母と父の今までの経過(病状と治療)

母(レビー)と父(ピック病)の今までの経過をごく簡単にまとめてみました。
新設カテゴリの中に入れておきます。
症状だけを書き出すと、悪いことの方が多いですね。
でもそんな中にも喜び合うこと、笑い合うこと、幸せを噛みしめることが多々ありました。

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母は、パーキンソン症状が、初期から強く出るタイプのレビー小体型認知症です。
5年以上、パーキンソン病と誤診されていました。

レビーには大きく2種類があると「レビー小体型認知症の介護がわかるガイドブック」(小阪憲司・羽田野政治著)P16に書かれています。

 *高齢(発症平均年齢70歳位)で記憶障害(もの忘れ)から始まるタイプ。
 (その内、約3割の人には、亡くなるまでパーキンソン症状が出ない。)

 *40歳位で80%がパーキンソン症状で始まるタイプ。


母は、この2つのタイプには当てはまりません。
「レビー小体型認知症の症状」には、すべて当てはまっています。

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父は、ピック病と診断されましたが、ピック病の典型例ではありません。
アルツハイマー病に近いと感じています。
ピック病の症状については、左下のカテゴリにある「ピック病について」を参考にして下さい。

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注意:レビー小体型認知症は、薬に対する反応(効果・副作用)の個人差が非常に大きい
   のが特徴です。処方は、一人ひとり違います。

   詳細は「治療に関して介護家族ができること」を。

・・2005年11月・・母67才
母に出た様々な初期症状は、主に、小刻み歩行(パーキンソン症状)、時々頭の回転が極端に遅くなる(認知の変動)、幻覚(幻視)、抑うつ。それ以前から夜中に叫んだり暴れたりすること(レム睡眠障害)があった。
パーキンソン病と診断(誤診)される。

・・2009年年末まで・・母71才
母、要支援2。
通所リハビリで皆を明るくすることが生き甲斐。
頭の回転も動きも鈍化激しいが、なんとか家事をし家族3人で生活。
私の幻視を見て、初めて布団を敷く。(幻視を現実と判断して行動を起こし始める。

・・2010年1~2月・・
母、幻視を見て、話しかけたり、食事を作ろうとしたりすることが、どんどん増える。

・・2010年3月・・母71才
母、恐らく薬の飲み忘れによって寝込む、失禁する、頻繁に転倒を繰り返す。
幻視によって初めて錯乱状態になる。

・・2010年4月・・母71才
母、オムツをして寝たきりになる。
腰椎圧迫骨折がわかり、入院。大手術2回。
認知症症状が一気に進み、せん妄状態続く。

・・2010年5月(入院中)・・母71才、父74才
母、人事異動で主治医が変わり、初めてレビー小体型認知症と診断
幻視を減らすためと処方されたリスパダールで歩行困難になる。
感情失禁(泣いたり怒ったり。)激しい。

・・2010年6月(入院中)・・このブログを始める。
母、夜間せん妄でベッドから落ちたり、便の付いたオムツを投げたりする。
父の物忘れのひどさに初めて気付くが、ストレスによるものだろうと思う。

・・2010年7月(入院中)・・母71才、父74才
母、感情失禁。暴言物取られ妄想始まる。毎日家に帰るとごねる。
ケアマネに自宅介護は無理と言われ、施設を探し始める。
抑肝散を初めて処方され、幻視激減する。妄想も減る。
退院。自宅介護始まるが、夜間せん妄で介護者(父、私)眠れず。
父の物忘れ、さらにひどくなる。
(兄、薬の管理されず、倒れ、歯を折る。)

・・2010年8月・・母71才、父74才
母、新しい病院で初診。
アリセプト、ベンザリンなど初めて処方されるが、改善せず。
母、デイサービス、ショートステイ拒否。
夜間せん妄。感情失禁、便失禁ひどい。
腰椎圧迫骨折で再び2週間入院。
父、記憶障害、怒りっぽさ、猜疑心、判断力低下など異常。
父の認知症を確信。父、受診拒否。
27日、母、グループホームに入所
(兄、再び倒れ、鼻を折る。電話に初めて出る。ショートステイの日数伸ばす。)

・・2010月9月・・母72才、父74才
父、無口になる。ピック病と診断。父、拒絶。治療なし。
父、要支援2と認定される。支援拒否。
母、新しい病院で2度目の受診。
セロクエルを処方される。両親共フェルガード(サプリメント)飲み始める。
母、認知機能は上がるが、悲観的なことを言い家族を困らせる。
母、嫉妬妄想、感情失禁。
母、猿のぬいぐるみを生きた猿として可愛がり始める。

・・2010年10月・・母72才、父74才
母、訪問リハビリ開始。
再び主治医を変え、両親初診。
母、サアミオン、ニコリン、フェルガードを止める。
認知機能は落ちるが、精神的に落ち着く。
父、先月よりは落ち着くが、違和感は続く。

・・2010月11月・・母72才、父75才
母、セロクエルを止める。
フェルガードを再び飲み始める。
母、笑わない。父、さらに落ち着く。

・・2010月12月・・
母、抑うつ状態になる(特に夜間)。セロクエルを戻す。
父、さらに落ち着く。

・・2011年1月・・母72才、父75才
母、今までで一番頭が、しっかりしている。
母、フェルガードをフェルガードハーフに変える。
父も明るくなり、異常(怒りっぽさ等)を感じなくなる。
記憶障害、判断力の低下は変わらない。

・・2011年2月・・
母、抑うつ、興奮(攻撃性)出る。アリセプト2.5mgを1mgに減量。
多少改善された印象。
申し込んだ特養(特別養護老人ホーム)から順番が来たと連絡を受けるが、リハビリの問題などあり、色々調べた結果断る。

・・2011年3月・・私、地震の影響で帰省できず。
母、妄想ひどく、せん妄状態かと思われる時がある。
アリセプトは1mgのまま続行。
母の白内障、手術を勧められるレベルに。
母、腰椎圧迫骨折。母、葛藤の末、寝たきりになる。

・・2011年4月・・子供と帰省
母、腰椎圧迫骨折の痛みが治まると精神的に落ち着く。
認知機能落ち、自分がどこに居るのかわからなくなる。
幻視、妄想はひどいが、抑うつ症状と感情失禁はなくなり穏やかになる。
薬はそのまま。
父、2度目の介護認定調査。支援2のまま。1晩に風呂に2回入る。

・・2011年5月・・
母、認知機能大きく落ち、自分の状態がわからなくなる。
波が大きいが、先月よりは落ち着いている時が多い(?)。
幻視、妄想ひどくなる。頑固にもなる。
夜はなぜか眠るようになる。
薬、そのまま。

・・2011年6月・・
グループホームでは、入浴できないため、もう衛生を保てないと言われる。
母、さらに認知機能落ち、会話が難しくなってくる。
一口大に切った普通食を全介助で完食し、夜も眠るが幻視、妄想さらにひどい。
飲み込みは悪くない。
薬、そのまま。

・・2011年7月・・
特養入所。3が月ぶりに入浴再開。
訪問リハビリなくなる。
要介護5に認定。
ドロドロの刻み食を嫌い、一時、飲食、服薬の拒否。
特養の主治医からは、パーキンソンの末期と言われる。
認知機能さらに落ち、波が激しいが、
「もう何もできなくなった。私のために何もしてくれなくていい」
と言う時もある。

*ここで書く気力を失い、そのままになってしまっていました。
母は、その後、要介護4に回復。(イスにつかまって自力で5秒程度立つまでに)
嚥下障害もなく、車いすに座って、介助なしで食事をしています。

2013年、すっかり落ち着き、認知機能も回復し、私とは、普通に会話ができるようになりました。
薬を飲んだからではなく、むしろ更に薬を減らしたこと、環境に慣れたこと、特養のスタッフの努力、父も対応がうまくなったこと等の理由が考えられます。

睡眠薬(睡眠導入剤)を止めてからは、手の動きがとても良くなり、明るくなりました。
目立たなかった記憶障害は、少しづつ進んでいますが、いつも家族を気使い、労い、病前のままの優しい母に戻りました。

P1010719.jpg




tag : レビー小体型認知症 ピック病 認知症 症状 せん妄 リスパダール フェルガード

プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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