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認知症(きょうの健康)放送予定

先どり きょうの健康 <認知症 あなたはまだよく知らない 認知症 どんな病気?>」という番組を明日放送します。(詳細はこちらのサイトを。

2012年 3月31日(土)午前4:15~午前4:30(15分)。

番組では、アルツハイマー病、レビー小体型認知症、血管性認知症の特徴的症状などを解説。
さらに、認知症が気になったらどう対応すべきかポイントを踏まえて紹介するそうです。

講師は、 山田正仁・金沢大学大学院教授。



Eテレではなく「総合」で放送するというのが良いですね。
ゴールデンタイムに放送されれば、更に嬉しいです。
認知症には、色々な種類があり、症状もまったく違うのだということが、アルツハイマーという言葉と同じ位広く知られて欲しいと願っています。

*認知症の種類については、こちらを。
*複数の認知症の合併については、こちらをご覧下さい。


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三叉(ミツマタ)
すぐ近所の庭に咲いていました。
樹皮は、和紙の原料。1万円札にもなるとか。

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アルツハイマー病患者はがんになりにくい

2012年3月28日「日経メディカル オンライン」に載った興味深い記事。(注:記事全文は、会員のみ読むことができる。)

アルツハイマー病の患者は、がんにかかり難く、がんにかかったことのある人は、アルツハイマー病にかかり難いことが米国の研究でわかったという。
もちろん可能性が低くなるというだけで、「両方の病を同時に得ることはない」ということでは決してない。
しかし言われてみれば、2人に1人が、がんになり、3人に1人が、がんで亡くなる時代に、がんとアルツハイマー病の両方にかかった方のことは、まだ聞いたことがない。

研究が進み、原因がはっきりすれば、アルツハイマー病のまったく新しい治療薬や予防薬が生まれるのかも知れない。


以下(青字部分)、記事の一部をそのまま転記。


  アルツハイマー病(AD)と癌の罹患に逆相関(BMJ誌から)
  癌サバイバーはADリスクが低く、AD患者は癌リスクが低い

高齢者の癌サバイバーは、癌の既往がない高齢者に比べてアルツハイマー病(AD)の罹患リスクが33%低く、AD患者の癌罹患リスクもまた、ADでない患者に比べて61%低いことが、米Brigham and Women’s HospitalのJane A Driver氏らがFramingham研究の参加者を対象に行った前向きコホート研究で明らかになった。
論文は、BMJ誌電子版に2012年3月12日に掲載された。



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梅 (クリックでちょっと拡大します。)
ずらずら並べてすみません。
もう季節遅れになってしまうので・・ご勘弁を。

薬の詳細な副作用情報を知る・報告するサイト

2012年3月27日日本経済新聞朝刊に医薬品の副作用情報に関する記事が載った。
独立行政法人医薬品医療機器総合機構(東京・千代田)は26日、患者や家族から直接報告を受けるシステムの運用を始めた」というもの。(記事全文は、こちら

報告は、「医療品医療機器情報提供ホームページ」(こちら)から受け付けている。
約40項目に渡る詳細な報告をしなければいけない。
(記入に20分程度かかると書かれている。)

またこのサイトでは、医療品の副作用に関する最も詳しい情報を読むことができる
(こちら)

アリセプトの副作用を調べてみると、今までこのブログに繰り返し書いてきた副作用(興奮、攻撃性、徘徊など)も数多くの副作用の中の1部として書かれていた。
ただし副作用の起こる可能性は、0.1~1%未満とある。

この数字は、レビー小体型認知症の家族から見ると正しいとは思えない。
勿論個人差が大きいので、問題なくアリセプトを飲み、効果を上げる患者もいるだろう。
けれども私の母を含めて、レビー小体型認知症の家族の話を聞くと少なからぬ人に興奮という副作用は出ているという印象がある。

レビー小体型認知症の患者は、薬に対する過敏性がある。
他の病気の患者には何の問題もない薬でも激しい副作用が出ることがある。
(母は、リスパダールを飲んで歩行困難になった。)

アリセプトは、医師に量を減らしてもらい、そうした副作用を避けながら良い効果を得ている。
しかし一般の医師は「減らせば効果がない」と簡単には減らしてくれないのが現状だ。


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水仙(スイセン)


ピック病を患う中村成信さんの本 サポートを求めることの大切さ

追記:読売新聞掲載の中村さんの記事→2012年5月 2013年4月
   朝日新聞の長期連載記事→2014年4月


ピック病を患う中村成信さんの「ぼくが前を向いて歩く理由」(2011年中央法規出版発行)を一気に読んだ。
一昨年ピック病と診断された父とよく似た部分が多々あり、読み始めると止まらなかった。(父は診断を1度も信じていない。私自身も最近は、誤診を疑っている。)

中村成信さんは、茅ヶ崎市の職員(課長)だった。
2006年に万引きの現行犯で逮捕され、2週間後に懲戒免職。
その約2週間後に前頭側頭型認知症(ピック病はその1種)と診断された。
万引きは、この病気の症状で、中村さんにその記憶はまったくなかった。
このことは、朝日新聞(2007年2月26日)に大きく報じられ、私も記憶にある。
3年2ヶ月に渡る努力の末、懲戒免職処分は撤回された。
現在は、通院治療を続けながら、ボランティアや趣味を楽しみ、啓蒙活動もされている。

