2月29日から3月3日まで帰省します

今回は、子供(成人)と一緒に帰省します。
最近の母は、まったく会話にならない時が多いと聞いていますが・・・。

父の久しぶりの受診や介護認定調査(更新)の立ち会い等も予定しています。
他にも色々あり、少し気が重いのですが、元気に行ってきます。

明日の関東は、大雪とか・・。
関東にお住まいの皆さん、転倒には、くれぐれもお気を付け下さい。
そういう私も「骨折で行けませんでした~」なんてことにならないように気を付けます。

しば

P1040774.jpg

若年性認知症とは

若年性認知症は、64歳以下で発症した認知症の総称です。
原因は、アルツハイマー病やレビー小体型認知症以外にも頭部外傷や脳腫瘍など多種多様です。

40代50代という働き盛りの年代に発症するため本人はもちろん、家族の苦悩、負担、経済的問題も深刻といわれています。
高齢者の認知症と比べて対応できるサービスや施設が少ないという問題もあります。

2009年厚生労働省発表の推定数は、全国で3万7千人以上。
人口10万人当たり47.6人(男性57.8人、女性36.7人)。
推定発症年齢の平均は、51.3±9.8歳
(さらに詳しい調査結果は、こちらを。(厚生労働省公式サイト)

若年性認知症の家族会の方のお話では、1度で正しく診断されることはほとんどなく、多くの方は、うつ病と診断されるようです。
レビー小体型認知症は、パーキンソン病、前頭側頭葉変型認知症(ピック病を含む)は、アルツハイマー病や統合失調症と診断される場合が多いそうです。

私の母(レビー小体型認知症)もそうでしたが、アルツハイマー病でも初期には、認知障害(もの忘れ等)が目立たない場合があるそうです。
そうした方が、憂うつな気分や自分自身に対する漠然とした違和感を感じて受診し、うつ病と診断された例を聞きました。
「認知症=もの忘れ」という過った思い込みがあると(私もそうでしたが)認知症を疑わず、見過ごしてしまいます。


NPO法人認知症フレンドシップクラブ柏事務局のブログに、若年性認知症の方が受給できる手当・年金についての詳しい情報が載りました。→こちらです。

対象となる方々にとっては、非常に有益な情報です。
大変な状況の中に放り込まれた当事者は、時間的精神的ゆとりがないため有益な情報まで辿り着くことが難しいことが多々あります。
もしお知り合いの方に対象となる方がいらっしゃれば、是非教えてあげて下さい。


*認知症の予防・診断・治療に関する今までの記事は、こちら。
*それ以外の認知症情報(ケアの方法など)は、こちらを。
*その他は、左下の「カテゴリ」(分類)をご覧下さい。


P1040779_2.jpg
バラ咲きのプリムラだそうです。
ジュリアンと呼ばれるプリムラを昔、たくさん買って来たら
その日の内に花を全部ヒヨドリに食べられてしまいました。

ソフト食の未来

2012年2月21~22日に東京ビックサイトで開かれた「メディケアフーズ展2012」(主催=UBMメディア。出展約60団体)に行って来ました。
嚥下障害(えんげしょうがい。噛んだり飲み込んだりすることが上手くできない障害。)がある方でも食べられる介護食の大規模な展示会です。
NHKのニュースで見て、自分で食感や味を確かめたくなりました。


何度か記事にも書いたソフト食。生まれて初めて試食しました。

やはり会社によって味の良し悪しはありますが、多くのものは、驚くほど美味しかったです。
見た目は、もちろん普通の料理ですが、食感も思ったよりしっかりしていて、食べる実感、幸せを十分感じることができるものが多かったです。
もっとフニャフニャした頼りない食感を想像していました。
このソフト食を自分の親に食べさせたいかと訊かれたら、答えは、「はい!」です。

NHKのニュースでは、にぎり寿司(介護食)を「見た目も味も寿司」と紹介していました。
確かに、見た目は、見事なまでのにぎり寿司。
でも私は、期待が大き過ぎたせいか、食感にびっくりしてしまい、脳が混乱して終わってしまいました。
(見た目とまったく違う重さとか食感のものに触れると脳は認識のズレに混乱します。)
食事には、見た目も食感も大事なのだとあらためて痛感しました。

ほとんどの団体が、病院や介護施設を販売対象にしています。
需要が急増しているのでしょう。
競争の激化で質が上がり、価格は落ちているのでないかという印象を持ちました。
値段を聞いてもスーパーなどで売っているお惣菜と大きな差はない所が多かったです。
手間がかかっている分、値も相当張るのだろうと想像していました。

ただ個人が在宅介護用に買えるかと尋ねると、個人向け販売はないという答えが多かったです。
(注:すべての団体に質問した訳ではないので正確な数字はわかりません。)
「通信販売を始めたところです」「将来的には個人向けも」という答えもありました。
1日も早く、近所のスーパーで普通に買えるようになって欲しいです。

記事でご紹介した「テクニック図解 かむ・飲み込むが難しい人の食事」(藤谷順子著)には、在宅介護用の市販品も紹介されています。
キューピーの「やさしい献立」シリーズ。mishimaの「りらく」シリーズ。フジッコの「ソフトデリ」シリーズ。
「ヘルシーネットワーク」では、ネットやフリーダイヤルによる購入も可。
「あい~と」 電話0120-400-141(月~金9-5時)という会社も紹介されています。
 
嚥下障害・胃ろうに関する今までの記事は、こちら。

P1040241.jpg
バラ(薔薇)

「認知症に向き合う医師・長谷川和夫さんインタビュー」(読売新聞)

読売新聞に長谷川和夫氏(医師。長谷川式認知症スケールの開発者)へのインタビュー記事が載った。(2012年2月23~25日)

以下、青字部分は、その中からごく1部分を原文通り引用。(見出しは私が付けた。)


1. 認知症を患う方との会話のコツ  

認知症の人の多くは、言いたいことを口に出すための脳の働きがおかしくなっているため、時間がかかります。
それなのに、答えをせかしたり、決めつけたりすれば、言いたいことが言えなかった、というストレスがたまります。
そこで認知症の人と会話する時、その人が自分の言葉でいろいろしゃべることができるような問いかけをして、話し出すまで待ってみましょう。

例えば「寒いですね」などと話しかけても「そうですね」で終わってしまいます。
認知症の人には「取り繕い反応」といって、問いかけの意味が理解できず、実際はそうではなくても、適当なあいづちを打つこともあります。
返事が「そうですね」「はい」などで済むような問いかけでは、決して本音が聞こえません。


2. 長谷川氏が彼らから学んだこと

認知症の人は、普通の人より時間がゆっくりと流れているのですね。
現代社会では何かとスピードが要求されますが、認知症の人と接していると、ゆとりを持って日々を過ごすことの大切さを逆に教えられている気がするのです。


3. 私たちにできること

大切なのは、認知症になっても安心して暮らせる社会にすることです。
認知症の人と家族を地域全体で支えるような仕組み作りを進める必要があります。
自分自身が健康で、家族に認知症の人がいなくても、認知症に関心を持つことが大切です。

