スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

5種類の認知症 体験談集(リンク集)

今までインタビュー取材して書いた体験談のリンク集です。
(雑誌からの抜粋・テレビ放送の内容等が、若干混ざっています。)

  *認知症の種類別 早期発見のための知識とチェックリストこちらを
  *レビー小体型認知症の早期発見チェックリストこちら

   < 認知症 種類別 介護家族 体験談集 >

アルツハイマー型認知症   →こちら(grandodoさん)
 (追記:取材後、レビー小体型認知症の症状が出てきているそうです。)

 若年性アルツハイマー型認知症→テレビ放送の内容(仙波康雄さん)

脳血管性認知症(脳梗塞)  →こちら(runmoleさん)

前頭側頭型認知症(ピック病) →こちら(浅井郁子さん)  
                →本と新聞記事(中村成信さん)
     
突発性正常圧水頭症      →こちら(雪さん)


    < 認知症高齢者 本人が語る体験談 >

●レビー小体型認知症→本人の言葉本人が語る症状知能テストを受けて 
          幻視の見え方・幻視と自覚して隠す(しばの母)

          →気持ちを語る動画とその要約(アシュレイ氏)

●アルツハイマー型認知症→辛い気持ちを語る(grandodoさんの奥様)

●若年性アルツハイマー型認知症→社会活動に立ち上がる(藤田和子さん)

●脳血管性認知症(映画「ペコロスの母に会いに行く」の監督自身)→こちら(森崎東氏)


    < レビー小体型認知症  介護家族 体験談 >

●認知症のイメージとは大きく異なる3人の例     →こちら(Yさん他)

●警察からの電話(措置入院)で気づいた異変     →こちら(ねこやまさん)

●パーキンソン病と誤診。幻視で混乱。薬で悪化    →こちら(うめのははさん)

●アルツハイマー型と誤診。癌手術。薬で体が硬直   →こちら(Sさん)

●脳血管性認知症、パーキンソン病と誤診       →こちら(加畑裕美子さん)

●体験をほのぼのした連載4コマ漫画にしています    →こちら(simsimさん)

●パーキンソン病と誤診。骨折手術・薬で悪化。回復。 →こちら(しば)
 (実は、若年性レビー小体型認知症でした)     →こちら 
 診断前からあった数々の異変(初期症状)      →こちら  

家族会サイトに連載(時間に添って経過を簡潔に)→こちら(7名。2014年4月現在)

フジテレビ「とくダネ!」の中で紹介された体験談集   →こちら(多数)

●徘徊を減らすことに成功した体験談→こちら(Mさん)

●本態性振戦と誤診。食欲不振にドグマチールで劇的悪化→こちら(Rさん)

アルツハイマー型と誤診され処方薬で悪化した例(朝日新聞)2014年7月26日

●若年性レビー小体型認知症の妻(Mayさん)の体験談→こちら

    < 若年性レビー小体型認知症 本人が語る体験談>

●病気を隠す苦しみ・明かして得られた多くのもの      →こちら
 
●「認知症に見えない」と言われどう感じるのか    →こちら(樋口直美さん)
●樋口直美さん(Kさん)の今までの経過・治療・気持ち(記事の古い順から)
経過治療漢方治療症状認知症の苦しみ空間認知能力幻覚をどう感じるか
臭覚低下など新しい症状/その治療(漢方治療)幻覚の種類と具体例

●幻視の見え方→こちら経過 →闘病の気持ち →認知症の苦しみ(ominaeshiさん)

●幻視の見え方など →こちら 車いすで沖縄家族旅行→こちら 
 リハビリ入院体験談  →こちら(Hさん)

●若年性認知症(申請体験談)→自立支援医療 障害者手帳 障害者年金

●樋口直美さんの「レビーフォーラム2015」での講演原稿全文→こちら

    < その他 >

食道がんにより十二指腸(胃)ろう 当事者体験談→こちら(小田原提灯さん)

体験談募集の記事こちら

認知症高齢者11人の手記(雑誌から抜粋)