中村さんのあり方は、多くの認知症患者とその家族に大きな希望と勇気を与える。
そして奥様の戸惑いと苦悩と揺るぎない愛情に支えられた努力は、介護家族に深い共感と感動をもたらすだろう。

2人は、突然に降りかかった大きな危機を弁護士や様々な人や家族会などの力を借りて1歩1歩乗り越えて行く。
そうしたサポート(支え、助け)を自ら求めることの大切さを、本を読んで再認識した。

認知症に対しては、いまだにあまりにも多くの誤解と偏見がある。
認知症を恥だと感じ、隠す人は、珍しくない。
しかし問題を家族内で抱え込み、人(社会)にサポートを求めないことは、自分で自分を窮地に追い込むことになる。

私もこの2年間にどれほど多くの方に助けを求め、救われてきたかわからない。
何をどうすれば良いのか見当も付かなかった頃は、ありとあらゆる相談窓口に行って相談をした。次から次へと片っ端から。
回答は、行く先々で少しづつ違い、いくつもの視点を合わせることで、全体像が、少しづつ見えてきた気がする。
(1人の相談員の回答は平面だが、3人からの回答を統合すると3D<立体>になる。)

このブログを通して知り合った方々も含め、数え切れない程多くの方から良い情報、良いアドバイスを頂いてきた。
その方々が、私を混乱と苦しみから救い上げ、ここまで連れて来て下さった。

遠距離介護が始まってからの2年間で、私は、生まれて初めて知ることができた。
この世は、赤の他人のために一生懸命になって下さる人で一杯だ。
どんな初歩的な質問をしようと誰も笑ったり、見下したりはしない。
相談できる窓口や人や家族会などがあれば、是非相談して頂きたいと心の底から思う。


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ボケ(木瓜)
中国原産。バラ科。

認知症の方に読み聞かせ

映画「きみに読む物語」を友人(認知症介護家族)に勧められて見ました。
(2004年制作。監督ニック・カサヴェテス。原作ニコラス・スパークス)

前半は、17歳の幼いヒロインに感情移入できませんでしたが、終わり近くになって、認知症にまつわる人間のよろこびと哀しみを描いた名画だと思いました。
(これ以上感想を書くとネタバレになってしまうので残念ながら書けません。)

映画は、老いた男性が、アルツハイマー病の女性に恋物語を読みきかせるという設定。
『どんな物語を読みきかせたら、私の母は、喜ぶだろうか・・』と想像しました。

その翌日、同じ友人からとても興味深い話を聞きました。

「アルツハイマー病が進行した家族は、昔の写真を見せ、昔話をしても喜ばない。
多くの思い出は失われ、見ても聞いてももう思い出すことができない様子。
試しに絵本を読み聞かせてみると「全部面白い!」ととても喜んだ。
家族は、本が好きな人だったが、今はもう自分では読めない。
きれいな絵、短い文、わかりやすいストーリー、ハッピーエンドが良かったようだ」

『あぁ、どうしてそんなことに今まで気が付かなかったんだろう』と思いました。
私もいせひでこの「木のあかちゃんズ」という絵本を数ヶ月前に母に見せたのですが、あまり反応がありませんでした。
カラフルでないこと、植物が擬人化されていて理解しにくいことが原因だったと思います。


子供たちが小さい頃、毎晩絵本の読み聞かせをしていました。
それを楽しみにしている子供のために読むのですが、私自身が、子供以上に絵本の世界に浸り、主人公と子供たちと一緒に喜んだり悲しんだりしていました。
今、振り返ると、それは、本当に豊かで幸せに満ちた時間でした。

「絵本はユーモア、悲しみ、思いやりなど、生きるうえで大切なものに深く気づかせてくれる。心の潤いを取り戻すために、大人こそ絵本を読もう(柳田邦男)」
柳田邦男(ノンフィクション作家)もこの十年近く絵本を勧める本を繰り返し書いています。
(最近、私の敬愛するこの作家といせひでこが夫婦だと知った時は、驚きました。)

良い絵本は、多くのベストセラー小説よりも長く深く私の心に残ります。
大人でも夢中になれるのですから、認知症を患う人の心も動かせるに違いありません。
次に帰省する時には、何冊かのきれいな絵本を持って母を訪ねようと思っています。

*絵本の読み聞かせ(2)の記事は、こちら。

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ヒマラヤ雪の下(ヒマラヤユキノシタ)
小さな沢山の花がかたまって付いています。






脳の変化に気付くのは難しい(2)若年性認知症とうつ病

最近、若年性アルツハイマーを患っても初期には記憶障害(もの忘れ)がほとんどない場合があると、ある介護家族の方が話されているのを聞いた。
その方のご家族の最初の自覚症状は、自分への違和感と抑うつ気分だったそうだ。
うつ病と誤診され、正しい診断に辿り着くのに長い時間がかかったという。

私のうつ病も振り返れば、何年もかけて発症したと思う。
何年もの間、常に体のどこかが不調だった。調べても原因は見つからなかった。
うつ病と診断される少し前には、股関節に原因不明の激痛が出た。
今考えれば有り得ない車の自損事故を繰り返し、赤信号を青と勘違いして事故を起こしたこともあった。
診断される少し前から記憶力も注意力もどんどん落ち、ATMにカードを置き忘れたり、駐車場で車をみつけられなくなったりした。

自分への違和感は、十二分にあった。
それでも年齢(40代)と心身の疲労のせいだと思い、病気だとは考えなかった。
(多くの認知症患者も初期には、自分自身への違和感を感じると医師から聞いた。)

うつ病と診断された頃には、仕事や家事がまともにできない程の疲労感、倦怠感、慢性的な頭痛、記憶力・判断力の低下、ひどい不眠に悩まされていた。
それでも抑うつ気分の自覚はなく(感情が麻痺していた。)ただの睡眠障害だと考えていた。
仕事を休めと医師から言われても『休めるはずがない。まだ頑張れる』と思っていた。

そうした判断自体が病的だったと理解したのは、ずっと後になってからだ。
その時には、既にその異常さに気付く力を失っていた。
(うつ病になると柔軟な思考が失われ、自分の思い込みで凝り固まってしまう。)

<関連記事>
*「うつ病と誤診され、10年後にレビー小体型認知症とわかったKさん本人が語る体験談
*「最初にうつ病と誤診されやすいレビー小体型認知症
*「認知症の症状・うつ

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ハコベ(別名:朝しらげ)
春の七草の1つ。
肉眼では見難いとてもとても小さな花です。

脳の変化に気付くのは難しい(1)認知症

認知症でもうつ病でも脳の病気は、ある日突然始まるわけではない。
(脳内が、怪我や出血などの理由で急激に変化した場合などを除いて。)

突然のように見えても、診断後に振り返れば、前兆は次々と思い浮かぶはずだ。
脳の変化は、10年、人によっては20年という歳月をかけて少しづつ起こると言われている。
(うつ病ならもっと短いだろうが、それでも発症まで長い時間がかかる人が多いと思う。)
ほんの少しづつしか変化がないため、本人も家族も脳の病気とは中々気が付かない。
物忘れ外来を訪れる多くの患者は、既に重症だと医師から聞いた。

母(パーキンソン病と診断されていた。)にも長年に渡って色々な変化があった。
しかし調べるとすべてパーキンソン病の症状に当てはまっていたので、それ以上疑おうとはしなかった。同時にレビー小体型認知症に当てはまっていたのに。
(母の症状:動きや頭の回転の極端な遅さ。小刻み歩行。転倒。小声。無表情。感情がないように見える。不安やうつ。睡眠障害。便秘。夜中に何度もトイレに起きる。幻視など)

思いやりの深い母が、たまに人が傷付くようなこと(暴言)を言うようになったのも、今、思えば症状だった。
振り返れば、明らかにおかしかったのに、年のせいなのかと思っていた。
私は、母のもの忘れがひどくなったとは感じていなかったが、父は、「そういえば、しょっちゅう鍋を焦がしていたなぁ」と後になって語った。

『こんな人ではなかったのに』『こんなこと今までなかったのに』と家族が思うときは、認知症を疑うべきだと、以前ネットで読んだことがある。
母の前の主治医は、「家族がおかしいと思えば、その人は、認知症。家族は医師よりも正確」と言った。


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椿(ツバキ)
撮った後、喜んで子供に見せたら、一言。
「カメラが良いと何でも良く写るんだよ」





スロージョギングを過信しない

自分で大きな効果を実感してから積極的にご紹介してきたスロージョギング。

しかし最近、友人の中に、踵(かかと)を痛めてしまった人がいます。
踵から着地しない(フォアフット走行)スロージョギングは、足への衝撃が3分の1と言われいますが、それでも痛めてしまうことがあるのだと知りました。
そうした痛みを感じている方は、以下の部分(田中宏暁教授の著書)をお読み下さい。

スロージョギングは誰でもすぐにできますが、いままで運動をしてこなかった人がいきなりたくさんやれば、当然疲れるし、筋肉痛が起こります。
1、2週間たてば痛みは取れます。(略)
もし筋肉痛とは違う痛みが膝や足の裏に少しでも出たら、トレーニングは休んで下さい。
(略)トレーニングを休めば体力はいったん落ちますが、再開後は、非常に速く元に戻ります。それよりも、痛みがあるのに無理して走ってケガを大きくするほうが問題です。

ケガをするのは、がんばりすぎているからです。痛みが出るのは、速すぎるか量が多すぎるかという信号です。
痛みがとれるまで、トレーニングは休みましょう。
そして完全に治ってトレーニングを再開するときには、前より速度を落とすか、量を減らして始めるとよいでしょう。
(田中宏暁著「スロージョギングで人生が変わる」P.82~83)



また体調が優れないので『走れば治るだろう』と考えて長時間走ったら急激に悪化してしまったという方もいらっしゃいます。
スロージョギングには、確かに疲れを取ったり、体調を整える効果があるのですが、体が赤信号を出している時には、決して無理をしないようにして下さい。

健康に非常に良いとはいえ、スロージョギングもスポーツです。
ウォーキングの2倍のカロリーを消費する運動量の多いスポーツです。
体調が思わしくない時は、誰でもスポーツをひかえますよね。

健康な時は、10分位走ると体が軽くなり、気持ち良くなります。
もし10分位走っても体がずしりと重く、まったく気持ち良くなく、逆に嫌な感じがあれば、その日は、そこで止めた方が良いのだろうと思います。(自分の体験から。私は、専門家ではありませんので。)
体からの声にじっと耳を澄ませ、それに素直に従いましょうね。

うつ病への効果については、後日あらためて書きます。

スロージョギングに関する今までも記事は、こちらです。

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正しい走り方。踵から着地しません。
1分間に180歩の速いテンポで走ります

3月の帰省4日目 兄の受診 母、回復

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介護者を旅行に送り出そう!