例えば厚生労働省などが進める「認知症サポーター」という制度があります。
認知症に関する正しい知識を学ぶ研修を受ければサポーターとして認証されます。
無理なくできる範囲で、認知症への偏見をなくす活動をしたり、近所に住む認知症の人や家族に対して、見守りなどの支援をしたりする役目を果たしてもらいます。
今年1月現在で314万人が認証されました。


記事全文(3日分)は、こちら。→(1) (2) (3)

注byしば:「認知症サポーター」の養成は、認知症への理解の深い人を増やすために全国キャラバン・メイト連絡協議会厚生労働省が、進めている。
とても役に立つ養成講座が、全国で無料で開かれている。

P1010950.jpg
ツバキ(椿)

レビー小体型認知症の症状(講義動画)

レビー小体型認知症患者の動画を探していたら、1つ良い講義を見つけました。

斎藤正彦医師の「認知症ラボ動画:レビー小体型認知症」というものです。
レビー小体型認知症の症状全般についてわかりやすく講義しています。
内容は、このブログに書いてきたことですが、すべてを上手くまとめてあります。

活字を読むのは、気が進まないという方には、特におすすめです。
介護家族の方は、親戚の方、介護にかかわる方に見てもらっても役立つと思います。

   → 動画はこちら

他にも様々な種類の認知症の講義をシリーズで揃えているようです。

レビー小体型認知症についての過去の記事は、こちらを。


P1040730.jpg
葉牡丹(ハボタン。ハナキャベツ)

手術で治る認知症2種類(ためしてガッテンから)

2012年2月22日の「ためしてガッテン」で2種類の治る認知症症状が紹介された。

1つは、以前にもこのブログで介護家族の体験談を紹介した正常圧水頭症。
(記事は、こちら→「その1」「その2
もう1つは、コツンと頭をぶつけただけでも起こるという慢性硬膜下血腫(まんせいこうまくかけっしゅ)。

(追記:以下の青字部分は、番組で紹介された内容ですが、更に詳しく知りたい方は、コメント欄をご覧下さい。)


1. 特発性正常圧水頭症(とくはつせいせいじょうあつすいとうしょう)
  
認知症患者約208万人中、30万人以上と推定されるが、治療を受けた患者は、年間わずか1200人。約29万8800人は、正しい診断も治療も受けずに放置され、治らずにいると番組で解説。

主な症状: 特徴のある歩行障害、認知障害(物忘れなど)、尿失禁(軽い場合は頻尿)
歩き方:  小刻みにすり足で歩く。がに股。足の幅が広い(肩幅くらい)。
      一歩目が出にくい。(動きがとても遅く、ぎくしゃくして、ぎこちない)
      狭い通路や障害物があると歩幅が更に小刻みになる。(足がすくむ)

注byしば:テレビで見るとレビー小体型認知症の足取りにもかなり似ている。
ただ母の場合は、膝も腰も曲がったまま(猫背で前屈み)歩き、更に不安定に見えた。


2. 慢性硬膜下血腫(まんせいこうまくかけっしゅ)。

頭をぶつけるなどして、頭蓋骨の内側に血液と脳脊髄液の大きな塊ができ、脳が圧迫されることによって起こる。手術で治る。

高齢者は、脳の構造が若い時とは異なり、そのため本当にごく軽くコツンとぶつけただけでも発症することがある。
ぶつけ方があまりにも軽く、痛みもないことで、本人がぶつけたことを忘れている場合が、2割。

ぶつけた直後には、何の症状もなく、CTなどの画像検査をしても異常は、なかなか見つからない。
1か月~2か月ほど経ち症状が出始めると、わずか数日の間に急速に悪化するのが特徴。
症状(頭痛。認知障害。手足の麻痺。吐き気)が出てから病院(神経内科や脳神経外科)に行っても間に合うが、そのまま放置すると命にかかわる。


P1040572.jpg
デイジー

なぜ認知症は誤診されるのか(久山町の調査)合併の患者の多さ

認知症の種類とその割合については、資料によってかなり差がある。
認知症専門医の中には、アルツハイマー型認知症が全体の7割という人もいる。

「認知症=アルツハイマー」のように世間でも思われ、レビー小体型認知症は、ないかのように扱われることが多々ある。(例:2012年2月15日の日本経済新聞社会面にも「認知症はアルツハイマーと脳血管性に大別される」と書かれた。)
記事にも書いたが、レビー小体型認知症と診断される患者は、小阪憲司医師(この病気の発見者)による推定数(50万人)よりも遥かに少ないはずだ。
(推定数の出典は「レビー小体型認知症の介護がわかるガイドブック」P.7)
(追記:小阪医師出演の2013年10月放送の「ためしてガッテン」では、患者推定数80万人と説明。)

なぜそんなことが起こるのか。
なぜレビーに限らず認知症には、誤診があまりにも多いのか。
認知症に関心を持って以来2年間、理解できなかった。

最近、ある論文(平成18年発表)を読んで、初めて納得した。
九州の久山町で行われた65歳以上の全住民を対象とした認知症調査の報告だ。
(これ程大規模かつ長期に渡る調査は、世界的に見ても稀という。)
(論文全文はこちら。)
以下、論文に示された数値(青字部分)。(認知症群で1986年〜2003年までの207症例、非認知症群で1998年から2001年までの68 例の解析)
(追記:多くの医師は、近年、レビー小体型の増加が目立つと言っています。)

 <解剖による病理学的な診断>

アルツハイマー型認知症 53.1%
脳血管性認知症     43.0%
レビー小体型認知症   30.9%    3大認知症の合計=127%
その他       19例      
        

 <127%の内訳>

アルツハイマー 25.6%  レビー小体型認知症5.3%    脳血管性認知症26.6%
アルツ+脳血管性 7.7%  レビー+アルツ  16.9%
              レビー+脳血管性 5.8% 
              レビー+アルツ+脳血管性 2.9%


3大認知症は、赤・青・黄色と明確に区別できるものではない。
その混ざり具合(合併の仕方)によって紫、緑、オレンジ、ありとあらゆる色(脳の状態と症状)があるということが、医療関係者でない私にもはっきりとわかる。
複数の認知症を合併することは多いと読んで知ってはいたが、ここまでとは知らなかった。

脳の中で複数の病理学的な変化(萎縮やレビー小体蓄積等)が起これば、その程度や場所によって、症状にはあらゆるバリエーションが出て当たり前だろう。
認知症の症状は、個人差が非常に大きいと言われるゆえんだ。
医学の教科書通りの症状のみ出る患者の方が、むしろ珍しいということになる。