<関連記事>
若年性アルツハイマー病の妻と生きる吉田 晋悟さんの体験談
若年性アルツハイマー病 丹野智文さんの体験談記事
若年性アルツハイマー病 佐藤雅彦さんの記事(東京新聞 2014年12月)
若年性アルツハイマー病 藤田和子さんのスピーチ(リンクで体験談集)
*「若年性アルツハイマー型認知症 体験談(雑誌から)」仕事を継続中
*「若年性認知症 クリスティーン・ブライデンさんからのメッセージ(雑誌から)
*「当事者(本人)と介護家族が語る動画集」(役立つ情報リンク集)
*「若年性アルツハイマー型認知症 林佳秀さん」(テレビ放送)
*「若年性アルツハイマー型認知症 佐野光孝さん」(読売新聞)
パーキンソン病、レビー小体型認知症との関係に関する重要リンク集(必見)
若年性アルツハイマー型認知症の妻の介護体験談(テレビから)
作家佐野洋子さんの実母の認知症介護体験談(本から)
「認知症 思いを語る」読売新聞。体験談多数(リンク集)
「認知症のわたし」朝日新聞。体験談多数 


この講演の動画
P1020276_convert_20130421173056.jpg
木香薔薇 (モッコウバラ)
スポンサーサイト

「レビー小体型認知症は進行が速い」は本当か?

    < 10年進行しないレビー小体型認知症も >

「レビー小体型認知症は、進行が速い」という記述が、ネット上にあふれています。
そう言う認知症専門医がいるので、認知症関連本にもそう書かれていることがあります。

進行が速い方(或は、突然、劇的に悪化する方)がいることは、事実です。
しかし私は、10年間ほとんど進行していない方を複数知っていますし、そういう方がいることをレビー小体型認知症に詳しい方から聞いたこともあります。
若年性レビー小体型認知症のKさん(11年前にうつ病と誤診)、私の母もそうです。

家族会の方や専門医にお話を伺うと「レビー小体型認知症は、同じ病気とは思えない
症状の出方(出る症状・出ない症状、経過、出る頻度、重症度、進行の速さ等)が、
一人一人違っている。個人差が、非常に大きい病気だ」
と言います。


薬の副作用など不適切な治療で急激に悪化し、「進行した」と説明される方が大量に

進行が速い」と判断された方の中には、以下の方が大量に含まれていると考えます。
    1. 長年誤診され、適切な治療の開始が遅れた方々
    2. 診断されても適切な治療がなされず、薬の副作用で悪化した方々

(他に重い持病がある方々も多数類の薬を使わなければならず、持病のない方と比べれば、治療は容易でないと聞いています。)

私の母は、30代で自律神経症状、50歳で既に幻視があり、60代半ばでパーキンソン病と診断。71歳時の腰椎骨折の手術、幻視に処方された薬の副作用で劇的に悪化しました。
75歳の今(要介護4)、歩けませんが、介助なしで上手に、むせもせず食事をします。
調子が良い時は、健康な時と同じように会話をし、笑い合います。記憶力もあります。
BPSD(本人も家族も困る症状)はなく、穏やかに問題なく毎日を過ごしています。
72歳時には要介護5で「末期。余命は長くない」とある医師から言われた母がです。


  < 進行の遅いタイプがある可能性。適切な治療ケア良い状態を保持 > 

先月の記事(→「認知症に見えない」。若年性レビー小体型体験談)に掲載しましたが
2013年3月Natureに掲載された論文(英語)に、こう書かれています。
「アルファシヌクレイン(レビー小体の主成分となるたんぱく質)には、毒性等の異なる2種類があることを発見した。病気の進行等の個人差を説明できる可能性がある」

レビー小体型認知症と診断されても、まるで糖尿病などの慢性病(慢性疾患)であるかのように進行が遅く長く穏やかに生活できる方々が、実際に居ます

適切な治療(医療)と接し方(ケア・介護。例えば幻視への対応)も重要な鍵です。
「医師にお任せ」ではなく、介護者自身がこの病気を学び理解すれば、介護はずっと楽になります。(→理解を深める動画集 →最短の時間でよく分かる記事集)