気が付けば、丸2年間旅行をしていない。
毎月帰省するだけで目一杯。遊びに行く精神的、時間的余裕がなかった。
(職場も2年間毎月休みを取ることにそれほど寛容ではいられない。)

私自身は夢中だったし、『それも仕方がない』と思える。
しかし家族に申し訳なかったと、今さらながら思う。


本当は、介護者にこそ旅行や娯楽が必要だ。
日常から離れて、心身の疲れを取って、また元気に介護できるようになるために。

母は、伯母が、祖父母(母の両親)の自宅介護をしていた長い期間、「中々旅行に行けない」とこぼしていた。
私「なんで?好きなんだからどんどん行けばいいのに」
母「だってお義姉さんが、自由に出歩けないのに、私が遊びになんて行けないよ」

逆に嫁は、義理の兄弟を気にして、義父母を預けて旅行に行けないという話を知人から聞いたことがある。
病人を置いて遊びに行くことに多くの人は、罪悪感を感じると。

でもそれは、絶対に間違っている。
元気に長く介護していくために「遊びに行っておいで」と周囲は、背中を押してあげよう。
「○日の○時から○時なら付いていてあげられるから、その間に好きなことをしてきて」と、細切れでも自由な時間をプレゼントしてあげよう。

介護で一番大切なものは、笑顔ではないだろうか。
そのためには、介護から離れてリフレッシュする時間が、絶対に必要だと思う。

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注目の素足ランは、スロージョギングの走り方

2012年3月16日の日本経済新聞に「素足ラン 自然で快適」という一面特集記事が載った。
ランニングの世界で注目されているという裸足(ベアフット)ランニングのメリットとメカニズムを紹介した市民ランナー向けの記事だ。

読んでみるとスロージョギングの走法と同じ。(歩幅は違う。)
何も知らない私は、『ユニークなジョギングだからユニークな走り方なのか』くらいに軽く考えていたが、実は、練り上げられた「驚異の走り方」なのだとわかった。

田中宏暁教授が、「裸足か地下足袋で走るのがベスト。それが無理ならなるべく底の薄い安い靴を」と説明するのを聞いても『本当に足を痛めないのか』と、私たち素人は、反射的に思ってしまう。
それ(私たちの長年の常識)が、とんでもない間違いで、ひざを曲げたまま前足部(足の指と土踏まずの間)で着地するこの走法は、合理的、効率的で安全性がとても高いということがわかる。

スロージョギングの走り方は、まだまだ正しく理解されていない。
「時速4~5km走法」ではなく「息が切れず、楽に走れるペース」で走ることが要点。
従ってその速度は、長期間走り続ける内に誰でもどんどんアップしていく。
(歯を食いしばって走らなければ、筋力も心肺機能も上がらないというのも誤解で、スロージョギングのペースでも同じだけ体が進化する。田中宏暁著「スロージョギングで人生が変わる」より)

時速4kmで走り始めた60代初心者もやがて普通のジョギングペースで楽に走れるようになり、ランニングペースで走れるようになり、マラソン完走もできるようになるというのが、田中教授の説明。
だからスロージョギングは、運動習慣のない人や中高年に適した運動であるだけでなく、フルマラソンを走る市民ランナーにも適した走り方ということになる。

スロージョギングに関する今までの記事は、こちら。

以下の青字部分は、日経新聞の記事からの抜き書き。


  ランニング特集 「素足ラン 自然で快適」 衝撃緩和、高率もアップ

裸足ランナーが増えたきっかけは、『BORN TO RUN 走るために生まれた』という本(こちら)
靴のなかった太古から前足部及び中足部で着地(フォアフット着地)して走るのが人間本来の走り方だったのが、靴をはいたことで、踵(かかと)着地に変わった。

踵から着地するとひざが伸びた状態で足が地面に着く。
そこから推進力を生み出すには、ひざをわざわざ折って、また伸ばして地面を蹴る必要がある。
踵着地でブレーキがかかり、再びアクセルを踏むサイクルに陥る。

前足部で着地するとひざが曲がった状態で地面に着く。
着地と同時に地面を蹴ることができる。
この感覚を実感するには、後ろ向きに軽く走ると良い。
自然にひざを曲げて前足部で着地するようになるので、この感覚を覚えて前に走れば良い。

ひざや足首の関節ではなく、股関節を使って脚を振ることで、大きな筋肉である臀(でん)筋、ももの裏のハムストリングが使われるので、より大きな力が生まれる。

加えて前足部着地をすると、靴をはいて踵着地した時よりも衝撃が小さい。
(2分の1~3分の1)
ひざや腰への衝撃が軽減されるため故障が減り安全。
その上、効率よくより速く走れる。