誤診は好ましくないが、1つの病名にこだわることにもあまり意味がないと思える。
病名よりも、本人や家族がどういう症状に苦しんでいるのかということの方が重要だ。

ただレビー小体型認知症には、薬への過敏性という恐ろしい症状があり、アリセプトで興奮したり、向精神薬で劇的に悪化することがある。
<追記:ファモチジン(ガスター及びその後発品)などのヒスタミンH2ブロッカーと呼ばれる抗潰瘍剤で悪化することもある。>
症状からレビーを合併している可能性があると思う場合、家族は主治医に伝えて欲しい。
処方された薬の副作用をよく観察し、少しでもおかしいと思ったら、緊急に対応を。
でなければ、取り返しがつかないことになる。

もう1点。認知症は、画像による診断すら当てにならないことがある。
画像による脳の変化はなくても認知症の症状が出ることは、決して珍しくない。
(母もだが、「年相応の脳で異常はない」と誤診される例は、後を絶たない。)
逆に萎縮があっても認知症の症状が出ないこともあるという。(河野和彦医師の著書参考)

「脳を鍛えるには運動しかない!」(ジョンJ.レイティ著)にも優れた認知能力を最期まで誇っていた85歳の修道女を解剖すると重症のアルツハイマー病患者の脳と同じ状態だったと書かれている。
彼女は、アポE変異体の保有者(アルツハイマー病になりやすい)でもあった。(P.304)
指導者の立場にあり、精力的に活動し続けた結果、脳の他の部分が損傷を埋め合わせていたとスノウドンという疫学者は推測したと書かれている。

(追記:コメントが充実していますので、是非コメントもお読み下さい。)

<関連記事>
レビー小体型認知症の診断が難しい6つの理由(画像診断ではわからない)
認知症の種類別症状とチェックリスト(家族でも誤診を見抜ける)
認知症別 本人と家族の体験談(貴重なヒント満載)
とても役立つ 認知症 動画集(認知症の種類別注意点もわかる)
認知症Q&A 最初の一歩編(認知症を疑ったら、まず何をする?)
*「レビー小体型認知症を理解する動画」(この病気の発見者の講義)

P1040699.jpg
ハナカンザシ(花かんざし)。
オーストラリア原産。

1月の帰省3日目(4)妄想

この記事はブロとも、もしくはパスワードを知っている方のみ閲覧できます
パスワード入力
ブロとも申請

「うつ」誘発、たんぱく質特定(読売新聞)

うつ病の解明につながるたんぱく質を特定したというニュースが読売新聞に載った。
(2012年2月17日)

この記事を読んだ時、うつ病を経験した私は、恐怖と不安こそが、うつ病患者の心理ではないかと思った。
うつ病を、憂うつな気分、或は、ひどい気分の落ち込みが長く続く病気と思っている人は多い。
実際には、(私自身の経験で普遍性の有無はわからないが)正気を保っていられなくなる程の激しい恐怖感に襲われたり、巨大な不安の渦に飲み込まれ消滅してしまいそうな感覚に振り回された。

それは、脳を含めた身体全体を何か恐ろしい野獣に乗っ取られ、それが突如、暴れ狂う感覚だった。(最初の主治医は、それがうつ病の症状なのだと説明した。)
そんな時は、いても立ってもいられなくなり、全速力でヘトヘトになるまで歩き回ったりした。
病気のためにほとんど動かず、ストレスを受けると突然体が重く動けなくなったりしていた時期にでもだ。

電話も恐怖の対象となり、親しい友人からの電話にすら出られなかった。
人と目を合わせるのが恐ろしく、つばで目を隠す帽子なしには外出できなかった。
当時は、自分のハート(心臓、心)が、体外にむき出しにされているように感じた。
人がちょっとぶつかったり、引っ掻いたりすれば、ハートは、破裂し、即死する。
人の些細な言動や視線に対してそんな恐怖感を常に抱いていた。
刺激に異常に敏感になり、一言や一瞥(べつ)を致命傷のように受け止めていた。

うつ病患者の心理は、回復していく段階によって変わっていくが、恐怖は消えても不安は長い年月続いた。
かなり回復して日常生活を取り戻しても、記憶力はかなり低下し、頭も体もテキパキとは動かず、集中力も持久力もなく、ミスを繰り返す。
職場で叱責されると消えていた症状がぶり返し、悪循環が始まる。
自分自身への信頼や自信を回復することは、人が思うほど容易でない。

(*うつ病についての今までの記事は、こちら。

抑うつ症状は、レビー小体型認知症の患者に多く出る症状の1つでもある。
レビー以外でも認知症の初期にうつ病と誤診されるという話は、よく聞く。
特にレビーの場合は、薬物への過敏性という特徴から抗うつ剤で寝たきりになったりするので、よくよく気をつけなければいけない。

以下、2月17日の読売新聞の記事を全文引用。(原文はこちら。


「うつ」誘発、たんぱく質特定…新薬開発に期待

愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所(春日井市)は、体内のたんぱく質の一種に、恐怖や不安の増幅、ストレスによる活動低下など、うつ症状を誘発する働きがあることを突き止めた。

この働きを抑制する化合物をマウスに投与したところ、抗うつ薬を投与した場合と同様の効果も確認できたといい、同研究所は「うつ病の解明や新薬の開発につながる」としている。研究成果は米・学術誌「プロスワン」に掲載された。

このたんぱく質は「HDAC6(ヒストン脱アセチル化酵素6)」。同研究所はマウスを使った実験で、うつ病や自閉症と関連があるとされる脳内神経細胞に多く含有されることを発見した。さらに、HDAC6をなくしたマウスは、普通のマウスと比べ、慣れない環境に置かれても活発に行動し、不安や恐怖を感じにくくなることも分かった。


P1040704.jpg
フユシラズ(冬知らず/寒咲きカレンジュラ/冬咲きキンセンカ)だそうです。

1月の帰省3日目(3)リハビリ・勝ち組

この記事はブロとも、もしくはパスワードを知っている方のみ閲覧できます
パスワード入力
ブロとも申請

十二指腸ろう(胃ろう)を付けている方の体験談

胃ろうの記事に関して、「十二指腸ろう」の男性(ハンドルネーム:小田原提灯さん。67歳)から、リハビリについて非公開コメントを頂きました。
再び口から食べられるようになりたいと強く願いながら、専門的なリハビリが受けらず、不安を抱いていらっしゃるそうです。
本人の了承を得て、貴重なご経験を紹介させて頂きます。

 <経過>
平成8年に食道癌、その後、数回顎に転移。
放射線治療の後、痛みや筋肉の動き難さにより口からの食事が困難になり経鼻チューブ(24時間装着)を利用。
平成23年、胃は一部切除されているため十二指腸に胃ろうチューブを付ける。

 <十二指腸ろうにして困っている点>
流動食600ccと白湯2000cc等を注入するのに約2時間かかる。(毎日3回で6時間)
パート出勤のために朝は、4時過ぎから注入。
外出時間は制限され、外出先での注入ができないため外泊はできない。