<関連記事>
*「誤診、誤治療でどんな副作用が出るのか」レビー小体型の薬に過敏な特徴のため
(パーキンソン病、アルツハイマー病、うつ病、統合失調症の誤診が多い→他の病名
*「治療しているのに悪くなっている方は、この薬がないか処方箋チェックを
(この一覧にある薬を主治医に言って止めたり減量するだけで回復する方は多いです。)
*「治療の具体的注意点」薬増量で悪化、減量で回復する例が多いレビー小体型認知症
*「レビー小体型認知症 7人の体験談集」(家族会サイト)
*「若年性レビー小体型認知症体験談」リンクで経過・治療など詳しく

P1000850_convert_20120428145132.jpg
開く前の花水木(ハナミズキ)。

抗認知症薬(貼り薬)のかぶれ対策

シール型の認知症薬、リバスタッチパッチ/イクセロンパッチ(成分同じ)。
レビー小体型認知症では、使用し始めて「幻視が減った/体調が安定した/うつが改善」
アリセプトから変更後「歩行が良くなった」「イライラしなくなった」などの良い効果
介護家族・ご本人から多数伺っています。(私の母も怒りっぽさが消えました。)

(追記:パーキンソン病認知症を発症した方も同様です。同類の病気です詳細

欠点は、汗ではがれやすいこと、かぶれる(赤く、かゆくなる)方がいることです。
最初は大丈夫でも、増量すると急にかぶれるようになる方もいます。
(「87人対象の調査では、約35%の患者にかぶれが見られた」川畑信也医師)

最近、読者から質問を頂き、使用中の3人の方に質問。夫々の情報が違い、驚きました。
そこで、色々調べ、正しいと思われる情報を掲載します。

かぶれは、皮膚が乾燥していると起こりやすい。保湿予防になる。
保湿効果の最も高いヒルドイドソフト軟膏0.3%を処方する。
朝と風呂上がり(10分以内)の日に2回、白く見えるほどベッタリと厚塗りする。
25gのチュープを1週間で1本使い切る。広く厚く塗ることがポイント

これは、皮膚科の医師に使用方法を確認したという精神科医(A医師)の言葉です。

これだけでかぶれなくなった方がいます。
ただ「上に何か着るとベタベタになってしまうので難しい」と言う方もいました。

それでも赤くなるようならリンデロン-V軟膏0.12%(ステロイド剤)を薄く塗る。
効かなければフルメタローション0.1%(ステロイド剤。液体。即乾性)に代え、
1滴指にとって塗る。飲み薬ではないので、心配するような副作用はない
」(A医師)

フルメタローション1滴を丸く塗って乾いた上に貼るとかぶれなくなる患者がいる
(川畑信也著「事例で解決!もう迷わない 抗認知症薬・向精神薬のつかいかた」2014)


この貼り薬は、かぶれの有無に関係なく、をかくと簡単にはがれます。
薄くヒルドイドクリームを塗った上から貼ってもはがれます。(パッチの効果は同じ。)
市販の医療用紙テープ(つきが良い)で固定している方々がいます。

貼る場所は、上腕か上半身(背中や胸部)と説明書には書いてあります。
それ以外の所に貼っても効果がないことはない。効果が多少落ちる可能性はあるかも。
ただ脂肪のかなり厚い部分は、吸収が悪い場合があるかも知れない
」(A医師)

(追記:→体の部位別 経皮吸収率 他。「maruho ぬり薬の蘊蓄」から)

こうしたかぶれ対策を知らない医師、指導が面倒なのか飲み薬を勧める医師、「認知症薬は、皆同じで変わりはない」と言った医師の例も介護家族から伺っています。

どの薬にしても増量は、慎重に。(→医師のアドバイス)注意深い観察が必須です。
貼り薬の良い点は、おかしい(副作用が出た)と思ったら、すぐに剥がせることです。

他にも何か良い情報があれば、是非教えて下さい。よろしくお願いします。

追記:コメント欄に追加情報があります。

追記:ではかぶれるが、背中ではかぶれないという経験談が寄せられました。若年性などしっかりした方は、ご自分で胸や腕に貼られますが、家族の手を借りて背中に貼ってみる手もあります。

