認知症を患う人とつながる

先日の記事の続き>

母は、病院に着くまでの間、自分の症状を正確に説明したり、ふざけて一緒に笑ったりしていた。(→記事
しかし長時間待って診察室に入った時には、すっかり「調子が悪い」状態になっていた。
心も知能もとうに失われたかのような顔で、置物のように車いすに座っていた。

医師に母に残っている能力を説明した。
私との会話は、ここ数ヶ月、9割正常(1割妄想)。(3年近くその逆だった。)
足は動かないが(寝返りも打てない)箸も使えるし、毎食1人で上手に食べていると。

医師は、母を見た。何の反応もない母に、嘘のないいたわりの言葉が、自然にこぼれた。
「お母さんは、がんばっているよね・・」
それは、『長い間、大変だったね。辛かったね。よく乗り越えたね』と聞こえた。
「がんばってますとも〜!」
母が、突然、拳を前に突き出しながらはっきりとそう言い、花のように笑った。
反応があるとは、その場の誰も思っていなかった。医師自身も驚いていた。
「お母さん、楽しい人だなぁ!いい笑顔だなぁ!いいなぁ!こういう笑顔をもっともっと出してあげたいよね。こういう笑顔が出るってことが、今のお母さんにとっては、一番大事なんだよね」

母には、医師の心が、見えたのだと思った。
母は認知症になってから、人が心の奥底で感じていることを見抜く力が研ぎすまされた。
母は医師の深い思いやりの心に応えたいと思い、病前に常にそうしていたようにおどけて笑わせようとしたのだと思う。

今は、わかる。母は、この3年間、常にその小さな体の中に居た。
映画「ジョニーは戦場へ行った」の主人公が、手足も顔もない体の中で、人知れず思考し続けていたように。
母は、数年の間、数多くのBPSD (妄想や暴言などの困った症状)に覆い尽くされて、消えてしまったかのようだった。母は、ただ閉じ込められていたのだ。

その厚い覆いの奥に、確かにその人が居るのだと信じて手を伸ばす人が、母にはわかる。
その時、母は、力を振り絞って頭と体を動かし、その手をつかむ。つながる。

誰もが心の内を特定の人にしか話さないように、認知症の人も直感的に人を選んでいる。
怒らず、否定せず、呆れず、温かく、忍耐強く、敬意を持って寄り添う人の前に、人は、本当の姿を見せる。

<関連記事>
*「認知症の人と接するということ
*「認知症の母からの手紙
*カテゴリ:「認知症とは/ケア・介護

P1010210_2_2_convert_20120609214816.jpg
紫陽花(アジサイ)


医師の心得集から・薬について

近藤誠著「医者に殺されない47の心得」(P.70〜71)に紹介されている「ドクターズルール425—医師の心得集」(クリフトン K.ミーダー医学博士編。福井次矢京都大学教授訳。1994年発行)からの抜き書き。原文通り。
(< >内の番号は、ルールの通し番号。)


<171> 薬の投与を開始した後で出てきた新たな症状は、その他の原因が明らかになら
     ない限り、その薬によるものと考える
(P.40)

<173> 4種類以上の薬を飲んでいる患者についての比較対照試験はこれまで行われた
     ことはなく、3種類の薬を飲んでいる患者についての試験もほんのわずかしか
     行われていない。
     4種類以上の薬を飲んでいる患者は、医学の知識を超えた領域にいるのであ
     る。
(P.41)

<204> 老人のほとんどは、服用している薬を中止すると体調がよくなる(P.47)

<287> 効果があるかどうか疑問に思った薬は、おそらく無効である(P.67)

<311> 数ヶ月以上続けて薬を服用している患者は、医師の側から中止しない限り一生
     服用を続けることになろう。
(P.73)

<313> 薬を1種類加えるときには、処方していた薬を1種類止めること(P.73)

<353> 経験を積んだナースの観察を尊重せよ(P.81)

<関連記事>
*「認知症症状を悪化させる薬の処方(新聞記事)
*「認知症薬アリセプトの副作用
*「薬によって激しい副作用が出やすいというレビー小体型認知症特有の症状

「投薬された薬によって、認知障害が引き起こされることは結構多くあります。ベンゾジアゼピン系の抗不安薬睡眠薬、パーキンソン病の治療に用いられる抗コリン薬抗ヒスタミン薬(=かぜ薬など)、抗潰瘍薬の一部(シメチジンなど)、ステロイド抗うつ薬などは、薬剤誘発性の認知障害(薬剤性せん妄)の原因となり得ますので、これらの薬剤の投薬後には注意して経過を観察する必要があります。」
2013年2月15日朝日新聞に掲載された記事の抜粋。笠間睦医師の書いた記事→こちら

P1010287_convert_20120602135229.jpg
ゴデチア

レビー小体型認知症と知的能力

母が今月受けた長谷川式簡易知能評価スケール(テスト)の点数は、4点。(→記事)
(参考記事→「自分の症状を語る母」
レビー小体型認知症には「認知の変動」という特徴的な症状がある。
「調子の悪い時」(ぼんやりして反応もにぶくなる時)が不規則にやって来るので、その時にテストを受ければ、点数は著しく低くなる。