注入時間を速くすると下痢になりやすい。

食事に味覚がないので寂しい。流し込むだけで満腹感も感じられない。
あたたかい食卓を囲んでの夫婦の会話がなくなったことが寂しい。

 <生活>
経鼻チューブと比べれば、簡単で楽。
(24時間装着の経鼻チューブは、違和感があり、痛痒く、人目も気になった。
マスクで隠して床屋に行き、外すよう言われた時は、辛かった。)

入浴は、お腹から出ているチューブをサランラップで守れば、何の問題もない。 

外出自体に支障はなく、仕事もし、自転車で走り回り、ブログ「城下町・小田原」を書くなど生活を楽しんでいる。
 
現在は、3時に口からお茶や特製ジュ-ス、プリン、ゼリ-、青汁、味噌汁、おしるこ等を摂取できるようになった。非常においしいと感じる。

 <口から食べるためのリハビリ>
医師から簡単な説明はあったが、自分でしなくてはならず、中々効果が上がらない。
どこかで専門的なリハビリを受けたいが、探してもそうした施設が見つからない。
再び口から食べられるようになるのか不安を感じている。

 <将来の希望。本人の弁>
「1日も早くチューブとオサラバして、家内と2人であたたかい鍋をつつきながら会話をする食卓を囲みたいですね」
 
P1040701.jpg
金魚草?

嚥下障害と食事がわかる良書

「テクニック図解 かむ・飲み込むが難しい人の食事」 (藤谷 順子 監修)講談社。
1700円。購入→(アマゾンはこちら) (楽天はこちら)

本の帯には、こう書かれています。(青字)
味、見た目は普通の食事と同じなのに重度~軽度の嚥下障害食に対応!
カンタン126レシピ。素材の選び方・基本調理法がわかる!
食べたかったごちそうが、また食べられる!
天ぷら・うな重・すき焼き・海鮮丼・カツ丼・ソースカツ・煮魚・焼き魚・ハンバーグ・カニクリームコロッケ・オムライス・エビチリ他多数。
監修は、国立国際医療研究センター病院リハビリテーション科医長・医学博士。


単なるレシピ本ではなく、嚥下障害とは何なのか、何にどう気を付ければ良いのか、リハビリはどうするのか、介護テクニック、口腔ケア、色々な市販品などを懇切丁寧に紹介しています。
この1冊さえあれば、嚥下障害とその対応に精通できると思います。

以下、家族の嚥下障害を疑っている方に役立つチェックリストを抜き書き。(青字)

加齢による嚥下障害は、ある日突然起きるのではなく、少しづつ進行するため、本人でも気がつきにくいものです。高齢者は気道に食べ物やたんがあっても激しいむせが起こらず、自覚がないこともあります。

 <誤嚥を疑うサイン> ―こんな症状が出たら要注意―
1. 食べ物をよくこぼす
2. 無意識によだれを垂らしてることがある
3. 食べかすや薬が口の中に残る
4. 食事中に咳き込むことがある 5. 食後の咳が増えた
6. 飲み込みにくい食べ物がある 7. 食事に時間がかかるようになった
8. 食べた後に声がかすれる
9. よくたんがからむ
10.お茶や水でむせることがある

 <嚥下機能に関する簡単なテスト> (上記のサインが当てはまったら試してみる)
1. 唾液を飲み込んでもらう(30秒に3回できるかどうか)
2. 水を飲んでもらう(3cc飲んでもむせないか。声が変わらないか)
3. せき払いをしてもらう(力強くせきができるかどうか)
4. 舌なめずりをしてもらう(唇の回りをぐるりと1周できるかどうか)
5. 特定の言葉を発声してもらう(アーを15秒、パパパ、タタタ、カカカを言えるか)
6. うがいをしてもらう(こぼさずできるか。勢い良く吐き出せるかどうか)

嚥下障害の疑いがあれば耳鼻科かリハビリテーション科などで「嚥下内視鏡」や「嚥下造影」を受けることをおすすめします。治療に役立てることができます。


嚥下障害・胃ろうに関するこのブログの今までの記事は、こちら。

P1040740.jpg
ジャノメエリカだそうです。(つつじ科)

胃ろうのメリット ある医師のコメントから(後編)

胃ろうについての記事(日経新聞の記事紹介)について、ある医師から貴重なコメントを頂きました。
胃ろうを「生活の質」の向上のために活用されていらっしゃる医師の視点から胃ろうの利点や効果的な使い方などが書かれています。
医療関係者ではない私も胃ろうの利点が、理解できるようになってきました。
しかしその利点を活かすためには、医療・看護・介護のスタッフや介護家族らのより深い理解と意識改革が必要と思われます。

以下、その医師のコメントです。
*これは、ご厚意によって寄せられた一医師の個人的な見解であり、各医師が夫々違った見解をお持ちだと思います。胃ろうに関しては、主治医と納得いくまで話し合って下さい。
*補足を加えたり、読み易いように若干書き直した部分があり、原文通りではありません。
*このブログの胃ろう・嚥下障害に関する今までの記事は、こちら。

***********************************

口から食べ物を味わって食べるという行為は、人が生きていくうえで絶対必要なことだと私(医師)は、考えています。
(胃ろうではなく、経鼻チューブの場合は、チューブが嚥下―飲み込み―の妨げになり、窒息のリスクも高くなるため、経口摂取は、基本的にさせません。)

口から十分に食べられれば、胃ろうは不要となりますが、在宅の場合は、とりあえず胃ろうを残したほうが良いと思います。
肺炎で高熱が出た時や、水分でむせるなど口からの摂取だけでは不十分な場合が一時的に起こっても容易に対処できるからです。
胃ろうチューブの交換時(半年毎)に、交換か、チューブを抜くか検討すれば良いと考えています。
胃ろうの再挿入は難しいことではないので、当分不要な状態が続くと考えられればその時点で抜去します。

また在宅の場合、半固形食をお勧めします。
より短時間で注入できる、胃腸の環境をより自然なものにできる、逆流による誤嚥性肺炎を防ぐ、流動食による下痢を防ぐなどのメリットがあります。
市販されているもの(OSゼリー等)を直接注入する方法、とろみ剤(固形化する補助食品)を先に胃ろうで注入した直後に流動食を注入する方法とがあるようです。
市販されているものを注入するには、かなりの力が要ることがデメリットになりますが、在宅で家族が行うには、メリットの方が大きいようです。

<「早めが良いのなら、胃ろうにするタイミングはいつ?」という質問に対して>  
 
ST(言語療法士。嚥下機能訓練も担当)が居れば、嚥下機能と誤嚥のリスクを評価してもらって決めるのが理想ですが、ケースバイケースだと思います。
基本的には、一時的にせよ嚥下障害のため食事摂取が十分出来なくなった時点だと思います。
その時点での全体的な運動機能や精神活動のレベルなども問題になると思います。

「むせ」が見られなくても嚥下障害を起こしている場合は、多くあります。
(誤嚥により炎症を起こしても症状が出ないまま治るということも少なくありません。)
しかし(むせない)嚥下障害による苦痛からも摂食や飲水を拒否することがあります。
パーキンソン症状が急に進行した方レビー小体型認知症の方には、よく見られます。

