通の音量で、穏やかに、優しく話ができ、
   耳の遠くなった方にもちゃんと聞こえる
   (杉山孝博監修「よくわかる認知症ケア」 p44)

   また高齢になると高い音が聞こえにくくなるので、低い声で話すことも。



認知症かと思ったら、耳垢で耳が完全にふさがっているために聞こえなかった
という話を何かで読んだこともあります。(コメント欄参照)
追記:耳垢栓塞というよくある病気で、医師にしか取れないようです。

聞こえない → コミュニケーションがとれない → 孤立する
→ 脳への刺激が激減する。孤独感にも苛まれる → 脳の機能が低下する


聞こえないということは、深刻な問題なのです。

3年位前の記事にも書いたのですが、私の母は、認知症の劇的悪化と共に
60代から進行していた難聴が、治りました
他にそんな例は聞いた事もなく、理由もまったく不明です。(追記参照)

でも人間のは、まだまだ解明されていない宇宙のような所ですから、
何が(どんな凄い/素敵な事が)起こっても不思議ではないのだと思いました。

追記:耳垢についてのコメントを読み、母の耳にも真っ黒い、想像を絶する量の耳垢が
   詰まっていたのかも知れないと思いました。(見ていないので分かりませんが。)
認知症が劇的に悪化した頃、病院で耳掃除をしました。それが原因かも知れません。
しかし母は、聴力だけでなく、認知機能や身体機能の驚くべき回復も見せていますので
私は、やはり人間の持つ能力は、人の想像を超えるものだと考えています。

<関連記事>
フランス発「ユマニチュード」(認知症の介護技術)(テレビで紹介した全内容)
認知症 動画集(介護術も多数)(認知症理解のための素晴らしい動画も)
5種類の認知症 本人と家族の体験談集(役立つヒント満載)
幻視(幻覚)への対応方法(具体的な声のかけ方)
パーキンソン症状と嚥下障害に効いた技2つ
便秘を治す(レビー小体型認知症の自律神経症状の1つ)完全ガイド

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コモンタイム(ハーブ)
ベランダで満開。とてもとても小さな花。

フランス発「ユマニチュード」(認知症介護の技術)

追記:やり方を説明する動画YouTube(レビー小体型認知症も登場)

追記:コメント欄に記事の補足がありますので、是非お読み下さい。
 パーキンソン病の記事のコメント欄に「認知症を伴うパーキンソン病」とレビー小体型 認知症違いなども書きました。診断されている方は、必読です。

…………………………………………………………………………………………………
2013年8月の記事でご紹介したフランス発のケア技術ユマニチュード。(→こちら

私は、テレビでユマニチュードの実演を見ると、いつも映画「欲望という名の電車」
(1951年)のラストシーンを思い出します。
取り押さえられ野獣のように暴れる主人公ブランチ(ヴィヴィアン・リー)が、一人の医師に人間として扱われた瞬間、淑女に戻り歩き出す場面です。

同時に、「認知症の人」と十把一絡げに呼ばれる方達は、広く「人間ではない」と思われているのだという(彼らには過酷な)現実(定着した誤解)を改めて突きつけられます。
(若年性認知症本人が語る→「認知症に見えない」と言われる気持ち
(→レビー小体型認知症は認知症なのか? 記憶力・思考力が長く保たれる3例)

以下、ユマニチュードを紹介した2014年5月10日TBSテレビ「報道特集」のほぼ全内容を時間に添って書き出したものです。
(冒頭の足立夫妻のお話は感動的でしたが、大部分割愛させて頂きました。)
………………………………………………………………………………………………………

若年性アルツハイマー型認知症と生きる足立昭一さんの言葉を紹介。(関連記事
「病気のことをきちんと理解してくれることで、認知症の人が不安にならない」
番組で紹介していた動画サイト(足立さんも出ている)→こちらから 

映像:怒る、怒鳴る、抵抗する男性と無視して仕事を進める介護者。(フランス)