人間は、元々裸足で走っていた。
裸足になると感覚が研ぎ澄まされ、脚や体と会話しながら走れるようになる。
ナチュラルにリラックスして走っていけば、忘れていた合理的で快適な走り方を取り戻せる。何より、開放感を味わえるのがいい。

*関連カテゴリ:「スロージョギング(脳と体の健康を。認知症予防にも)
*関連記事:「スローステップ」(時間・体力がなくてもOK。ランナーの筋肉強化にも)

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絵の上をクリックすると拡大します。
スロージョギングの正しい走り方。1分間180歩で走ることも大切です。

腹七分目で認知症予防

満腹まで食べるサルと腹七分目に抑えたサル。
その食生活を20年間続けるとどうなるかという映像を先日NHKで放送していました。

「満腹サル」は、老い、「腹七分目サル」は、若いままでした。
食べ過ぎは、老化のスイッチをオンにすると説明していました。
(しかし家事をしながら聞いていたので詳細は、聞き逃しました。)


今日、偶然、ある雑誌の記事を読み、腹七分目は、若さだけでなく、脳(認知症)にも大きく影響することを初めて知りました。
白澤 卓二氏(順天堂大学大学院医学研究科 加齢制御医学講座教授)へのインタビュー記事です。

マウスの実験で「腹七分目マウス」は、脳の老人斑(アルツハイマー型認知症患者に多い。)が、3分の1に。
高脂肪食を食べさせたマウスは、老人斑が、2倍になったと書かれています。
(詳細は→こちらを。

メタボリック・シンドローム・生活習慣病につながる高血圧、高血糖値、高い中性脂肪値、体重を減らすことが、そのまま認知症予防になると言われていますが、腹七分目で老人斑が減るというのは、初めて知りました。


雑誌の記事によると、白澤教授が、健康な百歳の方々を調査して見つけた共通点は、3つ。

  1. 健康的な食生活  2. 毎日の適度な運動  3. 生き甲斐

この3つのどれ1つが欠けても脳と体の健康を保つことは難しいそうです。

追記:NHKで放送していた腹七分目に相当する1日の必要熱量(カロリー)は、
   標準体重(kg)[=身長(m)×身長(m)×22]に、25を掛けた数字です。

追記:少食が良いという研究結果に反する研究もあります。→「朝日新聞の医療サイト」

*認知症の予防・診断・治療に関する過去の記事は、こちらを。
*運動習慣のない高齢者でもすぐに始められるスロージョギングの記事は、こちら。

追記:2012年4月18~20日に第1回「アンチエイジングサミットin由布院」という国際学会があり、 白澤卓二教授、スロージョギングの田中宏暁教授が講演をされる予定です。

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カタバミ

「ついに一眼レフを買いました。滅多にはない高額の買い物。
生まれて初めて触るので、まだ使い方がよくわからないのですが、
とりあえず試行錯誤中。小さな雑草の花が好きなのでこれから
どんどん撮って楽しみたいです。しば」


漢方で痛みの治療(「きょうの健康」から)

最近、また抑肝散が認知症の周辺症状(BPSD。暴言、徘徊、妄想等本人も家族も困る症状)に効果があるという番組を何回か見ました。
母も2年近く抑肝散を飲み続けています。
飲み始めた頃は、幻視(幻覚)が見事に消えて驚きましたが、幻視への効果は長くは続きませんでした。

その後、抑肝散の量を主治医に相談しましたが、増やすと日中でも眠ってしまう可能性があると言われました。
幻視に効果がないのなら飲む意味があるかと薬剤師にも相談しましたが、気持ちを落ち着かせる効果などがあるので、他の薬の量を抑えるためにも続ける方が良いと言われ、従っています。


2012年3月12日放送のEテレ「きょうの健康」では、漢方薬が、痛みの治療に有効だと説明していました。
漢方薬が、そんな風に使われていることを初めて知り、驚きました。
痛みを抱えて生きることは、辛いことです。
漢方薬と整形外科医の出す鎮痛剤を併用することで、慢性的な痛みが改善するというのは、朗報です。

詳細は、「きょうの健康」の公式サイトで→<こちらです。>

また、番組では、ほとんど触れていませんでしたが、腰痛、ひざ痛などは、運動不足による筋力低下も大きな原因になります。(腰痛は、特に腹筋。)

元気に動ける老後を望む方は、予防のための運動が、欠かせません。
また既に痛みのある方でも炎症が治まった後、運動で筋肉を鍛えると完治したり大きく改善します。(筋肉がサポーターやコルセットの代わりをしてくれます。)
運動習慣がなくても、高齢でもすぐ始められるスロージョグングをお勧めします。
カテゴリはこちら。


以下、青字部分は、「きょうの健康」の公式サイトより。

慢性的な痛みの治療に漢方が向くのは、「検査を受けても原因がわからない」「体力に不安がある」などの場合です。漢方治療を受ける前に西洋医学的な診断を受けて、手術などの治療が必要ないことを確認することが大切です。