誤嚥性肺炎を起こす前に、胃ろうを作成した方が良いと思いますが、本人や家族の心理的な抵抗が強く、導入は難しいでしょう。
嚥下機能訓練で十分対応できる場合もあるようです。
しかし誤嚥性肺炎を繰り返すようになると、手おくれの感が否めません。

また、胃ろうを造設すると、在宅介護・療養型医療機関(老人病院)・老人保健施設(老健)への長期入院・入所しか選択肢がありません。
特別養護老人ホーム(特養)もごく一部で受け入れていますが、人数制限のある施設が多いようです。

高齢者の場合、寝たきりになり嚥下障害から胃ろうを造設している方の多くは、レビーではないかと思います。(注:1番下をお読み下さい。)
昔と違い、廃用性拘縮で寝たきりになることは、現在では減ってきていると思います。
1日に何回か車いすに座らせるだけでもかなりの拘縮予防が図られます。

昔よりも患者数が増えている印象が強いレビーの場合は、体幹~下肢の固縮のため寝たきりになり易く、嚥下障害を伴う事が多いです。
摂食訓練を続けていても嚥下機能の低下は避けられず、導入時期の設定は、非常に難しくなっています。

以上は私の個人的な考え方ですが、このように考えている医療関係者はそれほど多くはないと思います。
胃ろうを作ったら「口から食べるなんてとんでもないことだ」と考えている医師が少なくないと思います。


注byしば:パーキンソン病、アルツハイマー型認知症等と診断されている患者の中にレビー小体型認知症、或は併発している患者が、相当数いるということです。
これに関しては、また記事を書きますが、1つの根拠を知りたい方は、こちらの論文(久山町認知症研究)をお読み下さい。

P1040721.jpg
蝋梅(ロウバイ)

胃ろうのメリット ある医師のコメントから(前編)

胃ろうについての記事(日経新聞の記事紹介)について、ある医師から貴重なコメントを頂きました。
胃ろうを「生活の質」の向上のために活用されていらっしゃる医師の視点から胃ろうの利点や効果的な使い方などが書かれています。
医療関係者ではない私も胃ろうの利点が、理解できるようになってきました。
しかしその利点を活かすためには、医療・看護・介護のスタッフや介護家族らのより深い理解と意識改革が必要と思われます。

以下、その医師のコメントです。
*これは、ご厚意によって寄せられた一医師の個人的な見解であり、各医師が夫々違った見解をお持ちだと思います。胃ろうに関しては、主治医と納得いくまで話し合って下さい。
*補足を加えたり、読み易いように若干書き直した部分があり、原文通りではありません。
*このブログの胃ろう・嚥下障害に関する今までの記事は、こちら。

********************************

レビー小体型認知症の方の場合は、嚥下(えんげ)障害を起こす方が多く、誤嚥性肺炎も起こりやすくなります。
たまたま食物を多く誤嚥した場合などは、肺炎になりやすいですが、免疫力があれば肺炎を再発することは少ないです。
誤嚥性肺炎を繰り返すようになる時は、免疫力の低下(体力の低下)が大きな原因ですので、胃ろうを作っても予後(後の病状)が変わらないと言われています。

レビーで誤嚥性肺炎になった方は、腹筋の固縮(パーキンソン症状による緊張の亢進)などにより、胃ろうで胃内に流動食を入れても、それが逆流して誤嚥を起こし、むせたり、啖が増えたりすることがよくあります。
胃ろうによる流動食の注入を一旦止める(点滴や注射による栄養補給にする)と、呼吸器感染による症状(発熱や喀痰の増加など)が改善してきます。

レビーの場合、パーキンソン症状を含め症状が不安定になりますので、経口摂取(口から栄養や水分を取る)が一時的に安全に出来なくなることは、よく起こりえます。
食事の時に嚥下(のみ込み)が良くなくても、胃ろうがあれば、一時的に胃ろうからの流動食を増やすとか、発熱時に胃ろうから水分補給を行うなど、メリットは多いと考えています。
こうした場合、胃ろうがあることで、無用な入院が不要になると思います。

この場合、胃ろうは、経口摂取を安全に行うための補助手段と考えるべきでしょう。
誤嚥性肺炎を防ぐには、口から食事をしてもらうことで嚥下機能の低下を防ぎ、改善させることが重要です。
嚥下機能(のみ込む力)が衰えないように、経口摂取も続けながら、量が足りない分を胃ろうで補うことが理想的です。
そういう意味で、私は、胃ろうを作るなら早期に作った方が良いと思います。

しかし看護スタッフには、むせると窒息や肺炎を恐れたり、「胃ろうにした患者は、経口摂取なんてとんでもない」と頭から思っている医療関係者も少なくありません。
「むせる」ということは、誤嚥したものや痰を自力で外に出すことが出来るということです。
「むせる方」は、多少誤嚥をしても窒息事故を起こさないように気をつければ、「誤嚥してもあまりむせない方」より危険は少ないと私は考えています。
胃ろうから流動食を注入する前提に立てば、無理に食べさせなくとも良いので、リスクは少なくなります。
しかし胃ろうにしていても唾液の誤嚥により誤嚥性肺炎は起こります。
(後編に続く)


00.jpg
胃ろう。NPO法人「PEGドクターズネットワーク」のサイトの中の「胃ろう入門」より。

胃ろう 症状による導入の理由と必要性(日経新聞から)

2012年2月9日の日本経済新聞夕刊に胃瘻(胃ろう)の特集記事が載った。
現在は26万~40万人が胃ろうを利用していると推計されているという。
胃ろう賛成・胃ろう反対とやみくもに決めつけるのではなく、なぜ食べられないのか、食べられるようになる方法には何があるのか、胃ろうにすることが最良の選択なのか、状況に合わせて良く考えることが必要なのだと説いている。
以下(青字部分)は、その記事からの抜き書き。
このブログの「胃ろうと嚥下(えんげ)障害」に関する過去の記事は、こちらを。


  <胃瘻(腹部にチューブ通し栄養剤送る) 終末期は慎重に>
     <学会が見解 尊厳死重視の風潮に配慮>

栄養剤や水分を直接胃に送るチューブは、通常のタイプで1ヶ月半~2ヶ月、耐久性のあるタイプでも半年に1回は交換する。交換自体は数分だが、患者を病院まで運ぶ負担が大きい。
「往診で対応できれば、胃ろうを導入する高齢者の生活の質はさらに向上する」
(NPO法人「多摩胃ろうネットワーク」理事水野英彰医師)

「簡単な手術で患者の苦痛を和らげ、家族の負担も軽減でき、自宅にも帰れる画期的治療法」「欧米では延命効果が小さいとされるが、日本では栄養状態が改善するなど明らかに寿命が延びている」(NPO法人「PEGドクターズネットワーク理事長で国際医療福祉大学鈴木裕教授)