ユマニチュードを広めるイブ・ジネスト氏の日本での講演の言葉。
「人は、他の人から人間であると認識してもらえないと生きていけません」

この介護技術は、仏では35年前から使われ、広く普及している。150の技術がある。

日本の病院。ジネスト氏が、職員をいつも困らせているという脳疾患の男性と会い、言葉を交わし、一緒に歩く。十数分のことだが、男性は、満面の笑みで幸せそう。
 (↓ご本人。左上はジネスト氏の髪。ジネスト氏が抱きしめた直後)
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ジネスト「ユマニチュードは、認知症の人との人間関係絆をつくるテクニックです。
    『私はあなたの友人ですよ。仲間ですよ』と認知症の人に感じてもらうには、
     見る、話す、触れるの3つの行動で伝えることが大切です。

    認知症の人は、相手から見られないと『自分は存在しない』と感じ
    自分の殻の中にとじこもってしまいます。
    私たち介助者が最初にすべきことは、あらゆる手段を使って、彼らが
    人間である』ということを感じさせることです

<ユマニチュードで、最初に対面した時にすること>

●遠い位置から、徐々に視野に入る。(横からいきなり現われると不安を感じる。)
●目線は、相手の正面から水平の高さ。(お互いに平等だと伝える。)
●近い距離で、長い時間見つめる

●優しさをこめた友好的な言葉をかける。(「あなたに会えて本当に幸せ!」)
●この時、おおげさなほどの笑顔を作る。(表情を確実に伝える。)

●相手の反応を見ながら、優しく体に触れる。手、腕、背中をゆっくりなでる。

これらの行為(わずか1分程度)で8割〜9割の患者の問題行動が改善する

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(ジネスト氏。認知症高齢者と接する時も同じ服だった。画像は、こちらから)

日本の老人ホームで「どうしたらいいの?」と独り言を繰りかえし、机を叩いている女性。ジネストさんは、「彼女は、常に孤独感に襲われている」と解説する。

「(認知症のため認知機能が落ちても)感情の機能は、最期を迎えるその日まで働いています優しさを、その感情に訴えるのです」ジネスト氏の言葉

認知症の人がケガや病気で入院すると症状が急激に進行してしまう。(=せん妄
→せん妄の種類と具体例 →入院中にせん妄を起こしやすい人の共通点

入院病棟では、看護師らが、困難に直面している。離職する看護師も多い。
看護師「一生懸命やってるのに、”馬鹿野郎”とか、殴られたり…。どうしたらいいのか…」

90代認知症男性。足を骨折し入院してからケアを拒否。大声で抵抗。手足は拘束
この男性と看護師3人の様子をジネスト氏に見てもらい何が間違ってるのか解説してもらう。(下の2枚の写真がこの男性)

「見下ろす視線。マスクで笑顔も見えない。人間関係ができていないので心を開かない
腕を掴むのは、『愛してない』と言っているのと同じ。
腕を掴まれると恐怖心を抱き、相手はだと思って(自衛のために)抵抗する」
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ユマニチュードでは、
部屋に入る時は、必ずノックして知らせる。拘束は症状を悪化させるのでしない。
立つことも重視。立つことで他の人と同じ空間にいることを認識させる。
それが人間の尊厳を保つことにつながる。

入院してから寝たきりだった90代男性は、笑顔で立って歩き出す。礼儀正しく話をする。
息子「何年かぶりであんな笑顔を見た。別人だ」(下の写真がその笑顔)
ユマニチュードが、心の扉を開き、本来持っている力を蘇らせた
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(女性はユマニチュードのインストラクター。男性はジネスト氏の手を握り会話中)

キャスター「人手が足りない中で、じっくりと患者と向き合うことが可能だろうか?」
わずかな時間で人間関係が築け、患者も協力的になるので、少人数でスムーズに進むようになる。さらに看護師が辞めるケースも減る。
結果的に時間の節約にもつながることは、フランスでも実証ずみ。

しかし技術習得には、正規な研修が必要。
東京医療センターの本田美和子医師がセンター内で研修できるように準備中。
最初は、医療・介護従事者対象に受け入れる。


ジネスト氏と本田氏のユマ二チュード座談会内容→こちら(医学書院のサイト)

*追記(番組を見て、考えたこと)
ジネスト氏は、初対面の時、両手をあげて、喜びの声と共に近づく。
まるで「世界で一番好きな人」と会うときのように。
その気持ちを弾けるような笑顔で、繰り返し言葉にする。「会えて幸せ!嬉しい!」と。
相手の語る言葉に聴き入り、「素晴らしいですね!」「素敵ですね!」「凄いですね!」と目を輝かせ、褒め言葉を連発する。
こうした態度も「魔法」(短時間で親密な人間関係を築く。)のカギだと私は思った。
日本人には少しためらわれるようなオーバーな感情表現(一種の演技)が有効なのだ。
自分は好意・敬意・関心を持たれ、共感され、大切守られているという安心感を生む。
そんな時、乳幼児も子供も大人も高齢者も、全ての人間は微笑み、友好的な態度をとる。

カテゴリ:「認知症とは/ケア・介護

<関連記事>
*「認知症の種類別 症状とチェックリスト」読めば素人でも誤診がすぐ分かる!
*「徘徊を減らすことに成功した体験談」(5種類の分類と各具体的対応策も)
*「軽度認知障害(MCI)段階で認知症発症を食い止める方法」2014年5月12日NHK
あさイチ」でも紹介した鳥取県琴浦町の早期発見テスト実際に体験できます。
*「5種類の認知症 種類別 本人と家族の体験談集」役立つヒント満載
*「認知症Q&A集」困った時のまず一歩目。「疑問→受診→治療と介護」を解決
*「役立つ!認知症動画集」介護法、分かりやすい講演、ストレス解消爆笑動画も
*「認知症の幻視(幻覚)への具体的対応方法」どうすれば?どう声をかけるか。
*「認知症マンガシリーズ」(正確で分かりやすいと介護職員研修に使われています)
*「パーキンソン病とレビー小体型認知症はほぼ同じ病気」しかし治療が違うので注意!
*「認知症を患う人とつながる」体験談。廃人の様に見えても分かっている驚き。
*「認知症と共に生きる方が必要としているたった2つのもの」何が介護困難を生むのか
*「認知症の母が教えること」(相手の心を鏡のように映す認知症)

パーキンソン病の原因物質特定のニュース(パーキンソン病関連重要リンク集)

記事は、「重要リンク集」の下にあります。

パーキンソン病レビー小体型認知症について書かれた記事への重要リンク集

*「パーキンソン病とレビー小体型認知症はほぼ同じ病気と考えられている
*「パーキンソン病とレビー小体型認知症の関係」(薬剤過敏性の有無
*「NHK”きょうの健康”パーキンソン病特集」2014年2月放送

*「レビー小体型認知症の治療 注意点」(パーキンソン病治療のみでは悪化しやすい)
*「レビー小体型認知症の全症状(詳細)と飲ませると悪化する可能性の高い薬一覧
*「パーキンソン病の治療で悪化(新聞記事から)」

*「5種類の認知症 本人と家族の体験談集」(パーキンソン病と診断された方多数)
*「レビー小体型認知症のパーキンソン症状
*「パーキンソン病の初期症状」2012年「総合診療医 ドクターG」から

*「各種認知症早期発見のチェックリストレビー小体型認知症も
*「臭覚低下でパーキンソン病患者の認知機能低下を予測」(研究結果)
*「介護法、認知症がよく分かる優れた動画のリンク集

*「認知症・パーキンソン病に効果がある鍼灸のツボ一覧」自律神経障害のツボも
*「パーキンソン症状の”オフ状態”に効果があった介護技
*「パーキンソン病・パーキンソン症状を改善する音楽療法本(無料公開)
*「レビー小体型認知症がよく分かるほのぼの漫画シリーズ」(転倒対策)

パーキンソン病の治療で悪化したレビー小体型認知症(新聞記事)(2014年6月2日付け読売新聞)
パーキンソン病の新薬・認知障害・曖昧な分類 (2013年6月)

論文「パーキンソン病では病初期より認知症に関与する神経障害がある」

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追記:コメント欄に「パーキンソン病を伴う認知症」とレビー小体型認知症違いなどについて書いてあります。是非お読み下さい。
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(記事本文はここから)

2014年5月9日朝のNHKニュースで知りました。(→ニュース動画と全文
ほぼ同じ病気(一番下の関連記事参照)であるレビー小体型認知症の中の「純粋型」(発見者の小阪憲司医師命名。パーキンソン症状から始まるタイプ)早期発見にもつながると思います。

以下、2014年5月7日の毎日新聞から一部抜粋、一部要約。(→記事全文

神経難病「パーキンソン病」の原因となる細胞内の異常を除去する際に作り出される物質を突き止めたと、東京都医学総合研究所の田中啓二所長、松田憲之プロジェクトリーダーらの研究チームが、7日発表した。
この物質の増加を検査で確認できれば、パーキンソン病を早期発見できる可能性がある。
論文は英科学誌ネイチャー電子版に掲載された。
遺伝性パーキンソン病(全体の1〜2割)で調べたが、遺伝性でないパーキンソン病でも同様の仕組みが働いている可能性があるという。


追記:病気は遺伝子だけでは発症しません。詳細→「親の認知症や癌は遺伝するか

追記:私の母は、67歳でパーキンソン病と診断され治療していた頃は、どんどん悪化しましたが(異様な無表情、小刻み歩き、転倒、動作と頭の回転の異常な遅さ、鬱、幻覚)
レビー小体型認知症とわかり、について学び(こちら)、適切な治療(副作用を起こしている薬を止める/量を減らす等)にたどりついてからは、劇的に改善しました。
完治はしない病気ですが(幻視、妄想、認知機能の低下はあります。)穏やかに、明るく、コミュニケーションにも問題なく、皆から愛されて幸せに生活できています。詳細
レビー小体型認知症は希望の持てる病気です

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テレビ放送の一場面。「ためしてガッテン」でも特集。実際には合併型も多い→出典

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「バック・トゥ・ザ・フューチャー」主演俳優マイケル・J・フォックスの著書。
30歳からパーキンソン病 と共に生きる体験記。写真と本の詳しい内容は→アマゾン

映画「わが母の記」が描くリアルな認知症

2014年5月6日、BSで、映画「わが母の記」(原作:井上靖。監督:原田眞人。
主演:役所広司、樹木希林。2012年公開)を見ました。(→予告編 動画

樹木希林名演もあり、感動的な良い映画なのですが、私は、例によって、ひたすら
この認知症(=症状)の原因となっている病名を考えていました。

レビー小体型認知症「通常型」(=アルツハイマー型の記憶障害を伴う。3割には
歩行障害等のパーキンソン症状が出ない。→出典)ではないかと強く思いました。

(レビー小体型認知症発見者・小阪憲司医師による3分類。通常型は70歳前後の発症多。
パーキンソン症状から始まる「純粋型」(30代40代で発症多)「自律神経型」がある。
出典:小阪憲司著「第二の認知症」2012年発行。P.105)

例えば、映画の中の以下のシーン。 (→レビー小体型認知症の症状チェックリスト

物忘れがあるという自覚(病識)があり、「何度も言っているか?」と家族に確認する。
(アルツハイマー型では物忘れをした事も忘れ、早期に病識を失うと言われます。)

●「ソフト帽をかぶった(知らない)男は、どこに行った?」と家の中を探しまわるのは、
 レビー小体型の幻視(→幻覚の種類)に伴う行動そっくりです。

●夜中に懐中電灯を持って各部屋を見回り、その後は一人で自分の部屋に戻るという行動
 も幻視や(幻視から生まれる)妄想(→詳細)が出やすいレビー小体型に思えます。
 (アルツハイマー型では、家の中で迷子になると介護家族から聞きます。)

夕方になると一定時間錯乱状態になるのは、レビー小体型に多いせん妄に見えました。
 (→せん妄の種類と具体例 →入院中にせん妄を起こしやすい人の共通点
(アルツハイマー型の方が、せん妄は少ない。→参考論文を紹介したサイト)

追記:「”夕暮れ症候群”と呼ばれるものが、認知症には多い」という記述があちこちにありました。(一例:論文。原因は不明と書かれています。) 
追記:夕暮れ症候群とせん妄については、医師により説明も違い、よくわかりません。
   認知症の種類別発生頻度なども様々ありはっきりしません。

●せん妄以外の時は、穏やかに(普通に)家族と生活している。
(私の知るアルツハイマー型認知症の方は、一見普通の方に見えて、家の間取り、服の着方、トイレの使用法、食事の仕方も分からなくなっていきました。
普通に歩き、会話もできるのですが、朝起きた時から寝るまでの間、何から何まで手伝ってあげなければ、一人では生活できない状況です。)


懐中電灯を持って夜中に歩き回る行動を息子(役所広司)は「徘徊」と呼びます。
(→徘徊の種類 →徘徊への対応方法(体験談)
私は、『本人に理由を聞きたい』と強烈に思いました。
傾聴の姿勢で尋ねたら、レビー小体型であれば、きちんと説明してくれると思います。
「不審な男(=幻視)が夜になると家をウロウロしているから、探しているのよ」等と。

追記:コメント欄を是非お読み下さい。

<関連記事>
*「幻視(幻覚)にどう対応すれば良いのか」(具体的声かけの方法他)
*「認知症を描いた名画」(アルツハイマー型とレビー小体型の幻視の違い)
*「認知症かも?と思ったら。ゼロから分かる認知症Q&A」受診は?治療は?
*「5種類の認知症別 本人・家族の体験談集」(役立つヒントが一杯)
*「役に立つ認知症・介護動画集」(各種認知症の違いや対応方法が分かる!)
*「認知症の種類別 早期発見するための基礎知識とチェックリスト

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映画のワンシーン。母(樹木希林)と息子(役所広司)。画像はここから

熱めの足湯がレビー小体型認知症にも効果?

先月、「足湯で血流改善」という記事を書きました。

その時には、レビー小体型認知症(交感神経の働きが低下)に、足湯が良いのか悪いのか、よくわかりませんでした。

その後、熱めの足湯で効果があったという話をレビー小体型の当事者から伺いました。

「頭がもうろうとして、体がだるく辛くなった時、熱めの湯に5分位足を浸けていたら、
 頭もすっきりし、全身が、すーっと楽になった」


「42〜43度の熱めの風呂やシャワーは、交感神経の働きを高める」小林弘幸医師
(出典:全文→「自律神経バランスを整える入浴方法」)

朝の熱いシャワーでシャキッと目が覚めるのは、交感神経が働くためでした。

副交感神経優位になって覚醒できない状態になるレビー小体型にぬるい足湯は逆効果
でも熱い足湯なら交感神経の働きを高めて覚醒効果が期待できそうです。
(ただし、熱い湯は、心臓に負担がかかりますから、そばで見守っていて下さい。)


レビー小体型認知症は、以下のような様々な症状のために外出がとても大変です。
(追記:症状には大きな個人差があります。パーキンソン症状が出ない方も。)

パーキンソン症状(歩行困難。転倒多。受け身できず頭部・顔面にケガ多)
意識障害認知の変動せん妄(予期せぬ時に急に起こる。失神も)
自律神経障害 (排便のコントロールが困難、頻尿、多汗・無汗、体温や血圧の不安定、
        低気圧で体調不良になる、めまい、倦怠感、疲れやすい等、多種多様)
幻覚    (幻視の他、幻聴、幻臭、痛み・熱さ・ムズムズ感などの体感幻覚も) 
● 他

1度でも失敗したり、怖い思い、辛い思いをすると、本人も家族も怖くなってしまい
外出を控える
ようになりがちです。
家にこもり「もう、あれも無理。これもできない」と考えると気も滅入ってきます。

しかし「思い切って温泉旅行に行ってみたら、普段よりずっと体調が良く、十分楽しめた。今後、外出する勇気も出たし、自信がついたという体験談も伺っています。
楽しいこと、気持ちがいいことは、レビー小体型認知症の症状をも押さえる効果があるようです。

(それに、トラブルに居合わせた方は、私たち介護家族が思う程、『迷惑を掛けられた!』とは思っていないと思います。余程心の狭い方でない限り・・。
もし同じことが、貴方に起こっても、迷惑とは思わないですよね?)

追記:レビー小体型認知症の方で、足湯の後「だるくなって眠ってしまった」という体験談も伺いました。反応にも個人差がありそうです。体調をよく観察しながら、注意して試して下さい。一人で放置しないように気を付けて下さい。

<関連記事>
*「認知症と診断されても/進行を遅らせるために、できることはいくらでもある
*カテゴリ:「運動は認知症の進行を遅らせることが証明されている
*「アロマセラピーの脳への影響
*「認知症・パーキンソン病に鍼灸治療が効果
*「若年性レビー小体型認知症 漢方医院での漢方薬治療で改善した例
*「自律神経の乱れからくる体の不調を自分で治す(ツボ)」(私の別のブログ)

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浪花茨 (ナニワイバラ)
バラ科
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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