追記:足の裏に貼っている(足の裏ならかぶれない)というお話も聞きました。
メーカーも医師も薦めないはずですが、それで良い効果を得られているそうです。

追記:貼った後のかゆみ刺激(熱い蒸しタオル/湯入りペットボトル/棒灸等)が効果的という体験談を頂きました。お試しを。

追記:風呂上がりにすぐヒルロイドクリームを塗った上からワセリンを塗るようにしたら保湿効果が上がり、かぶれやかゆみが少なくなったという体験談を伺いました。

<関連記事>
*「レビー小体型認知症の治療 具体的な注意点」(必須の知識)
*「アリセプトの効果と副作用」(権威も少量処方をしている)
*「レビー小体型認知症は処方薬で悪化しやすい」(朝日新聞)
*「処方箋をチェック!高齢者に危険な処方薬一覧」(レビー小体型に禁忌の薬も)
*「認知症に処方される薬別の副作用」(認知症セミナー内容)

P1000876_2_convert_20120503131332.jpg
ライラック(リラ。紫丁香花)

認知症Q&A(リンク集)まず一歩目。疑問・受診・治療

「どこか変/以前と違う/性格が変わった」「もしかして認知症?!」と思ったら。
「認知症と診断されてを飲んでいるのに、どんどん悪くなっている」と思ったら。
…………………………………………………………………………………………

Q1 たまに変なことを言ったり失敗するが、ただの老化認知症?どうすれば分かる?

  →どれよりも実践的な早期発見チェックリスト  自宅でできる簡易テスト
  (多数の経験談から、テストよりもチェックリストにある変化の方が確かな印象が)

Q2 認知症には、色々な種類があり、症状も治療法も違う? A. はい

 →各認知症の簡単な説明  種類別チェックリスト(症状)  種類別動画集
 →医師の経験からの区別(表情・態度・声・歩き方を見るだけで分かる)

simsimさんのイラスト↓ パーキンソン症状の出たレビー小体型認知症の歩き方です。
(小股すり足。通常、手は振らず、体の前に付けたまま。不安定でよく転びます。)
15

Q3  認知症を疑うが、どこの病院に行けばいいの?何をどうすればいいの?

認知症疾患医療センター(問い合わせは都道府県の福祉窓口へ)」や
地域包括支援センター(問い合わせは市区町村の福祉窓口へ)」に連絡し、
 病院や介護認定・介護サービスについて、どうすればいいかを相談して下さい。
 
 家族会
も頼りになる場合が多いです→「認知症の人と家族の会」各県連絡先
(レビー小体型の場合は、レビー小体型の家族会に連絡することをおすすめします)

 →役立ち情報・相談窓口(NHKハートネット公式サイト)
 →本人の受診拒否への対応等(Eテレ「名医にQ」の認知症介護家族Q&A特集)

 誤診の多いレビー小体型認知症の場合→病院選び 
 やはり誤診の多い前頭側頭型認知症(ピック病→こんな病気)は、専門医を。
 何型でも医師選びは重要です→医師の選び方(チェックリスト。医師の本から)


Q4 何だか色々な症状が混じっている感じだが、認知症が合併することなどあるの? 

  A. はい。よくあります。→誤解だらけの認知症久山町の調査


Q5 年相応と言われたが、誤診などあるの? A.はい。少なくありません

  初期ほど脳の萎縮がなかったり、知能テストで高得点を取ったりします。
(特にレビー小体型と前頭側頭型の場合。そのためうつ病や精神の病と誤診される例多)

  →誤診の多い6つの理由(レビー小体型) 


Q6 ちゃんと治療をしているのにどんどん悪くなるのはどうして?

  高齢者は、向精神薬(「気持ちを落ち着かせる」等と出される薬)・睡眠薬
  降圧剤、胃腸薬(ガスター)、吐き気止めなど様々な薬で
  認知症が悪化したような状態具体例になりやすいので要注意です。

  広く使われている認知症薬で悪化(怒りっぽくなる/食べられなくなる/転ぶ
  ぐったりする/首が垂れる/よだれが出る/会話できない等)する場合もあります。
  
  すべての高齢者に危険な薬一覧(記事の後半をお読み下さい)


Q7 入院したら急にボケた/認知症が一気に進んだ。これはもう治らないの?