日本老年医学会は1月下旬「患者本人の尊厳を損なったり、苦痛を増大させたりする可能性があるときには差し控えや撤退も選択肢として考慮する必要がある」と、導入の是非を慎重に検討し、導入後の中止も選択肢だと初めて示した。
同学会倫理委員会の飯島節・筑波大学教授は「いたずらに命を引き延ばすより尊厳のある終末期を迎えたいという考え方が強まっている」と背景を説明。
「患者や家族の意思を十分に確認せずに胃ろうを導入する傾向もある」と警鐘を鳴らす。

認知症のグループホームを運営する社会福祉法人サンの西村美智代理事長は「延命か治療か目的を明らかにした上で医師が選択肢を示さなければ患者や家族は言うとおりにするしかない」と説明方法の改善を求める。
一方で「食べられなくなった時にどのような終末期を迎えたいのか、本人が判断できるうちに確認しておけば、意思表明できなくなっても家族が決断しやすい」と助言している。

特養「しらゆりの園」(沖縄県南城市)は、胃ろうをつけていた入所者9人全員が通常食になったという。
国際医療福祉大学の竹内孝仁教授は「急性肺炎など疾患の治療過程や、単に認知症で食べなくなった高齢者には不要だったり、導入してもリハビリで外せたりする人は多い」と指摘する。


 <胃ろうを導入する理由と必要性>

1. 疾病経過型
 急性肺炎などで入院した高齢者の全身状態の回復が順調でなく、点滴や経鼻チューブ
 などによる栄養補給が長期間見込まれるため

導入するメリットはあるが、退院の際に外して、介護施設や自宅で口からの食事に移行すべき

2. 嚥下(えんげ)障害型
 脳卒中やパーキンソン病、ALS(筋萎縮性側索硬化症)など神経難病の末期などで、
 嚥下(のみ込む)機能が失われたため

導入と継続を検討する必要がある

3. 安全管理型
 認知症で食事を取らなくなり、無理に食べさせるより安全で手間が省けるため

なぜ食べられなくなったか、原因(脱水症状や薬の服用など)を確かめ改善する必要がある

4. ターミナルケア型
 終末期(ターミナル)で食事を食べられなくなり、栄養を直接補給して延命させるため

胃ろうでも唾液が肺に入るなど誤嚥(ごえん)性肺炎は多く、延命効果はないというデータもある

(注:国際医療福祉大の竹内孝仁教授の著書「胃ろうよ さようなら」を基に日経新聞が作成。)

P1040684.jpg
菜の花
氷雨の中に咲いている。

1月の帰省3日目(2)兄の心安らぐ場所

妹から電話が入る。
兄の授産施設(日中通って軽作業をする。)から電話があり、目を痛がっているので病院に連れて行って欲しいと言われたという。1週間位赤かったらしい。
妹には、こうして仕事中にも色々な急用が入るのだと思い知る。

車で迎えに行くと、兄は、「○○!○○!(私の名)」と言って、嬉しそうに笑う。
目の様子を訊くと、兄は、「○○君と○○君が、何かをして、そのせいで痛くなった」ということを一生懸命説明するが、悲しいかな、半分位しかわからない。(兄には、重い言語障害がある。)

診察の後、兄をグループホーム(宿泊場所)に送って行く。かなり遠い。
車の中でグループホームの様子をきくと「タノシイ」と言う。
色々訊いても、「ゴハン、オフロ、テレビ、ネル、タノシイ!」

辺り一面畑の中にポツンと1軒だけ立っている民家に着くと、兄は、嬉しそうに「ココ、ココ」と言いながら私を玄関に案内する。
きれいな玄関に入ると優しそうな女性職員2人が「おかえり~」と出迎えてくれた。

兄は、満面の笑みで私を2人に紹介する。
「○○(私の名)。イモウト。○○。イモウト。オカアサン、オナジ。○○。コンニチハ。コンニチハ(って言いなさい)」
そう言いながら兄は、私の頭をグイと何度も押し下げてお辞儀をさせた。

兄がそんなことをしたことがあっただろうか・・・?
それとも、私が、2、3歳の頃は、兄は、いつもそうしていたのだろうか・・・?
兄は、年長者として私を守り、導こうと思ってくれている・・・。
ひなたぼっこをしているようなあたたかさを感じた。

兄の部屋は、暖かく、美しく、清潔だった。
一緒に買ったベッド、テレビ。アグネス・チャンの写真も飾ってある。
兄は、とても柔らかい表情で、部屋にあった洗濯物を片付け始めた。
ここが、兄にとって心の安らぐ場所なのだとよくわかった。

2人の女性職員と話す。
「○○ちゃんは、穏やかで、困ることなんてないですよ。洗濯物をたたむのも上手で」
「そうですか・・。洗濯物は、母が、何年もかかって教えましたから・・」
兄が、親戚以外の人から愛称で呼ばれるのを初めて聞いた。

実家では、何日分も飲んでしまう薬もその日処方された2種類の目薬もここなら安心して任せられる。
兄は、週末だけ実家に帰るが、父は、兄の薬の管理ができない。
妹が、あれこれ一生懸命工夫してくれているが、どれも効果がなかった。

P1040241.jpg
冬のバラ


レビー小体型認知症の症状と誤診の多さ(2)医師に幻視を訴えない

(1)からの続き。

幻視(幻覚)は、レビー小体型認知症の特徴的な症状ですが、ある認知症専門医から「私自身、幻視を確認できている方は、レビーと考えている方の1割もいません」 というコメントを頂きました。(記事へのコメントはこちら)
一瞬目を疑いましたが、色々思い出し、誤診の大きな原因の1つがわかりました。
レビー小体型認知症の患者は、医師との問診で幻視を訴えない(否定する)のです。


少し長くなりますが、母が幻視をどう受け止めていたのかを書きます。
(これは母の例で、これが多くの人に当てはまる例かどうかはわかりません。)

母は、急激に悪化する前(’10年3月に要支援2から要介護4へ変化)、幻視を幻視と理解していました。

母が見えるという人を私や妹は幻視だと説明し、そこ(駐車場や隣の家)まで行って居ないことを一緒に確認したりしました。(父は「バカなことを言うな!」と毎日怒鳴るだけでした。)
母「変だねぇ。どうして私だけそんなものが見えるんだろう?」
私「そういう病気なの。気にしなくていいよ。悪さはしないから。見えるだけだから」
母「いやらしい病気だねぇ。嫌だなぁ。私、なんでそんな病気になっちゃったんだろう」

ある時、幻視は、どういう風に見えるのか尋ねたことがあります。
「本物と全く同じように見える。ぼやけてもいないし、色も鮮やかで幻とは思えない。
人は、歩いたり、子供は遊んでいるけど、そういえばしゃべらない気がする。
親子のネコは、おっぱいを飲んだり、じゃれあったり、眠ったり、もの凄く可愛い。
どれが幻視で、どれが本物かの区別なんて、つきようがない。訊かれてもわからない。
触ろうとして急に消えたりすると、初めて、”あれ?幻視だったのかな?”と思う」