漢方は、痛みを起こす要素を、次の6つと考えます。
冷え、むくみ、血流障害、ストレス、体力低下、炎症(熱)。
互いに影響し合っているこれらに働きかけて全身状態のバランスを整えるのが漢方治療です。

八味地黄丸(はちみじおうがん)は、主に冷えと体力低下を改善。
高齢者の慢性の腰痛などに効果。

桂枝加苓朮附湯(けいしかりょうじゅつぶとう)は、主に血流を良くして冷えとむくみを改善。神経痛などに効果。

防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)は、水分代謝を改善して、むくみを改善。
膝のはれと痛みに効果。


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若葉
今年は遅い。

3月の帰省3日目(2)介護認定調査

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3月11日 私たち全員が抱いている痛み

1年・・・。
犠牲となった方々のためにお祈りをする。
被災者の方々の心身のご健康とお幸せを心から願う。

・・けれども、たった1年で、いったい何が変わるだろう、とも思う。
1周忌は、心えぐられるものではないか。


東北の、福島の映像を見る度に、涙が出る。1年前も、今も。
涙など、何の役にも立たないと知りながら・・。

あの時、関東で起こったことを思い出すことも苦しい。
1年経っても、私は、無力で根性なしのままだ。


1年・・・。
この1年で、私たちは、どれほど多くのものを失ってしまっただろう。
大地も海も、風すら、その意味を変えてしまった。
私たち全員に取り憑いた不安が消える日が、いつか来るだろうか。

私たち世代は、高度成長期という春に育ち、社会に出た頃は、バブル期という夏だった。
今、子供たちは、秋から冬に向かう冷たい風の中に生きているように見える。

「頑張ろう」とは、今も、言えない。
「大丈夫だよ」と肩を抱くこともできない。
ただ被災地の復興を祈りながら、震度7が予想されるこの地で暮らしていく。

あの日、近所の何軒もの家が傾き、その後、更地に変わった。
液状化の泥で自動車も自転車も埋まった通りがあった。
地割れや破損で普通に道を歩くことができなくなった。
近所の12階に住んでいた友人の家では、家具がすべて倒れ、すべての食器が割れた。
「死ぬかもしれないと思った」と、周囲の多くの人の口から聞いた。
そのどれもマスコミには、ほとんど取り上げられることがなかった。
私たちが知らないだけで、もっと広い地域で大きな被害があったのだろうと思う。

死を思うことで、人は本質が見え、よりよく生きることができると言われる。
不憫に思える若者たちも、浮かれていた時代の私たちと比べれば、ずっと堅実で、身の丈に合った暮らしの幸せを知っているように見える。
計り知れないものを失った私たちは、それ以上のものを確かに得ているのかも知れない。
今日は、ただ、痛みしか感じられないけれども・・。

(これは、心理学でいう「命日反応」に似たものだろうか。
 これからは、もっと力が出ると信じよう。もっと復興に役立とう。)

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2012年3月10日。近所の公園。修復工事が始まっていた。
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2011年3月27日。閉鎖された公園。元は平地だった。

当時の付近(関東)の被害写真は、もう1つのブログに載せています。(こちらです。)

3月の帰省3日目(1) 父の認知症検査

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1日1笑 Don't disturb.(お休み中)

1日1笑していますか?

ここ数日間、花粉症で笑えない日々です。
いかん、いかん。この子みたいに脱力、脱力・・。

1日1笑シリーズ、他にもあります。
「手をあげろ」「ラーメンズ動画・未来ちゃん」「泥酔」「親子で昼寝」


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撮影:小原玲(「動物写真家小原玲のブログ」より)

ビタミンE 取り過ぎで骨粗鬆症(新聞記事)

母が、骨粗鬆症から腰椎圧迫骨折(背骨が押しつぶされた状態)を起こしたのが、2年前の3月。
痛みも訴えないまま、突然、動かなくなり、失禁するようになった。

神経を圧迫する危険な骨折とわかって入院、手術をすると更に激変し、汚れたおむつを外して投げ、ベッドの柵を乗り越えて落ちるので拘束されるようになった。
(レビー小体型認知症と診断されたのは、入院中の5月。)
3月までは、自分で車を運転して買い物にも行き、主婦として(辛うじてではあるが)家庭を支えていた人がだ。

母は、その後も圧迫骨折を起こし、その度に生活の質(QOL)が格段に下がった。


骨粗鬆症の原因は、運動不足、ダイエットによる栄養不足、閉経、糖尿病、バセドウ病、喫煙、過度の飲酒など、かなり多いようだが、原因不明のものもある。
治療で簡単に治る病気ではなく、栄養と運動による予防が何よりも大切と言われている。

2012年3月5日の毎日新聞に「ビタミンEの過剰摂取が骨粗鬆症の原因になる」という記事が載った。

サプリメントの国内市場規模は、2009年で1353億円。(出典は、こちら。
食事や運動不足などの生活習慣を変えないままに、サプリメントだけで健康になるだろうか。
サプリメントの過剰摂取による悪影響は、他にも色々あるのではないかと想像する。


以下、青字部分は、毎日新聞の記事のコピー。(原文のまま)


  <ビタミンE>取り過ぎると骨粗しょう症の危険

ビタミンEを取り過ぎると骨粗しょう症を起こす危険があることを、竹田秀・慶応大特任准教授の研究チームが突き止めた。ビタミンEは、老化防止に有効とされる抗酸化作用があり、最も人気のあるサプリメント(栄養機能食品)の一つ。4日付の米科学誌ネイチャーメディシン(電子版)に発表した。

健康な骨は、骨を作る細胞と壊す細胞「破骨細胞」がバランス良く働いて維持される。ビタミンは骨の強度に関わり、特にビタミンDは骨粗しょう症の治療に活用されている。しかし、ビタミンEの働きは謎だった。

チームがビタミンEを取り込めないマウスを作って調べたところ、破骨細胞の働きが弱く全身の骨量が多いことに気づいた。そこで、破骨細胞を培養し、ビタミンEを加えると、破骨細胞が巨大化することを発見。詳細に解析すると、ビタミンEが破骨細胞の巨大化に必要なたんぱく質の合成を促していることを突き止めた。

さらに、正常なラットに毎日10ミリグラムのビタミンEを含んだ餌を8週間与えると、骨を壊す細胞の活動が高まり、骨粗しょう症になった。10ミリグラムは、人が1000ミリグラム摂取するのに相当し、主に海外で同量程度を含んだサプリメントが流通しているという。

厚生労働省が定めるビタミンEの摂取上限は年代、性別で異なるが、最大は30~49歳の男性で1日当たり900ミリグラム。食品では魚卵や植物油、ナッツ類に豊富だが、例えばアーモンドでも100グラム当たり約30ミリグラムで日常の食生活では問題ない。

竹田さんは「サプリメントの量ならば、骨がもろくなる可能性はある。骨の健康を維持するために摂取量を再検討してほしい」と話す。



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椿(ツバキ)

聴く力

今回一緒に帰省した私の子供が、「○○おじちゃん(私の兄)、変わったね」と言う。
重い知的障害と言語障害を持つ兄が、彼らにも自然に話し掛けるようになったという。

言われて初めて気が付いた。
確かに兄は、以前よりもリラックスし、堂々としていた。
以前のように、こちらの反応に関係なく一方的にしゃべるのではなく、反応を見ながら色々なことを伝えようとしている。
言葉の壁を越えて、コミュニケーションを取ろうとしている。

以前の兄は、どうせ何を言ってもわかってもらえないと、最初から諦めているところがあった。
常にどこか緊張し、自信がなく、しかめっ面をしていた。
同じフレーズの意味のない独り言をいつまでも繰り返していることが多かった。
言われてみれば、今回、その独り言を聞かなかった。


新しく入ったグループホームの世話人さんたちのお陰だとすぐに思った。

彼女らは、重い言語障害を持つ兄にたくさんたくさん話し掛けてくれるのだろう。
そして兄の言葉をあたたかく、熱心に、最後まで聴き、共感してくれるのだろう。
そうした根気強い繰り返しの中で、兄は、自信を持ち、安心し、人と言葉で繋がろうという気持ちが持てるようになれたのだ。

50歳を過ぎた兄が、また大きな変化を遂げた。
奇跡のようなことだと思える。
家族にもできなかったことを彼女らは、恐らく自然にしているのだろう。
(そこに意志とたゆまない努力があるとしても・・)
大きな奇跡を起こしているということにすら気付いていないかもしれない。


兄に起こったことは、子供にも高齢者にも認知症やうつ病を患う人にも当てはまるだろう。
あたたかく聴き入ってくれる人が居れば、安心し、自信を持ち、心を開くことができる。
人とつながることができる。
人の心の動きにとても敏感で、口先だけの言葉など直ぐに見抜いてしまう彼らでも。

しかし誰もが、そんな風に彼らの話を聴くわけではない。
経済で動く社会の中で、弱者に敬意を持つという価値観は、存在しない。
見返りの期待できない人たちに対して貴重な時間を使うことを良しとはしない。

それは、なんという恐ろしい価値観だろう。
私たち全員は、生きている限り老い続け、脳を含めた体全体に少しづつ障害を持っていくのに。

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実家の庭の梅

つながる

今回一緒に帰省した子供が、「○○おじちゃん(私の兄)、変わったね」と言う。
重い知的障害と言語障害を持つ兄が、彼らにも自然に話し掛けるようになったという。

言われて初めて気が付いた。
確かに兄は、以前よりもリラックスし、堂々としていた。
以前のように、こちらの反応に関係なく一方的にしゃべるのではなく、反応を見ながら色々なことを伝えようとしている。
言葉の壁を越えて、コミュニケーションを取ろうとしている。

以前の兄は、どうせ何を言ってもわかってもらえないと、最初から諦めているところがあった。
常にどこか緊張し、自信がなく、しかめっ面をしていた。
同じフレーズの意味のない独り言をいつまでも繰り返していることが多かった。
言われてみれば、今回、その独り言を聞かなかった。


新しく入ったグループホームの世話人さんたちのお陰だとすぐに思った。

彼女らは、重い言語障害を持つ兄にたくさんたくさん話し掛けてくれるのだろう。
そして兄の言葉をあたたかく、熱心に、最後まで聴き、共感してくれるのだろう。
そうした根気強い繰り返しの中で、兄は、自信を持ち、安心し、人と言葉で繋がろうという気持ちが持てるようになれたのだ。

50歳を過ぎた兄が、また大きな変化を遂げた。
奇跡のようなことだと思える。
家族にもできなかったことを彼女らは、恐らく自然にしているのだろう。
(そこに意志とたゆまない努力があるとしても・・)
大きな奇跡を起こしているということにすら気付いていないかもしれない。


兄に起こったことは、子供にも高齢者にも認知症やうつ病を患う人にも当てはまるだろう。
あたたかく聴き入ってくれる人が居れば、安心し、自信を持ち、心を開くことができる。
人とつながることができる。
人の心の動きにとても敏感で、口先だけの言葉など直ぐに見抜いてしまう彼らでも。

しかし誰もが、そんな風に彼らの話を聴くわけではない。
経済で動く社会の中で、弱者に敬意を持つという価値観は、存在しない。
見返りの期待できない人たちに対して貴重な時間を使うことを良しとはしない。

それは、なんという恐ろしい価値観だろう。
私たち全員は、生きている限り老い続け、脳を含めた体全体に少しづつ障害を持っていくのに。

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実家の庭の梅







嗅覚でパーキンソン病患者の認知症発症を予測

2012年3月2日に「嗅覚でパーキンソン病患者の認知症発症を予測できる」というニュースが、共同通信から発表されました。

記事の中の「パーキンソン病患者が発症しやすい認知症」とは、レビー小体型認知症か、アルツハイマー型認知症も含まれるのかと東北大学に質問し、回答を頂きました。

「パーキンソン病認知症とレビー小体型認知症は経過が違い、これまでは、違う病気であるという考え方が一般的でした。しかし本質的には同じではないかという認識が、近年広がってきています。アルツハイマー病とは違う病気ですが、高齢者では、両方の病理変化がしばしば混在します」(東北大学研究者)

東北大学のプレスリリース「嗅覚検査によってパーキンソン病における認知症発症を予測 ―重度嗅覚障害はパーキンソン病に伴う認知症の前駆症状である―」全文は、こちら。
(東北大学大学院医学系研究科神経内科学分野の武田篤准教授、馬場徹医師らのグループによる研究結果)

アルツハイマーの患者の嗅覚に、ごく初期から異常が出るというニュースは、2010年の夏に読みました。
匂い(臭い)がわからなくなると共に味覚も変わり、それまで好きだった食べ物を食べなくなるということも介護家族からは、よく聞きます。
(うつ病でもごく初期から味覚が変わることがあります。)


以下、青字部分は、ニュース原文通り。

   < 嗅覚検査で認知症早期診断 パーキンソン病患者に >

東北大の武田篤准教授(神経内科学)の研究グループが、パーキンソン病患者が発症しやすい認知症について、嗅覚検査で早期診断できることを突き止め、2日までに国際科学誌で発表した。研究グループは「パーキンソン病患者の認知症の早期治療が可能になる」としている。

パーキンソン病は脳のドーパミン神経細胞が減ることで、震えや体のこわばりなどが起こる難病。高い確率で認知症も発症。

研究グループは09年から、パーキンソン病患者で認知症を発症してない44人に12の臭いを識別する検査を実施。このうち重度の嗅覚障害の10人に認知症が出た。嗅覚障害がなかった人は発症しなかった。

2012/03/02 20:57 【共同通信】

追記)アルツハイマー型認知症でも臭覚低下があります詳細

追記)レビー小体型認知症で臭覚低下を語る患者本人の体験談こちら

追記)馬場徹氏の論文全文→こちら
  パーキンソン病患者の80%には(長期的には)認知症が現れると書かれています。

<関連記事>
パーキンソン病関連記事リンク集

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ラナンキュラス
(花金鳳花。ハナキンポウゲ)

2月の帰省1日目2日目 孫の顔を見てとても喜ぶ

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何もなくさない。宝を抱えて生きていく

今日3月3日の連続テレビ小説(朝ドラ)「カーネーション」。
尾野真千子さん演ずる小原糸子の最後の台詞に深く打たれました。
糸子を密かに想い心配する北村(ほっしゃん。)との会話です。
脚本は、渡辺あや。
会話の中の「宝」は、「愛する人たち」のことです。


北村「お互い、この先、なくしてばっかりじゃ。
お前の言うちゃった宝かて、どうせ1個づつ消えていく。
人かてみんな、死んでいくんじゃ。
お前、ここに居ちゃったら、一人でそれに耐えていかな、あかんねん。
しんどいぞ・・。そんなもん・・」

糸子「へたれが!そんなもん、わからへんやろ。
そもそもな、なくす、なくすって、何なくすんや。
うちは、なくさへん。
相手が、死んだだけで、なんもなくさへん。

決めたもん勝ちや。

へたれは、へたれで、泣いとれ。
うちは、宝、抱(かか)えて生きていくよって」



尾野真千子さん演じる小原糸子の性格をよく表した素晴らしい絵を見つけました。→こちら。

帰宅しました

3月3日に無事帰宅しました。

今回は、忙しかったです。
成果もありましたが、ちょっと疲れました。
う~ん。年か・・・。


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実家の庭に咲いていた水仙

プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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