 「せん妄」という一時的な状態であることが多いです。→こちら


Q8  認知症の人とどう接したらいいの? どうしたら上手く介護できるの?

 A. 病気ではあっても、の中で問題が起こるのは、ほんの一部分でしかありません。
   特に初期〜中期には、豊かな心・感性・思考(それゆえの悩みや不安)がそのまま
  残っています。 

  叱りつける/無視する等の否定的態度は、症状を悪化させ、介護を難しくします
 
  →これだけあれば大丈夫/→フランスから来た介護心得(具体的接し方)

<関連記事>
*「認知症と診断されても」絶望しない!できることは沢山ある!
*「パーキンソン病とレビー小体型認知症は、ほぼ同じ病気
*「認知症には見えない前頭側頭型認知症(ピック病)とレビー小体型認知症
*カテゴリ:「介護家族の心理変化・気持ち
*カテゴリ:「認知症とは/ケア・介護
*カテゴリ:「認知症の予防・診断・治療

0407_06.jpg
NHK「名医にQ」(2012年)では、親指を離さずに右のハトの形を左のハトの形にひっくり返すことが、認知症早期にできなくなると説明。(詳細
追記:健康でもできない方も。時計描画テスト(→こちら)の方が良いかも知れません。

パーキンソン病とレビー小体型認知症はほぼ同じ病気

2014年3月7日付け日本経済新聞の記事。(→記事全文
パーキンソン病にiPS治療。京大が16年にも臨床研究開始。対象患者6人募集予定

レビー小体型認知症は、パーキンソン病と同じ範疇に属する病気」(出典1)ですから、この治療は、レビー小体型認知症にとっても朗報です。
(注:レビー小体型認知症でもパーキンソン症状が最期まで出ない方も居ます。
   小阪憲司医師によるレビー小体型認知症の3つのタイプ

パーキンソン病の定義(説明)は、近年、どんどん変わってきています。
    <以前の定義>              <現在の定義>
認知症症状(認知障害)は出ない       →「7〜8割の患者に出る」(出典1)
幻覚幻視など)は出ない(薬の副作用で出る)→ 幻視が出る (→出典
●パーキンソン病発症から1年以上経ってから認知障害をきたした場合の病名は
認知症を伴うパーキンソン病」。(2005年に定められた基準)
      →今日(2011年)では、1年以内でも1年後でもレビー小体型認知症
       だという理解が多数を占めている。(出典1)


(出典1:小阪憲司・織茂智之著『「パーキンソン病」「レビー小体型認知症」がわかるQAブック』メディカ出版2011年発行P.25〜26)

パーキンソン病の親に、軽い認知症まで出て来た」
パーキンソン病アルツハイマー病うつ病(レビー小体型認知症の症状)を合併

という記述をネット上に多数見ますが、レビー小体型認知症と考えるのが妥当でしょう


パーキンソン症状(小股すり足、震え等)から始まった方は、今まで介護家族の皆さんから聞いた限りは、100%パーキンソン病と診断されています。
パーキンソン病は、レビー小体(不要なたんぱく質。1912年レビー氏がパーキンソン病患者の脳に最初に発見。)が、脳幹を中心に溜まっています。
レビー小体の蓄積が、大脳皮質にまで広がるとレビー小体型認知症です。
(出典同上P.18〜22)

しかしパーキンソン病と診断した神経内科医が、診断名を途中で変えた例を、私は、介護家族から聞いたことがありません。

レビー小体型認知症の圧倒的多数は正しく診断されずにいる。
 この病気を知らない医師がまだ多いからだ
」(小阪憲司著「第二の認知症」P.206)

パーキンソン病の治療だけを続けていると、レビー小体型認知症の場合、
幻視や妄想がどんどん悪化
し、本人も家族も苦しむことになっていきます

しかし私の母の場合(最初の診断はパーキンソン病)と同じように、多くの医師は、
診断も治療も変えません


(歩行障害などのパーキンソン症状が主な)パーキンソン病とレビー小体型認知症では、治療を変えなければいけません。(→「詳細」)

治療さえ適切であれば、レビー小体型認知症は、記憶力や判断力の低下も少なく、穏やかに幸せに生活している方もたくさん居ます。
病名に「認知症」が付いているからといって、絶望する必要は、ありません


<関連記事>
*「パーキンソン病とレビー小体型認知症について書かれた記事への重要リンク集
*「レビー小体型認知症の診断基準
*「パーキンソン病の治療で悪化したレビー小体型認知症」2014年5月朝日新聞
*「パーキンソン病とレビー小体型認知症の関係・違い」(発見チェックリストも)
*「レビー小体型認知症の治療 注意点
*「レビー小体型認知症を知らないと起こる悲劇
*「レビー小体型認知症の疑い 病院は何科へ?
*「高齢者・レビー小体型認知症を含めた認知症に危険な薬一覧」(悪化は薬の副作用である場合が多い)
*「パーキンソン病の原因物質特定のニュース」2014年5月9日
*「パーキンソン病とレビー小体型認知症の関係に関するリンク集」  →コメント欄に「認知症を伴うパーキンソン病とレビー小体型認知症の違いを説明。

P1000818_convert_20120426163827.jpg
踊るチューリップ

とても役立つ認知症動画集

追記:「レビーフォーラム2015」は必見。丹野智文さんのお話も。
追記:「レビー小体型認知症フォーラム動画」「レビー小体型認知症本人が語る体験談」「認知症予防」「やすらぎ 笑い」「介護短歌」「ダンス」を加えました。
追記:「ユマニチュード」を加えました。
……………………………………………………………………………………………

以下、過去ご紹介の動画を集めてみました。まだあると思うので、徐々に追記します。


      < 介護の方法 他 >

嚥下障害(飲み込みの悪い状態)のための丁寧な口腔ケアの方法 →動画

*Eテレ「楽ラク・ワンポイント介護」狭いトイレでの介助方法など→ 動画集
 
プロに学ぶ介護術(動画集) ダイヤモンド社の公式サイト


介護で人間的成長・介護短歌を作ることが心の整理になる

*フランスの認知症介護術「ユマニチュード」→YouTube動画

*小野薬品工業制作の再現ドラマ → ばあちゃんの世界①  

      < 是非見たい動画  >

在宅医療カレッジでの樋口直美氏講演動画(2016年1月)認知症全般を語る

「レビーフォーラム2015」の動画3本(本人の講演は他種の認知症理解にも役立つ)
 
若年性アルツハイマー病の丹野智文さんの講演他(あおいケアの加藤忠相さんも)

必見 多くの方が認知症体験談を語る動画 →NPOデイペックス・ジャパン

                     「認知症スタジアム」動画集

オリバー・サックス:神経学者。映画化された「レナードの朝」の著者。
 自身も見えるという幻視について語る→動画と全文

(シャルルボネ症候群の幻視等をTEDで語る)→NHKの番組で紹介

ヴィラヤヌル・ラマチャンドラン:神経科医・学者。「脳の中の幽霊」の著者。
  レビー小体型認知症の症状にもあるカプグラ症候群(「ここに居るのは、妻と同じ
 顔をした別人」等と考える症状)の仕組みについて語る。 →講義動画

 (画面右下のsubtitlesをJapaneseにすると日本語字幕が出ます。)

認知症とは何かを語り目から鱗が落ちる→三好春樹氏の講演動画

社会の中で、どんな時に困るのか、それを具体的にどう支えればいいのか
(日本にはない素晴らしい動画です)

 < 大変分かりやすい齋藤正彦 東京都立松沢病院院長の解説 動画集 >

レビー小体型認知症について解説している動画 →こちら →更に詳しい動画

アルツハイマー型認知症について解説している動画 →こちら

脳血管性認知症 講義動画            →こちら

前頭側頭型認知症(ピック病)講義動画      →こちら

若年性(若年型)認知症 講義動画        →こちら


      < その他の素晴らしい動画 >

*発見者である小阪憲司医師が説明するレビー小体型認知症こちら

若年性アルツハイマー型認知症ご本人(佐藤雅彦さん)の講演他→こちら

*都内で行われたレビー小体型認知症フォーラム2013

レビー小体型認知症 本人が語る体験談(アシュレイ氏)


 < レビー小体型認知症の動き(パーキンソン症状)ってどんなもの? >

レビー小体型認知症の歩き方 →こちら(開始から5分0秒後の所から)
レビー小体型認知症(歩行障害が軽い方)の歩き方こちら(25秒目から)
*似た症状の出る正常圧水頭症の歩き方 →こちら

必見 英語・講習動画 40秒目〜歩き方、1分54秒目〜幻視に怯える様子を再現


      < 認知症予防  進行を遅らせる >

指体操で脳を活性化
*各地自治体にも採用されているスローステップ(踏み台昇降)運動
*中高年から始められるスロージョギングの走り方 by 田中宏暁教授
脳を活性化すると言われるダンスを高齢者施設で実践している女優

     < やすらぎ 笑い >

疲れた心を癒し、高ぶった気持ちを鎮めるやすらぎの自然音と映像
*爆笑系:ラーメンズのコントロックで踊るオウム

<関連記事>
2014年4月にフジテレビで放送したレビー小体型認知症番組全内容
*「4大認知症のチェックリスト集
*「5種類の認知症 種類別 本人と家族の体験談集
*「名古屋フォレストクリニック河野和彦院長の認知症セミナー」(種類別特徴を解説)
*「レビー小体型認知症 初めの一歩 まずここから読もう!


幻視(幻覚)への対応方法

追記:コメント欄を是非ご覧下さい
追記:齋藤正彦医師のとても分かりやすい解説動画を是非ご覧下さいこちら
  (全部重要ですが、幻視については9分30秒位から詳しい。薬剤についても)
………………………………………………………………………………………………………

繰り返し書いてきたことですが、ご質問が多いので記事にまとめますね。
レビー小体型認知症の主な幻覚は、リアルな幻視(→詳細)です。(見ない方も居ます
他に幻聴幻臭体感幻覚(痛み・ムズムズ感・熱さ等)が出る方も居ます。

しかし幻視は、幻視とは気づきにくく、医師も発見することが困難です。

 本人は
   ●すぐ消えれば、「目の錯覚」だと思っている。
   ●ずっと見えていれば、「本物」だと信じている。
   ●半透明に見える場合は、「幽霊」だと信じている。
   ●幻視と自覚すると精神の病と思いたくも、思われたくもないため隠す
   ●医師に言わない。(伝えるべき症状とは知らないなど様々な理由で)

 家族は
   ●「ボケて、訳の分からないことを言っている」としか思わない。
   ●しっかりしていれば、「目が悪くて見間違えた」としか思わない。
   ●幽霊が見えていると思う。症状だとは気づかず、医師にも言わない。 
   ●「しぐさ」(つまむ/こする/払う等)にも、気を止めない。
   ●幻視への話しかけも「ブツブツ独り言を言っている」としか思わない。


幻視は、知能とは関係ない、視神経由来の一症状です。慌てず冷静な対応を

追記:幻視の何が問題か。周囲が(人により本人も)「ボケて異常な人間になった」と
   間違った認識をし、過剰に反応し、不適切な対応をすることです。
   それが本人を追い詰め、病気を悪化させ、介護困難にします。
   幻視をで消したがる方もいますが、処方された抗精神病薬体が動かなくなる
   の悪化例を多数伺っています。
体験談薬詳細
   本人が幻視で苦しんでいない限り、『見えても構わない』と受け入れることです。
   多くの介護家族は、徐々に幻視自体に大きな問題はない理解し、自然に受け入れ
   幻視があっても共に、穏やかに笑って過ごせるようになっています。
………………………………………………………………………………………………………

幻視の対応でまず大切なことは、<不安を減らす>ということです。(参考記事
幻覚は、人を不安にします。記憶力思考力が残るレビー小体型では尚更です。
不安は、興奮などのBPSD(本人も家族も苦しむ困った症状)の原因になります。

   自分が不安な時、あなたなら、どうして欲しいですか?
   笑顔で、優しく、とにかく不安な気持ちを受け止めて欲しいと思いませんか?

   アルツハイマー型認知症の方の繰り返される話もじっくりと真剣に聞くことで
   治療効果があるという精神科医のツイートを読みました。
   不安にかられて何度も同じことを質問したり、言ったりする時、頭から否定せずに
   優しく聞いてくれる人がいるだけで気持ちが落ち着く(気がすむ)というのは
   健康な方も病気に苦しむ方も同じでしょう。

 < 幻視を訴える人に対して避けたい態度・言葉 >

頭ごなしの否定 (そんなもの居るわけないだろ!なぜそんなことも分からないの?)
叱りつける   (バカなこと言うな!しっかりしろ!いい加減にして!)
取り合わない  (はい、はい、どうせ またいつもの虫でしょ?)
冷笑、呆れ、見下した態度、困惑・失望・恐怖の表情そのまま伝わります

 < 幻視を訴えた時の言葉かけ  —愛情と敬意を込めて— >

本人には見えていることを認め、幻視であることを伝えます。不安を取ります。

「居間に知らない男が座ってるけど、あれは、誰?お客さん?」(不思議そうに)
「そう。お母さんには、男の人が、見えてるのね。怖い感じの人?いくつ位なの?」
「ぶすっとしてるけど、怖くはないよ。二十歳位だけど・・」
(「あなたには見えないの?」と自分から聞くことも多い。)
「そう。若い人が見えるのね。でもね、私には、見えないの。
 怖くないなら良かったね。お母さんの病気は、人には見えないものが見える病気なの。
 だからその人もだと思うよ。幻だから何も悪さはしないからね。大丈夫だからね!」
「本当?嫌だなぁ。私、どうしてそんな変な病気になっちゃったんだろうね」
辛いよね。でも夢と同じで、ただ見えてるだけだから気にしなくていいよ。大丈夫!」


これは、私の母と交わした会話です。せん妄でない時は、これで落ち着いていました。

しかし「こんなにはっきり見えてるものが、幻であるはずがない」と言う時もあります。

触ると消える方(消えない方も多い。)、大きな音を立てる気をそらす(違う部屋に行く。違うことをする。猫を抱く等)、おまじない等で消える方等、様々です。

例えば、「じゃあ、一緒に触ってみようか」と優しく誘ってみます。
怖がる時は、無理強いせず、代わりに触ったり、居るという場所に立ってみたりします。
ね?幻だったでしょ?だから何も悪いことはしないからね。心配ないよ」と伝えます。

幻視を幻視と理解できず、怯えているような時には、撃退したフリ(演技)も有効。

私の母は、怖い幻視は少ないので、幻視の話を一緒に楽しむことが多いです。(記事
母も話したがり、私も聞いていて楽しいので、良いコミュニケーションが生まれます。
(夢の話を人にしたり、聞いたりという感覚に近いように思います。)
何が、どんな風に見えているかを訊ねると、詳細に説明してくれます。(記事

ただ共感し過ぎて、妄想(本当のことだと信じ込む)に発展しないように気を付けます
記憶力がありますから、いい加減なごまかしは、覚えていて、不信感を持たれます。
幻視だと無理に説得することも気持ちを傷つけ逆効果になることが多いです。

<関連記事>
*「レビー小体型認知症の幻覚・妄想の種類と特徴」(小阪医師の本から)
*「本人は、幻覚をどう感じているのか」(本人の体験談)
*「フジテレビ”とくダネ!”レビー小体型認知症特集の全内容
*「NHK”ためしてガッテン”レビー小体型認知症特集の内容と補足ほか
*「幻視はどう見え、どう感じているのかを疑似体験しよう!
*「幻覚を起こす脳のしくみ」(世界的に有名な2人のプレゼンテーション動画)
*「朝日新聞のレビー小体型認知症特集記事」2013年1月

P1030117_convert_20140406153508.jpg
ハナニラ(白い花も)
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。