変な人と思われないように、幻視が見えることを人に隠そうともしていました。
母が、趣味のサークルの集まりに出た時(’10年1月。自分で車を運転して外出)、ピエロの格好をした男性と軍服を着た男性が見えたそうです。(母はそういう不思議な人の幻視をよく見ます。)
「(幻視を示して)あら、何、あの変な人?」と笑って知人に言うと、「どの人?」と怪訝な顔をされたそうです。
「”まずい!幻の方だった”と思って、何とかごまかした」と言っていました。

圧迫骨折で入院中(’10年春)に診察に来た医師の問診でも幻視をきっぱり否定しました。
「何か変なものは見えたりしませんか?このカーテンが、人に見えたりはしませんか?」
「いいえ。見えません」

後で私から「実際には、四六時中様々な幻視が見えている。カーテンは常に人に見える」と伝えました。
私は、偶然居合わせたのですが、居なければ「幻視なし。レビーではない」と思われていたはずです。

幻視を本物だと思っていれば、わざわざ医師に報告はしないでしょう。
幻視だと自覚していれば、変な人と思われたくないので隠すということは理解できます。
進行して質問の意味がよくわからなくなれば、意味がわからないまま適当な答えで取り繕ったり、返事ができなかったりして、やはり正確な情報が伝わらなくなります。

医師が、患者の幻視を知ることが、思いのほか難しいということが、初めてわかりました。
誤診があまりにも多い原因の1つは、そこにありました。

家族の注意深い観察(独り言は、幻視との会話の可能性があります。)と医師への報告は、必須です。
レム睡眠行動障害(睡眠中の大声や動き。ごく初期から出やすい症状)も家族が見つけて報告しない限り、医師にはわかりません。
「歳をとるとブツブツ独り言う。寝ぼけている」と見過ごさないことです。

P1020278.jpg

レビー小体型認知症の症状と誤診の多さ(1)

数ヶ月前、ある介護職員がツイッターに書いていました。
「今まで500人以上を介護してきたが、レビー小体型認知症と診断された人は、1人もいなかった。それは、この地域にレビーを診断できる病院がないということか?」

それを読んだとき、叫びたくなりました。
大都市は違うと思いたいですが、私の郷里(小さくはない地方都市)でもそれが変わらぬ現実です。

母が、規模の大きい特別養護老人ホーム(特養)に入所したとき(2011年)、
「レビー小体型認知症の方は、1人しかいない。珍しい病気なのでよくわからない」
ということを職員から言われました。

レビー小体型認知症は、認知症患者の2割を占め、アルツハイマー(5割)に次いで多い病気と言われています。(レビー小体型認知症の発見者・小阪憲司医師による。)
パーキンソン病、アルツハイマー病、うつ病(統合失調症と診断されることもあったそうです。)等と診断され、過った投薬で劇的に悪化していく患者が、全国に何人いるかと思うと、胃が引き千切られるような思いです。

詳しい症状は、専門のサイト(レビー小体型認知症ライブラリ)を見て頂ければ良いと思っていましたが、家族がすぐにレビーと気が付くように、ここにも症状を書いておきます。

幻視(幻覚)は、最も特徴的な症状です。
「それは、パーキンソン病薬の副作用です。止めれば動けなくなります」と言う医師がいますが、それを鵜呑みにしてはいけません。
母も神経内科の医師にそう言われ、症状が揃っていたのにレビー小体型認知症と診断されませんでした。
誤診が、あまりにも多いのが、この病気です。


 *** レビー小体型認知症の症状 ***

<幻視(幻覚)>  
実際にはいない人、遊ぶ子供、動物、虫、風景等が、現実と同じように見える。
自分にしか見えない幻視であることを理解していて人に(医師にも)隠す場合がある。
幻視を現実と思い(妄想)、お菓子を出す、退治するなどの行動に移す場合がある。
見間違い(ハンガーに掛けた服が人に見える等)や物が歪んで見えることもある。
医師の本人への問診では、幻視を確認できないことも多い。家族の観察と報告が大切。

<パーキンソン症状>(初期には出ない人や最期まで出ない人もいる) 
歩幅が小さくなり、すり足、すくみ足、バランスの悪さ(よく転倒)が見られる。
膝と腰を曲げたままヨタヨタと不安定に歩く。座っていても体が傾いていく。
動作が遅く少なく、表情が乏しく、筋肉や関節が固くこわばる。

<認知の変動>
時間や日により頭の回転が正常に見える時と停止したような時があり、差が激しい。

<抑うつ症状>
初期では、7割の人に憂うつな気分や自己に対する否定的な言葉が出る。

<薬物への過敏性>
薬(医師から処方されたものでも。)による激しい副作用が出やすい。
(アリセプトで興奮したり、リスパダールで歩けなくなったり、抗うつ剤で寝たきりになったりする。種類や量に注意が必要。アリセプトは、1mgなど少量なら良い効果がある人が多い)

<レム睡眠行動障害> 
睡眠中にうなされる、大声を出す、しゃべり続ける、起き上がって激しく動く、等。
最初に出る症状であることが多い。

<自律神経症状> 
起立性低血圧(立ち上がって失神する等)、便秘、尿失禁など多様な症状が出る。

<記憶障害>
物忘れは、初期にはほとんど目立たないタイプと初期から強く出るタイプがある。
(多くの患者にアルツハイマー型の記憶障害が出る。物忘れがない患者は、少数。)
病識(自分のミスを覚えていて、自分は変だと自覚している。)は、ある場合が多い。

(出典:小阪憲司著「レビー小体型認知症の介護がわかるガイドブック」より。
分かりやすいように若干表現を変えたり、私が書き加えた部分があります。
症状は、個人差が大変大きく、一人ひとり異なります。
私は、医療関係者ではありませんが、記事は正確であるよう裏付けを取っています。)

(2)に続く。
<関連記事>
*「完全版:レビー小体型認知症の全症状 詳しい説明リンク集
*「「どうやってレビー小体型認知症と知るか」(更に詳しい症状)
*「病気を知って家族を守ろう」(「レビー小体型認知症の診断基準」へのリンクあり)

P1040663.jpg
珍しいタイプの山茶花(サザンカ)?

レビー小体型認知症の症状と誤診の多さ(1)

数ヶ月前、ある介護職員がツイッターに書いていました。
「今まで500人以上を介護してきたが、レビー小体型認知症と診断された人は、1人もいなかった。それは、この地域にレビーを診断できる病院がないということか?」

それを読んだとき、叫びたくなりました。
大都市は違うと思いたいですが、私の郷里(小さくはない地方都市)でもそれが変わらぬ現実です。

母が、規模の大きい特別養護老人ホーム(特養)に入所したとき(2011年)、
「レビー小体型認知症の方は、1人しかいない。珍しい病気なのでよくわからない」
ということを職員から言われました。

レビー小体型認知症は、認知症患者の2割を占め、アルツハイマー(5割)に次いで多い病気と言われています。(レビー小体型認知症の発見者・小阪憲司医師による。)
パーキンソン病、アルツハイマー病、うつ病(統合失調症と診断されることもあったそうです。)等と診断され、過った投薬で劇的に悪化していく患者が、全国に何人いるかと思うと、胃が引き千切られるような思いです。

詳しい症状は、専門のサイト(レビー小体型認知症ライブラリ)を見て頂ければ良いと思っていましたが、家族がすぐにレビーと気が付くように、ここにも症状を書いておきます。

幻視(幻覚)は、最も特徴的な症状です。
「それは、パーキンソン病薬の副作用です。止めれば動けなくなります」と言う医師がいますが、それを鵜呑みにしてはいけません。
母も神経内科の医師にそう言われ、症状が揃っていたのにレビー小体型認知症と診断されませんでした。
誤診が、あまりにも多いのが、この病気です。


 *** レビー小体型認知症の症状 ***

<幻視(幻覚)>  
実際にはいない人、遊ぶ子供、動物、虫、風景等が、現実と同じように見える。
自分にしか見えない幻視であることを理解していて人に(医師にも)隠す場合がある。
幻視を現実と思い(妄想)、お菓子を出す、退治するなどの行動に移す場合がある。
見間違い(ハンガーに掛けた服が人に見える等)や物が歪んで見えることもある。
医師の本人への問診では、幻視を確認できないことも多い。家族の観察と報告が大切。

<パーキンソン症状>(初期には出ない人や最期まで出ない人もいる) 
歩幅が小さくなり、すり足、すくみ足、バランスの悪さ(よく転倒)が見られる。
膝と腰を曲げたままヨタヨタと不安定に歩く。座っていても体が傾いていく。
動作が遅く少なく、表情が乏しく、筋肉や関節が固くこわばる。

<認知の変動>
時間や日により頭の回転が正常に見える時と停止したような時があり、差が激しい。

<抑うつ症状>
初期では、7割の人に憂うつな気分や自己に対する否定的な言葉が出る。

<薬物への過敏性>
薬(医師から処方されたものでも。)による激しい副作用が出やすい。
(アリセプトで興奮したり、リスパダールで歩けなくなったり、抗うつ剤で寝たきりになったりする。種類や量に注意が必要。アリセプトは、1mgなど少量なら良い効果がある人が多い)

<レム睡眠行動障害> 
睡眠中にうなされる、大声を出す、しゃべり続ける、起き上がって激しく動く、等。
最初に出る症状であることが多い。

<自律神経症状> 
起立性低血圧(立ち上がって失神する等)、便秘、尿失禁など多様な症状が出る。

<記憶障害>
物忘れは、初期にはほとんど目立たないタイプと初期から強く出るタイプがある。
(多くの患者にアルツハイマー型の記憶障害が出る。物忘れがない患者は、少数。)
病識(自分のミスを覚えていて、自分は変だと自覚している。)は、ある場合が多い。

(出典:小阪憲司著「レビー小体型認知症の介護がわかるガイドブック」より。
分かりやすいように若干表現を変えたり、私が書き加えた部分があります。
症状は、個人差が大変大きく、一人ひとり異なります。
私は、医療関係者ではありませんが、記事は正確であるよう裏付けを取っています。)

(2)に続く。
<関連記事>
*「症状集(完全版)非常に詳しいです。
*「「どうやってレビー小体型認知症と知るか」(更に詳しい症状)

P1040663.jpg
珍しいタイプの山茶花(サザンカ)?

1月の帰省3日目(1)安全性の証明

この記事はブロとも、もしくはパスワードを知っている方のみ閲覧できます
パスワード入力
ブロとも申請

1月の帰省2日目(2)問題

この記事はブロとも、もしくはパスワードを知っている方のみ閲覧できます
パスワード入力
ブロとも申請

1月の帰省2日目(1)「ごめんね」

この記事はブロとも、もしくはパスワードを知っている方のみ閲覧できます
パスワード入力
ブロとも申請

むち打ち・腰痛・膝痛・五十肩と運動

11月にむち打ちになってから、まだ若干の影響があって整骨院に通っています。
とても腕の良い先生で、今まで色々教えて頂いたので、それを書いておきます。

この先生は、むち打ちでも腰痛でも膝痛でも五十肩でも、炎症が治まり回復期に入ったら「積極的に運動することでしか治らない」と力説します。
筋肉だけが、コルセットやサポーターの役割をしてくれるそうです。
「痛いから動かない→筋肉が衰える→痛みが増す」の悪循環は避けなければいけないと言います。

運動に決まりはないのですが、私が「スロージョギングをしている」と言うと、「理想的な運動だ」と誉めてくれました。

理想的だという理由としては、以下の4点を説明されました。

1. 体(心臓・肺・膝・腰など)への負担が小さい割には、運動量がかなり多い。
  (田中宏暁教授によると、消費カロリーは、ウォーキングの2倍。)
2. 全身を無理なくバランス良く使う。(腹筋・背筋・腕・肩の筋肉も)
3. 体の上下運動は、骨を強化する効果が高い。
4. 運動強度(スピードと時間)を自分で自由に調整できる。

追記:NHKテレビ体操も回復期には良いと言われました。
ラジオ体操第1第2は、こちらのYouTubeで。


  <むち打ち(首の捻挫)>

どんなに軽いむち打ちの場合でも骨に若干のズレや歪みが起こる。
(レントゲンには写らない。)
軽いからと放置して置くとそのまま固まってしまい、その後ずっと続く肩こり、腰痛、頭痛などの原因になる。
ズレや歪みを治せば完治し、その後に影響はない。
回復期に入ったらスロージョギングなどでどんどん体を動かすことがとても大切。
しばらく使わなかった首、肩、背中などの筋肉は、衰えているので疲れやすくなっているが、どんどん使わないと回復しない。
疲れは、整骨院でのマッサージで取れる。

  <加齢による腰痛>

骨や軟骨の劣化は、全ての人に起こり、避けられない。
グルサコミン、コンドロイチンといったサプリメントも宣伝されているような大きな効果はない。
腹筋と足の筋肉を日頃から鍛え続けておくことが、唯一の予防になる。

  <四十肩 五十肩>

原因不明。治るまでの期間は、個人差が大きい。
数ヶ月で治る人も中にはいるが、整骨院で治療して1年位かかる人が多い。
治療しない場合は、数年かかることもある。

痛みの強い時期は、炎症があるので積極的には動かせないが、そんな時でもスロージョギングは、とても良い効果があるはず。
腕を無理なく振ることで、肩回りの筋肉が衰えることを防ぐことができる。

自分で少し動かしてみて、その後、痛みが増すようならまだ無理してはいけない時期。
動かした時はかなり痛くても、その後、少し動きが良くなったと思うようなら回復期。
回復期に入ったら、痛みを我慢して積極的に肩を動かし筋肉を鍛えること。


*スロージョギングの走り方や効果などを書いた今までの記事は、こちら。

P1040661.jpg
スイセン(水仙)
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR