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嗅覚でパーキンソン病患者の認知症発症を予測

2012年3月2日に「嗅覚でパーキンソン病患者の認知症発症を予測できる」というニュースが、共同通信から発表されました。

記事の中の「パーキンソン病患者が発症しやすい認知症」とは、レビー小体型認知症か、アルツハイマー型認知症も含まれるのかと東北大学に質問し、回答を頂きました。

「パーキンソン病認知症とレビー小体型認知症は経過が違い、これまでは、違う病気であるという考え方が一般的でした。しかし本質的には同じではないかという認識が、近年広がってきています。アルツハイマー病とは違う病気ですが、高齢者では、両方の病理変化がしばしば混在します」(東北大学研究者)

東北大学のプレスリリース「嗅覚検査によってパーキンソン病における認知症発症を予測 ―重度嗅覚障害はパーキンソン病に伴う認知症の前駆症状である―」全文は、こちら。
(東北大学大学院医学系研究科神経内科学分野の武田篤准教授、馬場徹医師らのグループによる研究結果)

アルツハイマーの患者の嗅覚に、ごく初期から異常が出るというニュースは、2010年の夏に読みました。
匂い(臭い)がわからなくなると共に味覚も変わり、それまで好きだった食べ物を食べなくなるということも介護家族からは、よく聞きます。
(うつ病でもごく初期から味覚が変わることがあります。)


以下、青字部分は、ニュース原文通り。

   < 嗅覚検査で認知症早期診断 パーキンソン病患者に >

東北大の武田篤准教授(神経内科学)の研究グループが、パーキンソン病患者が発症しやすい認知症について、嗅覚検査で早期診断できることを突き止め、2日までに国際科学誌で発表した。研究グループは「パーキンソン病患者の認知症の早期治療が可能になる」としている。

パーキンソン病は脳のドーパミン神経細胞が減ることで、震えや体のこわばりなどが起こる難病。高い確率で認知症も発症。

研究グループは09年から、パーキンソン病患者で認知症を発症してない44人に12の臭いを識別する検査を実施。このうち重度の嗅覚障害の10人に認知症が出た。嗅覚障害がなかった人は発症しなかった。

2012/03/02 20:57 【共同通信】

追記)アルツハイマー型認知症でも臭覚低下があります詳細

追記)レビー小体型認知症で臭覚低下を語る患者本人の体験談こちら

追記)馬場徹氏の論文全文→こちら
  パーキンソン病患者の80%には(長期的には)認知症が現れると書かれています。

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P1040785.jpg
ラナンキュラス
(花金鳳花。ハナキンポウゲ)
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花の名前

ラナンキュラスです。

kimiさん  

いつもありがとうございます。
「季節の花300」には、ラナンンキュラスのラナは、ラテン語で蛙のことだと書いてありました。蛙の多い所に咲く花だからと。
本当かな?
ラナって「未来少年コナン」のヒロインの名前ですよね?
知り合いにもラナちゃんが居て、本当ならちょっとショック。

No title

九州の久山町の調査では、
レビー小体型認知症の方の2/3は、アルツハイマーが合併していることが明らかになりました。
逆に、アルツハイマーの方の4割がレビーを合併していることが判りました。
この様に、アルツハイマーとレビーは多くの患者に併存しています。
基本的にアルツハイマーの方は、認知症が発症する前から臭覚障害を持っていると言われています。

河野先生の講演会で、パーキンソン病の方で、認知症のないかたは、レビー小体が中脳の黒質領域など限られた範囲に限局しているが、認知症を合併した方は、大脳にもレビー小体を認めたと、かなりの数の剖検所見に基づく報告を、引用されていました。

久山町で脳血管性認知症に分類された方でも、大部分の方はアルツハイマー性の変化を軽度ながら持っていたはずです。そう考えると、認知症の多くの方は、軽度のアルツハイマー型変化を持っていると考えられますので、認知症があれば臭覚障害を持っていてもおかしくないと思われます。

今回の東北大学の研究は、ある意味当然の結果と言えると私は考えます。これらの方の病理学的変化が判明すれば、レビーとパーキンソンの関係・レビーとアルツハイマーの関係がより明らかにされるのでは無いかと思います。

アルツハイマー病について

>「パーキンソン病認知症とレビー小体型認知症は経過が違い、
>これまでは、違う病気であるという考え方が一般的でした。
>しかし本質的には同じではないかという認識が、
>近年広がってきています。
>アルツハイマー病とは違う病気ですが、高齢者では、
>両方の病理変化がしばしば混在します」

ここでアルツハイマー病と言う言葉が使われていますが、文意から若年性アルツハイマーを指していると考えて良いと思います。
認知症の頻度は、40~60歳代に小さな山があり、その後高齢者(おおむね80歳以上)で増えていきます。その両者の間で発生率がさがります。高齢者の認知症の危険因子として現在認められているのは、生活習慣病です。高血圧・高脂血症・糖尿病などですが、これらは動脈硬化を引き起こし、脳梗塞・心筋梗塞などの原因に成ります。糖尿病は、動脈硬化を介さない障害もあり、最近認知症の危険因子として盛んに論議されるように成ってきています。久山町の調査でも、他の認知症との合併を含め脳血管性認知症(動脈硬化で起こる)が4割強と成っています。
ここで問題になるのが脳血管性認知症なのです。動脈硬化による脳梗塞や脳出血がある程度多い方を脳血管性認知症と分類していると思われます。その程度が軽い場合は脳血管性認知症と言う診断をしていないとすると、動脈硬化により小さな脳梗塞がある方の割合は、可なり高いと思われます。脳血管性認知症の場合、障害れた部位の解析により、認知症を起こす責任部位が確定できる可能性があるのですが、いまだにそのような報告はありません。
そのように考えていくと、何らかの原因により神経細胞に障害がおこった場合、
「動脈硬化が強い方ほど進行が早い。」
「脳の領域により細胞内の変化が違う。」
と考えると、この文章の中のアルツハイマーやレビーなどは、本質的に同じだと言う発言が理解できるのでは無いのでしょうか?
上記の考えはあくまでも仮説ですが、「動脈硬化が強い方ほど進行が早い。」と言うのは、間違い無いと私は考えています。

一番最初に東北大学の研究者がかかれた、文に関しては、わたしも河野先生も同じ考えに成ってきています。
ただ臨床的な病形により、薬剤に退位する反応性が違いますので、そういう点では、アルツハイマー・ピック・レビー・意味性認知症等の区別にこだわっていますが、病理的な変化はあまり気にしないほうが良いと言う考えに成っています。

hokehoke先生

詳しい情報をありがとうございます。

九州の久山町の大規模調査結果をご存じない方は、こちらを。
http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-entry-627.html

hokehoke先生も書かれている様々な研究が進まない(或は、行われることすらない)のは、膨大な時間、労力、費用が掛かるのに、それに見合う見返りがないので誰もやらない、やりたくてもやる余裕がないということでしょうか。

介護家族なら経験的に誰でも知っているだろう臭覚異常1つとっても、それを数値で表して証明するのは、大変なことなのだとわかります。
介護家族の様々な経験をデータベース化できれば、とても役立つのではないかとずっと思っているのですが・・。

No title

少しずつ暖かくなりましたね。


「 動脈硬化が強い人ほど進行が早い」


あっという間に進行して亡くなった父はいわゆる生活習慣病を
引き起こすであろう要素はすべて問題ありませんでした。

体調を崩し始める前までは、コレステロール値も下限ぎりぎり、
血糖値は食後二時間位後の数値でほとんど100
を超えるようなことはなく、血圧も現在の基準ならおそらく降圧剤
は処方されていなかったと思いますが、心房細動を予防する目的もあって
毎日一錠飲んでいました。
もちろん中性脂肪も基準内でした。

若いころからそんな感じでした。ただ70才になるころまで、喫煙はして
いたのでその影響がないとは言えないとは思いますが。

最近思うことは、体の中の動脈硬化と脳の中で起こる血管の変化や血流は同列
に考えるべきではないのかと。
いくら普通の検診で年相応で問題ありませんと言われても、脳のなかの動脈硬化は
少し違うメカニズムではないのかと疑っています。

もっともっと色々なことがわかるようになるといいなと思います。

ちなみに父に嗅覚障害があったかどうかはわかりません。
あったとしてもよほどひどくなければ気にしないタイプの人だったので。

zzzさん

貴重なコメント、ありがとうございました。
原因を知りたいと思うお気持ちは、多くの方が抱くと思います。
医師から納得のいく説明をして欲しいと思ってしまいますよね。

これは、このコメントを読む他の方々のために書きますが、レビー小体型認知症の方が、急激に悪くなった時は、薬の副作用が考えられます。
しかしこうした副作用は、一度出ると、薬を止めても簡単に消えないと言われています。
レビー小体型認知症の恐ろしいところです。

脳のことは、まだまだわからないことの方がずっと多いのだと思います。
どんどん研究が進み、認知症の予防や根本的な治療ができるようになることを切望します。

私の父は、ひどい臭覚異常がありますが、本人は、全く気付いてもいませんし、気にすらしていません。
他の人が感じない悪臭を感じれば気にするでしょうが、その逆の場合は、「気付かない。気にしない」という方の方が多いかも知れませんね。
女性の方が、料理などの家事をしていて「変だ」と気が付くことが多いのではないかと想像しますが、どうでしょう?

No title

いつからか分かりませんが、私が物心ついた時から伯母(故人)は殆ど嗅覚がありませんでした。遊びにいくと料理を「これどんな香りか嗅いでみて」と言われました。でも、すごく美味しい料理を作る人で、いつも不思議でした。そういう人は認知症の前判断が難しいですね。

嗅覚は最も原始的な感覚です。我々の祖先は夜行性で、視覚よりも聴覚と嗅覚に頼って敵の存在や餌の在処を把握していました。ですから、齧歯類を代表として殆どのほ乳類は鼻が顔の一番前に出て、目は小さく後ろについているのです。

また、嗅覚は記憶とも結びついています。ある臭いで古い記憶を呼び覚まされて、郷愁にかられた経験はきっと誰もがあると思います。例えば夕餉のカレーの香りとか・・

ところで、動脈硬化というのはコレステロールが血管の壁にはり付いて、血流が細るんですよね?しかし、コレステロールは血管の壁の強度を保つ補強材の役目もあります。コレステロールが少なすぎると、内部の圧力に耐えられずに壁が破損する恐れも・・
うちの義母は体脂肪が少なく、必要のない増血剤を飲み、夫のストレスを常に受け、10年に一度の鬼の居ぬ間に酒をきこしめしたのが50代で脳梗塞になった原因だと思います。(台風が来てたという外的要因もあるかと思いますが)

ストレスが血圧だけでなく、実際に中性脂肪を増やし、血糖値を上げ、心筋梗塞を起こすことが、マウスの実験で確認されたそうですね。犬も神経質なものはそうでないのに比べて寿命が短いそうです。

ストレスと病気

確認が取れていませんが、「ストレスが骨粗鬆症の原因になる」と書かれたものも読みました。
ストレスというのは、まだ科学ではわかっていない猛毒作用があるように思います。
友人のお子さんが、重度の心身の障害を持っているのですが、同じ境遇のご両親たちが、高率で病気になったり、若くして亡くなったりしていると聞きました。
私の母も私が子供の頃から難病を次々と発症していたので、それを思わずにはいられませんでした。
ストレス・マネージメント(緩和・解消)は、全国民の重要な差し迫った課題だと思います。

嗅覚のないパーキンソン症

2012年に、便秘、頻尿、睡眠時に、怒鳴ったり、恐怖の声、左手には軽い振戦がありました。2013年、検査入院で、パーキンソン症の診断になりました。
その時、嗅覚が100%ないこともわかりました。

夫は、仕事をしていることもあり、(副作用) 薬を拒否して。現在に至ってます。
アメリカより、グルタチオンを取り寄せ、また、高濃度の点滴も、週一回しています。

記憶障害も少しでていたので、
認知症にならないことが、一番と、文献(楢林賞)をみて思いました。が、アリセプト等の治療薬には、疑問があり、アセチルコリン神経系の低下には、卵黄コリン(ビタミン12を含む)、レシチンが良いのでは、また、ビタミンEを6000、アミノ酸BCAA、
タミンCの高濃度点滴をして、現在に至ってます。
:
:左手の振戦は残ってますが、その他は、かなり改善しております。認知もなく、悪い夢もみません。嗅覚は、少し分かるようになりました。
PDからPDDに移行しないようにが、今一番の目標になってます。
夫、70代、現役で仕事をしております。2014年12月4日

華子さま

初めまして、このブログを書いていますしばです。
コメントありがとうございました。
改善されているとのこと、何よりです。

グルタチオン点滴は、現在は、日本でも治療に使っている病院が増えているようです。(検索で出て来ます。)

夢を見て(悪夢が多いが楽しい夢もある。)叫んだり、夢の通りに激しく動く(ベッドから飛び降りる、隣に寝ている配偶者に殴りかかる)のは、「レム睡眠行動障害」(最近違う呼び方も見ました。)と呼び、発症前から病気初期に多く見られると言われています。
(発現時期や幅には、大きな個人差があります。)

2年前から症状が目立ってきたとのことですが、それ以前に気づいたことが何かあれば、教えて頂けますでしょうか?

手の震えが起こる前に、ひどく肩や首がこるとか、体がこわばるとか、ずっとあぐらをかいていた後、歩きだす時に最初の数歩が上手く歩けない等の変化はありましたか?
或は、体の左側に原因不明の痛みが出たとか?

個人的に発症前のサインに関心があります。

最後に、「認知症」という言葉ですが、これは、一般に信じられているように知能全般がダメになるという訳ではありません。
少し記憶障害が強くなったり、少し注意力低下が強くなる時が増える等といったことで、知性や思考力がなくなってしまう訳ではないです。

ですから過度に「認知症」を怖れる必要は、ないと思います。
「認知症になったら大変!終わり!」と思うことで生まれるストレスが、病気を悪化させるということもありえます。

ご主人様が、これからも長くお元気で、お仕事を続けていかれますように心から祈っています。

パーキンソン病と認知症の関係

華子さんのコメントで、PD(パーキンソン病)と PDD(認知症を伴うパーキンソン病)という言葉を見て、最新の本で再び確認してみました。

レビー小体型認知症の診断と治療 〜臨床医のためのオールカラー実践ガイド〜」 小阪憲司他の共著(2014年11月1日発行)
には、PDDのほぼすべてはレビー小体型認知症であると書かれています。

コウノメソッドでみる 認知症Q&A河野和彦著(2014年12月5日発行)
には、レビー小体型認知症とPDDを薬剤過敏性の有無で区別すると書かれています。

薬への反応(効果も副作用も)が大きい場合はレビー小体型認知症
それがなければ、「認知症を伴うパーキンソン病」という解釈です。

小阪医師もレビー小体型認知症とパーキンソン病の違いは、薬剤過敏性の有無と過去の著書で書いていますから、パーキンソン病の方が、高齢となり、アルツハイマー型認知症を発症しても薬剤過敏性は出ないだろうと、私も素人ながら想像します。

薬剤過敏性は、レビー小体型認知症の大きな特徴だというのですから
私は、もっとこれを全国民が知るべき常識として広めなければいけないと思います。

パーキンソン病、うつ病、統合失調症、アルツハイマー病などと診断を受けた方々が、治療によって強い副作用が出た時、医師も家族も、すぐに「もしかしたらレビー小体型認知症かも知れない!」と思って気を付ければ、治療によって悪化するという悲劇は減っていくはずです。

現実には、医療関係者でも薬剤過敏性を知らない方が大勢いるので、
悪化すると「認知症が進行した」と、更に薬を増量したり、抗精神病薬を処方して取り返しがつかないまでに悪化させるということが絶えません。

No title

しばさん、こんにちは! お久し振りです!

レビー小体病と、PD(パーキンソン病)と PDD(認知症を伴うパーキンソン病)の違いに関して、未だによく把握できません。

最近、夫の病名について主治医に伺ったところ、
PDDと言われました。
夫は10年ほど前にPDとの診断を受けていましたが、
2年ほど前にレビー小体病と言われ(今の主治医に)
現在は、薬剤過敏がないのでPDDという事のようです。

ところで認知症を伴うパーキンソン病の場合、
アルツハイマーの症状とは異なりますよね。

この呼び方もややこしいですね。
あたかも、アルツハイマーとパーキンソンが一緒になったような印象があります。

夫は記憶はかなりしっかりしています。
長谷川式でぎりぎりでひっかかりません。
しかし、認知の変動はあり、オフになると、何を話しかけても通じません。(しかし、これは認知症と言うよりせん妄ですね。)

先日は一人でパソコン開けて、紅白の出場者をチェックしていました!


認知症を伴うパーキンソン病というのが
今一つ、ピンときません。

確かにパーキンソン病の方を見ていると、夫より
ずっとしっかりしているような印象があります。
パーキンソンの方は、ぼーっとしたところがありません。

ずっと病と付き合っているうちに
なんだか分からなくなってきてしまいました~(笑)

病名はどちらでもよいと思いつつ、やはり気になる。

嗅覚に関しては、そう言えば、夫は若い頃から
「自分は鼻が悪くて臭いが良く分からない」と
言っていました。

逆に、今は幻臭があって、焦げ臭い等、いいます。

不思議な病気ですね。



病気の定義は、医師も不明確

コメント、とてもうれしいです。ありがとうございます。

>レビー小体病と、PD(パーキンソン病)と PDD(認知症を伴うパーキンソン病)
>の違いに関して、未だによく把握できません。

これは、医師も全く同じです。
違いが分からないという医師が殆どで、
小阪医師は「みんなレビー」と言い、神経内科医は「みんなPDD」と言います。
現在、納得できる明確な定義はありません

>ところで「認知症を伴うパーキンソン病」の場合、
>アルツハイマーの症状とは異なりますよね。

パーキンソン病の方が、加齢に伴ってアルツハイマー型認知症を発症することもあると聞きました。脳で出血が起これば、脳血管性認知症を発症することになります。

(脳血管性認知症は、障害であり、認知症ではないと主張する医師もいます。)

>夫は、記憶は、かなりしっかりしています。
>長谷川式で、ぎりぎりで、ひっかかりません。
>しかし、認知の変動はあり、オフになると、何を話しかけても通じませ>ん。(しかし、これは認知症と言うよりせん妄ですね。)

私は医師ではないので、何とも言えませんが、それが、「レビーらしさ」、レビー小体型認知症の特徴と感じています。

レビー小体型認知症の特徴とされる「認知の変動」がどういうものなのかも正確な定義を見た事がありません。
私は、せん妄(或は、一時的な意識障害)に近いものという印象を持っています。

>確かにパーキンソン病の方を見ていると、夫より
>ずっとしっかりしているような印象があります。
>パーキンソンの方は、ぼーっとしたところがありません。

私は、テレビでパーキンソン病の方が(薬で改善して)スタスタ歩かれている映像を見て、母と根本的に違うと感じました。
母は、パーキンソン病と診断されて治療をしていましたが、
あんな風に、歩行が改善されたことは、1度もなく
逆に、急激に認知機能が落ちていきました
今、思えば、それは、レビーに抗パーキンソン病薬だけを与えていた「副作用」だったのだと思います。
5〜8年前のことですが、現在の母の方が、ずっとシャキシャキ普通に会話できますから。

>ずっと病と付き合っているうちに
>なんだか分からなくなってきてしまいました~(笑)

私もずっと調べている内に、レビー小体型認知症という病気の定義への
疑いをどんどん深めてきています。

小阪医師は、「認知症である」ということを常に強調されます。
しかし私の母を見ていても、多くの方の体験談を伺っていても、
記憶障害がほとんどない
「”認知の変動”の時だけは、認知症っぽくなるけれども、
それ以外の時は正常」という方が少なくないんです。
初期だけでなく、かなり病気が進行した方でもそうです。

この矛盾は、医師からも上がっています。

認知症は、脳の器質的変化(脳細胞の死滅等の変化)によって起こる
不可逆的な(悪くなる一方で良くなることはない)変化と考えられています。
レビー小体型認知症は、その定義では、説明がつきません

薬の副作用、適切でない対応・ケアによるストレス環境によるストレス(低気圧、寒暖の差など)がなくなれば、別人のように回復するのですから。

器質的(破壊されて完全にダメになった)ではなく、
機能的(何らかの原因で一時的に上手く働かなくなった)な変化であり
それならば、レビー小体型認知症は、認知症とは呼べません

長くなるので詳しくは書きませんが、若年性アルツハイマー型認知症も今までの認知症の定義では適切でないと、今は、思っています。

嗅覚に関しては、そう言えば、夫は若い頃から
>「自分は鼻が悪くて臭いが良く分からない」と言っていました。
>逆に、今は幻臭があって、焦げ臭い等、いいます。

臭覚低下は、認知症の前ぶれというのですが、外国人の書いた脳科学の本を読むと
パーキンソン病患者には、臭覚低下が見られる」と書かれています。
(数回見ました。)

人は、視覚を失うと幻視が、聴覚を失うと幻聴が、臭覚を失うと幻臭が、発生しやすいと、色々な本で読んだことがあります。
(オリヴァー・サックス著「見てしまう人びと —幻覚の脳科学—」など。
は、自ら幻を作ってまで、その感覚刺激を求めると書かれていました。)
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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