しかし母の低得点の理由は、「認知の変動」だけでは説明がつかない。
確かにあまり良い状態ではなかったが、直前まで私と問題なく会話ができた。

テストが終わった後、テストを実施した看護師と母の病状について話した。
私は、このテストの2時間前に母が言った言葉を伝えた。
頭を治したい。頭が回るようにしたい」(母の発言通り)
どんどんボケていくのがわかるから、時々すごく恐くなる」(母の発言通り)

看護師は驚いて、感情がないかのように車いすに座っている母に尋ねた。
どうして、そう、思いますか?
・・だって・・さっきも・・、自分の歳も間違えて・・・

一般的にレビー小体型認知症の人は、自分が忘れたこと、失敗したことを覚えている
自分の能力の低下を理解し、苦しんでいる。家族に迷惑を掛けていると言う人もいる。

母は、「認知の変動」の自覚もあり、やはりテストの2時間程前にこう説明した。
悪い時は、嫌なことばっかり考える。眠くなる。誰とも話したくない」
「体が重くて、何もしたくないし、考えたくないし。
 良い時は、気持ちも明るくなるよ
」(母の発言通り)

母は、ストレスがかかると急に悪化する。
忘れたから、理解できないから答えられないのではなく、自分の歳も今がいつなのかも答えられない自分に強いストレスを感じて、記憶したり、考えたりする力(気力)を一気に失ってしまったのではないだろうか。

母は、テストが進むにつれてどんどん表情を失い、反応もにぶくなっていった。

「もう止めて下さい。このテストで母の能力は測れません」
テストの途中、何度もこの言葉を飲み込んだ。
家族の1人が、テストを受けることを希望していたからだが、母にとっては、辛い体験でしかなかった。

続く

P1010189_2_convert_20120530085018.jpg
ドクダミ

幻視を利用したレビー小体型認知症の検査方法を試してみる

幻視を利用したレビー小体型認知症の検査方法を東北大学のグループが開発したというニュース(2012年5月31日付)を以前ご紹介しました。(記事は→こちら
*実験に使われた写真は→こちら(論文)の7ページ目とこちら

レビー小体型認知症では、被写体に関係ない人や動物の顔が見えると書かれています。
けれどもこの研究に使われた写真は、健康な人でも人の顔に見えないことはありません。
実際、私の家族は、「”何に見えるか”ときかれれば、蝶とか、顔かなぁ」と回答。

私は、研究に使われた写真と似た花の写真を撮って母に見てもらいました。
(花の写真を見せることに問題はないと考えます。)
もう1枚、色々なものに見えそうな少し抽象的な写真を選んで見せました。
(大震災後に私が関東で撮影した道路の地割れの写真の一部分です。)

母の反応(発言)をそのまま書きます。
老眼鏡をかけていなかったので、どの程度はっきり見えていたかは不明です。

私は、「写真を見る?」と意思を確認し、1言「これ、何?」とだけききました。
(何に見える?/何かに見えない?/他には?/顔は見えない?等は言いませんでした)

P1020350.jpg
母「花」

P1020355.jpg
母「パンジー。・・あぁ、蝶々。ここ、蝶々みたい。」

P1020369.jpg
母「これも花だけど・・。あれ?どうしてこんな所にパンダがいるの?」
(どこにいるかときくと、画面を4分割した右下辺りを広く指して「ここ」。)

P1020372.jpg
母「もう疲れた。・・花」(そう言ってあまり熱心に見ない。)

P1010956_2.jpg
母「何これ?!猫が踊ってるよ!ひょうきんな猫だねぇ。こんな風に」
(腕を左右に大きく広げて、大の字になって踊っているらしい真似をする。)

<関連記事とカテゴリ>
*「レビー小体型認知症の幻視(幻覚)の種類と特徴
*「完全版:レビー小体型認知症の全症状集(詳細)
*「レビー小体型認知症 早期発見チェックリスト(3種類)
*「各種認知症早期発見のための知識とチェックリスト

自分の症状を語る母

<はじめに母のことを少し説明します。>
74歳。3年前から歩けず。興奮して怒ることの多い数年だった。2年前に要介護5になり「余命わずか」と言われたが、その後、要介護4に回復。幻視は常に見え、現実と混同し、妄想も多いが、特別養護老人ホームで落ち着いた生活ができるようになっている。

今月受けた長谷川式簡易知能評価スケール長谷川式テスト)はわずか4点
低得点の原因とレビー小体型認知症の知的能力についてはこちらを

追記:改善の理由に付いては「12年9月の記事(睡眠薬を止めて)」「13年2月「進行しない母」」などをご参考に。薬を飲んで改善したのではありません。

追記2:レビー患者は処方薬(向精神薬等)で劇的に悪化する方が多く、原因となった薬を止めたり減らしたりすると「劇的に治った」と形容される状態になりやすいです。向精神薬は、突然止めると危険あり。特に大量・長期服用の場合。一番下の関連記事参照。

何もわからない人と思われがちですが、今年2月から私とは、正常な会話をします
以下は、今月の母と私の会話。症状について母が語っています。

「お母さん、病院で治してもらいたい所ってある?」
頭を治したい。頭が回るようにしたい」(間を置かず即答)(レビーは病識がある
「全然悪くないじゃない。他はないの?困ってることとか、辛いこととかないの?」
「・・他はない。・・どんどんボケていくのがわかるから、時々すごく恐くなる・・。
 たまに眠れない時とか、(不安な)気持ちが止められなくなる

「調子の悪い時と良い時があると思う?」(「認知の変動」はレビーの症状
「うん。調子の悪い時、良い時は、自分でもわかる
 悪い時は、嫌なことばっかり考える。・・眠くなる。・・誰とも話したくない
「体は?体はどんな感じがするの?だるいような感じ?」
「だるくはないけど・・。体が重くて、何もしたくないし、考えたくないし・・。
 良い時は、気持ちも明るくなるよ」

「虫は見えないの?」(母の幻視は、人、子供、動物が主。虫の幻視は1度も訴えない)
「羽虫はよく飛んでるね」
「ご飯に虫が付いていたりすることはない?」
「時々ついてるよ。アリみたいなので、もっと大きくて、足も長いの。この位。(指で
 大きさを示す。)ご飯の上を何匹も歩いてる
「どうして今まで1度も言わなかったの?」
「だって、別に重要なことじゃないし。”あら、また虫がいる。いいのかなぁ”って思う
 けど、他の人を見ると、みんな平気で食べてるし・・、食べちゃう(笑)」

雲を見ながら、「馬がいる」「お爺さんがいる」等と幻視(幻覚)を話し続ける母。
「それは、雲だけど、よく見るとお爺さんの顔にも見えなくはないっていうこと?
 それとも本物のお爺さんの顔が、くっきり見えるの?雲とは、別にはっきり見える?」
「(早口言葉のように)くっきり、すっきり、はっきり見える!」
「くっきり、すっきり、はっきり〜?!」(見事なテンポと滑舌に驚いて)
「うん!くっきり、すっきり、はっきり!」(言葉遊びを楽しんでいるかのよう)
「凄い!」
わざと得意げな顔を見せておどける母と一緒に大笑い。
(これは母の元々の性格。周囲に細かく気を配り、わざとおどけては場を和ませた。苦難にある人を助けずにはいられない人、真面目で几帳面で何でも全力投球の人だった。)

*次の記事「レビー小体型認知症と知的能力」に続く

追記:この記事のコメント欄にレビー介護家族から見た幻視について色々書かれています。

<関連記事>
*「今年の2月の母との会話」(自分で症状を説明しています。)
「幻視について補足」(私が他のサイトに書いたものです。)
*「完全版:レビー小体型認知症の症状」(どのサイトよりも詳しいです。)
*「早期発見のためのチェックリスト(レビー&その他の認知症)
*「興奮して怒り出しそうになった時に効果があった対応
*「認知症を悪化させる薬の処方(新聞記事)
*「認知症を悪化させる薬一覧(新聞記事)

P1010215_convert_20120530201841.jpg
梅花空木(バイカウツギ)

6月の認知症講演会

レビー小体型認知症の治療で知られる2人の医師の講演会が、6月に関東で開かれます。

*レビー小体型認知症の発見者で、レビー介護家族の必読本「第二の認知症 増えるレビー小体型認知症の今」等の著者である小阪憲司氏(精神科医)。
しかし既に希望者多数で締め切られました。
(私は、昨日申込みをしたのですが、この記事を書いている最中に通知が来ました。)

*認知症薬物治療の方法を公開されている名古屋フォレストクリニック院長河野和彦氏。
コウノメソッドでみる認知症診療」など著書多数。


    <コウノメソッド認知症道場>

  日時: 2013年6月30日(日)10:00〜12:45 

  講師: 河野和彦先生 名古屋フォレストクリニック院長

  対象 認知症に関心のある方

  会場 TKP赤坂ツインタワー カンファレンスセンター8階 ホール8B
                      
  参加費 2000円

  定員  400名 (お申し込みが300名を超えた場合、別ホールでの聴講)

 ●詳細は、こちら(「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」公式サイト)から。


ネット上で公開されている「認知症薬物療法マニュアル コウノメソッド2013」からは、認知症の治療薬等についての知識を得ることができます。

このマニュアルに「レビー小体型認知症には禁忌」と書かれたリスパダール(向精神薬)は、3年前に母から歩行能力を奪った薬ですが、いまだに広く使われているといいます。(「河野和彦著「コウノメソッドでみる認知症診療」P.170参照)
家族に薬の知識がなければ、急に悪化しても、それが薬の副作用とは気付けません

認知症の薬物治療に付いては、医師それぞれが、違う考えを持たれているようです。
介護家族は、1つの治療法を妄信したり、頭から否定するのではなく、冷静に客観的に広く学び、考え、主治医と納得のいくまで話し合い、家族を救う(誤診をさけ、過った治療を防ぎ、一番良い治療を模索していく)必要があると思います。

レビー小体型認知症には「薬剤過敏性」という特徴があります。
同じ量の同じ薬に対する効果・副作用は、一人ひとり違います。
薬への反応には、非常に大きな個人差があり、予測できません
ある薬を飲んで、どういう反応(効果/副作用)が出たかを1番よく観察できるのは、医師ではありません。自宅で介護する家族です。

<参考記事>
レビー小体型認知症の症状 「薬剤過敏性」(リンクも重要)
*「小阪憲司氏がレビー小体型認知症を説明する動画集

P1020383_convert_20130521091205.jpg
ハルジオンでしょうか?

山田太一脚本ドラマ「ながらえば」

先日、山田太一脚本のドラマ「ながらえば」(1982年放送)の再放送を見ました。
笠智衆主演の高齢者問題を描いた家族の物語です。

DVDにもなっているようですし、NHKオンデマンドでも見られます。


名古屋に住む老人(笠智衆)は、妻の入院を機に、富山に住む息子に引き取られます。
しかし重い病の妻が心配でたまらず、翌日から名古屋に帰りたいと頼むのですが、息子からも嫁からも頭ごなしに怒られ、無視されます。
居ても立ってもいられない老人は、ついに家を飛び出し、名古屋に向かいます。

老人は、お金も息子に管理され、現金を十分に持っていませんでした。
電車を途中で下ろされ、名古屋には辿り着けません。
途中、妻を亡くしたばかりの老人(宇野重吉)と出逢い、深く心を通わせ、助けられます。

翌日、やっとの思いで妻の病院に駆けつけると、待合室に居た娘や息子達から散々なじられます。
「夕べ、お母さんは危篤だったのに!連絡も取れないし、こんな時間までどこにいたの?!なぜ真っすぐお母さんの所に来てあげないの?!」
一言の釈明もせず、ただ黙っている老人に、娘は、憎しみの目を向けます。

一人病室に行くと、眠っている妻。
その額にキスしようとして、妻が目覚めると、慌てふためいて背を向ける老人。

手を握るでもなく、「大丈夫か」とも「お前が心配で来たんだ」とも言いません。
背を向けたまま、ただぶっきらぼうに「名古屋に帰りたい」と言うだけです。
「わがままを言ってはいけません」とたしなめる妻。
名古屋の娘の家は狭く、父親を引き取る余裕などなく、富山に行く以外ないのだと。

「・・わしは、お前と居りたい・・・。わしは、お前と居りたい・・・」
背中を見せたまま肩を震わせて泣く老人。

(ここで画面が変わる。)

老人は、息子に連れられて富山行きの電車に揺られていました。
その目は、虚ろでした。

<関連記事>
*「語ること聴くこと 家族の介護の問題」(鷲田清一の著書から)
*「認知症の人の気持ちを代弁する詩
*「認知症の母からの”手紙”
*「障害を持った兄のこと

P1010223_convert_20120531194141.jpg
ニゲラ(黒種草)

あなたの体験をお聞かせ下さい。

レビー小体型認知症、或は、前頭側頭型認知症(ピック病)を患うご本人か、その介護家族の方で、メールによる取材を受けて下さる方を募ります

追記:両認知症とも様々なタイプがありますので、医師から「アルツハイマー型との混合」「典型的な症例ではない」と言われている方でも結構です。是非お願いします。

  「どういう目的でしょうか?」


母もそうでしたが、この病気は、正しい診断・適切な治療に中々辿り着けません。
大変な思いをされ、今も苦しんでいる方が大勢いらっしゃいます
体験談を当事者・介護家族が共有することで、多くの方の不安や苦悩を少しでも減らすことができます
この病気について、この病気と共に生きる方々について、その方々を支える家族について、1人でも多くの方に理解を深めて頂きたいとも願っています。

  「具体的には、何をするのでしょうか?」

メールでお話を伺い、私が、体験談にまとめます。(書くことが苦手でも大丈夫です。)
何回かメールのやり取りをさせて頂きます。記事になりましたら、このブログと「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会 東京ゆるゆる組」の公式サイトの中の「体験記」のコーナーに掲載させて頂く予定です。
(前頭側頭型認知症の方の場合は、このブログのみになります。)
お名前は、ご希望のもの(本名、匿名、イニシャル、ハンドルネーム等)にします。
プライバシーに配慮します。

  「皆さんに、ある病院を是非お勧めしたいですが、可能ですか?」


私(しば)と「おしゃべり会 東京ゆるゆる組」に共通のポリシーとして、公正に努め、特定の病院や治療法等に関して、ネット上で推薦したり非難をすることは避けたいと思いますので、ご了承下さい。

  「謝礼などのメリットはありますか?」

私にも「おしゃべり会 東京ゆるゆる組」にも収益はありませんので、謝礼はありません。ただ、あなたの経験が、多くの人を救います。
体験談は、読む側も学ぶことが多いのですが、提供される方も知識や思い込みの間違いに気付く等、得ることが多いようです。協力者の皆さんには、とても感謝されています。

  「どう連絡を取ればよいですか?」

このブログに「非公開コメント」でご連絡下さい。(メールアドレスを必ず明記)
ツイッター経由をご希望の方は、しば@703shiba までご連絡下さい。
(相互フォローの後、ダイレクトメッセージが送れます。)

どうぞお気軽にご連絡下さい。お待ちしています。宜しくお願い致します。


☆この呼びかけ(等)で応募して下さった方々の体験談は→「体験記

<このブログ内のこれまでの体験談> (バラバラですみません)
「抗精神病薬の恐ろしさ」(体験談。他3人の体験談へのリンクあり)
「早期発見されず薬で悪化するレビー小体型認知症」(1)(2)
*「抗精神病薬などで悪化したレビー患者の体験談集」(リンクで多数)
*「ピック病介護家族の体験談(1)
*「脳梗塞からの回復体験談
*「十二指腸ろうを付けている方の体験談

P1010123_convert_20120526150914.jpg
撫子(ナデシコ)(園芸種)

最初にうつ病と誤診されやすいレビー小体型認知症

パーキンソン病と認知症の合併」以上によく聞くのが「うつ病と認知症の合併」です。
「親が、パーキンソン、うつ、認知症の3つを合併した」という言葉も見聞きします。
これらは、すべてレビー小体型認知症が強く疑われるケースです。

Q レビー小体型認知症患者の内、うつ病と誤診される方はどの程度いるのか
→ ある調査では、46%。(この調査の出典と要約は、すぐ下に。)
Q 両者の抑うつ症状に違いはないのか? → あります。

出典:’10年11月20日開催「第4回レビー小体型認知症研究会」妙録(P.14〜16)の論文「DLBの初期精神症状」(高橋晶氏・水上勝義氏・朝田隆氏・筑波大学大学院)

  この論文の一部をごく簡単に要約します。

55人のレビー小体型認知症患者(50歳以上)の初期診断名を調べた結果、
 うつ病が、46%で最多。最初から正しく診断された人は、22%のみ。

167人の入院患者(入院時診断はうつ病。50歳以上)の中で、入院後、レビー小体
 型認知症と診断名が変わった患者は、(13.8%。23人)。
 
 レビー小体型認知症と判明した23人とそれ以外の144人を比較。
 レビー小体型認知症患者により強く現われた症状は、激越(興奮。感情が高ぶり激
 しい言動
)、妄想症状、現実感喪失・離人症、精神運動抑制、心気症、病識欠如


以下は、「レビー小体型認知症の症状詳細(認知障害・うつ)」に既に書いたものですが、ご参考に。

一般的なうつ病では、気分の落ち込み、悲観的思考、自責感、自殺願望などが中心。
しかしレビー小体型では、アパシー(無気力・無関心・感情の鈍麻)や不安感・焦燥感・心気症状(実際に不眠だるさ食欲不振などを伴うことも多い)。

薬物治療が効果を上げず、長引く遷延性うつ病(難治性うつ病)だとされている高齢者の中には、レビー小体型認知症の人が数多く含まれているというのが、専門医の間ではもっぱら定説。
(小阪憲司著「第二の認知症」P.87)

具体的には、やる気が出ない、興味関心が減る、食事をとらない、部屋に引きこもる等。
(「レビー小体型認知症の介護がわかるガイドブック」P.78)

(レビーの発症を予測できる例は)「難治性うつで、少し物忘れも始まってきた方」
「パーキンソン病で少しの抗パーキンソン薬ですぐ幻覚・妄想が出てしまう方」
「幻覚、妄想が出ており、特に幻視が非常に強い方」

(小阪憲司・池田学共著「レビー小体型認知症の臨床」P.97 池田氏の発言)

追記:若年性認知症(アルツハイマー型の方も含む)の家族会の方とお話した時、最初の診断は、うつ病だった方が多いと伺いました。単に気持ちが沈むというより、不眠や体調不調(倦怠感など)が出るという印象を受けました。抗うつ剤が効かないまま、何年も薬物治療を続けている間に『おかしい』と感じ、いくつもの病院を受診して、やっと正しい診断に辿り着けたという例が少なくないというお話を伺いました。

<関連記事>
完全版:レビー小体型認知症症状詳細 リンク集
レビー小体型認知症早期発見チェックリスト」(3つ)
カテゴリ:「レビー小体型認知症について
*「レビー小体型認知症を理解する動画」(この病気の発見者の講義)

P1020399_convert_20130514071828.jpg
浪花茨 (ナニワイバラ)
バラ科

・・・

この記事はブロとも、もしくはパスワードを知っている方のみ閲覧できます
パスワード入力
ブロとも申請

脳波で認知症を早期診断(新聞記事)

2013年5月11日の日本経済新聞(夕刊)掲載記事を要約。(青字部分)
記事はこちら→日経新聞公式サイト(一部のみ公開)

レビー小体型認知症も脳波研究を進めて欲しいですが、記事では触れられていません。
全国で行われている認知症予防研究に利用して、予防効果のより正確な評価につなげ、予防研究を更に発展させて頂きたいです。
そして全国の多くの病院で患者と家族が味わっている「早期発見=早期絶望」という現状を変え、診断と希望(運動で認知症発症予防や進行を遅らせられる等)を必ずセットにして伝えて頂きたいと切望します。
しば


  < アルツハイマー病を脳波で早期診断 14年にも実用化 >


東京工業大学発ベンチャーの脳機能研究所(横浜市)は、アルツハイマー病を脳波を使って早期診断する手法を開発した。多くの病院が持つ脳波測定装置を改良するだけで検査でき、費用も数千円程度に抑えられる。2014年を目標に実用化し、データ解析を請け負う形で事業化する。

現在、認知症の患者数は約300万人とされ、その半分がアルツハイマー病といわれる。アルツハイマー病は治らないが、早期に診断がつけば進行を遅らせることは可能。
  <以下、要約> 現在は、早期診断は難しい。

新しい診断法では、認知機能の低下など症状が出る前の段階で脳波に現われる微かな変化をとらえる。数人の患者から導き出した特徴的な脳波のパターンと照合して判定。

検査では既存の脳波測定装置に帽子型の装置を付けて、約5分間、脳波を測定。
筑波大学などとの共同研究で、数年後に実際にアルツハイマー病を発症した人の86%を検出できた。(被験者400人)
病院で測ったデータをインターネットを利用し自動解析するので、脳波測定装置を持つ病院であればどこでも活用できる。

脳血管が詰まって起きるタイプの認知症も同様に早期診断可能とみて、富山大学と共同研究中。


*関連カテゴリ:「認知症の予防・診断・治療
*記事:「認知症の種類別 早期発見の知識とチェックリスト

P1010048_convert_20120521064105.jpg
オダマキ

胃ろうとレビー小体型認知症

ここ数年で胃ろうへの反応は、変化をしてきたといいます。胃ろうをしないという選択をする人が、増えてきたそうです。
しかしそれが、胃ろうの良い点と悪い点の両面から熟考した結果の選択ではない場合もあると読売新聞が伝えています。(2013年4月8日読売新聞→記事全文
以下(青字部分)は、その記事からの抜粋(原文通り)です。

一方、胃ろうだけが不要な延命措置としてクローズアップされているとの疑問の声も聞かれた。
茨城県内の病院では、胃ろうを拒否する代わりに、むしろ苦痛の大きい鼻からのチューブを希望する患者や家族が増えた、と困惑する。患者に正しい情報が伝わっていないためで、看護部長は「胃ろうのほうが口から食べるリハビリもしやすい」と訴える。

経口摂取と併用して安全に食べるための道具」(東京都の病院)という声もあった。また、胃ろう患者の半分近くが、再び口から食べたり、経口摂取と併用したりするという新潟県の病院院長は「口から食べられるようにしても病院側のメリットは少ない。リハビリが普及する仕組みを考えるべきだ」と話す。


また、「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(家族会)に参加した時、伺ったお話もレビー患者や家族には、重要な情報だと思いました。

レビーは、その症状からアルツハイマー型と比べて、より早い時期から”嚥下(えんげ)障害”(飲み込みの困難)を起こす場合が多い。
そうなると食事だけでなく、薬を飲むことが難しくなり、様々な全身症状をでコントロールしているレビー患者にとっては、”生活の質”(QOL)だけでなく、生命にかかわる問題となる。
レビー患者(特に比較的若い患者)は、早めに胃ろうを造ることが、良い結果をもたらすことも多い。胃ろうによって体調が安定すれば、生活の質も高く保つことができる


*関連カテゴリ:「胃ろう・嚥下障害
(単純に決めつけるのではなく深く理解し、共に考えましょう。リハビリが重要です)

P1000993_convert_20120511202751.jpg
メキシコ万年草(セダム)。
(取っても取ってもなくならない「雑草」なんだそうです。)

医師がレビー診断で重視する症状

レビー小体型認知症の全症状(詳しい説明リンク州)完全版」に基づいて試作した「早期発見チェックリスト」を先日掲載しました。
けれども素人には、どの症状をより重要視すべきかがわかりません。

うつ病と診断され薬物治療を始めた途端におかしくなった。医師からレビー小体型認知症かも知れないと突然告げられた。幻視もパーキンソン症状もなかったので不安」という介護家族の方がいらっしゃいました。

素人は画像診断が一番確かだろうと想像しますが、実はあまり頼りにはならず(脚注1)、いくつかの症状こそが重要なのだと小坂憲司(この病気の発見者)著「第二の認知症」を読むとわかります。以下(青字部分)は、この本からの引用です。

「臨床診断基準」は、医学用語で少々難解ですが、症状の重要度が分かります。
「ただしこの内容や優先順位に対しては異論・批判もあり、日本の臨床現場では、このガイドラインに縛られることなく検査・診断が行われているのが現状」(「第二の認知症」P.120)

症状の具体的説明(詳細)は → 「こちら」を。


 ●次のうち1つでもみられたら、レビー小体型認知症を疑うべきと筆者は考える。

   1. 幻視 2. レム睡眠行動障害 3. 抗精神病薬に対する過敏性
   4. うつ症状 + 認知障害
   5. パーキンソン症状 + 認知障害
   6. パーキンソン症状 + 幻視    (P.123)

追記 2014年10月:医師の診断基準→こちら(簡潔で分かりやすい)

 < レビー小体型認知症の臨床診断基準(CDLBガイドライン)>2005年度改訂版

中心的な特徴>  認知障害 
   注)早期には顕著な、または持続性の記憶障害は必ずしも起こらない場合がある。
     注意・実行機能・視空間のテストにおいて障害が目立つこともある。(脚注2)

コアとなる特徴> 
認知の変動  
構築され、具体的な繰り返される幻視
薬剤誘発的ではないパーキンソン症状
  注)1つで「疑いあり」。2つで「可能性が高い」

示唆的な特徴> 
レム睡眠行動障害
抗精神病薬に対する重篤な過敏性
*基底核におけるドパミントンスポーターの取り込み低下(SPECT)
   注)1つ以上のコア特徴と1つ以上の示唆的特徴があれば「可能性が高い」
   コア特徴なしでも1つ以上の示唆的特徴あれば「可能性高い」の診断には十分だが
   示唆的特徴のみで診断すべきではない

支持的な特徴>  
繰り返される転倒・失神一過性の意識消失重篤な自律神経症状/系統化された妄想うつ症状/他の幻覚/側頭葉内側の保持(CT,MRI)/後頭葉の血流低下・代謝低下(SPECT,PET)/MIBG心筋シンチグラフィによる取り込み低下(詳細)/ 脳波検査による全般的な徐波化

診断の可能性が低い特徴> 
脳血管性障害の存在/他の身体疾患・脳疾患の存在/
重篤な認知症の時期に初めてパーキンソン病が出現   (P.118〜119)

脚注1)後頭葉の血流や代謝の低下は、レビー小体型認知症のせいぜい70~80%程度に
    しか認められない。羽生春夫(東京医科大学老年病科)の論文(P.18)から。
    心筋シンチグラフィでも1割の患者に病変は現われません。
脚注2)レビー小体型認知症の人は、図形模写、時計描画テスト、錯綜図検査(複数の
線画が重なった絵を使う検査)が苦手です。(P.110)  
注意力低下により計算ができなくなります。→認知症種類別長谷川式スケールの答え方  

*「レビー小体型認知症を理解する動画」(この病気の発見者の講義)
P1000923_convert_20130509190423.jpg
シャガ(射干、著莪、胡蝶花)

             

アルツハイマー患者の脳内、糖尿病と同じ状態(新聞記事)

2013年5月8日の日本経済新聞朝刊記事。日経公式サイトから全文(原文通り)。


   < アルツハイマー患者の脳内、糖尿病と同じ状態に  九大の解剖で判明 >

九州大の生体防御医学研究所(福岡市東区)は7日、亡くなった88人の脳を解剖した結果、アルツハイマー病患者は、脳内の遺伝子が糖尿病と同じ状態に変化することが判明したと明らかにした。

同研究所の中別府雄作教授によると、血糖値を調節するインスリンが脳内で働く仕組みを解明し、糖尿病状態から回復させる方法が分かれば、アルツハイマーの進行を防ぐことができる可能性があるという。

中別府教授らの研究チームは、福岡県久山町と協力した調査の結果、糖尿病を患うとアルツハイマー発症率が3~4倍に高まる点に注目。
65歳以上の88人を解剖すると、脳が萎縮するなどアルツハイマーを発症した人が26人いた。
さらに約40人の脳の遺伝子解析にも成功。アルツハイマー発症者は、糖代謝を制御する遺伝子や、インスリンを作る遺伝子が激減、脳内が糖尿病状態になっていた。

また、糖尿病患者脳内の代謝が悪いため、神経細胞が死んでアルツハイマーの発症や進行の危険因子になることも判明した。〔共同〕


追記:ウコン(ターメリック)は認知症に効果があると言われていましたが、「インスリン濃度を高めるホルモンの分泌を促す作用があることを発見」というニュースがこちら→(中日新聞2013年5月24日

<関連記事>
*「なぜ認知症は誤診されるのか(久山町の調査)合併の患者の多さ
*「認知症発症を食い止める方法(TV番組から)」
*「認知症の予防(インスリン・血管・運動)TV番組から」
 先日ご紹介した近藤誠医師の著書には、高血圧、高血糖値、高脂血症(高いコレステ
 ロール値)を薬で下げるのは害の方が大きいと書かれています。
*「高血圧、糖尿病、動脈硬化などを防ぐには、毎日どれだけウォーキングするか

P1020390_convert_20130508152759.jpg
苧環 (オダマキ)
別名:糸繰草(イトクリソウ)

「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」のサイト

レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会・東京ゆるゆる組」の公式サイトが、新しく、見やすくなりました。充実度も格段にアップしています。

このブログでも何度もご紹介していますが、ボランティアで運営されている素晴らしい家族会(会費なし)で、全国に広がりつつあります。
ゆるりん通信」という他のどこにもないほど充実したレビー小体型認知症情報のニューズレターを無料で発行しています。

私は、この家族会に救われて、危機を乗り越えてこられました。
母が、落ち着いた今、少しでもご恩返しをしたいと思い、「何かお手伝いをさせて下さい」と申し出ました。
すると思いがけないことに、「おしゃべり会」のサイトの中に私のコーナーが・・。

頂いた名前が、「しば記者デスク」。

おぉ・・。いきなり現われた身分不相応な"マホガニーの机(デスク)"を前に、少々おののき、でも大変うれしく、ワクワクしています。
レビー小体型認知症情報のエッセンスを掲載していけたらいいなと思っています。

このブログ共々、どうぞよろしくお願いします。


<関連カテゴリ>
*「レビー小体型認知症
*「認知症予防・診断・治療
*「認知症とは。ケア・介護
*「レビー小体型認知症とその他各種認知症の症状チェック

P1020388_convert_20130507120317.jpg
立浪草(タツナミソウ)

コメに免疫活性化成分を確認(新聞記事)

2013年5月4日の千葉日報掲載記事。(ネット上では5月3日から北海道新聞などで記事の一部を公開済み)。以下、青字は、記事全文(原文通り)。


  <コメに免疫活性化成分 白米とぬかの間に含有 香川大グループが確認>

コメのでんぷん組織(白米)と、ぬかとの間に挟まれている「亜糊粉層」という部分に、人間に生来備わっている免疫機能を活性化させる成分が多く含まれることが3日、香川大医学部などのグループの研究で分かった。

香川大の稲川裕之准教授は「毎日食べるご飯で生活習慣病を予防でき、コメの高付加価値化にもつながる」と研究の意義を説明している。

この成分は「糖脂質」と呼ばれ、朝鮮ニンジンやワカメにも多く含まれる。研究グループが亜糊粉層を残したコメを調べたところ、1グラム当たり0.53マイクログラムと白米の5.9倍の糖脂質が含まれていた。
1グラム当たり20マイクログラム程度を含む朝鮮人参やワカメに比べ低い水準だが、1日2合食べれば望ましい摂取量の3割をコメで賄えるという。

稲川氏にようると、糖脂質は、体内の免疫の働きを活発にし、生活習慣病や感染症の予防、がんの増殖を抑制することが期待できるという。

これまで、コメのぬかに多く含まれることは分かっていたが、食べにくいという難点があった。
一方、亜糊粉は白米のすぐ外側を覆い、うま味成分を含んでいる。精米機によっては残すことが可能で、味が良いとして既に一部で商品化されている。
研究成果の詳細を、5月25日に名古屋大学で開催される日本栄養・食糧学会で発表する。


<関連カテゴリ>
*「認知症の予防・診断・治療
*「スロージョギング(脳と体の健康を)

P1020320_convert_20130504085544.jpg
チューリップ
まだ咲いていました。

医師の選び方(「医者に殺されない47の心得」近藤誠著)

菊池寛賞を受賞した医師の本で、どこの書店にも平積みになっています。(→アマゾン

この本に書かれた様々なことをどの程度信じて良いのかは、医師でない私には判断ができません。しかし以下の文章は、私も(苦い経験を経て)100%同感します。

注)これは、がん患者を想定しているので、認知症の場合は、2点変わってきます。
1.正常圧水頭症などの例を除いて手術は一般的にはしません。2.レビー小体型認知症の場合は、症状に合わせて認知症薬、抑肝散、パーキンソン治療薬などが出るので、他の病気と比べると薬の種類が多くなります。

以下、青字部分は、本からの抜粋。全文、原文通りです。


 < 近藤誠の書く「医者を選ぶときの心得」 >(P.180〜181)

*巨大図書館やインターネットで自分なりに幅広く情報を集める
*患者としての直感を大事にする。
*あいさつしない医者、患者の顔を見ない医者、患者を見下す医者はやめる
説明をうのみにしない
*医者の誘導に気を付ける。
薬の副作用、手術の後遺症、生存率をしっかり聞く
質問をうるさがる医者は見限る。
*いきなり5種類以上の薬を出す医者は、要注意。
セカンドオピニオン、場合によりサードオピニオンを求める。
*検査データやレントゲン写真は患者のものだから、臆することなく借り出す

入院後でも「しまった」と思ったら、転院する権利があります。(略)
この治療はおかしい、と思ったときも、すぐ行動です。(略)
病院は、うかうかしていると命をとられます。
決して「お任せ」にしないことです

<関連記事>
*「認知症を悪化させる薬の処方」(読売新聞)
*「抗精神病薬処方の恐ろしさ(体験談)
*カテゴリ:レビー小体型認知症と各種認知症 早期発見のための知識とチェックリスト

P1020295_2_convert_20130502193250.jpg
コモンタイム(ハーブ)
ベランダで満開。とてもとても小さな花。
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR